フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

あの人と再会、からのテント泊

フランスが4連休だった先月末の週末のお話です。
ダラダラと書いているうちに、また1か月近く経ってしまいました・・・


1日目と3日目に峠道サイクリングをするので、2日目は休息日にするつもりでしたが、結局短い行程ながら、もうひとつ峠道サイクリングを組み込んでしまいました(^-^;
午後は車で南方面へと向かいます。ある友人と会う約束になっているのです。


その前に、寄るところが・・・


ブレまくりだけど💦
お気に入りの肉屋さんなのです。こちらに来たら必ず寄っています。
とは言え、ここら辺に来るのは半年ぶり以上になります。


一番のお気に入りは、お肉屋さんが手作りしているサラミ。
あまりしょっちゅうは来られないので、6本買っておきました。
ここのは、本当においしいんです。


こちらも、お店で手作りしている商品のひとつ。生ハムです。
晩ご飯用に3枚だけ切ってもらいました。


お店を出て、友人に連絡すると、車で10分ちょっとの隣町にいるとのことなので、そちらへと向かいました。


電話で言われた通り、小さな町なので「今、中心地にいる」のひとことで見つけることが出来ました(^▽^;)
ブログに定期的に登場しているスペイン人スノーボーダーの友人、Nさんです。


カフェに入って、ジュースをお持ち帰りで買うNさん。


景色のいいところがあるから、俺に着いてきて、とNさん。


町の標高は1100m以上あるのですが、さらに上がっていきます。
Nさんは電動アシストマウンテンバイク。そこそこスピードも出るので、バイクみたいなもんですね。


高台のベンチで、Nさんが買ってくれたラズベリージュースを飲みながらしばらく近況報告などおしゃべりをしました。

この日の3〜4週間前にシーズンラスト4(最後から数えて4回目)の山スキー&スノボを一緒に楽しんで以来でした。


雨粒がぽつりぽつりと。
正面のお山もお天気が怪しそうです。
わたしが向かうのは正面ではなくて、もっと左側の山で、空の具合はもう少しましそうです。しかし、心配したNさん「もし天気が悪かったら、下りておいで、俺んちは無理なんだけど、親友んちが広くて独り暮らしだから、泊めてあげられると言ってたし」
・・・ありがとう✨
心強いです😻


でも、お天気さえよかったら、もちろん外で・・地べたで寝たいです✨


これは実は、翌日自転車で登るつもりをしている峠道なのです。
標高2200mくらいのところに湖があり、その向かいに車を停めて斜面を登ります。


マーモットの穴がありました。


良さげなところに到着したので、平らな場所を探してテントを設営。

雨も降らなさそうです。


すみれ(パンジー?)があちこちに。


夏の前半に元気な、大きいジョンシアン(ゲンジアナ)。


寄せ植えコーナー(^▽^;)


テントを無事設営できたので、清々しいきもちで晩ご飯ピクニックを楽しむことが出来ました。先ほど、肉屋さんで買った生ハム。ちょっと厚切りだけど、塩辛過ぎなく、絶品でした。


インスタントスープ。
お湯を入れ過ぎて、本来の味が分からないほど薄味になっています(一一")



2日目編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

休息日の予定がイゾアール峠クライム

ガリビエ峠ヒルクライムの翌日のお話です。
夜はテント泊して、翌朝は自転車で登ったのとは反対側のオート・ザルプ県側に車で下りてきました。
この日の予定は、午後に南仏方面のお山地方に住む友達に会うことくらい。あとは、明後日にサイクリングする峠道の周辺にテントを張って今晩寝るつもりなので、その周辺を軽くハイキングするのもいいか、と考えています。


ガリビエ峠(2642m)から下りてきて到着するのはロータレ峠(2057m)。ガリビエ峠が年間半年間以上閉鎖されるのに対して、こちらは通年でオープンしています。


ロータレ峠から、ブリアンソン方面へと向かいます。
途中、この地方にある4つの標高の高い峠道の看板がありました。
左からガリビエ峠、ロータレ峠、グラノン峠、イゾアール峠です。
グラノン峠以外はどれもツールドフランスにしょっちゅう登場するので、ご存じの方も多いかと思います。グラノン峠は2400m台とかなりの標高なのですが、峠の反対側は未舗装路&軍隊以外は通行禁止になっており、峠道としての役割を果たしていないとして、標高の高い峠道リストからは外されており無名なのです。車で行ったことは何度かありますが、舗装路とはいえ道路の状態はかなり悪かったです。
しかし、今回のツールドフランスでは7月13日の行程のゴール地点になるので、先月大急ぎで道路修復の工事がなされていました(;'∀')


