氷点下のヴェルコール山塊へ(その2)
その1では、最近気分的にちょっとお疲れ気味だったので「近場に」「軽く半日ほど」ハイキングに行こうと思っていた昨日の日曜日だったのに、友達夫婦から声がかかり2時間ほどで行けたのでそう遠くはないものの周回で20キロメートル8時間(標高差は大したことなくて1200m)というとんでもなく長いコースに出発してしまったことを書きました。
しかもこの冬一番の冷え込み。麓の村で午前8時でマイナス3度。結局1日中ゼロ度を超えることはありませんでした。
しかもそれに加えて風が1日中強く吹いていたので寒さ倍増!!「帰ったらチーズフォンデュしてやる~」とそればっかり考えつつ耐え忍びました(^^;
初めの目的地、深い切込みの形になっている峠のような場所、パ・ド・ラ・ヴィル(1925m)に到着。いろんな山塊が一挙に見渡せる絶景です。
タイユフェール山塊とベルドンヌ山塊
アルヴ山塊の3兄弟、エギーユ・ダルヴにズーム
3兄弟のうち一番低い左のやつ(猫の頭と呼ばれる)のさらに左の低いところに頭だけぽつんと見えてるのが先月初めに登ったエギーユ・ド・レぺスール(3230m)
ベルドンヌ山塊の後ろに薄っすら白く見えるのはモンブラン
ひときわ美しいエクランの山々。
パノラマも一通り楽しんだことなので再び歩き始めます。
このあたりは道の幅は広いし雪もあまりなくてよかったのですが・・
じきにこういうことになってきました。1か月以上前に降った雪なので硬くなっており滑りやすいです。
しかもかなり急な面なので滑って転んだらめちゃくちゃ危ないです。そこで今日もアイゼンの登場です。
あ~これで安心して歩けます(´▽`)
いい感じのところを歩きます。
雪は硬くツルツルしてるのでアイゼンなかったらビクビクしながら1歩1歩進まなないといけないところでした。
これまた素敵なところに出てきました。
雪の中をどんどん歩いて行くと見晴らしのいいところに着きました。
眼下を望むとアイベックスの若いオスが2頭ゆったりしていました。
さらに雪を超え登っていきます。峠になったところを目指します。
峠みたいなのを超えた後はいきなり雪だらけです。
突風のごとく吹き荒れています。雪が砂漠の砂のように吹き散らされてそれがビシバシ顔に当たって痛い。
後は頂上目指してひたすら登るのみ・・・
もう少し~~
着きました、ヴェルコール山塊最高峰、グラン・ヴェイモン(2341m)
「バリエール・エスト」や「バルコン・エスト」と呼ばれる巨大な城壁のごとく連なるヴェルコール山塊が一望できます。ここグラン・ヴェイモンはその一番南の端の部分に当たります。
今日も0時を過ぎて眠くなってきたのでまた明日「その3」(最終回)を書きます…💤