フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

イゾアール峠でちょっとした挑戦

もう2週間も前になりますが、次男と南仏のお山地方に出掛けたときのお話です。
お気に入りの峠道路のひとつ、オート・ザルプ県のイゾアール峠道路に着きました。


峠からブリアンソネ地方方面(今やって来たほう)の斜面を見下ろして。中央に見える山小屋に泊まろうかと初めは思っていたのですが、あいにく休業中でした。
10月の初めでカラマツはまだあまり色付いていません。昨年の10月下旬に来た時はそれは美しい黄色・オレンジ色だったのです。


昨年登った中で一番印象的だった山、ロッシュブリュンヌ(3321m)には、ここイゾアール峠から出発したのでした。同僚のS君と峠から少し下りたカラマツ林の中でテントを張って前泊した翌朝のことでした。 
昨年8月です👇

写っているのはS君です。複雑骨折した足首はもう元通りには戻らないと外科医に宣言されているので、こんな素敵なお山にまた登れるのか分かりません・・・


峠の駐車場から少し登ったところに見晴らし台があります。大した高さではないのですが、舗装されていないので足首が痛くグラグラと不安定なわたしは挑戦しようとも思わない場所のはずなのですが、なぜか見ていると行けるような気がしてきました。


びっこを引く形で歩いている私には果てしなく遠くに思われる山頂!?です。


少し登るとハイキング客用の案内看板があります。これさえ、懐かしい・・・


もうちょっと~~


よっこらしょ、よっこらしょ、と一番高い位置まで来ました\(^_^)/


ここにはケラ地方側(これから下りていく方面)のお山の説明があります。


後は少し下り坂になっています。


わーい、端っこまで来られました(≧∇≦)


見てください✨わたし達の車がはるか遠く?に。
骨折以来、舗装されていない登り坂を歩いたのは初めてだったのです。思い出のロッシュブリュンヌよりかは大したことのない標高ですが( ̄▽ ̄;)
ただ、ズルズルと滑る砂利なので下りるのには次男の肩を借りました(杖は車の中)😅


駐車場に下りつつ。
ほんの少しに見えるでしょうが、わたしにとっては大きな山と同じでした\(^o^)/
ロッシュブリュンヌの神様?が手伝ってくれたのかもしれません。


峠の立派な石碑。こんなのは他の有名な峠道路にもあんまり建っていません(^^;)


さて、駐車場で待っててくれたうちの可愛い子(デミオ)のところまで戻ります。


峠を境にケラ山塊(地方)に入ります。ここはとても景観が面白いのです。


地球じゃない惑星に来てしまったかのような摩訶不思議空間(@_@)
このエリアは「カッス・デゼルト」と呼ばれています。


ロッシュブリュンヌからの下りも、ザラザラの斜面を高低差300m以上ズルズルと下りたのでした。こんなとこ👇

下りてきつつ振り返って。
湖に寄るために周回だったので上りと違うとこから下りたのでした。


さて、峠道路ドライブに戻ります。


峠を振り返って。
こんな奇岩がそびえています。


後半はカラマツ林の中を走ります。


峠道路から下りて最初の集落、ブリュニッサール。峠道路の冬季閉鎖期間はここの集落でバリケードが下りることになります。
実は3年前のケラ地方初遠征では、この集落からスノーシューハイキングをしたという、思い出の土地でもあります(#^^#) 👇

きれかったなぁ(*´ω`) 真冬な感じに見えますが11月中旬です。
直前に行き先を決め(確か前日夕方💦夜中に冬タイヤに付け替えて😅)前知識なしで来てしまったので、民宿のご夫婦に雪崩の危険がなくて美しい景色のコースを教えてもらったのでした。



次回はケラ地方編(農協&民宿)です。
お読みいただいてありがとうございました。

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