フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

11カ月ぶりのテント泊の夜

プチ・サン・ベルナール峠(2188m)をイタリア側に少し下りたところにある湖の畔で1泊することにしました。
昨年10月下旬に最後のテント泊をしてから実に11か月近く経っています。全く違うエリアだったけれど、その時もたまたまイタリアからほんの数キロの地点にある湖の近くでした。


杖を使ってよいしょよいしょと湖畔まで歩いてきました。
わたし達が到着した5時半過ぎには釣り人達が何人かいて、みなボチボチと駐車場に引き上げていきました。


湖畔はどこも大体平らでどこにでもテントは張れそうですが、少し出っ張った地形になっていたところに狙いを定めました。ボート遊びをしていたらしい犬を連れた若いイタリア人カップルがゴムボートを畳んでいます。
このふたりが帰った後はわたし達だけになりました。


駐車場との位置関係はこんな感じで、骨折が治っていないわたしでもゆっくりとなら何とか歩いてこられる距離です。駐車場にはキャンピングカー仕立てのワゴン車が夕方2台停まっていましたが、うち1台はここで1泊していました。


子供たちに荷物は全部運ばせたので、せめて自分で出来ることはやろうとテントふたつをザックから取り出します。


うわ~、懐かしい✨早速組み立て始めます。
長男は焚火の囲いを作るための石を探しに行ったので次男に手伝ってもらってテントを組み立てました。


エアーマットを入れようとして次男「あれ?テントのファスナーがない・・・」
わたしがシートを被せたんだけど、シートの入り口とテントの入り口が反対でした(;´Д`)


拾ってきた石を積んで風よけを作る長男。


テントも焚火もスタンバイOKで取り合えず任務終了、凧揚げして遊びます。


夢にまで見たテント泊。懐かしくて嬉しくて涙が出そうです。
去年もテント泊は9月、10月のみだったので(購入したのが8月後半)、こんな秋の景色ばかりでした。


次男に凧揚げチェンジ、長男とご飯の準備を開始します。

サラミを切る長男。


先ほど峠道路の手前の町の肉屋さんで買った地ビール。冷やされて売ってました♪
アイベックスのオスの絵が描かれたカッコいいラベルです。しっかりした味で美味しい✨


宴会開始です(*´▽`*)
ヘーゼルナッツ入りのサラミは午前中に通りかかったボーフォールチーズの農協で買った地元のもの、パンはそのもう少し手前の町のお気に入りのパン屋さんで毎回買うボーフォール入りバゲット。次男「う~、おいしい!ねえ、あのパン屋さん、明日も行く?」「行かないよ、違う道から帰るから」「・・・もっと買えばよかったね(;´・ω・)」
わたしがしょっちゅう繰り返しているセリフが高校生の男の子から出てびっくり(^^;)


寒がりなうえ、ビールですっかり冷えてしまいました。先日ワンゲル時代の友達から送られてきた貴重な日本製スープで温まります💖


日が沈んで寒くなってきましたが久しぶりのテント泊にテンション高い子供たち。
それもそのはず、テント泊で一番のお楽しみが始まりますよー。


焚火マイスターとその弟子。
森林限界を越えていて木が落ちていなことは分かっていたのでうちから木の枝を持って来ました。去年の秋に拾って地下駐車場にストックしてあったものです。


先ほど肉屋さんで購入のステーキとソーセージ2種類。
この辺りが湿気っているのか、2週間前に雨でテント泊を諦めたときに焚火だけはしたのですが、その時は完璧に乾燥していたのと同じ木の枝なのに湿り気を帯びているようで少し煙が出ています。


焚火クッキングすることもありますが(2週間前はそうでした)、この辺りは石が少なく、適当な太い目の長い木の枝もなくてフライパンを置くような形にできなかったため、お肉類はバーナーを使って焼きました。


カメラの「手持ち夜景」モードで撮影。


「星空」モードで撮影。実際よりも明るく写っています。
残念ながら満月で明るく、晴れていたけどお星様はあまりたくさん見ることが出来ませんでした。


最後はもちろんマシュマロ焼きです。
前回焚火をしたときは羊の大群が迫ってきたり雨が降ってきたりで慌てて数個食べただけでしたが、この日はのんびりといっぱい食べました(^^♪


幸せ(≧∇≦)


テントの中。とても狭いけど、まぁ寝るだけだし問題ありません(^^;)
暖かいシュラフにくるまれて眠りにつきました。



お付き合いいただきありがとうございました。
2日目に続きます。

×

非ログインユーザーとして返信する