フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

ベルギー人たちとハイキング

友人Oさんと仲の良い女友達に、ベルギー人のJさんという方がいます。
スポーツ万能で朗らかなとってもチャーミングな女性で、以前のブログにも少し登場したことがあります👇


先日、彼女を含めて数人で避難小屋泊ハイキングをする機会がありました。


まずはJさんのおうちにお邪魔しました。
引っ越したばかりで、まだ工事中ではあったものの、眺めの良い可愛らしいおうちでした。


Jさんは猫2匹と、大型犬と中型犬を飼っています。
わんこ2匹もハイキングに連れていくとのことです。


大きな子はボースロン。Oさんの愛犬ラフィちゃん(最近は実家に預けていることも多い)と同じ品種です。雌の6歳の女の子でオリアナといいます。
なんとわたしにめっちゃ懐いてくれてるんです。赤子には泣かれ、犬には吠えられるのが常のこのわたしに(T_T)・・・かわええのう(*´▽`*)
コーヒーを飲みつつお喋りをし、Jさんがお山に持って行くご飯を作るのを待ちました。
わたしも自宅で準備したものを持って行きます。


Jさんの車に続きます。
出発地点の駐車場まで10分もかからないくらいです。
途中の村で、Jさんのお友達のLさんという方と待ち合わせしているそうです。Lさんもベルギー人で、数年前にバカンスで訪れたこの地方が気に入り、移住してきたそうです。
ちなみにOさんですが、この日は息子さんと愛車ディフェンダー修理の修理が長引き、来られるかどうか分からないとのこと。もし遅くならなかったら、遅れて合流する、とのことでした。


無事にLさんとも合流し、ハイキングの出発地点の駐車場まで来ると、うちのデミたんと同じくらい可愛いグレーのデミオが停まっていました。日本では結構いっぱい走っているデミオですが、こちらではそんなに見ないので、なんだか嬉しい♩
他に、小型車が1台停まっていました。なぜ車の数を気にするかというと、避難小屋って一体何人の人が今晩泊まるつもりをしているのかということは、行ってみないと分からないんですよね。今から向かう避難小屋は12人くらいまでは寝られるんですが、万が一満員だったら晩ご飯ピクニックだけして下りて来よう、とJさん達と話しました。


半端なくブレちゃってるけど( ̄▽ ̄;)
Jさんは数年前まで、大きなトレランの大会で上位入賞の常連だったスーパーウーマンです。現在ではレースには出ていないものの、歩くの早い早い(^-^;
Lさんは特別山歩きが大好きというわけではないみたいですが、スポーツ全般に得意みたいなので、平気な顔で付いていきます。


駐車場の標高が低いので、鬱蒼とした森の部分が長いです。
猛暑の時期だったので、日陰はむしろありがたいとも言えます。


標高が上がるにつれ、日向の部分が増えてきました。
もう夕方の6時半くらいでしたが、暑い~~💦


退屈なジグザク道を1時間くらい黙々と登った地点から。


水が流れている地点があったので、わんこ達が喉を潤していました。


えっらい急になってきました。
ザラザラ滑って歩きにくいです。


ズルズルの急な道、まだまだ続きます。


ザラザラズルズルのゾーンを脱出。
森林限界もほぼ超え、視界の開けた気持ちのよい場所に到着しました。


この夏は雨不足で、草原は既に秋色です。


真ん中が本日のお宿です。
右はエコトイレ、左は羊飼い小屋になっています。


ドキドキ…小屋内の先客は何人でしょうか!?
意外なことに、若い男の子がひとりいただけでした。車が2台だから、最高で8人くらいを想像していたので意外でした。
男の子いわく、近くでテント張ってるハイキング客がいるけど、ここには彼以外はいないとのことでした。


この夏はほとんど雨が降っていないけれど、小屋前の水場は涸れておらず助かりました。


水場にて。
Jさんが撮ってくれました。
ザックの肩紐の部分とお腹にガッツリ汗をかいています(;^_^A
奥にテントとハイキング客の男性の姿が写っています。パリから1週間ほどこの地方にバカンスに来ている、Gさんという30歳前後くらいの男性でした。とても感じの良い方でしばらく・・・30分以上😅お話しました。


避難小屋から数十メートル離れた見晴らしの良いところに張ってあったGさんのテント。
この地方にはお祖父さまがシャレ―をもっておられるので、子供のころから度々訪れていたそうです。でもテント泊でハイキングをしたのは初めてなんだとか。


