フランスで山歩き

仏中東部リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

次男とヴァノワーズ国立公園で3日間ハイキング(7月、その3・最終回)

次男とふたりで出掛けた夏のヴァノワーズ。2泊目の山小屋、ルフュージュ・ド・プレザンス(2170m)に夕方到着したところまで書きました。
2日目の行程自体がまあまあ長かったのに加え、途中道を間違えたりして既に疲れていた夕方、山小屋まで600mほど登らねばならず、次男はもちろんわたしもクタクタになりました。でも圧倒的に迫力があり美しいヴァノワーズの山の中で疲れ果てて眠ることができるなんて本望としかいいようがありません。


山小屋のマスコットの猫ちゃん


山小屋前のテラスにて。今ふと気が付いたこと・・・
どうしてわたしビール頼んでない!!??
おそらく疲れすぎてて、到着しただけで満足しちゃってたんでしょうね…


ちなみにここは宿泊客の洗面所です。小さな山小屋はどこもこんな感じで、みんなここで歯を磨いたり顔を洗ったりします。トイレももちろん外~~


かなりバテてた次男ですが、山小屋からの景色に大満足。猫好きなので可愛い猫ちゃんと遊べてそれも嬉しかったようです。
ちなみに背もたれにかかっているアンパンマンのタオルは、彼は帽子を忘れたため日差しがきついときにバンダナがわりに使っていました。


2泊のハイキングでしたが、食事はすべて自炊!食料が重たかった・・・山小屋に泊まっても食事を頼むことは稀です。でもどこの山小屋でもテーブルの一角を使って食べるよう提案してくれます。夏でも夕方以降は外は結構寒いので、調理は外でしますが、食べるのはお言葉に甘えて中で食べることが多いです。寒くなくて天気さえよければテラスで食べますが。
ちなみに朝食は少々寒くても厚着してテラスで食べます。朝の景色、空気はとっても気持ちいいので・・・


典型的な山小屋の寝室。ベッド数38と比較的小規模な山小屋です。


山小屋が川に近くて、しかもじゃんじゃん流れてて結構うるさかったので(山奥なのに騒音…)寝られるのか心配でしたが、寝室からはそんなに聞こえず疲れもあって結構寝られました。
さて、3日目のハイキングに出発です。今日は1日目に北側から上ってきて近くを通ったプラーニュ湖に南西側から近付きます。


プラン・セリー峠(2609m)に到着。
アンパンマンタオル、大活躍(*‘∀‘)


7月も後半だったし、あまり高いところまで行かなかったので雪渓はまれでした。
ここは窪地になっているので少し残っています。


そりを試みましたが、傾斜が十分でなくあまり滑りませんでした(;´Д`)


このあとハイキングコースは湖に向かってどんどん下りていきます。


プラーニュ湖(2146m)が見えてきました。行きは下から登って来たのですが、高いところから見る湖は一段ときれいです。


牛たちが急な坂をどんどん下りてきます。



放牧の牛が湖水浴?しています。牛が水に入ってるの初めて見た・・・・
茶色い牛たちはサヴォア地方特有の品種、タリーヌ種。ボーフォールなどこの辺りの名産チーズ作りには欠かせません。
湖の畔にあるのはアントル・ル・ラック山小屋。


サヴォアのもうひとつの品種は白い顔にメガネが特徴のアボンダンス種。こちらもタリーヌ種と共にボーフォールを作るのに指定されている品種。アボンダンスとはオート=サヴォア県の村の名前で、そっちの方面にはボーフォールと同じくハードタイプのアボンダンスというチーズもあります。


湖から流れ出る小川の隣で少し遅いお昼ご飯にしました。あとは行きと同じルート、川に沿って下っていくだけです。


といってもまだ午後2時を過ぎたくらいなので、その前に少し川で遊んでいきます。
うちまで車で3時間くらいかかるので、早い目に駐車場に帰ることができるのは嬉しいです。翌日朝は仕事だし(;´Д`)


