フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

いきなりテント泊に出発

先日、友人Oさんの実家でご飯をご馳走になったお話を書きましたが、その日の夕方のお話です。翌日(日曜)はそこら辺でのんびりとサイクリングするはずだったのですが、急に翌日の午後に遠くの地方で予定ができたOさん。
夕方に「明日に用事があるのは自転車ができる地方だから、もし一緒に来るんやったら、今すぐ出発して今晩テント泊して、明日の午前中サイクリングするか?用事は昼過ぎやし」
遠くといっても、2時間もかからないくらいの地方だったので、大急ぎでテント泊やピクニック(今晩と明日の朝のご飯)の準備をして、アタフタと出発しました。


この日の目的地は、南仏方面のお山地方、ユバイ渓谷のアロス峠。前に一度だけ、松葉杖の時に次男の運転でドライブで来たことがあります。
日向のうちにご飯を食べたいので、到着するとまず晩ご飯にしました。
明るいけれど、夜の7時半です。


急に決まったので、ピクニックに適したご飯を作る余裕がありませんでした(;^_^A
野菜スープを常温で💦
あとは、セモリナ(クスクス)のサラダ、ビーツのサラダとメロン。それにチーズにサラミといったいつもの面々にお世話になりました。


ご飯を食べ終わっても、まだギリギリ日向で暖かかったので、峠から明日登るのとは反対側の斜面を少し下りて、登ってくることにしました。
距離で5~6㎞、高低差で300mくらい下りて、Uターンしてきました。
こんな時間帯なので、サイクリストさんはもちろんのこと、車もほとんど走っておらず、気持ちの良いミニサイクリングになりました。


300mくらい登っただけだけど、ちゃっかりマイ・バイクの記念撮影( ̄▽ ̄;)
いや、明日ちゃんと登りますってば・・・


お日様が遠くの稜線に沈みます。
Oさんはひとり黄昏れて、手前の緩やかな丘の部分を歩いていました。
わたしはもう自転車したので、お散歩はパスです(;''∀'')


峠の駐車場。
他に、初老のご夫婦と3人の孫という一家のキャンピングカー、車内泊用に改造したワゴン車が停まっていました。


この辺りのハイキングコース周辺は、テント泊禁止みたいだったので、駐車場の真後ろにテントを張りました。


この距離ですよ(;^_^A
これなら文句言われないだろう・・・


まだ明るいけど、明日は峠道登るので、もう寝ます。
おやすみなさい・・・


6時8分。
日が昇るのが、少しずつ遅くなってきました。
薄ピンクに色づいた、夜明け前のお山を見ると清々しい気分になります。


6時24分の空。
駐車場から少し歩いた場所に、いい岩があったので、朝ご飯セットを持って行きます。


一日で一番ワクワクするご飯、朝ご飯です(^^♪


パンにコッテリとバターを塗って、上から蜂蜜を塗ります。
プロポリスって書いてる瓶に入っているけれど、中身は普通の蜂蜜です(^-^;
ラベンダー主体の、香りのよいクリーミーは蜂蜜です。

しかしここで、問題が…

大急ぎで出発したためか、コップを忘れてしまいました_| ̄|○


Oさんには、晩ご飯のスープが入っていたタッパーをコップ代わりに。お湯や洗剤なしで洗ったので、ほのかにニンニク&ジェノベーゼの香りが💦


わたしは豆乳が入っていたパックをナイフで切りました。


バッチリです✨

でも忘れないように気を付けよう…


キャンピングカーの一家のおじさまが歩いて来られました。家族はまだお休み中だそう。Oさんとしばらくおしゃべりしておられました。


サイクリング編に続きます。

お読みいただいてありがとうございました。

スカイダイビング体験の次男に付き合う

19歳の次男の昨年のクリスマスプレゼントに何が良いか分からず、悩んでいると長男が「スカイダイビング体験は喜ぶと思うよ」とアイデアを出してくれました。


確かに、次男は小さな時から「鳥さんはいいなあ、お空を飛べて」というようなことを口にしていたのでした。わたしには言ったことがなかったけれど、パラグライダーなどにも興味があるようです。1回の体験でも、結構値段がするものなので長男が「僕とふたりからということにしよう」と言ってくれました。
日にちはこちらで選べますが、冬の間はやっていないので、よい季節になるのを待って予約しました。