この看板を見ても、「じゃあ、ガリビエ峠以外のも登ったろうやんけ!」とは思わなかったのです。しかし、友人に会う予定の町や、明日ヒルクライムするつもりの峠道方面に向かうのには、この看板に描かれているうちの一つの峠、イゾアール峠を越えることになるのです。
それに気付いてからは、もう気持ちが固まっていました。
「通り道なんだったら、イゾアール峠も登っとく??」


イゾアール峠は、ケラ地方とブリアンソネ地方を隔てる峠。
ブリアンソネ地方側の坂道は、友人のOさんとこの夏、一緒に登る約束をしているので、今日のところは、反対側のケラ地方から登ることにしました。


自転車でアタックする前に、駐車場から徒歩10秒の地点にある食料品店で食料調達です✨
田舎なので、自転車で下りてくるのが12時を回ってしまったら、全てのお店はクローズドだからです。


さて、今から登る斜面・・・

こんな感じです👇

なにせ、この日はダラダラとする気満々で、あんまり下から登る気はしません💦
青矢印の地点から登りました。


毎回書いていますが、足つきしたくない一心で登りの写真はありません・・・

💦

着いた\(^_^)/
峠にて。
背景はわたしが登ったのとは反対側、友人Oさんと一緒に登る約束をしている方の斜面です。


峠にいたサイクリストさんに撮ってもらいました。
後ろにあるのは、ここイゾアール峠のシンボル的な石碑なんですが、工事のため周りにネットがぐるりと張ってあるのが残念でした。


それにしても、我ながら恰好がイケてなさ過ぎる_| ̄|○
今回の自転車&テント泊の旅にパジャマのつもりで持って来たズボンのまま、ヒルクライムしてきました。


この写真を撮って下さったとっても楽しいおじさまと、数分間おしゃべりをしました。よく峠道で出会うサイクリストさんに指摘されるのですが、この方にも「なぁ・・・運動靴やめて、ビンディングシューズにしなって。絶対にすぐに慣れるから。もし今度会った時それだったら、僕はキレちゃうよ」と言われました(;^_^A
そして、すぐにではなかったけど、「速報」として書いたように、先週末にビンディングシューズデビューを果たしたわけです(決してこの人に言われたからではなく、自分でもずっと思ってた😅)。


先ほどの食料品店で購入の菓子パン💖
もちろん、一気食い(;^ω^)


峠道と言えば、
①バイカーだらけ
②サイクリストだらけ
③カッケー車がぼちぼち
ですね~


峠の看板。
バイクのグループやサイクリングのクラブなどのシールで何も読めない😓
さて、下りていきます。


峠直前に、カラフルなマイヨー(サイクリストのTシャツ)の落書き。


GoPro撮影のダウンヒルを3本。

イゾアール峠 2022年5月27日・1



イゾアール峠2022年5月27日・2



イゾアール峠2022年5月27日・3


「カッス・デゼール」と呼ばれる、印象的なゾーン。


サイクリング用の看板。
先ほど、峠でシールまみれになっていたのと同じ種類のものです。


実質的に峠道が始まる集落までおりてきました。
この後、2、3の集落がありますが、この辺りは既に7パーセント以上の傾斜になります。
登りで、「長閑な村のなだらかな道なのにしんどい!?」と自問自答していた辺りでした。
直前に決めたサイクリングだったため、傾斜の具合を調べずにアタックしましたが(何度も車で来たことがあるので分かってるつもりで)、あんまりなだらかではなかった💦


車を停めている村まで戻ってきました。
水場があるので、たまたま居合わせた他のサイクリストさんと一応水を汲んだけど、わたしはもうここでお終いです( ̄▽ ̄;)