お兄ちゃん欠席で次男とふたりだけでの2泊3日ハイキングとなりましたが、それはそれで楽しかったです。今回に限らず、彼らと出かけたハイキングは日帰りでも泊りでも、毎回かけがえのない宝物のような思い出になっています。
全部読んでくださった方、ありがとうございました。










 

次男とヴァノワーズ国立公園で3日間ハイキング(7月、その2)

次男と夏に2泊で出掛けたヴァノワーズ国立公園。山小屋で1泊して2日目です。
憧れのグランド・カッスを背景に(登ったわけでもないのに ^^;)写真を撮りまくったあとまた歩き始めます。


谷の底を眺めて。


ルバーブだらけです。


・・・実はこの後、道を間違えました💦 正しい道は谷に少しずつ下りていくのですが分岐してることにさえ気づかず、進んだ先は放牧業の人たちのシャレーがいくつかあった後は道がなくなってしまい、元のところに戻るのが嫌だったのでコースの道まで400mくらい下までめっちゃ急な坂を下りました。


次男よ、ここから下りようとは言わないから心配するな~~


う~ん、下りるならこの辺から??


だいぶ下りてきて道が見えてきました。谷の底は放牧業の人たちが車を使うので(実際に車はまず見ないですが)太い道になっています。


中途半端な場所ですが、正しい道も見えてホッとしたところでお昼ご飯にします。確かもう1時半を過ぎていて究極にお腹が減っていたのです。


これは次男が「(お母さんが)道間違えてめっちゃ急な坂を下り(させられ)た思い出」に自ら撮影した1枚(^^;
彼はこの坂で転んでタイツ(ユニクロのヒートテック)に穴を開けました(;´Д`) 穴が開いたことと暑くなってきたことでお昼食べる前に脱いでました。


お昼ご飯のあとは正しい道まで下りて、先を急ぎます。
このあと、道なりにレゾネー山小屋(1590m)まで下りた後、今度はそこから北に延びるハイキング道を登ります。目的地は今夜のお宿、プレザンス山小屋(2170m)。3分の2ほどは急な登りで既に疲れている夕方にはキツかったです。



大きな岩の陰でしばし休憩。


急な登り坂が終わった辺り。氷河が美しいです。


あ~嬉し~~ 川の上流に山小屋が見えてきました💖 


昨晩のお宿よりさらにこじんまりとした可愛い山小屋です。猫ちゃんがお出迎え♬


前編、後編でいこうかと思ったんですが思ったより写真がたくさんあって(そのほとんどがわたしたちのどちらかが写っている記念写真ですが。。)、その1~3までにしたいと思います。ということで次回(その3、最終回)に続きます!

次男とヴァノワーズ国立公園で3日間ハイキング(7月、その1)

古い話ですみません。
日曜の今日は寒いだけでなく天気まで悪くて家事に専念する1日となりました。
それだけでは空しいので、7月に2泊3日で次男とふたりで出掛けたハイキングの話でもアップしようと思います。長男は親友一家に誘われて川辺にキャンプしに行ってしまい、付いて来ませんでした。親と別行動するお年頃になったのかと嬉しいような悲しいような複雑な気持ちで次男とふたり、大好きな夏のヴァノワーズで自然を満喫してきました。


7月当初、ブログをまだやってなかったので(始めたのは8月)、ブログ目線の写真がほとんどありません💦 わたしたちどちらかが入っている記念写真かあとは少し花の写真があるくらいで、なかなかいつものように風景だけのものがありません。
当時でもひとりで行った時だと風景の写真中心だったのですが・・・
ご了承をm(__)m


そんなに張り切ったコースというわけではないのですが、地図3枚にまたがることになってしまいました^^;
ちなみに一番右の地図の表紙の写真の村は、最近模様替えしたこのブログの背景の写真(PCでしか表示されないかと思いますが)と同じ村です。ヴァノワーズの南東の端っこ(厳密な国立公園内からは若干外れています。国立公園内には町や村はもちろんのこと一般車が走れる道路さえもないので)にあるレコ村。イタリア国境まで数キロの距離です。1年ほど前に行ったときに撮ったものです。


