フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

可愛いわんこを乗せてお山へ

お山地方に住む友人Oさんのお隣さんは、とってもかわいくて賢いわんこを飼っています。


オスのボーダーコリー、オスロ君です。
Oさん自身も、ボースロンのラフィちゃんというわんこを飼っているのですが、諸事情で最近はご両親のところに預けていることが多いです。Oさんちにいるときは、2匹はとても仲良しなので、1日中一緒に駆け回っています。


オスロ君とその飼い主、隣人のGさんと一緒に、いつもの雪山にお散歩しに行くことになりました。お出掛けすることが分かっていて、そわそわしているオスロ君(^^;)
いつも一日中、広いお庭を走り回っていても、やはり別のところに行くのは嬉しいんですね。


ディフェンダーは3人掛けなので、運転手のOさん、わたし、Gさんと並びました。
オスロ君は足元に大人しく座っています。可愛い😻
ラフィちゃんは山道が苦手で、くねくねした道の時は気分が悪くなり、ハーハー息を切らすのですが、オスロ君は全く平気なようでした。


くねくねは終わって、ガタガタです(;^_^A


雪原で跳ね回るオスロ君。


駆け回るだけでなく、雪の上を転がりまわるのです。
ヨークシャーテリアを飼っている知人は、寒い日は外に出たがらないと言っていました。
わんこにも、寒いのが苦手な品種と好きな品種とあるみたいですね。
さて、Gさんはゲレンデスキーはたしなまれますが、山スキーは好きではないとのことで、この日はこの辺りでオスロ君とゆっくりお散歩するということになっています。


わたしとOさんは、スキー初日に雪が少なすぎて石ころが露出していて、途中で諦めた峠まで登ってくることにしました。
あの後、少しだけ積もったので大丈夫そうだということです。


車から30分くらい登った辺り。
前回に来た時は、どんよりとした空だったので、青空を満喫します。


この時はほぼ無風でしたが、少し前まで風が強かったようで、シュカブラ(風紋、雪紋)になっていました。


気温が低くはなく、お日様がさんさんと当たるため、前回に来た時には全体が凍っていた湖の表面が少し融けつつありました。


どんどん登っていくOさん。


結構な急斜面です💦


なんか、頭がぼさぼさ😓
バンダナみたいなのは、レべチサイクリストで超レべチスキーヤーの友人、Mさんからもらったご利益のあるかもしれないやつです(^▽^;)


ジグザグに登っていきます。


峠まであと一息・・・


日陰なので、雪の表面が凍っていてちょっと怖かったです。
そういうときは、スキー用のアイゼンを使うこともありますが、この日は持って来ていなかったので、スキーのエッジを雪の表面に叩きつけながらゆっくり進んでいきました。


着いた✨


プレル峠(2808m)。
お天気が良くて、幸せーな気分に✨
ひとつ前のブログに書いたドン曇りの日に登った時とえらい違いです😅


下りていくので、上着とヘルメットを付けました。
山用のヘルメットを持って来ていなかったので、自転車用のヘルメットです。
サングラスも自転車用に買いましたが、スキー用も持っていなかったので(街用のをサイクリングにもスキーにも使ってた🤣)、兼用として使っていくことにしました。


華麗な滑りを披露するOさん。


で、初心者みよん(≧∇≦)


地形上、この辺りの斜面はほぼ1日中日陰のようで、最後の積雪から数日が経っていましたが、さらさらの雪でした✨


ただいま~
ディフェンダー(^^)/
オスロ君とGさんも間もなく戻ってきました。


可愛すぎて、帰り道に激写。


キュートな横顔💖


ちょ・・・
イケメン過ぎて、正面から見つめられるとドキドキしちゃいます!?


お読みいただきありがとうございました。


お天気悪いけどファンタジーな午後

峠道でパンクしたサイクリングの日の午後のお話です。


お昼過ぎから、この日もスキーをしに行きました。
11月半ばの話なので、まだ雪があまり積もっておらず、友人Oさんの四駆で雪のある辺りまでガンガン進みます。


適当なところに車を停めて、スキーの準備です。
ピンクのは、スキーの裏に貼ってある滑り止め(シールと日本では呼ぶみたいです)。


この日はお天気が今一つだったんですが、雨が降ってるでもなく、雪は幸いそこそこあるので、お山クレイジーなわたしたちは迷わずお山に向かってしまうのです( ̄▽ ̄;)


ぽつんと見えている山小屋。
今回は寄りませんが、2、3回ここの前でランチやおやつ休憩をしたことがあります。
鍵はかかっていないのですが、中は荒れ果てていて、使えないです💦