ディフェンダー修理にキリがついたOさんと息子さんがやってきたので、ご飯にします。


わたしが自宅で作って持って来たクスクスを温めます。


いただきます(^o^)丿


ピンボケてるけど💦
日が沈んで肌寒くなっていたので、温かいものは嬉しかったです。
この後、避難小屋で寝るのはあまり好きではないOさんの息子さんは、ひとりで下山していきました。


ご飯の後は、Gさん(白いダウンジャケット)を招待してワインを飲みつつ、暗くなるまでおしゃべりしました。


お星さまがよく見えました。


この写真を撮って、間もなく歯を磨いて寝ました。
写真は撮らなかったけれど、避難小屋の2階(屋根裏部屋)が寝室になっています。


翌朝編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

ロードバイクでびっくりアクシデントが起こった

友人Oさんのいきなりの思い付きで出掛けたテント泊、そしてサイクリング記です。
日曜のお昼過ぎに少し離れた地方で用事ができたので、土曜の夕方に現地に向かってテント泊、翌日午前中にサイクリング、というのが急に決まったプログラムでした。


というのも、用事があるのは標高が2200m台ある峠道の麓の村だったからです。Oさんもわたしも、ロードバイクで登ったことのない峠です。


峠でテント泊をしたので、車はここに停めたまま、用事がある町とは反対側の麓の町まで自転車で下りて、峠まで登り返して、予定のある町まで車で下りていくのが最善策といえそうです。予定のある町まで自転車で下りてしまうと、また峠まで自転車で登る元気があるかどうか分からないので💦(帰るには、峠を通らないとものすごく遠回りになる)


峠にあった看板👇

テント泊をしたのが峠の駐車場で、2247m。麓の町バルセロネット(1143m)からの高低差は1100mちょっと、距離は17,5㎞だそうです。平均勾配は6,33%とたいしたことはなさそうです。
ちなみに、反対側(午後にOさんが予定がある町のある方)の斜面はこうなっています👇

22,5㎞と長い代わりに、平均勾配は緩い目です。


出発です♩
ほんとはダウンヒルから始まるサイクリングは嫌なんだけど(^^;)
午後に反対側で用事がなければ、車で麓の村まで下りてから「峠まで登る→下りる」としたいところでした。


斜面に牛ちゃん達がいました。
可愛い~


もしゃもしゃ食べとる(*´▽`*)


この後、しばらく下りたところで悲劇は起こりました・・・
ショック過ぎて、写真がほぼないんですが、、、
前輪と後輪、同時パンクしちゃいましたぁΣ( ̄□ ̄|||)
そんなにスピードは出していなかったのですが、道路に石ころが結構転がっていて、全部よけ切れず、同じ石の上を前輪と後輪両方走ってしまい、見事に両方パンクしたようです。


パンクした地点。
インナーチューブはひとつしか持っていません。幸いOさんが一緒だったので、少し前を行っていたOさんを呼びました。


自分でも交換はできますが、スピードが全然違うのでやってもらいました(;^_^A


復活\(^_^)/
インナーチューブが二人合わせてゼロになってしまったので「もう今日はパンクできないね」と言いつつ、再出発しました。


峠周辺はスキー場の一部なので、広々とした景観ですが、ほとんどの部分はこういった峡谷ロードです。日陰の部分も多くて、朝一番のダウンヒルはちょっと寒かったです。いつもこの時間帯は登っている最中で、汗かきかきで寒くないんですよね。


麓の町、バルセロネットまで下りて、Uターンしました。
町の出口にあった看板。7、8月中の毎週金曜日の午前中は車両通行止めになり、自転車オンリーになるそうです。
なお、今下りてきたアロス峠の他に、ラ・カイヨール峠というきれいな峠道の出発地点にもなっています。これも車で行ったことはありますが、自転車でも登ってみたいと思っている峠道のひとつです。


さて、肝心の峠道ヒルクライムですが、17,5㎞とまあまあ長いものの、平均6,33%なんてチョロい、と思っていたら、なんか結構疲れて、思ったように早くは登れませんでした😓


峠にいたオランダ人サイクリストさんと少しお話しました。前にあるのはその方の自転車です。オランダは山道がないので夏休みにはよくフランスの峠道を登りに来る、とおっしゃっていました。