👆(3枚重ねてる)  こんな感じで周回します。


今回の出発地点はヴァノワーズ国立公園の北側の町、ペゼー・ナンクロワからさらに下がったロジュエル山小屋(1556m)。山小屋といっても車でアクセスできるので(道路の最終地点)、むしろ簡素なホテルといった感じがしました。山小屋の前の大きな駐車場に車を停めて2泊のハイキングに出発です。


ラ・プラーニュ湖から流れ出る小川に沿って約2時間歩いた地点でお昼ご飯にします。
その湖は3日目に寄るので、今日は敢えて畔を通らないコースです。
次男はリヨンのサッカーチーム、オリンピック・リヨネのTシャツを着ていたため、すれ違うハイキング客たちに「おっ、リヨンからだねっ」「ことしは誰々の調子がいいね」などと声をかけられっぱなしでした(-_-;)  恥ずかしいな~もう。。



・・・って以下、誰の子供じゃいという話ですわ。
👇 日本で地元のJRで。阪神戦観戦後の阪神電車内ではありません。

いや、その。。(^▽^;)
友達がプレゼントしてくれたんですわ、タイガースの80周年記念ユニフォーム…
箪笥にしまっとくのもなんだからお出かけ着として着用してみたんですよ。
浮かれポンチ(@へっぽこアルピニスタさん)もいいとこ
知らないおじさん2、3人から「あれっ今日タイガース試合あったっけ!?」と話しかけられました・・・



…話がずれましたが、ヴァノワーズですよ、ヴァノワーズ。


7月だったので花が豊富できれいな花を見つけるたびに次男は大はしゃぎでした。


ジョンシアン


これもジョンシアンの一種


夏にはあちこちにみられるサクシフラージュの一種。水辺に多いような気がします。


黄色い花びらが落ちた後、めしべの部分だけ長い間残りふわふわの綿菓子のようになるブノワット・ランポント。


午後4時。昼過ぎから少し曇ってきていたのですがもうちょっとで山小屋に着きそう、というときに雨が降ってきました。山小屋の少し手前にあるグラッタル湖(2512m)。ワタスゲが満開でした。


結構しっかり降ってきたので大急ぎで山小屋へ。あとほんの少しだからという理由で雨具も出さなかったのでかなり濡れてしまって肌寒い・・・
中に入ってびっくり。宿泊予定のハイキング客はほとんど全員到着しており、この天気なのでみんなして食堂に集まりギューギュー詰め!トランプに興じる人、読書にふける人、ハーブティーを飲みながら仲間と談笑する人・・・皆の熱気で蒸気がポッポッと上がってたように思います。


翌朝、山小屋(ルフュージュ・デュ・コル・デュ・パレ、2587m)前で撮った写真。ベッド数47と中規模ですがこじんまりとしてて可愛らしく立地もよかったです。


2日目、出発です。山小屋と、ワタスゲだらけだった湖が遠くなっていきます。


7月とはいえ、朝は寒いです。


2日目はヴァノワーズ最高峰のグランド・カッス(3855m)や隣接するグランド・モット(3653m)といったアルピニストでないと登れないスター級の山々の北側の麓を歩くコースです。


憧れのグランド・カッスに興奮して大・撮影大会になってしまいました(;´Д`)


3日間で唯一のツーショット。通りがかったハイキング客に撮ってもらいました。


グランド・カッスの全体が見渡せる場所に湖がありました。
後日、南ヴァノワーズに住む友達がヴァノワーズ特集の雑誌のバックナンバーをくれたのですが、表紙がこの場所でした!
👇これです


さて、歩き続けます。


グランド・カッスの手前にはエギーユ・ド・レペナ(3421m)やポワント・ド・ラ・グリエール(3264m)。
ドキドキする美しい景色が続きます。


写真をいっぱい撮る習慣がなかったので画像不足です。記念写真ばっかりで残念・・・


今日はここまでにしておきます。後編はまた明日以降に時間を見つけて書きますね!