フランスで山歩き

仏中東部リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

子供たちと2泊でエクラン(1日目)

日本から帰った2日後、子供たちと2泊でエクラン国立公園にハイキングに行った時の記録です。


1日目の予報は「朝が雨、午後から回復に向かう(でもまた夕暮れ時~夜に雨)」というものだったので、かなり遅い目の9時ごろに出発しました。約2時間半の道のりです。空はまあまあ明るいものの結構降っています。


ラ・グラーヴ村近辺。目的地が近づいています。雨はだいぶ小降りになってきたようです。


ああっ、また降ってきたっっ・・ (つд⊂)エーン


これは想定内だったのですが駐車場でカップ麺の昼食です。2個しか写ってないけどちゃんと3個あります。確か子供その1(どっちか忘れた)が早速食べ出したからです(^^;
日本で買ってきた貴重なカップ麺です。これに、スナック菓子の海苔天ぷら(わさび味)を乗せて食べたら絶品でした😻
雨がひどくなってきたので、普段は汁物などややこしいものは飲食禁止になっている車の中で例外的に食べました(^_^;)


想定内だった割には、カップ麺用に持って来るつもりだった水の入ったペットボトルをうちに忘れてきてしまったため、ハイキング用の飲み水を使ってしまったので、少し先のロータレ峠のホテル兼カフェ(レストラン)に水を汲みに行きました。


ツール・ド・フランスで有名な峠ですので、自転車の人が多く訪れます。


この日はイタリア人サイクリストが多かったようです。イタリアとの国境もそう遠くはありません。水だけ汲ませてもらうわけにもいかないのでコーヒーだけ注文しました。


駐車場に戻って、さらに30分くらい待ったでしょうか。だいぶ雨も小降りになり空も明るくなってきたので準備を整えて出発することにしました。


まあ時々まだぱらつくんですが、それは仕方ありません。


なんか派手に咲いてるところがしばらく続きます。


日本に行く前に既に咲いていたものもあれば、新顔もあります。


ロータレ氷河が雲から顔を出し始めました。


トリコロールは国立公園内に入ったことを意味します。


なだらかな登り道です。


最もよく見られる蝶の一種、ジジェーヌ・デュ・トレーフル。黒に赤の斑点がお洒落です。写真撮ろうと近付いても全然逃げないのが特徴(^^;)


あっ、滝があります。ようやくちょっと難関っぽくなってきました。


ここはちょっと幅が広いし流れも激しいので少し上がった辺りを通りました。


少し行くと、マーモットの子供が3匹いてじゃれあっていました。遊ぶのに必死すぎてわたしが近寄っても全然お構いなしに取っ組み合いしてました。


さらに谷の奥に入っていくと・・放牧地帯になっているようで牛がいます。エクランというと羊の放牧は多いのですが、牛はとても珍しいです。次男がすかさず言います。「うわー、なんかヴァノワーズ国立公園に来たみたいに錯覚するね」わたしも同じことを思ったところでした。放牧の牛といい、なだらかな緑の丘とい、エクランよりはヴァノワーズを彷彿させる光景です。


しかも品種はサヴォアが原産のタリーヌ種のようです。


あっ、穴からマーモットが出てきました。次男が携帯で激写しています。


かわいい♡ けど、ネズミが嫌いな人はネズミ並みに気持ち悪いみたいです(;´Д`)


今晩のお宿の山小屋が見えてきました。


アルプ・デュ・ヴィラ―ル・ダレーヌ山小屋に到着。


管理人室。


15人部屋で確か12、3人埋まっていたと思います。


「(わたしは)毛布を畳むのを忘れません」の張り紙が・・幼稚園かい(;´∀`)


食堂。


食堂の窓から。お天気は良くなってきているけれど、風がものすごいです。
それ以前に、先月捻挫した左足首がちょっと痛くて本来ならここに荷物を置かせてもらって谷の奥にある氷河&氷河湖までハイキングしたかったのですが、無理をすると明日の行程に響くので山小屋でのんびり休憩することにしました。


