フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

骨折が治ってないのにテント泊、プチ・サン・ベルナール峠へ

1週間前のドライブ記です。モン・スニ峠でピクニックをした後、ヨーロッパで最も標高の高い峠道路、イズラン峠を通過します。


峠をタランテーズ側に越えた直後の景色。


このあたりはきれいのですが、後半はスキー場のリフトなども目につき、ちょっと残念なことになっています。


前からスイスナンバーのフェラーリ2台組が・・・と思ったら2台目はアルファロメオでした(^▽^;)


有名なスキー場、ヴァル・ディゼールにてイズラン峠道路は終わります。


トンネルや雪崩除けの屋根になったところをいくつも通ります。前にはちょっと昔のシブいシトロエン。見慣れないナンバープレートです。
どこの国?メリーランド州、、アメリカナンバーでしたΣ(゚Д゚)


あ、車ついでに…前回の記事に書くのを忘れた素敵な車。
モン・スニ湖畔でピクニックをして戻ってくるとうちの可愛い子のすぐ後ろに珍しい車が停まってました。

シトロエンSM😻
マセラッティのV6エンジンを乗せた1970年代のラグジュアリーな車です。色も素敵。
この週末は車関係のイベントが複数あったためクラシックカーやスポーツカーがたくさん走っていて車好きの次男は大興奮でした。


さて、この日の最終目的地のプチ・サン・ベルナール峠が始まるセーズという町に向かいます。


セーズの町にレベルの高い肉屋さんがあるので寄っておきます。先月初めに来てすっかりファンになってしまいました。今晩の夕食の買い物をしようと思います。この辺りサイクリストさんも多いので自転車を掛けられるようになっています。


ここの牛肉はオーブラック種のみ。味わい深くて焼いただけで立派なご馳走です。
しんたまをステーキ用に3枚切ってもらいました。


マリネ肉も捨てがたい…でも前回買って絶品だった自家製ソーセージを2種類、2本ずつ包んでもらいました。
冷蔵庫に冷えたビールが売っているという細やかな気遣い✨今晩の飲み物がなかったので、地ビールを1本購入。


さて、時間はもう5時を過ぎています。そろそろプチ・サン・ベルナール峠道路に入りたいと思います。


レース中みたいなものに乗ってる人もいます。


ここの峠道路は森のジグザグの部分が長くて多少イラつきますが、このスキー場以降は視界も開けてきます。


森林限界を越えてスッキリ(*´▽`*)
放牧の牛さん達が。


斜面は紅葉したブルーベリーの葉で赤っぽくなっています。


峠の手前にアルピニストやスキーヤーの守護聖人、ベルナール・ド・マントンの像と大きな建物があります。ベルナール聖人が11世紀にこの場所に旅人のための宿泊施設を作りました。2014年に1000年の時を越えてこの相部屋式の民宿が建てられたそうです。


プチ・サン・ベルナール峠の看板・・・ってこんな誰かが適当に立てたみたいなふざけた看板だけ?オフィシャルなものもあるのかもしれませんが、見つけることができませんでした。


セント・バーナード(サン・ベルナールの英語読み)犬はもちろんサン(聖)・ベルナールからきています。
国境だからでしょうか、交番みたいな建物の前に憲兵の人形が立っています。セント・バーナード犬の像と同じくただの飾りなのか何か意味があるのかよく分かりません。


本物のセント・バーナードはおらんのか・・・とキョロキョロとしていると大型犬を4匹も連れてるおじさんがいたけど、期待に反してセント・バーナードは一匹もいませんでした(;´Д`)


イタリアにようこそ、の看板。
少し下りたところにいい湖があります。8月初めにドライブに来た時に目を付けていたのです。「車ですぐ近くまで来られる景色の良い湖」「でも道路から少し離れてて車の音とか気にならない」「テント泊や焚火が禁止されていない」という条件でここ2週間ほど色々リサーチ(ってほどでもない・・行ったことある場所でよさげなところの近辺の町役場に電話で問い合わせるだけ)してました。
いくつかの候補のうち、こちら方面の天気予報が良かったという理由で選びました。


駐車場からはこんな平らなところを少し歩くだけです。
とは言っても、複雑骨折で折れた2本の足首の骨が両方ズレてて再手術が必要なわたしにはちょっとキツいので杖でボチボチと進みます。荷物は子供たちにほぼ全て運ばせます(^-^;



日も暮れつつあるところで今日はここでお終いです。
お付き合いありがとうございました。

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