前日にも通った湖の畔に到着しました。
今日は違う峠を目指します。昨日登った峠(正確にはちょっと手前まで)は写真の中心に見えています。今日はこの写真に写っていない、同じ稜線上のもっと右側の峠を目指します。


昨日の青空も良かったけれど、この日はどんよりしていたものの、独特の色合いの空と、ぼやけたお日様に照らされたビロードのような、凍った湖の表面はうっとりとする美しさでした。


いつまでも見ていたけれど、湖から遠ざかります。
Oさんに置いてけぼりになりつつあります(;^_^A
いつものことですが・・・


露出した岩に描かれているトリコロールは、国立公園の領域に入っていることを示しています。ここら辺はエクラン国立公園南部、シャンプソールと呼ばれる地方になっています。


最後は少し急です。
既に到着してボーっと待っているOさん。


着いた~
フレシニエール峠(2782m)・・・
なんだけど・・・


峠からの景色。
到着して嬉しいのに、お天気悪すぎてテンション上がりません😓
肌寒いし、何かを食べるでもなくすぐに下りることにしました。
下りる途中に写真は撮りませんでしたが、昨日下りた斜面に比べて雪が薄くしか積もっておらず、石をよけるのに苦労しました。てか、ちょっと上を滑ってしまいました(T_T)
雪の少ないシーズン初めはそういう危険が多いので、わたしもOさんも古い板を履いてきてるんですけどね・・・


帰りに少し登らないといけないところがあるので、再び滑り止めを貼ります。
しばらく登ったのちは、行きと大体同じあたりを通って車を停めている方面に下りていきます。


The end of 雪。
歩き方というか、佇まいというか、オッサンっぽくて写真を見て、愕然とします😨
工事現場のおっちゃんみたいに見えているのは、手ぬぐいではなくて、少し前に一緒にサイクリングをした方からもらった可愛い(よく見たら…細部は…)バンダナみたいなやつです。


ただいま~ディフェンダー(^^)/


こんなお天気の午後だったけれど、夕焼けの景色はとっても美しかったです。


厚い雲の下の隙間から沈みゆくお日様が、日の出のごとく明るく顔を出しました。


草紅葉した山肌や、カラマツがオレンジ色に照らされます。


名前は分からないけれど😅神々しい感じのお山。

どよーんとした、気分の上がらないお天気でしたが、晴天の日とは違った神秘的な景色を堪能した午後でした。


帰りにお肉屋さんに寄りました。
何年も前から、こちら方面に来るとよく寄っていたお店なのですが、少し前に持ち主が変わってしまい、しばらく来ていませんでした。


お、嬉しい(*^^*)
いつも買っていた手作り「トゥルトン」、同じ値段で売っています。
トゥルトンとは、ここシャンプソール地方名産品で、ジャガイモのピュレなどを包んだ揚げ物です。ここのはジャガイモとポロ葱が入っています。いくつか買って車の中で早速食べましたけど、前の店主と同じレシピで作っているらしくて、おいしかったです。
他にもパテやお肉など買いましたが、どれも満足のいく質でしたε-(´∀`*)ホッ
これからも寄ることにしました(^^♪


お読みいただいてありがとうございました。


好き過ぎる峠道の登り納めにアクシデント

今シーズン初スキーをした翌日のお話です。
日が経ってしまって、もう1か月も前のことになってしまいました。


お山地方の友人Oさんが「今日は頼まれて、友達の別荘まで薪を運ぶ」と言います。
「みよんも手伝わんか。謝礼をもらうから、一部分けるし」と言われ、付き合うことにしました。
そして薪を積む場所が偶然にも、わたしが大好きな峠道からすぐの場所だったので、その後サイクリングをすることにして、自転車をディフェンダーの荷台に積んで出発しました。


森の中の薪ストック場。
ここの薪をディフェンダーの荷台とトレーラーに積み込み、数十㎞先の友達の別荘まで運ぶのがアルバイト!?です。別荘にはお友達が既にスタンバイしているので、荷下ろしのお手伝いはわたしはしなくて良いわけです。


まずは荷台にギューギューに薪を詰め込みました。
力仕事が大好きというわけでもないし、あまり気が乗らなかったんですが、始めてみると案外楽しい(≧∇≦)


続いてトレーラーに薪を積み込みました。
トレーラーに最大限積み込もうと張り切っていたら、この近所に住む、お友達の親戚がやって来て「あらあら、ここの薪は親戚みんなで共有してるから、そんなにガッツリと持って行かれたら困るよ」と言ってきたので、適当なところでやめておきました(;^_^A


