randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

明日から冬時間

冬時間・・・この言葉には物悲し~いものがあると思うのはわたしだけでしょうか。寒いの大嫌いでスキーもできないわたしには冬は何の長所もありません。日本にいればせめてカニとか温泉とかそういう楽しみもあったのでしょうが・・・フランスの中で特に寒い地方という位置づけはされていないものの、ここ大陸性気候のリヨンは冬は長くて結構底冷えします。
それに町の中心を流れるローヌ川はスイスに生まれ南仏に流れ込む大河ですがこのローヌの谷というのは風が吹くんですね~六甲おろしのように。これが南仏に行くとミストラルと呼ばれるきつい北風になります。
冬時間へシフトする今週末は、果てしなく長く厳しい冬(北欧や北海道の人たちに「オーバーだ」って叱られそうですが)の入り口へ足を踏み込んでしまったという目を背けられない現実を再確認させられる残酷な時期です。・・・まあ単に寒がりって話です。


日本でも昔はサマータイムってあった時期があるみたいですが、フランスでは冬時間へは大体10月末の週末(土曜から日曜にかけての夜中)、夏時間へは3月末の週末ということが多いです。冬時間になるときは夜中の3時に時計を2時に戻し、夏時間になるときは2時に時計を3時に進めます。
日曜の朝起きてから時計の針を動かす人もいますが、わたしは前の晩に家じゅうの時計を全部合わせる派です。



日曜日に予定があるときはその相手に確認するのが無難です。「明日時間変える日だって知ってる?」と。
新聞やテレビ見てなくて、たまたま周りの人ともその話題にならなくって実際時間を変えるの忘れる人は毎年結構います。一人暮らしのひとは特に要注意です。
そのまま月曜に仕事に1時間遅れてきたり逆に1時間早く来たりということまで起こり得ます。最近ではスマホやPCは勝手に時間を合わせてくれるのでそういう悲劇は起こる可能性が減ってきましたが、家の置き時計掛け時計、家電のデジタル時計中心に生活していると今でも十分ある話です。


ひとつびっくりするのが、フランスに生まれて何十年も生活している普通のフランス人に「で、今晩時計進めるの?戻すの?」と時々聞かれることです。
わたしも方向音痴とか致命的な弱点をいくつか持っているので人のことは言えないのかもしれませんが、これには毎回「なんで分からんの???」とびっくりします。たぶん覚える気が全くなくてそのまままた半年後に周りの人に「進めるの?戻すの?」って聞いてるんでしょうね(-_-;)


つまり今晩は1時間余計に寝られるってことです♪
また春に1時間寝るの少なくなる日があるわけですが・・・
明日は子供たちとヴェルコール山塊にハイキングに行く予定なので余計に休息できて助かります(*´ω`*)



・・・と、ここまで書いて一度記事を公開したのですが、そのあと「ああ冬怖い、ああ冬嫌だ・・・」と考えていてふと思い出した数年前の恐ろしい寒波。そのときの写真があったのであんまり関係ないですが下に貼り付けたいと思います。
観光のガイドブックとかに時々「リヨンは南仏への入り口」みたいなことが書いてるけどどこがやねん、みたいな写真です。


2012年2月。町の中心地を北から南へと流れるソーヌ川、市内の南部でローヌ川に合流しますがこれは川幅がすべて凍ってしまったソーヌ川。全体が凍った川(小川ではなく普通の)というのを生まれて初めて見ました。
毎日の最高気温がマイナス5度、最低気温がマイナス15度とかそんな日が何日も続いたのを覚えています。


子供たちも小さかった(*´ω`*)


これはうちの前で。同じ年ではなくその前の年の冬です。


今年の冬はこんなことになりませんように(;´Д`)




リヨン最大のワイン物産展

今年もこの時期がやってきました。毎年10月の最終週の木曜午後~月曜の5日間、ワイン生産者がフランスじゅうからリヨンにやってきて入場者は試飲し放題の物産展が行われます。
この物産展の特徴は、出店しているのは自分の畑で育てたブドウだけからワインを造り自ら流通させている比較的小規模な生産者に限られていることです。つまりネゴシアンや農協は含まれません。


