randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

リヨン最大のワイン物産展

今年もこの時期がやってきました。毎年10月の最終週の木曜午後~月曜の5日間、ワイン生産者がフランスじゅうからリヨンにやってきて入場者は試飲し放題の物産展が行われます。
この物産展の特徴は、出店しているのは自分の畑で育てたブドウだけからワインを造り自ら流通させている比較的小規模な生産者に限られていることです。つまりネゴシアンや農協は含まれません。


飲みきれないほどカーブにワインがあるけど、しかも全然整理できてなくて何が何本あるかももうまるで分からなくなってるけど、この物産展だけは外せない・・・
毎年一緒に行くワイン友に電話して「今年はいつ行くの?」と聞くと、昨日からケガで会社病欠中なのでワイン買いに行ってるの見つかるとマズいらしい(;´Д`) ううむ、これは天からの声が「あんたも行くのやめとき」と言っているのか。。とも思ったのも束の間、別の声が「行かんかったら1年間後悔するで」と・・(◎_◎;)


招待券は2週間ほど前にいつも買う生産者たちから何枚も送られてきていたため心のどこかでは既に行く気になってしまっていたようで、しかも何の因果か今日は仕事終わったの早かったのでうちに帰ったら即アパートの地下駐車場へ向かってました(~_~;) というのも週末はものすごーく混むし、最終日の月曜は比較的空いているけどストックがなくなりつつある生産者や、すでに早めに切り上げて帰りつつある生産者なんかもあったりしてテのテンション低め。
行くのは開場直後の今しかな~~い、と(行かない、という選択は既にどっかにいってる)勇ましく出かけました。


よく買う生産者数軒から毎年送られてくる招待券。


歩道にずらーっと縦列(笑)された車たち。
近辺の駐車場はとっくに満車。物産展開催中はみんな滅茶苦茶に停めてますが、よっぽど実際に何かの邪魔になった場合以外は駐禁切られることはまずありません。それほど町にとって大事な(動員人数が多い、つまり経済効果が大きい)イベントだということでしょうか。ちなみに飲酒検問もやってません。もしこの会場近くでやったら大変な結果になると思います(-_-;)


毎年会場となる面積1万7千m2のコンサート・イベントホール。


あ~入っちゃいました(;´Д`) ドキドキ。ダメだ~買ってはいけない・・・
中央のおじさんがグラス持って歩いてますが、入るときにワイングラスをひとつもらいます。これで中にいる間、頼めばいくらでも試飲できるのです。
会場内はワイン好きな一般の人たちが大半ですが、レストラン業者もかなりたくさん来ています。


わたしが着いたのは開場から約50分後。かなり空いていて試飲を頼むにも並ばなくて大丈夫です。
今年の参加生産者は545軒。毎日通ったとしても全部試飲しきれる数ではありません。
みんなワイングラスを片手にウロウロ。


ヘルプ・ミー~~ わたしの大好きなブルゴーニュの銘柄が~


もう5、6年買っているアルザスワインの生産者のスタンドへ。
ここは本当においしくて値段も良心的なのです。おまけにご夫婦も優しくて親切。
3、4種あるギュヴェルツトラミネールのうちのひとつがどうしても一番好みなので色々飲んでも結局同じやつばかり買ってしまっていたのですが、ちょっと香りが良過ぎ、味も結構甘いのでアペリティフにはよくても食事には難しいので今年は敢えて普段あまり買わないリースリングとピノ・グリを。それとデザートワインによさそうな、いつも買うのよりさらにこってりしたギュベルツの2012年を各3本ずつ。


高嶺の花のボルドーやブルゴーニュをふたつみっつ軽く試飲だけした後は、サヴォアのワイン生産者のスタンドへ。下調べもしていないので行き当たりばったり、たまたま見つけたスタンドです。
どうしてサヴォアかというと、ハイキングした後に農家や農協でチーズを買って帰るのでそれでフォンデュをうちでよくやるのですが、サヴォアのワインを合わせたいのにうちに1本もない~~カーブに150本くらいワインあるのに。。普段サヴォアでハイキングに行く場所、そしてその帰り道高速に乗るまでの地域はほとんどブドウ畑がないところなんです。スーパーでワインを買うのは嫌だし(ワインは生産者から買いたい主義)、いつも不本意ながら別の地方の白ワインを合わせてました。それはそれで、別に毎回おいしいんですがやはり同郷で合わせたいものです。


サヴォアの白ワインで一番ベーシックな品種、ジャッケールを使ったものが5ユーロ、もうひとつの品種、アルテスを使ったルセット・ド・サヴォアが6,5ユーロ。安っっ!
ビックリするほどおいしいとかいうことはないけど、さっぱりしててまあまあ辛口で(ジャッケール)適度にフローラルでフォンデュやラクレットに合いそう~~
ケース買いは必至です。


これでしばらくはさらにおいしいフォンデュが食べられる💗
途中から試飲しに来たご夫婦はグルノーブルから遠征してこられたそうです。規模がとても大きい物産展ですので、結構遠くから来る人もあるみたいです。


よかった、駐禁切られてなかった( ̄▽ ̄;)


とりあえず、棚をもうひとつ買うべきか・・・帳面はつけるべきだな・・・
子供に「ワイン売るってのは?」という目からウロコな斬新なアイデアを出されました
(゚Д゚;)

初夏のヴァノワーズ国立公園(後半)