車のトランクというか、シートを倒した後部座で乾かしていたテントのフライシート。
しっかりと乾いています


これも、さっき食料品店で買ったものです。
村に下りてきたのは12時3分。お店は閉まっていたので、出発前に買っておいて良かったですε-(´∀`*)ホッ


この日の記録👇

距離約21㎞、獲得標高839m。
もともと、この日は自転車しないつもりだったので、短いサイクリングでしたが、キツい登りでした。


2日目午後編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

今季初めてのソロテント泊の朝

憧れのガリビエ峠ヒルクライムの日はテント泊をしました。
この1週間前に、友人と今シーズン最後の山スキーをする前夜、一緒に今シーズン初のテント泊をしたところでした。ちなみに、その日も日中はグランドン峠という、これもツールドフランスにちょくちょく登場する峠道をサイクリングしていたのでした(;^_^A


テントから朝一番に見える景色。
前夜はずっと雲の中、霧のような雨も降っていましたが、夜中には上がってお星さまもたくさん見えていました。今朝はよいお天気のようです。


ところで、前日はロードバイクで距離71㎞、獲得標高2250mと自己最高記録の峠道ライドをしたので、筋肉痛になるんではないかと気になっていたのですが、朝になってみると、意外と、どこも痛いところはありませんでしたε-(´∀`*)ホッ


テント泊の時は大抵、起きてすぐ朝ご飯の前にテントに入ったままコーヒーを飲みます。
さすがにテント内でジェットボイルを使うのは怖いので、テントの真ん前でお湯を沸かします。


テントに入ったまま、大好きなお山の景色を眺めつつ朝一番のコーヒー(インスタントです)。最高レベルの幸せのひとつに数えられます(レベル低すぎでしょうか😅)。


だってね・・・
テント内にいるだけではなく、シュラフに入ったままですから(≧∇≦)


猛暑の週末だったので、標高2400mくらいのお山の朝も、そんなに寒くはありません。
思い切ってシュラフから出ました。


正面のお山の山肌。
昨晩は霧のような雨が降っていましたが、夜中は0度近くまで下がったのでしょう。薄っすらと雪のように張り付いています。


気持ちのよい朝日の中、朝ご飯にしました。
パンとチーズ、ビスケットにコーヒーです。


今日は、午後に友人と会うことになっている以外は特に予定がありません。昨日の自転車はしんどかったし、明日もまあまあな行程のサイクリングのつもりなので、休息日でいいだろう・・・


ダラダラするのにも飽きたので!?お片付けするか・・・
まずは一番の難関、サーマレスト(エアーマット)から始末しました。


全然寒くない夜だったら、この内側のテントだけで寝るのも良さそう・・・と思いつつも一度も実現したことがありません(^-^;
日中暑くても、夜は結構寒いんですよね。風がある時も多いし。


はい、まとまりました。


雪渓の中にマーモットが。
保護色で分かりにくいけれど、その右上にももう一匹います。


朝日の中、気持ちよさそう。


マーモットの後ろ姿。割と面積があります(^▽^;)
マーモットの写真を見て、リスかネズミくらいの大きさ?と思われる方も多いんですが、大人のマーモットはネコかウサギくらいといった感じです。


ボーっとしています(*´▽`*)
そこまで怖がりでもないので、こっちが大きな音や動作をしない限り、結構近づくことが出来ます。でも最後には穴(住処)の中に逃げ込んでしまいます。


道路近くまで戻った時に、すんごい雲海に出会うことが出来ました。


さて、車でオート・ザルプ県側に抜けたいと思います。昨日自転車で登ったのとは反対方面です。サイクリング記の中にも書きましたが、この時期は、ガリビエ峠自体はまだオープンしておらず(峠直前の道路の除雪がされていなくて)、峠より少し下にあるトンネル経由でしか車は通過することができませんでした。
ただし、サイクリスト達は最後の除雪されていない部分の道路は自転車から降りて、押して峠まで行っていました(わたしも含めて)。


トンネルを抜けた、オート・ザルプ県側。
サヴォワ県側とは違った雰囲気です。


写真中央に見えているロータレ峠という、別の2000m台の峠に到着します。


2日目午前編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。