フランスで山歩き

仏中東部リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

あけましておめでとうハイキング(その3・最終回)

元旦からひとりハイキングに出掛けてしまいました…雪が少ないのをいいことに2800m台の山頂に登った後は湖を経由しつつ周回します。
その2では一つ目の湖、レメイ湖に到着したところまで書きました。


地図で見る限り複数の湖から成り立つレメイ湖。しかし一番大きなメインの湖以外の小さなものは形も見えません。


振り返った景色。


水面をズーム


風が作った雪の彫刻も面白いです。人が歩いた跡がないので色んなものがそのままの形で残っています。
そういえば、今ふと気づいたのですが「その1」の初めに「元旦から迷子になりたくないから今日は地図に載っている案内表示板のあるコースを歩く」みたいなこと書きましたが、「その1」の「パ・ド・ラ・ミーヌ」以降、コース外でした(^^; 地図にも道が載ってなければ案内表示板もないという・・でもまあ道は踏み均されたところが多かったし、ケルンにも助けられたからそんな印象はありませんでした。


湖から朝通ったところまで登ります。



行きに通った分岐点が見えてきました。地図上のコースに戻ってきたことになります。ここから左手のブルフィエ湖行きの稜線を下ります。


ここを歩いて行きます。


湖に向かってだいぶ下りてきました。
こ、これは・・・


マ、マンボウ・・・??


マンボウ湖、もといブルフィエ湖の畔。背後にはさっき通過したプチ・タイユフェール。


湖の表面。


歩けるかちょっと試してみます。
割と滑ったんでもういいです(~_~;)





先ほどの谷に囲まれたレメイ湖と比べてこちらは少しは窪んだ場所にあるももの結構日がさんさんと当たるので、表面が一部融けかかっています。
それ以前に標高もレメイ湖は2500mくらい、こちらは2115mとだいぶ低いですしね。


湖の畔に小さな小屋がありましたが残念ながら閉まっていました。


湖から流れ出る小さな川は凍っています。


湖まで下りちゃった分、また登ります。
お日様も低いしなんだか朝、頂上に向かって登っているような錯覚を覚えました(^▽^;)


朝通った壊れた行先案内板のところまで戻ってきました。


後は朝来た道をどんどん下りるだけです。
シャルトルーズ山塊が美しいです。


ヤマツツジだらけです。初夏に来てみたいものです。


駐車場まであと30分弱というときにまさかのアイゼン再登場( ゚Д゚)
上りより下りのほうが滑りやすく2度ほどバランスを崩して転びかけたので、面倒がらずに出してきました。


夕方4時過ぎ。日はだいぶ傾いているものの、少しずつ日が長くなりつつあるのを実感します。


4時半。駐車場(ってか路肩ですが💦3台くらい停められる)に到着。
登山口のすぐ隣には、かつてここで雪崩に飲まれて殉職した3人の軍人の慰霊碑がありました。朝は真っ暗で見えてなかった・・・


ハイキングの帰りに夕焼けの山道を運転する・・・大好きなことのひとつです。


山道が始まる村、アルプ・デュ・グラン・セールはスキー場ですが今のところ雪が全くありません。雪不足はフランス中。開いているのはごくごく一部の3000m以上くらいにゲレンデを持つスキー場のみです。


帰りの高速もリヨン市内も渋滞・・・前の車、どこのスキー場行ってたんでしょうか。


1年の始まりを山で過ごせて満足この上ない1日でした。
全部読んでくださった方、ありがとうございます

あけましておめでとうハイキング(その2)

元日早々ハイキングに行ってしまいました(^^; 自宅から2時間弱のタイユフェール山塊です。
その1では目的地、山塊最高峰のル・タイユフェール(2857m)の山頂に到着したところまで書きました。
ここが思っていた以上に見晴らしがよく、幸い晴天だったので周りを取り囲むあらゆる山塊をくまなく見渡すことができ、風が強くて寒い中、頂上には1時間くらい滞在しました。


