フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

湖畔でソロキャンプの夜

サイクリングをした後、周辺にテント泊をする場所が見つからず、翌日にサイクリングをする予定の峠道までやって来ました。
以前にテント泊をしたことのある、駐車場からアクセスが簡単な湖があるのです。


歩き始め。
味のある水場ですが、残念ながら水は出ていませんでした(^-^;


この辺りもお花がいっぱい。
先月の話なので、周辺のお山にもいくらか残雪がありました。


湖畔の平たいところまで歩いていきます。
・・・が、メインの大きな湖の周辺は、ジュクジュクと湿っていたので、もう少し手前で良さげな場所を探します。


ベスト・ポジションはここら辺でしょうか。
「ここを本日のキャンプ地とする」ってハッシュタグが頭に思い浮かびます( ̄▽ ̄;)


湖で釣りをしている人が何人かいました。
挨拶をかわしましたが、イタリア語でした。


右端に写ってる釣り人二人組。
とっても面白い方たちで、勝手に自己紹介してきました。イタリア語のあと、英語で話してくれたので、慣れない英語でしばらく会話しました(;^_^A
「明日はここの近くをハイキングするの?」
「いえ、峠道をサイクリングします」
「電動アシスト自転車で?」
「いえ、ロードバイクです」
「すげぇ!明日頑張って」
と、励ましてくださいました。
そして、最後になぜか「食べ物は十分にある?駐車場の僕たちの車に色々入ってるから分けてあげられるけど・・・」と心配されてしまって(;''∀'')「いえ💦大丈夫です」とお断りしました。貧しそうに見えた・・・⁉


夕日とマイ・テント。
お二人が帰っていってから、大急ぎで撮った一枚です。
危うく日の入りの瞬間を撮り損ねるところでしたε-(´∀`*)ホッ


テント内にはマットレスと、シュラフ。
今回は冬用のシュラフを持って来ました。
わたしの夏用シュラフは適応気温が15℃。お山の朝晩は夏でももっと冷えるので、標高にもよりますが、よっぽど猛暑の時以外は、夏でも冬用を持ってくることが多いです。ほんとうはその間の、中くらいの暖かさのものも、欲しいところなんですけどね。


今日はすばらしいものを持って来ています。
うちに長い間、観賞用として置いてありましたが、今年4月に賞味期限が無事?切れたので、心置きなく頂くことができます。


熱湯を注いで15分だか20分だか、結構長い間待たないといけません。
雪山だと、その間に冷めてしまいそうなので、食べるのは夏にしようと前から決めていたのでした(^▽^;)


ご馳走が出来上がるのを待ちつつ、サラミやチーズをつまみます。
ヨーグルトは、スーパーに売っていた地元の農家のものです。デザートに頂きましたが、濃厚でおいしかったです。


風が先ほどから出てきて、しかも日陰になってしまっているため、結構寒い💦
メインのご馳走はテント内で食べることにしました。


わー✨
これって、いわゆる「謎肉」ってやつ??
ドキドキ・・・


違った(◎_◎;)
パッケージの写真を見る限り、お肉は入っておらず、うす揚げのようでした。
それにしても、とっても美味しかったです💖


暗闇に浮かぶマイ・テント。
お月様が少し明るかったけれど、なんとかお星さまも写ってくれました。


翌朝編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

サイクリング後にピクニック&お買い物

ヴァノワーズ国立公園内の道路をサイクリングした日の午後のお話です。


午前中には距離31㎞、高低差1150mほどのサイクリングをしました。
これは目的地近くの湖にて。
お昼には麓の町に下りてきました。
お腹空いた・・・自転車アプリのストラバによると、941kcalが消費されてしまったようなので、補充せねば♩
サラミやチーズ、パンなどは車に入っていますが、爽やかなヨーグルトみたいなものが食べたくて、村はずれのスーパーに入りました。
チーズコーナーもチェックです。


ボーフォールはこの地方を代表するチーズで、農協もあちこちにあります。
キロあたり20,50ユーロは農協価格よりは若干高いとはいえ、平均的なボーフォールの価格よりかはずっとお安いです。
ボーフォールはこの後、農協で買うつもりなのでここでは買いませんでしたが、すぐ隣にちょろっと写っているアボンダンスは色がとてもおいしそうだったので、大きめにカットされているものを一切れ。これが、とっても美味しくて、もっと買えば良かった、と後悔しました(^-^;


お、これは・・・
この地方でのみ作られているブルー・ド・テルミニョンです。
生産農家が数軒しか残っていないため、生産量がとても少なくて幻のチーズとも呼ばれているのですが、まさかスーパーのチーズ売り場に並んでいるとはΣ(゚Д゚)


キロ当たり24,90ユーロとボーフォールよりも高いですが、専門店で買うとその倍くらいはするようです。というか、専門店であっても手に入りにくいので、中々売っていなチーズなのです。農協では扱っていないし、珍しいけれど、特別大好きなチーズというわけでもないので(^▽^;)一切れだけ購入。