少し離れたところにあるインフォメーションコーナー。
周辺のお山の説明や、歴史、野生動物や植物の生態について書かれていました。


この後、Oさんの提案で麓の町までわたしは自転車で、Oさんは車で下りることにしました。


インスタ映えっぽいものの前でマイ・バイクを撮っておきました。


途中で通過するスキー場。
大きな建物はなくて、こじんまりとしています。


麓の町、コルマール・レ・ザルプまで下りてきました。
ここでOさんの用事があります。

やってきたのは小さな自動車整備工場・・・


日産のピックアップ、ナヴァラ。
エンジンが壊れていて塗装も傷んでいるため、格安です。
知り合いが農業に使うピックアップを探しているので、これを買って修理しようと考えているみたいです。


メルカリ的個人広告で連絡を取ったオーナーさん。
この日は見に来ただけでしたが、後日買ってました(^^;)


あたふたと出掛けたテント泊&サイクリング記はこれでおしまいです。
お読みいただいてありがとうございました。

いきなりテント泊に出発

先日、友人Oさんの実家でご飯をご馳走になったお話を書きましたが、その日の夕方のお話です。翌日(日曜)はそこら辺でのんびりとサイクリングするはずだったのですが、急に翌日の午後に遠くの地方で予定ができたOさん。
夕方に「明日に用事があるのは自転車ができる地方だから、もし一緒に来るんやったら、今すぐ出発して今晩テント泊して、明日の午前中サイクリングするか?用事は昼過ぎやし」
遠くといっても、2時間もかからないくらいの地方だったので、大急ぎでテント泊やピクニック(今晩と明日の朝のご飯)の準備をして、アタフタと出発しました。


この日の目的地は、南仏方面のお山地方、ユバイ渓谷のアロス峠。前に一度だけ、松葉杖の時に次男の運転でドライブで来たことがあります。
日向のうちにご飯を食べたいので、到着するとまず晩ご飯にしました。
明るいけれど、夜の7時半です。


急に決まったので、ピクニックに適したご飯を作る余裕がありませんでした(;^_^A
野菜スープを常温で💦
あとは、セモリナ(クスクス)のサラダ、ビーツのサラダとメロン。それにチーズにサラミといったいつもの面々にお世話になりました。


ご飯を食べ終わっても、まだギリギリ日向で暖かかったので、峠から明日登るのとは反対側の斜面を少し下りて、登ってくることにしました。
距離で5~6㎞、高低差で300mくらい下りて、Uターンしてきました。
こんな時間帯なので、サイクリストさんはもちろんのこと、車もほとんど走っておらず、気持ちの良いミニサイクリングになりました。


300mくらい登っただけだけど、ちゃっかりマイ・バイクの記念撮影( ̄▽ ̄;)
いや、明日ちゃんと登りますってば・・・


お日様が遠くの稜線に沈みます。
Oさんはひとり黄昏れて、手前の緩やかな丘の部分を歩いていました。
わたしはもう自転車したので、お散歩はパスです(;''∀'')


峠の駐車場。
他に、初老のご夫婦と3人の孫という一家のキャンピングカー、車内泊用に改造したワゴン車が停まっていました。


この辺りのハイキングコース周辺は、テント泊禁止みたいだったので、駐車場の真後ろにテントを張りました。


この距離ですよ(;^_^A
これなら文句言われないだろう・・・


まだ明るいけど、明日は峠道登るので、もう寝ます。
おやすみなさい・・・


6時8分。
日が昇るのが、少しずつ遅くなってきました。
薄ピンクに色づいた、夜明け前のお山を見ると清々しい気分になります。


6時24分の空。
駐車場から少し歩いた場所に、いい岩があったので、朝ご飯セットを持って行きます。


一日で一番ワクワクするご飯、朝ご飯です(^^♪


パンにコッテリとバターを塗って、上から蜂蜜を塗ります。
プロポリスって書いてる瓶に入っているけれど、中身は普通の蜂蜜です(^-^;
ラベンダー主体の、香りのよいクリーミーは蜂蜜です。

しかしここで、問題が…

大急ぎで出発したためか、コップを忘れてしまいました_| ̄|○


Oさんには、晩ご飯のスープが入っていたタッパーをコップ代わりに。お湯や洗剤なしで洗ったので、ほのかにニンニク&ジェノベーゼの香りが💦


わたしは豆乳が入っていたパックをナイフで切りました。


バッチリです✨

でも忘れないように気を付けよう…


キャンピングカーの一家のおじさまが歩いて来られました。家族はまだお休み中だそう。Oさんとしばらくおしゃべりしておられました。


サイクリング編に続きます。

お読みいただいてありがとうございました。