飲みきれないほどカーブにワインがあるけど、しかも全然整理できてなくて何が何本あるかももうまるで分からなくなってるけど、この物産展だけは外せない・・・
毎年一緒に行くワイン友に電話して「今年はいつ行くの?」と聞くと、昨日からケガで会社病欠中なのでワイン買いに行ってるの見つかるとマズいらしい(;´Д`) ううむ、これは天からの声が「あんたも行くのやめとき」と言っているのか。。とも思ったのも束の間、別の声が「行かんかったら1年間後悔するで」と・・(◎_◎;)


招待券は2週間ほど前にいつも買う生産者たちから何枚も送られてきていたため心のどこかでは既に行く気になってしまっていたようで、しかも何の因果か今日は仕事終わったの早かったのでうちに帰ったら即アパートの地下駐車場へ向かってました(~_~;) というのも週末はものすごーく混むし、最終日の月曜は比較的空いているけどストックがなくなりつつある生産者や、すでに早めに切り上げて帰りつつある生産者なんかもあったりしてテのテンション低め。
行くのは開場直後の今しかな~~い、と(行かない、という選択は既にどっかにいってる)勇ましく出かけました。


よく買う生産者数軒から毎年送られてくる招待券。


歩道にずらーっと縦列(笑)された車たち。
近辺の駐車場はとっくに満車。物産展開催中はみんな滅茶苦茶に停めてますが、よっぽど実際に何かの邪魔になった場合以外は駐禁切られることはまずありません。それほど町にとって大事な(動員人数が多い、つまり経済効果が大きい)イベントだということでしょうか。ちなみに飲酒検問もやってません。もしこの会場近くでやったら大変な結果になると思います(-_-;)


毎年会場となる面積1万7千m2のコンサート・イベントホール。


あ~入っちゃいました(;´Д`) ドキドキ。ダメだ~買ってはいけない・・・
中央のおじさんがグラス持って歩いてますが、入るときにワイングラスをひとつもらいます。これで中にいる間、頼めばいくらでも試飲できるのです。
会場内はワイン好きな一般の人たちが大半ですが、レストラン業者もかなりたくさん来ています。


わたしが着いたのは開場から約50分後。かなり空いていて試飲を頼むにも並ばなくて大丈夫です。
今年の参加生産者は545軒。毎日通ったとしても全部試飲しきれる数ではありません。
みんなワイングラスを片手にウロウロ。


ヘルプ・ミー~~ わたしの大好きなブルゴーニュの銘柄が~


もう5、6年買っているアルザスワインの生産者のスタンドへ。
ここは本当においしくて値段も良心的なのです。おまけにご夫婦も優しくて親切。
3、4種あるギュヴェルツトラミネールのうちのひとつがどうしても一番好みなので色々飲んでも結局同じやつばかり買ってしまっていたのですが、ちょっと香りが良過ぎ、味も結構甘いのでアペリティフにはよくても食事には難しいので今年は敢えて普段あまり買わないリースリングとピノ・グリを。それとデザートワインによさそうな、いつも買うのよりさらにこってりしたギュベルツの2012年を各3本ずつ。


高嶺の花のボルドーやブルゴーニュをふたつみっつ軽く試飲だけした後は、サヴォアのワイン生産者のスタンドへ。下調べもしていないので行き当たりばったり、たまたま見つけたスタンドです。
どうしてサヴォアかというと、ハイキングした後に農家や農協でチーズを買って帰るのでそれでフォンデュをうちでよくやるのですが、サヴォアのワインを合わせたいのにうちに1本もない~~カーブに150本くらいワインあるのに。。普段サヴォアでハイキングに行く場所、そしてその帰り道高速に乗るまでの地域はほとんどブドウ畑がないところなんです。スーパーでワインを買うのは嫌だし(ワインは生産者から買いたい主義)、いつも不本意ながら別の地方の白ワインを合わせてました。それはそれで、別に毎回おいしいんですがやはり同郷で合わせたいものです。


サヴォアの白ワインで一番ベーシックな品種、ジャッケールを使ったものが5ユーロ、もうひとつの品種、アルテスを使ったルセット・ド・サヴォアが6,5ユーロ。安っっ!
ビックリするほどおいしいとかいうことはないけど、さっぱりしててまあまあ辛口で(ジャッケール)適度にフローラルでフォンデュやラクレットに合いそう~~
ケース買いは必至です。


これでしばらくはさらにおいしいフォンデュが食べられる💗
途中から試飲しに来たご夫婦はグルノーブルから遠征してこられたそうです。規模がとても大きい物産展ですので、結構遠くから来る人もあるみたいです。