友人が待つ別荘に向かいがてら、舗装路まで乗せてもらってからOさんとはお別れ、サイクリングに出発しました。
向かうのは、このブログに何度も出てきている「しんどいけどクセになる」ノワイエ峠道です。


例によって、登りの最中に写真は撮らないので、いきなりになりますが(^-^;
着きました(^^♪
春に峠道が開通して以来、13度目のヒルクライムでした。


途中、10~11%が2㎞ほど続くところがあり、いつもは死にそうになりつつも普通に漕ぐものの、この日は立ち漕ぎしざるを得ないくらい脚力が落ちているのを感じました😓
アホみたいにガンガン峠道を登っていた夏から10月くらいまでに比べて、しんどい道を登る機会がガクッと減っているので、当然といえば当然なのですが・・・タイムはそんなに悪くなかったものの、ちょっとショックでした。


絵になるので、よく写真を撮る場所。
これは峠の反対側になります。
こちら側の道路は比較的なだらかで、確か平均6%くらいだったと思います。
わたしがいつも登る方は実質的な部分で平均8,6%になるようです。


さてと、下りていきたいと思います。
それにしても、観光的にもサイクリング的にもシーズンオフということで、日曜日なのに自転車はここまでゼロ、車も3台くらいとかしか見かけていません。


下り始め。
何度もブログに載せたことのあるアングルの写真です。


毎回同じような写真です(;^_^A
この時はシーズンの登り納めになるとは思っていなかったんですが、この少し後に閉鎖されてしまい、14度目を登る機会はありませんでした。
あばよ、ノワイエ峠。See You Next Year🖐🖐


ところが・・・この後、アクシデントが待っていました。
この峠道は、道路の舗装状態が悪く、落石も多くて石ころや土が道路上に結構あるため、いつもかなりゆっくりとダウンヒルをするのですが、特に避けようと思わなかった小さな木の枝っぽいものの上を走ってしまった瞬間「チャリーン」という金属音が。
「あ、まずい。何か金属片の上を走った?」と思ったのと同時に「シューッ」という音が・・・はい、思いっきりパンクしました_| ̄|○

げげっ、酷過ぎます( ゚Д゚)
タイヤが1㎝以上裂けてる(>_<)
ちきしょ~っ、どこのどいつだよ!金属片まき散らした野郎はヽ(`Д´)ノプンプン
まあ、でも必要なものは持っているし、トロいけど何とかパンク修理も出来ます。


ところが、インナーチューブはもちろんあるんですが、タイヤ自体が傷んでしまった時のためにと4~5センチに切った古いタイヤの切れ端も持っていたのに、ツールボックスの開け閉めをする際にでもなくしたようで、見つかりません😓


それでもとりあえず、インナーチューブだけでも取り替えようとしますが、なぜだかとってもはめにくい💦なんでだろう❓❓
たまたま通りかかった3人組のサイクリストさんが声を掛けて手伝ってくれました。


「なにこれ?まじ難しいんだけど?」
「インナーチューブのサイズ、ほんとに合ってる?」と3人がかりで😂何とかはめて下さいました。結果から言うと、このインナーチューブ、少し前にOさんがくれたものなんですがサイズが少し小さいやつだったみたいで(700㎜のところが650㎜だとかなんだかで)、そりゃあ、はまらないのも当然でした🤣後でOさんに言うと「すまん。間違えて買ったみたい」と・・・


3人にお礼を言い、タイヤをフレームにはめ(後輪だったのでちょっと面倒で手がドロドロになりました)機嫌よく出発した矢先…またパンクしました_| ̄|○_| ̄|○


まあ、そうですよね。3人組も心配してくれてたんですが、タイヤが裂けていて、インナーチューブがむき出しのところがあるわけですから・・・それにしても、もののヘアピンカーブひとつ分しか持ちませんでした😓
仕方なく、後輪がぺっちゃんこのまま、峠道は全て下りました。
車が通りかかったら、ヒッチハイクしようと思っていたのですが、あいにく一台も通りかかりません。仕方なくOさんに電話すると「さっき薪を全部下ろして、今もう帰り道だからあと15分くらいでその辺通るよ」と。ε-(´∀`*)ホッ 助かりました。


ショック過ぎて、2回目パンクした時以降の写真は全く撮っていませんでした( ̄▽ ̄;)
今シーズン最後の「好き過ぎる峠道クライム」、思いもよらぬ展開になりましたが、まあ怪我をしたとかではなくて良かったと思っています。


お読みいただきありがとうございました。