多分強風のせいでしょう、山小屋内では多くの人が寛いでいました。駐車場から簡単に来られる山小屋なので子供連れの一家も多かったです。


クイズで遊ぶ子供たち。
わたしは明日歩くところや、今日見えた周りの山などをチェックするために地図を眺めつつコーヒーを飲みました。


山小屋のキッチン。左の男性が管理人で3人ほどお手伝いのスタッフがありました。
94人泊まれる比較的大規模な山小屋です。


日本で買ってきた貴重なスナック菓子をおやつに出してきました。


さて夕食作りに取り掛かります。
今回の2泊3日、山小屋に2泊ですがご飯は一切頼まず自炊です。日本で買ったばかりのモンベルのフライパンも持ってきました💖
豚肉を凍らして持ってきたものは凍らせたペットボトルと共に保冷袋に入れてきたのでまだ半分凍ってるくらいです💦
豚肉と玉ねぎを炒めてインスタントスープを濃い目にソース代わりにして絡めてパスタと一緒に食べます。パスタはたまたまうちに残っていたサヴォアの会社で作られているブルーベリー果汁入りタリアテッレです。
ちなみにわたし達以外に自炊してる人はゼロでした(^_^;)


いただきまーす\(^_^)/


夕食前に少し話した宿泊客の男性があります。彼は国立公園内で働いていて、仕事は主にハイキングコースの整備。今現在のプロジェクトは現存の1週間や10日間のオフィシャルな縦走ハイキングコースに加え、もう少し短い目の3日や4日のコースを国立公園内に設定しようというものらしく、皆さんの意見を聞きたいので夕食の後に希望者だけ集まって談話会をしましょう、と提案して回っていました。
面白そうなのでわたしも参加しました。


結構大勢の人が参加しました。


どうせなのでいい場所を陣取りました^_^;
右が当人です。仕事で来ているのではなく、休みを取ってトレランで3日間回ってるそうです。今日も60キロ走って来たそうΣ(゚Д゚) 彼が 今朝出発したという地点はわたしの中では遥か遠くで高低差も半端ないし心底驚いてしまいました。
わたし自身はトレランしたいとは思ったこともないけれど、こうして普通には到底不可能な行程が可能になる体力は羨ましく思いました。


それは置いておいて、討論好きなフランス人のことなので遠慮なく自分の意見を言う人も多く、興味深かったです。コースの話の他に、彼自身トレラン愛好者なことから「トレラン人口の激増におけるトレランの人VS一般のハイキング客の共存、マナーの問題」といった話題にも発展しました。
日本でもトレランは最近ぐんぐん人気を増しているようですが、フランスでも昔より格段に人口が増えているようです。わたし自身、たくさん山に行き出してまだ2年と少しなので実感はないのですが何十年もハイキングをしている年配の方などは、トレランの人が前から後ろから走ってきてその度に彼らが「自分優先」といった態度でいることに我慢がならないようです。この男性はトレラン愛好者代表として非難を浴びて「そうですね、そんな失礼な人もいます。僕は気を付けていますけど・・」と縮みこんでました💦
トレラン専用コースを作ればいいんじゃないか、とまで言う人たちもありました。よっぽど気に入らないのでしょうね(^▽^;)


討論会は終わりそうになかったので(出た、おしゃべり好きフランス人・・)、わたしは適当なところで抜け出して子供たちと寝室に戻りました。


1日目はここまでです。
2日目に続きます。


























1年ぶりにジュラへ(最終回)

お菓子、豚肉加工品、チーズと買い込んだ後に向かうのはシャトー・シャロンの村。「フランスで最も美しい村」のひとつに選ばれています。


この村にはわたしのお気に入りのワイン生産者があります。先日地下カーブのワインをちょっと整理してみて分かったのは「ジュラワインがたくさんあり過ぎる」が、しかし「ジュラワインのなかで一番活躍する(一般受けする)マクヴァン・デュ・ジュラはほとんど残っていない」・・・よって、今日買うのはマクヴァンのみです。


わたしの行きつけの生産者のうちがある通り。ほかにも2軒ほどワイン生産者があります。


あじさいのお花ギリギリに停めさせていただきます(;'∀')


こんにちは~~(*‘∀‘)