昨晩は初夏に子供たちと1泊で南ヴァノワーズを散策した際、いくつかの湖を巡ったところまで書きました。今日はその続きです。


今晩のお宿、プラン・デュ・ラック山小屋(2385m)にまもなく到着です。ポワント・ド・ランセルリア(2909m)の麓にあります。


なかなかかわいい外観です。


中も明るく清潔でした。夜ご飯、朝ごはんは自炊するけれど、到着時には飲み物を頼みました。長男はホットチョコレート、次男はジュース、わたしはもちろんビール♡


ヴァノワーズは全体的には牛の放牧が多いのですが、このあたりには羊もいました。
夕食前に外に出ると羊飼い犬と共に移動してきましたが、その後どんどん遠ざかっていきました。6月は日が長いので、この写真は19時過ぎくらいものですが、まだこんなに日が高いです。


翌朝、グランド・カッス登頂に向けて出発。って冗談です。アルピニストでないと登れません(^▽^;) 背景として楽しむだけです。


今日も快晴です。一日歩くぞ~


最初の分岐点。基本的に子供たちと一緒の時はちゃんとしたハイキングコースを歩くので常に分岐点には黄色い案内表示があり、その度にみんなで確認します。


爽やかな小川がありました。


誰も通りかからないのでセルフで集合写真を1枚


ヤマツツジがきれいでした


こちらはジョンシアン・プランタニエール。ジョンシアンにはいくつも種類があり、ほとんどが青色。鮮やかな青や群青色だったり。初夏~夏に一番多いですが、春や秋にも見たことがあります。息子たちも初めて見た時「うわー、きれい!!」と感嘆の声をあげていました。



先頭を歩いてた長男が「あ~っ」と声を上げました。雪か水溜りでもあったのかと思って近づくと。。


アイベックスと遭遇。角の立派な若い雄です。


草を食べるのに夢中で後ろで記念撮影しても一向に気にしていない様子です。
子供たちにとっては初めてのアイベックスとの出会いでした。


ここら辺からしばらくは岩々したところを通ります。


次のケルンを探しつつ進みます


やれやれ、また草の道になりました。


いい感じのところに来たので一休みです。


窪んだところには少し雪が残っていました。


またおたまじゃくしや小さな魚を観察したりピョンピョン跳ねたり雪遊びをしたりと忙しいです。


今度はもっとたくさんの雪が残った地帯にやってきました。


そう高くない地点(この辺りは確か2400~2500m程度だったと思います)にも残雪があるのは初夏のハイキングの醍醐味です。


結構傾斜があります。子供たち「ね~お母さん、思いついたんだけど、この坂で・・」


そり滑り大会!!


たぶん子供たちにとっては今回のハイキングのハイライトだったと思います。


そり滑りの後はおやつ休憩です。あとは下るのみ。昨朝車を停めたところまで1200mくらい下ります。


途中通りがかったシャレー。
下りが長いのでこの近くのアルポン山小屋でも一度休憩しましたが写真を撮ってませんでした。わたし達が泊まった山小屋に比べるとずっと大きくてデラックスな感じでしたが、泊まるにはこじんまりとしたところが個人的には好きです。


駐車場に戻ってきたのは20時50分。6月は日が暮れるのが遅いのでまだ十分に明るかったですが、たくさん歩いたのでみんな疲れました。翌朝は仕事だ(;´Д`)。
帰り道は約2時間40分、うち高速2時間なので普段はほとんど外食をしないんですが高速に入る前にイタリアとの国境の町モダーヌでピザを食べて帰りました。イタリアと接しているせいか、安い店でも結構おいしかったです。


まためちゃくちゃ長くなりました。今こうやって書いてみると、楽しかった瞬間がひとつひとつ鮮明に思い出されます。子供たちと2日間自然を満喫することができ、今までで一番楽しかったハイキングのひとつになりました。
読んでくださった方、ありがとうございます。

初夏のヴァノワーズ国立公園(前半)

先週の金曜日、ヴァノワーズ国立公園の北側に接しているアルプ・グレ山塊を散策した際、最高峰のグランド・カッスをはじめいくつかの山を1日中眺めることができました。そんなわけで愛おしいヴァノワーズのことを書きたくなりました。


初夏に子供たちと山小屋で1泊してヴァノワーズを歩いてきたときのことを書かせていただきます。いま秋から冬に向かってるというのに季節外れですみません。


ヴァノワーズの中では南側のテルミニョン村(約1250m)が出発地点です。
1時間半ほどめっちゃ急な登りが続き、子供たちから早速ブーイング👎
しかも2060mの地点で道路に交わり、そこには新たに駐車場が…(^^; 
でも2日間で周回するためには下にある駐車場でなければいけなかったのです。 


その「ここから出発したら楽勝やな駐車場」から約45分でブラン(白)湖に到着。


ブラン湖からしばらくはコース外になりますが、踏みならされて細いけど一応道にはなっています。小さな湖や水溜りが集まったベルコンブ湖群(約2400m)に到着。


国立公園の職員がヒゲワシ(ジペット・バルビュ)の巣の観察をしていました。ジペットは羽を広げると3メートルにもなる巨大なワシで、数がとっても少ないので保護されています。公園内の野性の動物の生態を観察するのも職員の仕事のひとつです。


おたまじゃくしがいっぱいいました


最高峰のグランド・カッス(中央・3855m)と弟分、グランド・モット(右・3653m)は1日目、2日目を通して今回の山歩きの素晴らしい背景となりました。


このあと山小屋に向かいますが、もう夜の1時ですので続きはまた明日に書きます!