フランスで山歩き

仏中東部リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

ブルゴーニュへ白ワインを買いに(前編)

久し振りに友達夫婦とハイキング&ピクニックにでも行こうという話になっていた日曜日。残念ながら天気予報があまりよくなかったので、ドライブがてらブルゴーニュ地方へワインを買いに行くことに前夜遅くに変更しました。彼らはワイン好きなので、最近飲んだワインや見つけた生産者の情報交換などで盛り上がります。


中心街に住む彼らの車で行くので彼らが契約している駐車場に9時に待ち合わせです。リヨンの中心地は古い建物ばかりでそのひとつひとつには地下駐車場が備わっていません。その代わりこの広場の地下が広大な駐車場となっています。他にも街中にはあちこちに大きな駐車場が地下にあります。


高速1時間強、地道20分の道のりです。途中、高速のSAでトイレ&コーヒー休憩。
リヨン~パリを結ぶA6(高速6号線)は主要道路なため、南仏へ行く観光客の多いリヨン~マルセイユのA7同様、サーヴィスエリアは頻繁にあり、大きくてきれいです。山に行くのに乗る高速のSAはもっともっと地味です。


名産品コーナーも充実しています。ブルゴーニュといったら、ワイン以外ではマスタードが有名です。


パン・デピスも特産品です。ハチミツが入ってしっとりしています。スパイス入りカステラみたいなもんです。色々あって楽しいですが、高速のSAは高いので買いません(^^;


ボーヌの手前で高速を降りました。目的地は世界的に有名な白ワインが造られているサシャ―ニュ・モンラッシェ村。友達が以前、職場の人たちと来たワインセラーがとてもよかったのでまた一緒に行こう、と随分前から言っていたのがようやく実現しました(^^;
ブルゴーニュワインはディジョンとボーヌの間に主なクリュが点在し、ディジョンに近い辺りでは一般的に赤の方がよく、かの有名なシャンベルタンやヴォ―ヌ・ロマネもその辺りです。ボーヌの辺りまで下ってくると白の方がはっきりした美味しさになってきて赤はぼんやりした印象になってきます。ピュリニー・モンラッシェやムルソーといった字面を見ただけでもよだれが垂れてきそうな村がボーヌ周辺に集まっています。


やってきたのはサシャ―ニュ・モンラッシェ村の生産者たちが集まって経営している共同ワインセラーです。サシャ―ニュ・モンラッシェを始め周辺のワインが集まっています。
日曜でも10時~18時の営業というのがありがたいです。フランスでは日曜は閉まっているところが大半なのです。
ただし、メインの建物の方は日曜日はお休みで小さいほうの建物のみのオープンになります。初めて行ったわたしの印象ではそれでも十分に広かったですけど・・・


入り口周辺。おしゃれです。


うぉぅ。。( ゚Д゚) ドキドキします・・・


サシャ―ニュ・モンラッシェ村のエンブレム。


今日のお目当てはサシャ―ニュ・モンラッシェではなくて比較的手ごろなリュイィ―です。というのも友達は前回この近くのレストランで飲んで衝撃的な美味しさだったリュイィ―をその直後ここのワインセラーで同じものを買って帰ったのでした。


リュイィ―はふたつの生産者のものしか置いておらず、そのうち友達が前回買っておいしかったというやつはなんと2本しかストックにないということ(*_*)当然、試飲用に開けてもらえませんでしたが、友達と1本ずつ買うことに。そしてもうひとつの生産者の分を味見させてもらいましたが、まあまあおいしかったのでそちらを5本。ちょうど1カートン(6本)にしました。


周辺の畑の説明。


リュイィー以外にもたくさんのワインがあるのでいくつか試飲させてもらいます。
わたし達が大好きなサン・トーバンやここのメイン商品であるサシャ―ニュ・モンラッシェも何種類か出してもらいました。


同じブルゴーニュでももう少し北の方の有名ワインも並べられていますが、値段もつけられてないし、どちらかというと飾り用と思われます。ラベルを見ただけでもすんごい高そう(◎_◎;)


カウンターに陣取っていたおじさまがふたり、あとからもうひとり来て3人になり楽しそうに飲んでいます。しかもボルドーとかコート・デュ・ローヌとかここのワインでないのを飲んでいます💦
おじさまの一人がわたし達にもパテ・クルート(パイ生地包みのテリーヌ)を勧めてくれます。これがめちゃくちゃおいしいΣ(゚Д゚) ちょっと普通には出会えない完璧さです。引退した職人さんが今も趣味で家族・友人の分だけ年に数回注文を取って作っているのだとか。そしてこのおじちゃんは何を隠そうモンラッシェの有名ドメーヌの経営者であるコラン氏その人でした(;'∀') ほかの二人も同じく生産者の方たちでした。
村の共同カーブ・・・生産者たちの集う憩いの場でもあったんですね(*‘∀‘)


