南仏ケラ地方の民宿の夜
次男と出掛けた2週間前の南仏ドライブ旅行のお話です。
イゾアール峠道路からすぐの小さな村の民宿を予約しました。
先ほどまで少し外にいましたが、寒くなったのでリビングに戻りました。大きなテーブルでは60代くらいのハイキング客のグループがトランプ遊びに興じていました。
夕食は7時からです。かなり暗くなってきました。
隣のダイニングのテーブルに移動します。この日はわたし達の他にグループ客が2組(7人と4人)、それにパリから来た年配のご夫婦が泊っていました。
色々野菜のポタージュスープ。
近くで採れた出来る限り有機栽培の食材を使っているとご主人が説明してくれました。
塩コショウ入れは地元の工芸品です。水瓶、と呼びたくなるような(^^;)ピッチャーも地元の人の作品っぽい気がします。夕方に寄った道の駅で似たようなのがありました。
メインはちょっと意表を突いてカッスーレ(南西部の名物)的なお料理でした。白いんげんと塩漬けバラ肉、ソーセージなどの豚肉加工品を煮て細かいパン粉をかけてオーブンでじっくりと焼いたものです。めちゃくちゃおいしくておかわりしてしまいました(≧∇≦)
山小屋と同じく、取り分けるのは各テーブルごとにセルフサービスになります。向かいのマダムが積極的にみんなによそってくれました😊
チーズも地元のものばかりです。白い小さなチーズは山羊乳製で、ここからほんの数キロの村で作られているそうです。かなりおいしかったので買って帰りたかったのですが、あいにく夕方しか売ってもらえないらしく、明日は朝出発するので諦めました。
デザートはプリンでした。思わず食べちゃったんではなくて、カラメルが底に入ってるよって見えるようにわざと穴をあけて(でもやっぱり食べて😅)写真を撮ったんですよ~
食後にご主人の手作りリキュールが振舞われました。アルコールにカラマツの雌花(のちに松ぼっくりになる)を漬け込んだそうで森の香りがしました。
昼間に通ったイゾアール峠道路の美しいカラマツ林の風景が蘇りました(*´ω`)
みんなでリキュールの感想を言いながら味わっていると、宿泊客のひとりのおじさまが「じゃあ今度は僕の番だ」とどこからか瓶を持ってきました。
わたし達が毎回寄る道の駅で買われたジェネピ。同名の高山植物を漬け込んだ山の地方でよく見られるリキュールです。
おじさんにお礼を言って、いただきました。
わたしも2度ほど買ったことがあります。香り、味は抜群に良いのですが一般的なものに比べて少し甘めです。もちろん、そのほうが好きという人もいるかと思います。
小さなグラスだけど2杯もリキュールを飲んでいい具合に酔っぱらってしまいました。
まあこの後は寝るだけだからいいんですけど😅
すると、おじさんがまたテーブルを回ってこられました。
同じく、道の駅で買われたプラリネ入りチョコレートを配って下さいました(≧∇≦)
なんて寛大な♬
ありがとうございました(*´▽`*)
お部屋に帰ります。
次男がスマホで何かしてます。
ゲームでもしてるのかと思ったら、月曜日にある地理のテスト勉強でしたΣ(゚Д゚)
民宿の庭から。
半月で結構明るかったため、星はあまりいっぱい見えませんでした。
2日目に続きます。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。