出てきたのは奥さんのマリー=アンジュさんです。「あらあら久しぶりだわね、あいにく主人はブドウ畑で仕事中で留守なのよ」とワインを注いでくれます。


マクヴァン・デュ・ジュラ。サヴァニャン種のブドウジュースに少しマール・ド・ジュラ(サヴァニャン種のブドウの蒸留酒)を足したもので甘口。良く冷やしてアペリティフワインとして重宝します。サヴァニャンはジュラ地方特有のセパージュ(品種)で、かなり癖があるので甘ったるいだけのアペリティフワインとは一線を画しています。サヴァニャン100%のコート・デュ・ジュラなどのワインだとキツ過ぎて飲めないフランス人も多いのですが(多分フランスに数ある白ワインでも一番変わった白ワインだと思います💦)、マクヴァンだと大体の人が受け付けます。
わたし自身は普通のジュラワインも好きなのでつい買ってしまうのですが、やはり出す機会が少なすぎて(あと何にでも合うわけではないので)結果としてうちでダブついています・・・


6本だけにしておきました。


この日、村の教会の前の広場で観光客向けのマルシェが1日中行われているようでした。マリー=アンジュさんが「車うちの前に置いてまま行って来たらいいわよ」と言ってくれたのでお言葉に甘えてしばらく車を置かせてもらうことに。小さな村なので村の中心地には駐車スペースがほとんどなく、夏はツーリストが多くて停める場所はありません。村の下(村は高台になっています)なら駐車場はありますが、いささか遠いので助かりました。


教会の手前にある可愛いレストラン。でも夏のツーリストの多い時期以外は閉まっています(^^;


ロマネスク様式の教会の中。


おっ、やっとるやっとる(*'▽')
・・・でも、小さっっ!!


まぁ、なんか色々あったんですが、これと言って欲しいものも見つからず。。てか既に今日たくさん買い物しすぎてて購買気力なし(^▽^;)
そのまま少し先にある展望台の方に向かいます。


ブドウ畑に囲まれています。周辺の村や町の説明があります。


お昼ご飯ですよヾ(*´∀`*)ノ
さっき買ったばかりのパン、ハム、パテです。おいしい。。幸せ✨あっ、コルニッション(ピクルス)忘れた・・残念。。


先ほどイルサンジェで購入のライムのクリームの入ったタルトです(^^♪ いつもはこれにチョコレートエクレアもあることを思えばちょっと寂しい。。でも絶品でした😻


そこらへんになっていたブラックベリー。


リンゴの木。


お腹いっぱいになったところで車までプラプラ帰ります。


絵になる窓際が多いのです。


さらばシャトー・シャロン。。


ブドウ畑の真ん中を走ります。


途中から行きと同じ県道に戻ってきました。


リヨンに近い辺りまで戻ってきました。県道沿いにはかつてフランス料理界の重鎮であり天才料理人だったアラン・シャペルの元レストラン兼ホテルがあります。若くして亡くなられたので後妻さんで未亡人のスザンヌさんがシェフを迎えてすっと経営していましたが、数年前に店を畳んでしまい、建物はそのまま買い手が付かないままのようでそのままになってあります。近代フランス料理の歴史を刻んだ人物のお店なのでチェーンのホテルなどでなく、それなりに才能のある料理人が買い取って欲しい・・と願わずにはいられません。


リヨンに戻ってきました。うちに直行でもよかったのですが、同僚S君に頼まれたパテやハム類、チーズがなんとも邪魔です。というのもわたしはまだ夏休み中で仕事を再開するのはこの日から数えて5日目だったので、切り売りのパテなどが気になります。なので、直接仕事場に持って行くことに~~


うちに帰ってきました。整理されてかなりましになったうちのカーブです(^^♪


好きでやってるとはいえ、1日中運転して疲れたのでコーヒーと買ったばかりのチョコレートで一服。その後は翌日からの2泊でのハイキングの準備に入りました(;´∀`)
この2泊の山歩きをもって長かった夏休みも終わることになります💦












1年ぶりにジュラへ(その3)