やたらとだだっ広い山頂です。


このかわいい像は聖エロワ。聞きなれない聖人ですが坑夫や鍛冶屋の守護聖人です。この山の周辺にはかつて鉛の鉱山があったためらしいです。


昨日も一人だったのでセルフィーです


グラウンドのような広くちょっと間の抜けた頂上には苦し紛れにあちこちにケルンが作られています。
ヴェルコール山塊やシャルトルーズ山塊との間にできた巨大な雲海と頂上の雪の白が一体化して不思議な光景になっています。


こちらの稜線の先はラ・ピラミッド。その名の通り、ピラミッドのような形をしています(安易な・・)。2839mで山塊2番目に高くなっています。
その奥はエクラン国立公園。


北エクランでも特に美しいメイジュ(3983m)にズーム。


北エクラン、オワザン方面にズーム


もう少し北にはグランド・ルース山塊のどこからでも目立つ3兄弟、エギーユ・ダルヴ。
その左の雪で白くなっているのが11月初めに登ったエギーユ・ド・レぺスール(3230m)


登りの途中から見え始めたモン・ブラン。その手前はベルドンヌ山塊。


左がベルドンヌ山塊最高峰、グラン・ピック・ド・ベルドンヌ(2977m)。これも遠くからでもよく見える山です。


なんかかわいい子鳥がいます。


あちこち探してなるべく風のましなところで昼食。眼下には凍った湖。
フルシュ湖という名前の湖で、周辺にはいくつも小さな湖があります。
その先はグラン・ガルベール。以前のブログにも書きましたが、雪の多く残る5月に登りました。
👇その時の様子



フルシュ湖にズーム。


お昼休憩も十分すぎるくらい取ったのでそろそろ下りていきます。
レメイ湖(写真中央やや左)に向かって早く下りられそうなところを適当に下っていきます。


だいぶ下りてきました。結構急なのでそろそろと下ります。


Le Lac de l'Emay (レメイ湖)の畔に到着。


ここから帰りの道のりは明日以降に続きを書きます。次が最終回です、さすがに(^^;)

あけましておめでとうハイキング(その1)

新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。


ぼんやり夢見てた元日ハイキング、実行してしまいました。
大晦日の晩と元旦を一緒に過ごそうと思ってた友人が風邪でダウン。いきなり暇になってしまい、31日朝。ドキドキしながら翌日の天気予報を見るとどこも大体晴れではありませんか
ヾ(*´∀`*)ノ これは行きなさいと神様に命令されたようなものです。


半ばパニックになりつつ選んだのは、先日行ったハイキング先の北エクランから正面に見えたタイユフェール山塊。それも山塊最高峰で山塊名と同名のル・タイユフェール(2857m)に登ってきました。
何度か書きましたが、今のところフランスの山は雪が少なく、3000mに近いような山にこの時期普通にハイキングで登れるとは信じがたいでしょうが、それが出来てしまうのです。もちろん雪があれば危ないコースはダメですが、雪のない状態でそう危険な箇所がないコースなら大丈夫。古く硬い雪があるのでアイゼンは必要ですが。


朝7時半到着。うちから2時間弱と比較的近場です。
この道の最終駐車場に5月に来たことがありますが、そこまでの部分は閉鎖されていました。ギリギリセーフ、です(;´∀`)


例年より雪が少なく普通のハイキング可能、とはいえそれなりにはあるはずなので地図にも載ってて案内表示もあるコースを行くことにします。元旦から迷子になりたくありません(◎_◎;)


準備して歩き始めたのは8時前だというのに暗っっ。久々にヘッドランプの登場です。
いきなり急な登りです。


少しずつ明るくなってきました。な、なんじゃこりゃ~この凍ったところを歩けというのか。。
でもどうせこのあと日の当たる野原に出たら雪はないだろうしアイゼン出すの面倒くさいので端っこのところを無理やり歩きました。木が生えてて歩きにくかったですけど滑って転ぶよりましです。てか、ザック開けてアイゼン出せよって話なんですが・・・


