フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

エクランの山小屋

あれ、なんか可愛いものが覗いていますよ?


これは・・・もしかして・・ハムスターのビリーちゃんではありませんか!
自分で噛み噛みして開けた穴から鼻先を出しています。ここから出ようと試みますが、穴が小さすぎて出られません。「もう一つの穴から出たらいいのに・・」と思うのですが、残念ながらビリちゃんに伝えることはできません(;´・ω・)


それでもチャレンジし続けると少しずつ穴が大きくなってきました。


う~ん、う~ん・・・と頑張った末、ついに出ることが出来ました(´▽`) ホッ 
一件落着✨
ビリちゃん観察の時間でした(*´ω`*)



さて、今日もエクラン国立公園内の山小屋をひとつ紹介します。公園内北部に位置しており、前回紹介した「ラルプ・デュ・ヴィラール・ダレーヌ山小屋」に泊まった翌日に泊まりました。


パヴェ山小屋(標高2841m、ベッド数26)

山小屋の少し手前。


山小屋まであと20分、の表示。


直前の斜面は急すぎるため、ぐるりと遠回りをする形で到着することになります。


わたしの知る限り、管理人さんのいる山小屋としては最もボロボロ(失礼💦)な山小屋です。
もっとちゃんとしたのが建っていたのが雪崩で潰れてしまい、新しい小屋を建てる工事のためのプレハブ小屋がなぜかそのまま山小屋として使われ続けてるのだそうです。わたし達が泊まった2年前に「もうじき新築工事をする予定」と小屋の方がおっしゃっていましたが、サイトを確認してもこれと同じものが写真に使われているということはまだ工事は行われていないみたいです。


2段ベッドが並んでいます。


ドアは閉めても隙間が結構あります:(;゙゚''ω゚''):


ドアを開けると見える景色。


台所と、一番奥が管理人室兼物置。


わたし達は自炊でしたが、小屋に自炊スペースがないので外に出ようとすると(バーナーは専用スペース以外では使えないことが大半なので)、「ここで使ってくれていいですよ」と管理人さん。標高が高いと夕方以降は真夏でも寒いので助かりました。


山小屋から奥に進むと、メイジュの東峰(3982m)、ピック・ガスパール(3881m)そしてこの山小屋の名前にもなっているパヴェ(3823m)などがありますがどれもアルピニストでないと登れない山です。
わたし達の他に5人くらい宿泊客がありましたが、全員アルピニストでした。


トイレはもちろん外です・・・

小屋と同じで手作り感あふれたトイレ。便座がなぜか赤Σ(゚Д゚)


水場はトイレのすぐ横です。

小屋の中には水も来てないので手を洗ったり歯磨きするのもここまで来ないといけません💦


朝の景色。


山小屋から2~3分で行けるパヴェ湖。氷河湖で水の色が印象的です。



最後までお付き合いいただいてありがとうございました。

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