場所はグルノーブルとシャンベリーという、共にお山地方の町の選択肢がありました。
次男はシャンベリー(サヴォワ県の県庁所在地)をチョイスしました。


早い目に到着したので、一番乗りかと思っていたら、次男と同い年くらいの男の子とそのお母さんという、うちと同じ組み合わせのふたりが受付にいました。この子も誕生日にでもプレゼントしてもらったのかな?と想像を膨らませました(*^^*)


参加者にインストラクターの方から大まかな説明があります。
短時間で結構色々詰め込まれるので、ちょっとビックリ。わたしだったら、全部頭に入らないかも💦


参加者ひとりずつにインストラクターがつきます。
次男の担当の方はとても感じの良い方で、少し緊張気味の次男をすぐにリラックスさせてくださいました。


参加者が小型プロペラ機に乗り込みます。
次男曰く、めちゃくちゃギューギューだったみたいです(^-^;


飛行機が飛んで行ったのを確認してから、参加者の付き添い者は着地予定地に各自の車で移動します。


着地予定地は航空写真と文章で、行き方の説明があったので写真に撮っておきました。
係りの方からは「簡単ですよ。最初のパラシュートが下りてくるまで15分間ほどあるので、余裕で行けます」と言われていました。
それが、いざ走ってみると、なんでか②のロータリーで違う出口にでてしまいΣ( ̄□ ̄|||)また戻って来て、今度は正しい出口に出たものの、③を通り越してしまい、何かおかしい…とUターンしてきて、到着するのに20分以上かかってしまいました💦
GPSに慣れ過ぎていて、分かり易い説明をされているにも関わらず、どこにも行けないようになってしまったようです_| ̄|○


わたしが着いた時には、最後からふたりめの人が下りてきたところでした。
運よく次男は最後だったので、下りてくるところの写真を何枚も撮ることができました。


これがベスト・ワンでした。


無事に着地して、パラシュートを外してもらう次男。
みんな、うつぶせに(地面に顔を向けて)ダイブするのですが、最後だったこともあり、インストラクターの方が「ちょっとみんなと違うことしてみたいかい?」と提案してきてOKすると、飛行機がぐるーんと回転し、反対向きに(地面に背を向けて)飛び降りたんだそうです。
すごーーーく楽しかった、言葉では言い表せない、一生忘れない、と大興奮の次男。
着地してしばらくは元気だったのですが、車に戻ると気分が悪くなり、頭が痛い・・・と(・・;)
実はこの日は、せっかくお山地方に来ているのでハイキングとテント泊をする予定でした。
でも、こんな状態で、もし少しはましにはなったとしても、ベストな状態でなけれはお山を楽しめるはずがありません。
「今日はピクニックだけして帰ろうか?」と次男に言うと、安心した様子でした。


シャンベリー空港から近い方面で、以前に来たことのある良い場所があるのを思い出しました。テント泊の準備ばかりか、ロードバイクも車に入っていたので( ̄▽ ̄;)、次男に車を運転させ、わたしは自転車で目的地に登りました。


一応、峠を経由しました。
低い峠ですが・・・


目的地周辺です。


最後はハイキング道なので、自転車を押して進みます。


ブールジェ湖の見晴らしが最高に良いんです。
次男には徒歩数分の駐車場に停めてもらって、ピクニックの準備を持って来てもらっています。


マイ・バイクと記念撮影。
サイクリングパンツは持って来ていませんでした(^-^;


絶景ピクニックになりました。
次男も頭痛もましになったようで、そこそこ普通に食べられていたので、ε-(´∀`*)ホッ


帰り道は、麓の村で車の次男と待ち合わせすることにして、自転車で下りました。


特にしんどい道ではありませんでしたが、最初(ピクニックした地点から)のあたりだけ結構急でした。全体的に日陰が多くて、暑い日でしたが気持ちよく漕ぐことが出来ました。