すぐ日当たりのよい野原に出るような気がしていたのですが、まだ森ゾーンが続きます。しかも最近行った中で一番雪は多いくらい。それならさっきすぐにアイゼン履けばよかった・・もう今更面倒くさいので、しかもさっきみたいに氷になってるわけではないのでボチボチ注意して歩けば滑ることはありません。地図を見る限り今度こそもうすぐ野原に出るはずなので少しの我慢です。


少しずつ高度を上げてきて後ろを振り返ると・・・ヴェルコール山塊との間に雲海が。


こちらはさらに上がったところから。同じくヴェルコール山塊。


中央の扇型の山は先月極寒の日曜に友達夫婦と登ったヴェルコール山塊最高峰のグラン・ヴェイモン。わたしたちはこちら側からでなく裏側から登りました。


おお、わたしに関係のある山が・・・


以前ブログに書いたリベンジ済みの二姉妹峠とリベンジできてないグランド・ムシュロールです。例えばこのグランド・ムシュロールとかは雪がたくさんあると危ない系です。ですのでリベンジは来年初夏以降ということになります。。


そして左奥に見えてきたのは・・・


デヴォリュ山塊最高峰のオビウ。惚れ惚れする美しさです。9月に登りましたがとっても登り甲斐があり変わった景観も魅力的でもう一度行きたいと思ってる山です。
👇その時の様子



野原ゾーンを歩いてしばらくすると・・・


分岐点に到着しました。・・・って案内表示板壊れてるし(~_~;)
でもまあ地図を見る限り、右はブルフィエ湖という湖に行く道、わたしは山に登るので左ってことです。


登っていくと眼下に湖が見えてきました。もし帰りに時間があれば寄ることにしよう・・


道は雪に隠れて見えませんが、右手が高くなっているのでそっちに登るのでしょう。
おっ、ケルンがあります(写真中央ひだり)💖 いちいち地図とコンパス出してこなくていいので助かります~


もともと岩々石々した場所なのでケルンが見え辛く、探すのも宝さがしみたいです。でもないよりはずっとまし・・・最近行った場所ケルンほとんどないところの方が多かったので。


この手前の岩のように、ときどきペンキマークも見えます。多くは雪に隠れてしまっているのですが。


アイゼンは少し前から装着していたのですが、雪が深くなってきたのでゲイターも着けよう・・・風が強くて結構寒く、薄い手袋ではもうだめで指の感覚がなくなってきたので分厚いほうの手袋も出してきました。


今日初めてドキドキする場所を通ります。ここはパ・ド・ラ・ミーヌ。パ(pas)とは山の反対側に行くことができる通り道というか切れ目のような場所です。
ミーヌとは鉱山のことで、この辺り一帯でかつて鉛が発掘されていたことに由来しています。


かなり細くて急な場所なので丁寧に歩きます。


怖いところは短かったです。安全なところに出てきました。
山の尾根がありますが、これは下っていくやつで、わたしは反対側、つまり左側に登っていきます。


・・・ケルンもないですねーこのあたり。仕方ない、高そうな場所目指して適当に登ってきます。


こんな岩があり、地図を見る限りその続きがわたしの行きたいル・タイユフェールです。ただし、はじめにプチ・タイユフェールがあり(写真奥)、それを超えた先のようです。


適当な登り方してたら何かの頂上を抜かして通り過ぎてしまってました(;´Д`) しかし残念ながらまだこれはプチ・タイユフェールではありません。


さらに登っていくと右手の眼下に湖が見えます。もちろん凍っていますが。帰りは今歩いてる尾根ではなくこっちら辺を通って帰ろうと思います。


しばらくしてプチ・タイユフェール(2696m)に到着。


モンブランが大きく見えています。


プチ・タイユフェールからさらに200mほど登るとケルンがやたらあちこちにある平たい場所に出てきました。


平べったくて山頂っぽくありませんがこれがル・タイユフェール山頂(2857m)。
中には5人も集まればギューギューで危ないような山頂もあれば、ここは小学校の運動会でもできそうな広さです(;´∀`)


さあ今日も午前1時を過ぎてしまいました。後編はまた明日以降に書きます!