よかった、駐禁切られてなかった( ̄▽ ̄;)


とりあえず、棚をもうひとつ買うべきか・・・帳面はつけるべきだな・・・
子供に「ワイン売るってのは?」という目からウロコな斬新なアイデアを出されました
(゚Д゚;)

初夏のヴァノワーズ国立公園(後半)

昨晩は初夏に子供たちと1泊で南ヴァノワーズを散策した際、いくつかの湖を巡ったところまで書きました。今日はその続きです。


今晩のお宿、プラン・デュ・ラック山小屋(2385m)にまもなく到着です。ポワント・ド・ランセルリア(2909m)の麓にあります。


なかなかかわいい外観です。


中も明るく清潔でした。夜ご飯、朝ごはんは自炊するけれど、到着時には飲み物を頼みました。長男はホットチョコレート、次男はジュース、わたしはもちろんビール♡


ヴァノワーズは全体的には牛の放牧が多いのですが、このあたりには羊もいました。
夕食前に外に出ると羊飼い犬と共に移動してきましたが、その後どんどん遠ざかっていきました。6月は日が長いので、この写真は19時過ぎくらいものですが、まだこんなに日が高いです。


翌朝、グランド・カッス登頂に向けて出発。って冗談です。アルピニストでないと登れません(^▽^;) 背景として楽しむだけです。


今日も快晴です。一日歩くぞ~


最初の分岐点。基本的に子供たちと一緒の時はちゃんとしたハイキングコースを歩くので常に分岐点には黄色い案内表示があり、その度にみんなで確認します。


爽やかな小川がありました。


誰も通りかからないのでセルフで集合写真を1枚


ヤマツツジがきれいでした


こちらはジョンシアン・プランタニエール。ジョンシアンにはいくつも種類があり、ほとんどが青色。鮮やかな青や群青色だったり。初夏~夏に一番多いですが、春や秋にも見たことがあります。息子たちも初めて見た時「うわー、きれい!!」と感嘆の声をあげていました。



先頭を歩いてた長男が「あ~っ」と声を上げました。雪か水溜りでもあったのかと思って近づくと。。


アイベックスと遭遇。角の立派な若い雄です。


草を食べるのに夢中で後ろで記念撮影しても一向に気にしていない様子です。
子供たちにとっては初めてのアイベックスとの出会いでした。


ここら辺からしばらくは岩々したところを通ります。


次のケルンを探しつつ進みます


やれやれ、また草の道になりました。


いい感じのところに来たので一休みです。


窪んだところには少し雪が残っていました。


またおたまじゃくしや小さな魚を観察したりピョンピョン跳ねたり雪遊びをしたりと忙しいです。


今度はもっとたくさんの雪が残った地帯にやってきました。


そう高くない地点(この辺りは確か2400~2500m程度だったと思います)にも残雪があるのは初夏のハイキングの醍醐味です。


結構傾斜があります。子供たち「ね~お母さん、思いついたんだけど、この坂で・・」


そり滑り大会!!


たぶん子供たちにとっては今回のハイキングのハイライトだったと思います。


そり滑りの後はおやつ休憩です。あとは下るのみ。昨朝車を停めたところまで1200mくらい下ります。


途中通りがかったシャレー。
下りが長いのでこの近くのアルポン山小屋でも一度休憩しましたが写真を撮ってませんでした。わたし達が泊まった山小屋に比べるとずっと大きくてデラックスな感じでしたが、泊まるにはこじんまりとしたところが個人的には好きです。


駐車場に戻ってきたのは20時50分。6月は日が暮れるのが遅いのでまだ十分に明るかったですが、たくさん歩いたのでみんな疲れました。翌朝は仕事だ(;´Д`)。
帰り道は約2時間40分、うち高速2時間なので普段はほとんど外食をしないんですが高速に入る前にイタリアとの国境の町モダーヌでピザを食べて帰りました。イタリアと接しているせいか、安い店でも結構おいしかったです。


まためちゃくちゃ長くなりました。今こうやって書いてみると、楽しかった瞬間がひとつひとつ鮮明に思い出されます。子供たちと2日間自然を満喫することができ、今までで一番楽しかったハイキングのひとつになりました。
読んでくださった方、ありがとうございます。