ノリノリのコラン氏。「ブルゴーニュの世界一おいしいワイン飲んでパテ・クルート食べて・・・君たちももうじき僕みたいな立派なお腹になれるよ!!」と大はしゃぎです。


3人目に来たおじさまはコンテチーズ持参でしたので、早速切っています。
ふたり目のおじさまはマグナムサイズのコート・デュ・ローヌ持参でしたし、どうやら日曜に自慢の1品を持って集まる習慣なのだと思われます。


赤は買うつもりなかったんですが・・パテ・クルートに合うよ!と注いでくれました。


おじさまたちと1枚(*'▽')


美味しかったコランさんのサン・トーバン。3本購入です。



あ~既に飲み過ぎだ・・・
後編に続きます。












ハイキング後のお買い物♪

今回のハイキングで初遠征を果たしたアラヴィ山塊。一緒に行った同僚のS君はこの近くに子供の頃から家族で毎年スキーに来ていて、おいしいチーズ農家や農協に詳しいのでハイキングの後に案内してもらうことに。同行したS君の友人、AさんもS君ほどではないもののこの辺りにはスキーやハイキングで何度か来たことがあるそうです。


駐車場やカフェがあるアンヌ峠からの景色。牛たちが草を食んでいます。アボンダンス種の牛ばかりです。


車を停めたすぐ近くにチーズ作り農家があります。S君がいつも買っている農家に行く予定ですが、せっかくすぐ隣にいるのでこちらにも寄ろうか、ということに。
チーズ作りに使う布が洗って干してあります。レンネット(天然の凝固剤)で固められたチーズの水切りに使うのです。


ちょうど夕方の搾乳の時間なので牛たちが牛舎にスタンバっていました。


お父さんが説明をしてくれました。小さな娘さんも作業服を着てお手伝いしてました。可愛い・・・


牛舎に隣接したカーブと売り場。


「農家にようこそ」


わたし達の目当てはルブロッションでしたが他にトムと呼ばれる大きなタイプのチーズ、ヨーグルト、量り売りのバターなども売っていました。


この後もう1軒寄るのでここではひとつだけにしておきました。ひとつ5,5ユーロです。


スキー場としても有名なグラン・ボルナンの町を通過します。S君はここのスキー場に昔から来ているそうです。…しかし窓ガラス汚すぎるわ、S君…(;´Д`)わたしも人のこと言えんけど・・・


村から約5分でお目当ての農家に到着。
・・・が、お留守のようでS君が電話をしてみます。そうするとつい数日前から放牧期間が始まったので、標高の高いところに牛たちを連れて行って自分たちもそちらのシャレーにいるとのこと。


車で上がって来ること約15分。進入禁止の看板を2回無視して一家のシャレーのある地帯に到着。


ルブロッションチーズに限らず、サヴォア地方のチーズの生産地をめぐるコースも設定されています。


広くて立派なシャレーです。


トラクターの隣に白い大きな犬小屋みたいなのがあって・・・


中には子牛ちゃんが2頭(≧∇≦) 可愛い・・・


日曜なので高校生くらいの一家の娘さんがお手伝い中でした。


カウベルがいっぱい飾っています。


作っているチーズは3種類。ルブロッション、小さなトム、大きなトムです。


予約するとご飯が食べられるようです。S君、めっちゃ乗り気になって「今度3人でもう一回ここに来る日」を早速プログラムしにかかりましたが、あいにくわたしはあともう少しで夏休み、入れ替わりでAさんが夏休み、、で、いい日が見つからず。8月の終わりか9月にでも来れるといいね、ということに。。


さあ、今日のメインイベントともいえる(ハイキング以上に、、笑)農家製ルブロッションチーズ(≧∇≦)
わたしは4つ(若いものふたつ、食べごろをふたつ)。ひとり暮らしのAさんはひとつだけ、S君もひとり暮らしだけど5つ買ってました(;´∀`)


アラヴィ山塊(Massif des Aravis)をバックに。


もう時間も押してるし、チーズもいっぱい買ったから(わたしは既にルブロッション5個、S君は8個)農協には寄らずに帰ろう・・と言ってたのに。。言ってたのに~~!!
S君、農協の前通るとき「えーーい、ついでじゃぁぁっ」って駐車場にハンドルを切りました(^_^;) ルブロッション以外のチーズも買いたかったらしい・・・


主要道路に面しているため、中は賑わっています。


なんかチーズのディスプレイもおしゃれ・・・
こちらはトムばかり。


白っぽい皮の大きいのがアボンダンス。これも地元のチーズです。わたしの大好きなチーズでもあるので少し切ってもらいました。今日は放牧の牛、アボンダンス種しか見ませんでしたが、チーズの名前も牛の品種の名前も同名のオート=サヴォア県の山間の村からきています。


アルコール類も種類が豊富です。ジェネピやジョンシアンなど薬草系が多いです。


ジャムも田舎風家具に並べられています。


奥のガラスの向こう側がチーズ造りの工房になっています。午前中は毎日ここから見ることができるそうです。


こちらも伝統的なアラヴィ山塊のチーズ、シュヴロッタン・デ・ザラヴィ(包んであるほう)。トムタイプですが、山羊乳製。もう何年も食べてないのでひとつ購入。
左側に積んでいるのはブルーチーズ。こちらは半分だけ買いました。