大好きなアルボアの町を後にしてひたすらのどかな牧草地帯を走ります。


放牧されているのは東フランスが原産で今ではフランス各地ばかりか国外でも飼育されているモンベリヤール種の牛。


20分弱でこんな看板が見えてきます。


お気に入りの豚肉加工業者の直売店です。道路を挟んだ向かいにアトリエがあるので製品を運び込んでるところでした。


ああもう・・・幸せ(≧∇≦)


生ハムの塊は日持ちするのがいいんですが、うちでうまく薄く切られないので既にスライスして真空パックされたものをいつも買います。


パテ類は量り売りと瓶詰とあり、2~3日中に食べるようには量り売りのを、ピクニックや友達のうちに招待されたときや日本に持って行くお土産用には日持ちのする瓶詰を、と両方買います。


右下にあるグリルする用のソーセージとメルゲーズ(唐辛子の効いたやつ)を買いました。


普通のハムも数切れスライスしてもらいました。めちゃくちゃ美味しいのです♡


ジャムやハチミツ類はもちろん自分達では作っていませんが地元の農家のものを扱っています。真ん中にあるのはグリオッティーヌといってグリオットという甘味の少ない酸っぱいサクランボのオー・ド・ヴィ漬け。フォレ・ノワールなどのお菓子に使われる他もちろんそのまま食後酒代わりにデザートの後に出されたりします。グリオッティーヌは登録商標で東フランスはオート=ソーヌ県に会社があります。


ハイキングに欠かせないサラミ類も買いました(^^♪


さて、トランクにスタンバってるクーラーボックスに入れたるで~、とトランクを開けようとしてたら携帯にメッセージが。
グルメかつ食いしん坊の同僚のS君です。昨晩「明日ジュラに行くけど、サラミ類とかチーズとかいるなら買ってくるよ」とメッセージを送ったのですが、返事が来なかったので彼の分は買わなかったのですが「ごめん、昨日返事書いたのに送信できてなかった!合計50ユーロ以内でお任せするよ」とのこと。運のいい人です。10分後だったら、Uターンはしてなかったと思います(^_^;)
すぐさまお店にカムバック~~


・・すみませ~~ん。。
また来ました(^_^;)


S君用に適当にセレクションします(^^;


サラミやパテをしこたま買い込んだ後は肝心のチーズです✨
林道みたいな道をガンガン走ります。こんな道の割に結構対向車もあるので要注意です(;'∀')


またのどかなところに出てきました。


対向車ものどかです(;´∀`)


約25分でチーズ農協に着きました。農協はたくさんありますが、片っ端から試した結果、この地方ではこの農協に落ち着いています。


売店と製造所が一緒になっています。


カフェテリア風になった一角があります。こんな農協はちょっと珍しいです。


ジュラのワインはもちろん(あえて写真には撮りませんでした)パテ類、地ビール等のお酒もあります。右下の「ヴュー・ポンタルリエ」はパスティスに似たアペリティフ用のお酒で、その名の通りスイスとの国境近くに位置するポンタルリエの町の名産品です。生産量が少ないので全国的には出回っていませんが、地元のカフェには大抵置いてあり、「ヴュー・ポン」と呼んで注文します。


ガラス張りで工場の作業が見えるようになっています。12時に近かったのでもう終わりつつありました。全般にチーズ作りは小規模のところでは午前中のみのことが多いです。


さてさて、お目当てはコンテです。


熟成期間によって値段が違います。オーガニック認定を受けているものもありますが、わたしはいつも一番味わいの深い「ヴィエイユ・レゼルヴ」を買います。


ガシャーンっとこのようにギロチンみたいに(^^; 機械で切ってもらいます。
S君もはっきりした味のものが好きだと思うので同じやつを切ってもらいました。


コンテの他に、モルビエというジュラのチーズも買いました。2種類売っていて、味が強い方(モルビエ・チぺ)をわたし用とS君用に一切れずつ切ってもらいました。


次に向かうのはシャトー・シャロンの村です。農協からは10分強の近さ。
あっ、ハイキング用の黄色い方向案内看板がありました。フランスの多くのハイキングコースで使われているオフィシャルなものです。この辺りは山ではないけれど、村と村の間やブドウ畑、史跡等を巡るいくつかのハイキングコースが提案されているようです。


その4(多分最終回)に続きます。