フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

下りもお花三昧&チーズ農協に寄り道(2018年6月)

アップしていなかった1年前のハイキング記です。モン・ぺクロ(2197m)とモン・ダルムナ(2158m)というふたつの頂上を回る高低差1500mの周回コース。お花の種類が多い時期でしたが、このエリアは特にたくさん咲いているように感じます。夏の終わりに来ても他所よりも色んな種類の花が長く咲いている印象があるのです。


食材チョイスをしくじってイマイチなランチとなったモン・ぺクロ頂上(手前から)。


こちらから下りていきます。ちょっと急な感じがしますが、前回来た時には今日と反対周りで歩いて「しまった、逆にするべきだった」と思った記憶があります。前回に登ったこちらの斜面のほうがなだらかだったはずです。


頂上を振り返って。岩場によく見られる黄色いプリムラがあちこちに咲いています。


そこそこ傾斜はあるものの、歩きやすい道です。


行きにたくさん見たグロビュレール。固まってどっさり咲いていて本当にきれい💕


残雪が所々に見られますが直に歩くことはほとんどありませんでした。でもこの1週間前には南仏の雪だらけの場所にある山小屋に1泊したし、この1週間後にも冬山となんら変わらない雪景色の中アイゼン履いてハイキングをしました( ̄▽ ̄;)


サクシフラージュ・トロンケ。


満開だとピンクのクッションのようになりますが、咲きかけのつぼみの時の濃い色も美しいです。


夏の前半によく見られるジョンシアン・プランタニエール。他のジョンシアンが群青色のことが多いのに対して薄い目の青色です。


近づきすぎてシャーっと滑り落ちないようにしましょう(^^;)


先ほどまでのような岩々はなくなりこの辺りからは完全に土というか草原になります。


ずっと曇りがちだったのが今頃になって天気が良くなってきて残念です。


夏の前半に標高のあまり高くない草原でよく見られるリス・デ・ザルプ。


アンコリ。高山植物っぽくない派手なお方です(;'∀')


野生のバラ、ロジエ・デ・ザルプ。晩秋や冬の寒々しい景色に辛うじて色を添えてくれるローズヒップになります。


そろそろ森に突入です。


ピガモン。ピカチューの仲間みたいな名前ですが…(^▽^;)


駐車場に近いこの辺りは日当たりも悪くじめじめしていてあまりお花は見られませんでした。


あ、その代わりにキノコが。初夏でもキノコって生えてるんですね。


とか思って歩いてると切り株アートのキノコが( ̄▽ ̄;)


森や山のことが学べるコーナーがありました。学校からの遠足や小さなお子さん連れで来た時に楽しめそうです。


森の部分で行きと同じ道に合流し、駐車場まで戻ってきました。おおっ、日曜だけあってかなりの車が停まっています。その割にはほとんど人にすれ違わなかったのですが、わたしが出たのは早い目だったし、他にもコースが出ているので違う方向に行った人もいるのでしょう。さて、今日はこの近くに住む友達のうちに寄る約束をしています。でもその前に・・・


久しぶりに来る農協です。最近では馴染みの農家ばかりに行っていて1年以上ご無沙汰していました。


わたしのお目当ては、このすぐ近くの山の名前が付けられた「マルジェリア」というチーズです。さっぱりと食べやすい熟成の若いものと、味わい深い熟成期間の長いものとがあります。


わたしも子供たちも濃い味のものが好みなので迷うことなく後者を購入。他にバター(フランスでは無縁が主流ですがここは珍しく有塩もある)をふたつ、以前買って美味しかった胡桃スプレッド、プレーンのものとチョコレート味のものとを二瓶ずつ、それにこの辺りの名産チーズであるトム・デ・ボージュのオリジナルオピネル(ナイフ)を買いました。あとひとつ何かの瓶(の蓋)が写ってますが、もう1年前のことなので何を買ったんだか忘れてしまいました😅多分ハチミツとかそんなもんだったような気がします。


さて、やって来たのは山友のAちゃんちです。以前はリヨンに住んでいてうちからも近かったのですが、山好きが高じてこちらに仕事を見つけてこの2か月ほど前に引っ越したばかりでした。


会うのも引っ越しのお手伝いをした2か月前以来だったので近況報告、今日歩いたハイキングコースの話をしつつ美味しいお茶とケーキ(メレンゲレモンタルトとブルーベリーとアーモンドのタルト)でおやつタイムになりました。
高低差1500mのロングコース&農協でお買い物&友達とお茶、という欲張りな日曜日でしたが、早くにうちを出たおかげで自宅には夕方6時半に帰ることができ、お父さんちから戻ってきた子供たちとゆっくりと夜を過ごすことができました。



1年前のハイキング記はこれでお終いです。
お付き合いくださってありがとうございます。

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