フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

マルセイユに招待された

夏の終わりに、お山に別荘を持つ「会ったこともない人」に招待された話をブログに書きました。友人Dさんの古くからの親友とその一家からのお誘いだったわけですが、今回、その方たちのご自宅に寄せてもらう機会がありました。
わたしにとっては、数年ぶりになるマルセイユの海沿いに住んでおられるんだそうです。


金曜日の仕事終わりにDさんと高速でマルセイユに向かいました。
お山方面以外の高速に乗るのは本当に久しぶりです(^-^;
Dさんは、年間3~4回くらい遊びに行ってるんだとか。車よりも早いTGV(フランスの新幹線)を利用することがほとんどだそうですが、わたしは自転車も持って行きたいし、他の荷物も多いため、わたしの車で一緒に行くことにしました。


マルセイユ市内に入ったのは夕暮れ時。
何となく日本の町っぽい?風景です。


ちょっと道が混んでて、中心部を抜けているうちに真っ暗になりました。
これは海岸沿いにある観覧車です。


真っ暗な中、海沿いの町外れにあるLさんJさん夫妻のおうちに到着しました。
お山の別荘も素敵だったので、想像はしていたけれど、センスの良い素敵なおうちです。
お子さんが4人いるのですが、上のお嬢ちゃん(といっても成人)ふたりは遠くの大学で学んでいて留守、下の男の子ふたりがいました。可愛くてお行儀良くて、しっかりとしつけられているのがよく分かります(*^^*)


お山の別荘でも会った可愛い猫ちゃんおる😻


食卓の準備が整っています。
暗くて、景色が見えないけれど、海に面してるんですよ~
なんて素晴らしい・・・明日景色を見るのが楽しみです。


わたしが作った餃子を焼いてもらいました。
みなさんアジア料理は好きで、餃子も時々冷凍のとか買うそうなんですが、「今まで食べた中で一番おいしい」とありがたい褒め言葉を頂きました(≧∇≦)
ニラ・ネギに加えて、消費しきれずに困っていた青じそもたっぷりと入れたんですよね😅


お山の別荘でも頂いた美味しいボルドーワイン🎵


Sさん(旦那さま)手作りのフォッカチャにチーズを挟んで焼いたもの。
とろーりとしていておつまみにぴったりです。


茄子とトマトとモッツアレラのグラタン。
写真が綺麗に撮れていなかったので省きますが、この後、鴨ロースのローストが出てきました。


オーガニックの山羊チーズの詰め合わせは、Jさん(奥様)がマルシェで買ってきたものだそうです。
デザートはこれ
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わたしからの手土産、手作りのりんごタルトです。
全粒粉を3分の1くらい混ぜたブリゼ生地、リンゴの下にはアーモンド&ヘーゼルナッツクリーム、という我が家の定番中の定番になっているお菓子です。
天板一枚分あるので、これはTGVで持って来にくいですよね(;^_^A


思いっきりブレてしまったけど・・・
皆さん喜んで食べてくださいましたε-(´∀`*)ホッ


2日目に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

長男が帰省してた&次男の20歳の誕生日でした

11月1日が祝日なので、先週末~今週初めにかけて、フランスは連休でした。
この祝日の前後、学校は2週間バカンスになります。
8月の終わりから、研修(と学校も少し)のため遠い町に住んでいる長男が初めて帰省していました。
次男が連休中に、20歳の誕生日だったのでわたし達3人と、次男の彼女のKちゃんも誘ってレストランに行きました。長男の彼女のMちゃんも誘いたかったのですが、この休みはイギリスの祖父母のところへ帰るということで(英仏ハーフなのです)、欠席です。


予約したレストランは、うちからだと少し離れた界隈です。
車は停めにくそうだし、お酒が飲めないし(フランスの道路交通法ではワイン1杯分くらいまでのアルコールは容認されているものの)😅トラムかメトロで行く?と子供たちに聞くと、「公共レンタサイクルがいいんとちがう?」と。


ロードバイクにはアホみたいにいっぱい乗ってるわたしだけど、この自転車は似て非なるものです・・・人生で2,3回くらいしか乗ったことがなく、最後に乗ったのは2年以上前だったはす。ドキドキします。


乗り慣れている息子たち&最近時々乗るというKちゃんは既にスタンバってます。
わたしは、感覚が掴めず、スタートするのにかなり手惑いました。
あまりに怖がっているので、通行人の方たちに心配顔で見守られてしまいました。
自転車乗ったことない人みたいやん😓


最初は、信号が青になった時に再出発するのが怖くて、「もう、これわたし無理!帰りはメトロで帰る!」と半泣きだったのですが、少し乗ってると慣れました(^▽^;)


「余裕やん🎵」
赤信号で、得意顔でツールドフランスの選手の休憩ポーズ?のおかしなおばちゃん。


Kちゃんが撮ってくれました(*´▽`*)
レストランは奥の、角の店です。


オープンキッチンの、カジュアルなお店です。
人気店で、予約なしでは4人だと難しいです。


前菜には牛肉のタルタル。グリルしたヘーゼルナッツ、玉ねぎのコンフィ、ごまとバルサミコ酢っぽいソースなどと共に。
ワインはわたしはボージョレ・ヴィラージュ、長男はロワールの赤ワインでした。
次男とKちゃんはノンアルコールの飲み物をチョイス。


