ロボ化が進む右足
まだ治癒に時間がかかりそうな左足首の複雑骨折(2本)は放っておくとして、先週右足のギブスが取れ、キネ(理学療法士)とのリハビリが始まりました。今週既に3回来てくれましたが主にマッサージと簡単な運動だけでまだ地面に足をつけるとことまではいっていません。1か月半使っていなかったのでボチボチといくみたいです。
月曜日の診察のときに医師が書いた処方箋で近所の薬局までリハビリに必要なものを息子に取りに行ってもらいました。
はい、夢にまで見た!?松葉杖。もうじき久々に立てる日が来るのですね(T_T)
(目下右足だけですけど)
あとひとつは・・・
じゃじゃーん✨なんじゃこりゃ~?すぐに薬局になかったので注文していたのが一昨日来たので取りに行ってもらいました。ふわふわのスリッパみたいなのを想像していたので全然違ってびっくりしました。
履くの(付けるの)めんどくさっ💦
うわー、ひでぇ・・・
右足のギブスが取れて普通の人間に近づいたと思ったのに人造人間に逆戻りじゃないですか!?
『忠誠を誓う口づけを母上の足にする長男』・・・ではなくて、ブーツの横のボタンに「膨らませる」という英単語が書いてあり、ちっちゃい穴が2、3開いているので「ここから空気入れんの?浮き輪みたいに?」と挑戦しているところ(^^;)
そしたら違って、説明書を読むと(最初から読めよ)上の黒い丸いのを押すとポリエステルの部分に空気が入るようになってあり、下のボタンのダイヤルを回して右の部分と左の部分のどちらに空気を入れるかを選べるのでした。空気を入れることにより足がブーツ内にぴったりと固定されます。
しかし・・
変身もののロボットみたいです。こんな人歩いてたら2度見3度見されるに違いありません(^▽^;)
今週後半にまた悲しいニュースが入ってきました。グーグルがわたしの興味の対象だと理解して勝手にセレクトして出てくるニュ=スです。
「ボネット峠道路が開通」
は、早っっΣ( ̄□ ̄|||) 6月初め頃に除雪作業を終えて再開通することが多いのですが、この冬は雪が少なかったからどこも早い目のようです。
悲しいというのは、まだまだ運転も出来ないので行くことができないのが悲しいという意味です(^▽^;)
ボネット峠は標高2715mで国内3番目の標高で、南仏アルプ・ド・オート・プロヴァンス県とニースが県庁所在地のアルプ・マリチーム県の県境になります。
標高が雪深さに比例するとも限らず、ボネット峠道路は南に位置するため雪融けが他所よりも少し早いようです。例えば、サヴォア地方のグランドン峠道路は標高2000mに満たないのに先週の悪天候による積雪も影響してまだ開通していません。
ボネット峠道路は去年、一昨年と再開通直後に通過しました。雪渓が多く残る夢のように美しい景色に魅了されっぱなしでした。
特に、去年は再開通の翌日に通りました。峠道路が始まるジョジエの町。「ヨーロッパで1番高い道路」の看板が。この町までうちから4時間かかるので峠の向こうとなると最低でも2泊くらいしないと元が取れない!?遠征先です(^^;)
これは雪が少なめだった2年前の写真。
ハイキングの目的地であってもおかしくないようなきれいな湖へも車でピクニックに行けてしまいます。
これは去年来た時。次男の学校が終わるのを待って金曜午後の出発でした。
峠に近いところは雪が多すぎて座れることろがなさそうなので少し手前でピクニックにしました。これで夜の7時半くらいです。6月はとても日が長くて助かります。
開通直後の峠付近はこんな感じで雪の壁が両サイドにあることが多いです。
峠直前。大迫力の窓からの景色に興奮です。
サイクリストさん向けの峠の標識。この地方にある7つの峠を結ぶサイクリングコースがあるようです。
峠にて。去年来た時の行き(左)と帰り(右)行きは時間が遅かったこともあり、ほとんど走っている車はありませんでしたが、帰りは日曜のお昼時だったためバイカーやサイクリストさんたちをたくさん見かけました。バイクはドイツやスイスといった外国ナンバーの方が多かったです。
これは一昨年に通った時。1か月近くかけて開通直後のフランスの峠道路をキャンプしながらハシゴしているというスペイン人の兄さんと知り合いました。
しかし車の人向け?の「ここがボネット峠!」という看板はなくて、「あっちニース」「こっちジョジエ」の行き先看板しかありません。峠の標識の前で記念撮影!って思ってたら拍子抜けします(^^;)
奥の部分のてっぺんは2802mで「ヨーロッパで一番標高の高い舗装道路」となっている部分ですが(他にも「うちこそが1番」と主張する道路はいくつかあるようです)、去年も一昨年も峠道路開通直後にはまだ除雪されておらず通行止めでした。
他の峠道路と同じでサイクリストさんと多くすれ違います。右の方はキャンプをしながら回っておられるのでしょうか、ものすごい荷物(@_@) これで登っちゃうなんて信じられん体力です💦
峠から南側はメルカントゥール国立公園の境界線がすぐという風光明媚さ。
2291mの地点に面白いものがあります。19世紀から20世紀前半にかけてアルペン猟兵の駐屯地として利用されていた建物群です。廃墟となっていましたが、修復作業が行われていました。現在では工事は終わっているかもしれません。
峠道路ならではのグネグネが楽しいです。
峠道路からニース側に下りた1883mの地点にあるブジエラスという集落。秋から春にかけては道路が閉鎖されるので無人になります、ここにある相部屋式の民宿(gîteジットと呼ばれる)に2度お世話になりました。経営者ご夫妻はとても親切で以前はレストランを経営していたというだけあり食事もとっても美味しいお勧めの宿です。
最後まで目を通して下さってありがとうございます。