フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

峠の山小屋へ

先週次男と出掛けた南仏のお山地方。まだまだ杖なしでは歩けないのでドライブで我慢です。アロス峠(2250m)でピクニックをした後は、一度麓の町まで戻り、すぐ近くの別の峠、カイヨール峠(2326m)道路へと進みます。


峠道路が始まる少し前や直前には看板があり開通していることが示されています。雪のため年間半年ほどは閉鎖されます。


アロス峠道路もでしたが、道幅が狭いところが多いです。


ただし岸壁度はアロス峠道路に比べてましでした。


途中、ふたつほど集落を通過しました。水がぬるくなってきていたのでフレッシュな水をくみました。サイクリストさんも立ち寄っています。


他の峠道路と同様、バイクとサイクリストさんがとっても多いです。ちなみにこの峠道路は国内で7番目に標高が高くなっています。先ほどまでいたアロス峠道路が8番です。


森林限界を越えた辺りにあった看板「15kmにわたりマーモットに注意」
まもなく今晩予約をしている山小屋、そして峠を通りましたが時間がまだ少し早いので峠を反対側に少し下りた辺りで休憩することにしました。


峠には車がたくさん停まっていましたが、300mほど先のこの駐車場には誰もいません。
黄色と緑の看板には「テント設営禁止」など国立公園での禁止事項が書かれています。
カイヨール峠はユバイ渓谷(アルプ・ド・オート・プロヴァンス県)とメルカントゥール
国立公園(アルプ・マリチウム県)の境になります。峠の反対側、ユバイ渓谷側には夜7時から翌朝9時までテント設営できるとの看板がありました。


朝、通りがかったヴァルゴデマール地方(エクラン国立公園方面)の養蜂農家兼お菓子工房のスペシャリティー、胡桃と蜂蜜のタルトをおやつに。以前購入してとてもおいしかったのでした。


さて、お腹も満足したところで山小屋に向かいます。画像の真ん中がそれです。


このように駐車場がすぐ隣に✨


カイヨール山小屋(標高2266m。ベッド数32)
休憩しているのはハイキングから帰ってきた人と、ドライブ中にひと休みする人と両方あるようです。


山小屋の人に予約していることを伝え、部屋に行く前にしばらくテラスにいることに。


仮免運転手、高2の次男。お疲れ様でした。


地元ビール「伯爵のビール」は残念ながら売り切れ。カイヨール峠の反対側はアルプ・マリチウム県で県庁所在地はニース。ニースは19世紀初めまでは伯爵領でイタリアの一部でした。


山小屋で「伯爵のビール」の他に注文できるアルコール類。
ただし気温が低く肌寒いです。冷え性のわたしはむしろ・・・


温かい飲み物を自分で作ることに。
もちろん注文することもできますが、節約です。
ハイキング地図は道路地図として利用。


お昼は曇っていましたが、夕方になって晴れてきました。


黒っぽく盛り上がっている辺りのすぐ先が峠です。


運転手が・・疲れて寝てしまいましたΣ(´∀`;)
可哀そうに。朝早かったしね。山小屋のベッドで晩御飯までゴロゴロしてたら?と起こしました。管理人さんに部屋に案内してもらいます。


部屋の外にトイレとシャワーがあります。


8人部屋で2段ベッドが4つあります。
わたしは一時でも長く山の景色を楽しみたいのでまた外に出ます。


4人組の宿泊客と少しテラスでお話ししました。
ひとりの方が1枚撮ってくれました。


日が沈みます。
夕食は7時です。次男を起こして食堂に向かいます。


今晩は満室だそうです。わたしが予約したのは3日前だったのでラッキーだったのかもしれません。
山小屋に泊まっても自炊することが大半なわたし達ですが、今回昼食だけでも3回自炊になるので、2食付きで予約しています。車で来られるところのためか、1泊2食付きで一人40ユーロと安い目でした。ヘリコプターで食料や燃料を運んでいるところはもう少し高くなっています。


野菜のスープ、豚肉とキノコのパスタ、チョコレートチップ入りケーキという内容でどれもとってもおいしかったです。山小屋はテーブルごとに大皿がドーンと置かれて、セルフサービスということも多いですが、ここはひとりひとりサービスしてくれました。


完全に暗くなってから一度山小屋の外に出ましたが、あいにくの満月で雲はなかったにも関わらずお星様はあまり見られませんでした。


2日目に続きます。
今日もお付き合いくださってありがとうございました。

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