豚肉の7時間コンフィ。白いのは根セロリをちょっと酸っぱく煮たものでした。
前菜もメインも、ほとんど脂質を感じさせない、とても軽くて味わい深いお料理でした。


デザートの前に、山羊チーズとハーブのソルベ。


デザート時に、次男にだけオマケの一皿(ボウル)にろうそくが立てて運ばれてきました♩
次男が選ばなかった方のデザート(2択だった)の小さいバージョンでした。


20歳、おめでとう次男(*^^*)


わたしが選んだ(&次男のオマケの一皿)のはこちら。
洋梨のソルベ、カリンのコンポート、ブルーベリーソース。
酸味が強めで、爽やかでとってもおいしくいただきました。
わたし以外の3人が選んだチョコレートのデザートも味見しましたが、重くなくて、甘さも最低限。そこそこ量あったけれど、3人ともぺろりといけてました。


翌朝、長男と郊外まで自転車を乗りに行きました。


1時間弱で行ける丘陵地です。
長男はわたしが以前使っていて、少し大きかった自転車に乗ってきました。
普段は、次男が時々使っています。


長男が撮ってくれました。


帰りに屋内市場でお買い物しました。


お買い物は自転車に括り付ける(^-^;


長男帰省ライドの記録
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2時間ちょっとのお手軽ライドでした。
距離は44,7㎞、獲得標高は748m。


次に長男が帰ってくるのは、年末年始になりそうです。
お読みいただいてありがとうございました。

イズラン峠、両面登ってみた

昨年10月、冬季閉鎖される前日に初めて登り、今年の初夏に1度登っているヨーロッパで最も標高の高いイズラン峠道。
今回は初イズラン峠になる友人Oさんとのチャレンジで、峠から近い町(距離で20㎞くらい、高低差で1100mほど)から出発する代わりに、峠道の反対側にも下りて登り返す計画です。


登り返し中。
麓の村のヴァル・ディゼールは有名なスキー場で、個人的なイメージでは、結構な高級リゾート地です。
Oさんは日向で軽く昼寝してから追いかけるから、ということで先に出発しています。


こういう場所は、ゲレンデになるんでしょうね。
Oさんがなかなか来ないので、ほんとに爆睡しちゃってるのか?と不安になり、時々眼下に見える道路を確認します(;^_^A


かなり疲れてしまって、峠まで5㎞の地点でOさんを待つという口実で、思いっきり足つきというか休憩しました(^-^;


着ていた上着が暑すぎて、脱いでハンドルに括り付けました。
うっとおしいけど、ウエストポーチにはウインドブレーカーやカメラなどが入っていてスペースがありません(-_-;)


水を飲む影。


最後はヘロヘロになって峠に到着しました。


夏は混んでいる駐車場も、がらんとしています。
おっ、フェッラ~リです✨


相変わらず峠は風が強いので、先ほどランチ休憩をしたのと同じように、カフェテリア(閉店中)の壁を風よけに座っているOさん。


好き過ぎる峠にて、最後に1枚・・・
さて、車まで下りて行きます。
長ーいダウンヒルです。


下り始め
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Col de l’Iseran l’automne 3
2019年にツールドフランスが通った時に描かれたイラストが、消えかかりながらも少し残っています。


その少し下
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Col de l’Iseran l’automne 4
峠の2㎞くらい手前の平均10%のちょっとしんどい区間です。


この辺りも好きな場所です。
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Col de l’Iseran l’automne 5
わたしがトロいので、時々待っててくれるOさん(;^_^A


その場所で一枚撮ってもらいました。
背景に写っている道路も、結構しんどい辺りです。
全体的に傾斜はこちら側の方が険しいです。


え、なに?
Oさんの自転車がひっくり返ってるけど・・・


放牧に、というか農業に興味のあるOさんが搾乳ハウスを見に行っていたのでした(;^_^A


途中、1㎞ほど傾斜がとても緩くなります。
登りで、救われる場所です(^▽^;)


峠に一番近い村、ボヌヴァル・シュル・アルクが見えてきました。
「フランスで最も美しい村」のひとつに選ばれている可愛らしい村ですが、今回は素通りします。
この村を抜けた後は、駐車場まで6~7㎞です。


車まで戻ってきました。
やれやれ、思った以上に疲れました。


この日の記録
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矢印がイズラン峠です。
距離で68,4㎞、獲得標高は1941mでした。
行動時間は4時間27分ですが、ランチしたり、ヴァル・ディゼールで昼寝(Oさんが)したりと、サイクリング自体はもっと長くかかっています。
ストラバの3D画面で
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なんかワクワクしますね~!?


飲み水を汲むOさん。


長々と書いたサヴォワ遠征記はこれでおしまいです。
お付き合いくださった方、ありがとうございました。