生ハム類やバター、フレッシュチーズなど。
山羊のフレッシュチーズひとつと量り売りのフロマージュ・ブラン(ちょっと固めただけのフレッシュチーズ)を小さな容器で買いました。


サラミなどの豚肉加工品コーナー。アイベックスの角に似せたその名も「アイベックスの角」、パンツを履かせたお尻みたいなジョーク系のサラミも(^^;


気の利くS君、クーラーボックスを持って来てくれていましたが・・みんなのチーズが多すぎて全然収まり切れません(;´Д`)


ルブロション5つと・・・


農協からいらした方々。フロマージュ・ブランは帰って速攻冷蔵庫に入れたので撮影時に欠席。 
しばらくは幸せな食卓が約束されたも同然です💖チーズ好きの友人たちにも味見させてあげたいし・・


サヴォアのワインはうちに何本かあるけど冷えてないので、冷蔵庫でスタンバってた地元ボージョレ産の薫り高いヴィオニエを。フルーティーなサヴォアの代表的なセパージュ、ジャッケールと共通する何かがある、、とこじつけてみます💦


食後に早速ルブロッションを。。。
クリーミーで優しい味。幸せ(*´ω`*) 日中歩いたアラヴィ山塊の景色、帰りに通った放牧のなだらかな山の風景が目に浮かんできました。



アラヴィ山塊初遠征シリーズはこれで終わりです。読んでいただいてありがとうございます。

アラヴィ山塊に初遠征 (最終回)

同僚のS君、その友達のAさんとの3人で出掛けたアラヴィ山塊最高峰、ポワント・ぺルセ(2750m)。残念ながらガスっていてよく見えるはずのモンブランなどの周りの山はほとんど見ることができませんでした。


時々青空がのぞいていたのは登って来た方面、アラヴィ山塊の山々。モンブランのある方角は全く晴れることはありませんでした。


お昼ご飯も食べ終えたのでそろそろ下り始めます。とっても急な斜面が多かったので下りるのにも結構かかりそうです。登るのは平気でも下りるのは怖いというところは多いですから・・・


わたし達のすぐ後に到着した男女3人組ですが、わたし達より早くに下り始めました…がちょっと停滞しています。アルピニストというわけではなさそうですがロープで繋がって下りていっています。すごく慎重に進んでいて遅いので先に行かせてもらいました。


後から下りてくるAさん。


下りるわたしをS君が撮ってくれたもの。


Aさんがさっき「足がすくんだ」という稜線。もう一度通りますよ(^▽^;) 
さっき山頂で写真を撮ってくれたハイテンション男子3人組がちょうど稜線上にいます。


はい、怖い稜線おしまいです。左側に下りていきます。


とはいえ、この後も山小屋までずっと急なのでゆっくりと下りていきます。


さっきまでいた方角が、、は、晴れているっ!?
・・・見なかったことにしよう(-_-;)


登りでちょっと苦労した雪の残っていたゾーンを通過したところ。


この後はザレ場になってきます。


あ、やっぱりすぐに雲をかぶってきました。(´▽`) ホッ・・って何が・・・💦


対して、これから下りていく方面は晴れています。


山小屋が近付いてきました。


グラミュッセ山小屋(2164m)まで下りてきました。行き同様、10分ほど休憩しました。この後は休憩なしで下りるつもりです。


パラグライダーを楽しむ人たちがありました。


手前の稜線の部分を歩いて駐車場に向かいます。行きに全く視界がなかった部分です。今も雲はありますが、行きよりはずっとましと言えます。


ラピアス(浸食の進んだ石灰岩)ゾーン終わり、緑の深いゾーンに入ります。稜線に入る前に一度峠のようになっているところまで下る必要があります。


もう少し下ります・・・


振り返って。


S君が1枚撮ってくれました。


最後の30分ほどは森ゾーンを下りていきます。これもS君が撮ってくれた1枚。


中央右の道が集まって建物がいくつかある地点が車を停めている場所です。
緩やかな山の斜面は放牧地になっています。


パーキングまでもう少しです。


4時前。パーキングまで下りてきました。
すぐ隣にカフェがあります。やっぱりここで・・・


ビールで乾杯です(*‘∀‘)


寝たふりするAさん。パーティー明けのハイキング、お疲れさまでした(^^;


くるみジャム入りサブレ登場


素朴なカフェです。中には席はあまりなく、主に台所とトイレ、物置だけのようでした。


さっきまで登っていた方面。やはり1日中雲の中のようでした。




初遠征となったオート=サヴォア県アラヴィ山塊でのハイキング記はこれでお終いです。
この後、お約束のチーズ農家&農協に寄って帰るので(*´ω`*) 番外編として付け足そうと思います。