テルミニョン村のはずれで遅い目のランチピクニックにしました。
ヨーグルトやイチゴで「フレッシュなもの食べたい」欲が満たされました。


テルミニョンから少し先の、ランスブールの農協へ。
数あるボーフォールの農協の中でも、お気に入りのひとつです。


メイン商品であるボーフォール。
夏ミルクのもの、冬ミルクのものとあります。


トムと呼ばれる、中くらいの大きさの山のチーズたち。
色々あって、わたしもよく分かりません(;^_^A
真ん中にあるブルーチーズは、ブルー・ド・ボヌヴァルといってこの前日に、ここランスブールの町を出発して登ったイズラン峠道の、すぐ麓にある風光明媚な村の名前が付けられています。なかなか味わい深くて美味しいので、いつも買うチーズのひとつです。ただ、カットした面から水分が滲んでくるので、あまり大量には買えないのが残念なところです・・・


農協で作っているわけではないものの、扱っているサラミたちもかなりおいしいのでいつも購入します。


この時期、自宅にかなりチーズがあったので控えめなお買い物となりました。


デミたんの中。
午後はかなり暑くて、水やフルーツが欠かせません。


さて、この後は今晩泊まる場所を探さなくてはいけません。
昨日自転車で登ったイズラン峠道を再び車で。なんかやたらと行ったり来たりしていて、全然エコじゃないです😓


イズラン峠の麓、ヴァル・ディゼールの町外れにハイキングの出発地点になっている駐車場があるので来てみました。
ここからハイキングしてテント泊できるところを探そうと思っていたら・・・


ぬぉおお・・・ここも国立公園エリアであったか_| ̄|○
赤丸の地点(現在地)からすぐに国立公園の境界線に入ってしまうようです。


ヴァノワーズ国立公園内では、テント泊は山小屋(ヒュッテ)からすぐ近くの場所で管理人の了承を得て19時から8時までの間のみ可能、という規則があります。
罰金がまた結構高いので、街中にホテルでも取った方が安かった、というようなことになりかねません。
仕方ない、別の方面で探すか・・・


夕方~夜編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

ロードバイクで懐かしい山小屋へ

先月、ヴァノワーズ国立公園の境界線内に入ることが出来る山道をロードバイクで登った時のお話です。


最終駐車場の後に続いている一般車両は進入禁止の道路は、自転車はOKだったので、山小屋までやって来ました。
実はここは、2015年夏に初めて親子3人で泊まりに来た山小屋だったのです。
2015年7月👇

山小屋へ向かう息子たち。ちっちゃい(≧∇≦)
この時は周回コースだったので、上記の最終駐車場からでなく、わたしが自転車で出発した町から歩き始めたので、この時点で1000m以上の高低差になっており、子供たちからブーイングがでていました(;^_^A


この前日に撮った、ブログのアイコンに使っている写真も、ついでに載せておきます👇

残雪と、高いお山と、青い湖という美しさにノックアウトされたハイキングでした。
奥はグランド・カッス(3755m)。ヴァノワーズ国立公園の最高峰のお山です。
さて、先月のお話に戻ります。


渦巻き模様はフランスの国立公園に共通したロゴマークです。
ヴァノワーズはブルー、エクランは紫、ピレネーは緑…と決まっています。


可愛い手書きのお品書き。


質素ながら手入れの行き届いた、きれいな食堂。
6年も前のことだけど、この場所は何となく記憶にあります。


コーヒーを注文しました。


前日のイズラン峠サイクリングでも頂いた菓子パン。
気に入ったので、麓の町のパン屋さんに寄ってまた同じのを買ってきました(^-^;


水場でお水をチャージしていきます。


山小屋の周辺には、大きいジョンシアンが。


おっ?サイクリングしている人たちが✨
話し声を聞く限り、イタリア人のようでした。


麓の町まで、一気に下りいます。


お花が咲き乱れていて、ほんとに良い季節です。


朽ち果てたシャレ―がぽつんと立っているのも、絵になります。


夏の前半によく見られるグロビュレール。
丸っこくてかわいらしい形をしています・


派手なタンポポみたいなのが。咲き乱れていました。


登りでは撮られなかった「これより国立公園の中心部に入ります」の看板。


牛さんの放牧をしている場所が3か所ほどありました
牛さんは好奇心旺盛なので、ハイキング客やサイクリストを見付けると、ずーーっと目で追ってきます(^-^;


トラクターや農作業のトラックに何度かすれ違いました。


森に入る少し手前。
この山道で唯一、傾斜のほとんどない部分でした。
林道部分は結構急で、ブレーキかけっぱなしになり、手が痛い😓
ずんずん下りていきます。


車を停めているテルミニョンの町がもうすぐです。



無事、デミたんの待つ駐車場に戻ってきましたε-(´∀`*)ホッ


デミたんとマイバイクという、愛車2台。(^^ゞ
この日の行程👇

足つきはしなかったけれど、スピードが遅すぎます(登り1時間40分)_| ̄|○


午後編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。