フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

1年ぶりのデミオ泊

午前中にヨーロッパで一番標高の高いイズラン峠にサイクリング、午後には峠の麓の町の農家で働いている知人を訪ねてきました。
翌日もサイクリングの予定なので、ここら辺の山で寝ようと思ってテントを持って来ています。


これは先月の話で、お花盛りでした。
晩ご飯ピクニック、そしてテント泊するのに良さげな場所を探してウロウロ。
お天気は良いのですが、この日とても風が強くて、峠道の低い辺りはましかと町の周辺の林道部分なども見に行ってみたのですが、風はどこもある程度あり、テント泊によい場所が見つからないまま峠近くまで戻ってきました。


首を垂れているのは、アネモネの仲間です。
わたしがヒルクライムした方の斜面の方が好きな景色なのですが、ヴァノワーズ国立公園の境界線に入っているため、テント泊するには「山小屋のすぐ近くで、管理人の許可を得たうえでないといけない」という規則があるため、決まりに厳しくないこちら側に来ました。
8月にはキャンピングカーで車中泊している人たちもよく見かけます。


ピクニックに良さげな岩がみつかりました。 
風が強くてジェットボイルの火が消えそうになるので、足元で沸かしました。
シェラカップに入っているのは、紫ジャガイモのポテチです。


お気に入りのスーパー、リドルのワンランク上のグルメシリーズの商品でなかなかいけるのです。ここら辺は2700m台という標高。気圧のせいで袋が破裂してしまっていました(;^_^A


初めて買ったクノールかなんかのインスタントスープです。「チャイニーズ」か「ジャパニーズ」風で、味は今一つでしたが、風が強くて肌寒いので、この際何でもいいという心境です。
ご飯は無事にいただきましたが、問題はテントですよ・・・
風が来ない地形で、平たくて、どかすことのできない石が飛び出ていなくて、という場所がありません。


車を移動させて風よけにする??
とか考えていて、ふと思いつきました。
「もうテント泊諦めて、車で寝たらいいんちゃうん?」


こんな風光明媚な駐車場ですから、車中泊も悪くなかろう・・・
ちなみにデミたん泊は、昨年6月に初めてチャレンジ(しかも3連泊)して以来1年ぶりになります。


そう決めてからは、気が楽になりました。
周りのお山の夕暮れの景色を楽しむ余裕もあります✨


寒くなってきたので車の中へ。
後ろの窓からの景色も中々でしょう?


ただ、寝る場所を作るのに、マイ・バイクには外に出てもらいました。
ゴメンね・・・


ピンぼけしてしまったけれど。
おやすみなさい☆彡


5時11分。
狭くて寝にくいな・・・と思ったのに、結構よく寝れて夜中に一度少し目が覚めた程度でした。


5時37分。
風もほぼ収まり、外もあまり寒くありません。


駐車場から少し登ったところで簡単な朝ご飯にしました。
前日に農家の友人に会いに行く前に寄ったスーパーで買ったイチゴで贅沢な朝食になりました。チーズはボーフォールです。


どちらを向いても色んなお花に囲まれた、1年で一番良い季節でした。


眼下には前日に農家の友達に会いに下りた、ヴァル・ディゼールの町が。


背後のお山の稜線から日が昇ります。


朝日に照らされるジョンシアン。


デミたんのトランクが洗面台となり!?歯を磨いたりしてます。


ありがとう、デミたん💖


2日目に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

速報・新しい自転車買っちゃった

1か月前の週末のサイクリング旅行記が途中ですが…
この度、ロードバイクを新調してしまいました。と、言っても中古なんですけどね。ロードバイクってとんでもなく高いので、新品はとても手が出ません。
今まで乗ってたのはMサイズで、身長163センチのわたしには少し大き過ぎたのでした。少し前から、メルカリ的個人広告で探していましたが、安くて良さそうなのはすぐに売れてしまうし、遠過ぎたり。