お読みいただいてありがとうございました。

大学生の長男と自転車

大学生の長男は今年の前半は留学していたり、帰って来てからもアルバイトに行ってたり、彼女や彼女の家族と時間を過ごすことも多く、次男と比べてあまり一緒にお出掛けする機会がありません。
先月、自転車を買い替え、以前のちょっと大き過ぎた自転車もまだうちにあります。
長男が珍しく予定のない日があったので「自転車一緒に行ってみる?」と聞くと、意外にも「いいよ。楽しみだね」と乗り気です。


長男には自転車を貸したことが何度かあるので、ロードバイクには乗れるものの、町中しか走ったことがないので、山道を登れるかどうかは分かりません。でも「普段お母さんが行ってるみたいな、眺めがいいところを走りたい」と言うので、定番にしている近場の丘陵地の短い目のコースを走ってみることにしました。


サイクリストシャツっぽく見えるのは、サッカーのユニフォームです。
一見、サイクリストっぽく見えるけど、サングラスがイケてませんね(;^_^A
うちから自転車で出発することもあるコースですが、町中を抜けるのにも1時間くらいかかるので(しかも必死で漕いで)、その辺を端折るために車で丘陵地の始まる辺りの町まで来ました。

わたしはオッさんっぽく見える全身黒コーディネートです。
長男のサングラスほど町中仕様ではないものの、わたしもまだサイクリング用のサングラスは持っていなくて、1000円くらいで買った普通のやつです。山スキーもこれなので、もうちょっとましなの買おうと思いつつも、ついつい後回しに・・・


いきなり峠に登ることもできるエリアですが、まずは緩めの山道で隣村まで登った後、峠に向かう道を選びました。


町中のちょっとした上り坂は走ったことがあるものの、何キロも続く山道は初めての長男。


しかも周辺にいくつもある峠の中で一番低いものです。
ここまで30分弱くらいだったと思います。


少し後ろを走っている長男を待ちます。


あっ、来た来た。
自転車レースっぽくガッツポーズしてみてます( ̄▽ ̄;)


「キッつーーっ!」と長男。
以前は水泳、今はサッカーやボクシング、筋トレとスポーツはそれなりにしている長男ですが、自転車で坂を登る筋肉とは違うのでしんどいみたいです。
少し休憩してもらいました。このあと反対側に下りた後、ふたつ別の峠に登ります。


ふたつ目の峠に到着です。


長男到着です。
しんどかった!と言いつつも足つきはなしで登ってきました。
わたしだったら、この程度の道は、初めてロードバイクに乗った頃には足つきなしでは登れていなかったはずです。さすがは男の子、体力あるな~
ここから次の峠まではあまりしんどくないよ、と言うと「じゃあ休憩なしでいい」と長男。


3つ目の峠に向かう途中で。
放牧の牛さんが。


長い目の前髪と、立派な角が特徴的なサレルス(またはサレール)種の牛さん達です。
この後間もなく、3つ目の峠に到着しました。
この後、村をひとつ経由しますが、峠から2㎞くらいは登るものの、緩やか(確か4~5%くらい)です。それを伝えると、じゃあ休憩なしで大丈夫、と長男。


登りが終わる地点で長男を待ちました。


もーあかん!と長男。
「今日はもう登り坂はないよ」と言うとホッとしていました(^-^;


高台にあるちょっと可愛いイズロン村。


おばさんというより、完全におじさんなわたし。


何度も自転車で来たことのある村ですが、初めてカフェに入りました。


エスプレッソを注文。
トイレを借りて、お水を入れさせてもらいました。


日曜日で、村の中心地でマルシェをしていました。
以前にも一度買ったことのある山羊乳チーズ屋農家の方がいたので、つい寄ってしまいました。


とっても美味しかった思い出が✨


ウエストポーチにMax詰め込みました。


車を停めている町まで戻ってきました。


この日の親子ライドの記録です👇

初めての山道サイクリングにしては、頑張った長男。
もう懲り懲りかな?と心配していたら「また行きたい」と意外な言葉が💖


ウエストポーチ内で少し歪んでしまったフレッシュなチーズ3つ&少し熟成された大きめのチーズ。どれも美味でした。特に、右側の蜂蜜&ローズマリー風味のフレッシュチーズは、高級レストランで出てきてもおかしくない!?繊細な風味でした。
車での帰り道に寄ったお店で買ったパンもとてもおいしかったです。


お読みいただいてありがとうございました。