フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

ロータレ峠でおやつピクニック

念願のガリビエ峠道路でピクニックを楽しんだ後はドライブを続けて峠に向かい、オート・ザルプ県側に下ります。


おっと、その前に先ほどチーズを買いに寄った農協の小屋にもう一度戻ります。


ボーフォールチーズがいつも以上においしかったので、700gほどのを二切れじゃ足りない!と買い足しに戻ってきたのです(^^;) それ以外にも下の村でも1キロ以上チーズは買っているのですが、それとこれとは別です。
さっきこの駐車場から小屋に下りる急斜面で転んでしまったので次男に買いに行かせて、大人しく車で待っていることにしました。


イギリスナンバーの車が1台停まっていましたが、持ち主がチーズを買って戻ってきました。岩の上に置いたチーズにナイフを刺して撮影会です。インスタ映えを狙っているようです。続いてチーズとパンを頬張る奥さんを旦那さんがカメラで激写しまくっていました。なんだか自分を見ているようでした(;^_^A


先ほどと同じく700~800gほどのものを2枚買ってきてもらいました(#^.^#)


峠に向かって標高が上がってくるので残雪が増えてきました。


下界では猛烈な暑さでしたが、さすがにこの辺りでは風も少しあるし気持ちの良い涼しさです。お昼ご飯を食べた場所も最後には肌寒くなってきたほどでした。


峠の少し手前にトンネルがあります。峠を通らずにオート・ザルプ県側(ブリアンソン方面)へ抜けることができます。お仕事でこの道路を利用するなど峠自体に興味のない人😅が利用するようです。


間もなく峠に到着です。自転車や車、バイクが停まっています。


ガリビエ峠、2642mで国内4番目の標高の峠道路です。
サイクリストさんやバイカーさんが記念撮影をするおなじみの看板。わたし達は峠では下りずにゆっくりと素通りしました。


峠から反対側に下りていきます。サイクリストさんがどんどん登ってきます。すごい体力と根性です・・・来月に控えたツール・ド・フランスでも7月25日の行程にこの峠道路が組み入れられています。


毎回写真を撮るビューポイント。バール・デ・ゼクラン(中央)やメイジュ(右)といった4000m前後あるエクランの山々にうっとりです。


外国ナンバーのポルシェやランボルギーニがビュンビュンと駆け抜けていきました。ここに限らず有名な峠道路ではドイツやオランダ、イギリス、ベルギー、イタリア等の外国ナンバーもよく見かけます。


この辺りの景色も最高にきれくてとっても幸せそうな次男。仮免にパスした1週間後にここを走りに来た時に比べて、ギアの入れ替えタイミングも上手くなり、横でイラつくこともなくなりました😅


バイカーさん達はグループになっているときもよくあります。


だいぶ下りてきました。峠近くの荒々しい岩々ザレザレの山肌に次第と緑が戻ってきて平和な感じがする風景です。


ガリビエ峠道路の終着点、ロータレ峠がすぐそこです。建物が見えています。


ロータレ峠、2058m。年間7か月間以上雪のため閉鎖されるガリビエ峠と違って通年開通している峠です。


峠の駐車場に先ほどのランボルギーニなどが停まっていたので早速写真を撮りに行く車好きの次男。


こんな面白い車も停まっていました。除雪車と一体化気味で見にくいですが、遊園地のサーキットで乗るような可愛らしい一人用のスポーツカーでCatheram R500という車だと次男が教えてくれました。


ロータレ峠のメインの駐車場から少し下りたところにハイキングに出発する人用の小さな駐車場があります。テーブルがふたつあって便利なので時々休憩しますが、ここでおやつピクニックをして帰ることにしました。朝に寄ったパン屋さんで買ったガトー・ド・サヴォア(軽いスポンジ菓子)、クロワ・ド・サヴォアと呼ばれるカスタードクリーム入りの十字型のブリオッシュ(サヴォア地方の国旗の十字をイメージ)、シューケット(あられ糖のついた詰め物のない小さなシュー)、そしてブルーベリーとサクランボのヨーグルト。飲み物はチコリコーヒーです。


ロータレ峠周辺の草原は初夏にはお花畑のように花が咲き乱れます。わたしはまた転ぶといけないので次男に命令して写真を撮らせました。


去年6月のもう少し早い時期に通った時は白い水仙が一面に咲いていたのですが、残念ながら少し遅かったようでもうほとんど咲いていませんでした。その代わり他の色んな花が見られました。


黄色い真ん丸のトロールもわたしの大好きなお花です(*´▽`*)


氷河を抱いた美しいメイジュを眺めつつグルノーブル方面へと進みます。


峠道路が終わった後も風光明媚な山間の県道が続きます。舗装状態はよく、カーブする場所も上手く出来ていて運転しやすいのです。
「今日のルートは大好き!」と仮免練習中の次男。いつもならグルノーブルで高速に入る前にわたしと交代するのですが、あいにく骨折が治っていないので運転できません。6時間も運転して少し疲れたけれどきれいな景色のところばかりでとても嬉しかったようです。
わたしも普段は車椅子と杖でうちからほとんど出ないのでよい気分転換になりました😊
ありがとう、次男💖

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