ロードバイクの大手メーカー、Giantのショップに数台置いていた中古自転車の中に、気に入ったのがありました。Giantの自転車を購入したお客さんの前の自転車を売る場所を提供しているのです。
同じシステムで中古自転車をいくらか置いている自転車屋さんを3軒ほど見て回りましたが、一番良かったのが、これでした。


11速(11/34)と標準的なギア。


ディスクは50/34。


わたしはよく分からないんだけれど…わたしのロードバイクの師匠、Oさん曰く「かなり良いホイールが付いてる」そうです。


自転車を買ったのは、Oさんちの近くの町だったので、早速初乗りに連れて行かれました。


新しい自転車の成果か、行程の一部で女子部門2位に✨…って今まで3人しか記録されてない道でした😂
ちなみに1位は、このブログにも何度か登場している知人で山スキーの女子ヨーロッパランキング2位のMさんした💦
それは置いておいても、とっても乗り心地が良くて軽くて嬉しいです。


また順を追って記事にしたいと思います。
お読み頂いてありがとうございました。

イズラン峠サイクリング後、懐かしい人に再会

わたしは単に、麓の町ランスブールからイズラン峠までの往復(65㎞、1600mUP)でしたが、自転車アプリのストラバの他の人の記録を見ると、他の峠道や山道も組み入れて120㎞や150㎞、獲得標高4000mとかもザラで、レベルの違いをまざまざと見せつけられます(;^_^A


お昼には麓の町に戻って、広場の日陰になったところでランチにしました。
その後、車でイズラン峠へと戻ります。
ちょっとした予定があるのです・・・


峠道は途中からヴァノワーズ国立公園に入ります。
せっかくなので車を停めて、少し歩くことにしました。


若いアボンダンスの牛さん達。
かわいいー💖


初夏でお花がいっぱいです。
今年は雪が少なく、早く雪解けしたためお花も早い目です。


あんまり遠くまで歩くほどの元気もなかったので、30分ほどで車まで戻ってきました。


峠の駐車場にデミたんを停めます。
週末や夏は、カッコいい車がいっぱいです😻


とっても珍しい車も見かけました✨


峠のカフェ。まだ本格的にシーズンインしていない時期だったためか、閉まっていました。
それにしても、イズラン峠道の両方の斜面を合わせても、麓の村(ボヌヴァルとヴァル・ディゼール)よりも上には、このカフェしか商業施設はありません。不便と言えば不便ですが、景観を守るという観点からは素晴らしいことだと思います。


峠の反対側に下りていきます。


スキー場で有名なヴァル・ディゼールの村外れにある農家。


牛舎前にデミたんを横付けします。


恐る恐る中へ。

教えてもらった住所を頼りにやって来ましたが、初めて来る場所なのです。


あっ、いた。

コロナ外出制限の期間に疎開⁈していた知人の農家で働いていたDさん。1年ほど前に仕事先を変えたと聞いていました。今回、イズラン峠をヒルクライムするにあたって、会いに行くことにしたのです。


知人の農家で働いていた時のDさん

👇


牛追い犬のオリちゃんが荷台に✨

さて、先月の話に戻ります。


これは6月のお話で、この翌日が牛さん達の放牧開始日でした。牛さん達を山に連れて行くのに、君も来るかい?と聞かれました。サイクリングから早く戻って来られたらぜひ、と答えましたが、結局間に合いそうにもなかったので行きませんでた。残念…


タリーヌ種(左)とアボンダンス種。

どちらもここサヴォワ地方が原産で、ボーフォール作りに指定されている品種です。


干草の上に農家のわんこが。

放牧期間中は牛追いをする賢いわんこだそうです。


仔牛ちゃんコーナー。

いっぱいいます💖


可愛い😍


搾乳タイムでした。

従業員がひとり休んでて、Dさんとお手伝いの女性だけで忙しくそうでした。


わたしもお手伝いしながらDさんとお話しました。コロナ疎開期間は、ずっと農家のお手伝いをしていたので、ごく自然に😅


可愛い(*´꒳`*)


帰り際に出口で見つけた小鳥さん。


逃げない😳


農家の前にいた若い牛さん達。


夕方〜夜編に続きます。

お読み頂いてありがとうございました。