フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

無事に下山の後、恒例の・・・

前夜に短期留学から戻って来たばかりの長男も一緒に、一家3人で山小屋泊ハイキングに出掛けた時のお話です。


5月の中旬の週末でした。
雪がとても少ないシーズンだったので、これがラストスキーかな?と思いつつしみじみと!?滑りました。


山小屋から駐車場へと向かうハイキングコースではマーモットを何匹も見かけました。


地中深くに穴を掘って寝床にするので、モグラのようなしっかりとした指&爪をしています。


林道の最終駐車場。
ひとつ下の駐車場のところに「この先侵入禁止」の看板があったので、わたしたちはそこから歩いて来たのですが、他に車は一台もなくて、みなここまで進んでいるようでした。
悔しい_| ̄|○


最終駐車場から20分か25分くらい歩いて、車のところまで戻ってきました。


写真には撮れなかったのですが、なんと車の下にマーモットが隠れていて、わたし達が近づくと飛び出てきたのでした。
ところで、3人でスキーやスノーシューやらあると、車がものすごく満員御礼な感じになります(;^_^A しかも、元々はテント泊するつもりで前夜に準備をしていたので、テントなどの装備も入ってるんですよね💦


4か月半ぶりに留学から帰ってきて、数時間後にはお山に引っ張り出された長男と。


谷を走るこの地方のメインの県道へと下りる途中に通りがかった可愛らしいチャペル。


麓の村にて。
以前にも書いたことがありますが、この辺りの山からハンニバル将軍が象を連れた軍隊でアルプス越えを行った史実に基づいた像があります。
ゆるキャラ化されたりすることもなく、かなりリアルに作ってあります、象の方は。なぜか、ハンニバル将軍の方は同じクオリティではありません(^-^;


さて、谷を走る県道沿いに15分ほど進んだ町に寄ります。


寄るところその①
ボーフォールチーズの農協です✨
ボーフォールの生産地域は結構広いので、農協はそれらの地域の町に数えられないくらいいっぱいあるのですが、ここのはその中でも、特別においしいのです(わたし調べ)。


農協の規模には色々ありますが、ここは比較的小さい目です。
店内にいた2組のお客さんは、国境が近いこともあってか、両方イタリア人でした。お店の方もイタリア語で対応していました。


ここのメイン商品は、もちろんボーフォール。
どこの農協でも若いものと熟成が進んだものと最低2種類は置いています。


どっさりと買いました(≧∇≦)
エコバックを車に忘れたので、段ボール箱に入れてもらいました。


重たすぎて、段ボールが壊れてきた(-_-;)


寄るところ、その②はイタリア国境に近いモン・スニ峠道。
この時点で、開通して2週間くらい経っていましたが、開通したばかりの週末にロードバイクで登りました。


麓の村から10㎞程で峠に到着。
峠の少し先には湖があります。お天気の良い日が続いていたためか、水位がだいぶ低くなっているように見えました。


ジョンシアン(ゲンジアナ)がいっぱい咲いている草原でピクニックをしました。
もちろん、ついさっき買ったボーフォールも出してきました。


麓には、タリーヌ種の牛さん達がのんびり。


可愛い(・∀・)


おうちに連れて帰ってきた子たち
👇

立ててあるのが、ボーフォールです。
他の種類のチーズや、サラミも買いました。


お読みいただいてありがとうございました。

残雪のお山で家族3人で迎える朝

5月中旬の週末に、大学生の息子二人と山小屋に泊ってハイキングしたときのお話です。


朝5時半の空。
山小屋の裏に出て撮りました。


宿泊客の2グループ(二人組と三人組)が朝ご飯&出発準備をしています。
春の雪山はお昼前には気温が上がってきて登りにくく、そして特に滑りにくくなるので、早くに出発する人も多いです。


一番に出発したのは、前日の夕方から晩にかけて一番よくお話をした二人組のGさんとDさんでした。谷の奥にある3300m台と3200m台のお山をハシゴするそうです。
お二人とは前夜に連絡先を交換してありました。「また来シーズン、機会があれば一緒にスキーで散策しましょう」と言ってお別れしました。


小さくなっていく二人の姿。
お気をつけて!!


寝室にそーっと戻って、息子たちが起きているか見に行きましたが、当然のごとく爆睡中でした(^-^;


もう少し寝かしておいてやりたいので、小屋の裏にあるテーブルでコーヒーを準備し、周辺をウロウロしながら飲みました。


他の宿泊客が全員出発してしまって、ガス台が使い放題になったので2杯目以降の飲み物はやかんでお湯を沸かして作りました。


テーブルに朝ご飯の準備をしてから、息子たちを起こしに行きました。


最高の朝ご飯の食卓のまわりをぐるっと1周ご覧ください✨
👇

山の朝ご飯



朝一番には見るのを忘れましたが、7時半の時点で外の気温は6度。
2000m以上の山にしては、生暖かい感じがしました。


朝ご飯の後、出発の準備に取りかかります。


小屋を出発する直前、長男と。


雪が十分にある斜面から出発したいので、初めに少しだけ登ります。


息子たちが撮ってくれました。


狭いところでターンします(^▽^;)


楽しい🎵


今回はスキーでなくスノーシューで来た息子たち。
まだ日陰で雪が硬い目だったので、ズボズボになりにくかったです。


雪の最後らへんに到着。


ここでスキーを脱ぎます。


スノーシューもしかり。
ザックの横のベルトに引っ掛けて歩きます。


ちょっと渡りにくい💦
春の終わりから初夏にかけては、小川に雪解け水が流れ込むので川幅が広くなりがちです。
滑らないように注意です。


ハイキング道と平行した小川の透明度がすごいです。


あっ、マーモットが岩の隙間から出てきました。
可愛い✨


最終回に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

残雪の山小屋で過ごす夜(5月中旬)

2週間ほど前に親子3人で雪の残るお山に1泊ハイキングしたときのお話です。


小屋からさらに谷の奥に進んだところの画像です👇

Torrent Bramans
雪解け水が小川に流れ込み、水の勢いが強くなっており、春らしく感じられました。


今回お世話になるアンバン山小屋。標高2200m台にあります。
管理人さんは既にお山を下りていてお留守ですが、鍵は開いているので泊まった人は使用料分の小切手か現金を小屋内の箱の中に入れていくようになっています。


アペリティフタイムに突入しました💖
地元サヴォワ県の白ビールです。サラミとチーズ2種類。
お昼の残りのポテチはスーパーのオリジナル商品でセップ風味でした。


日陰になると、外は肌寒くなってきたので小屋内に移動し、宴会の続きです😊


山になかなか持って来ないもののひとつ、アボカド。
うちにかなり熟したのがあって、ハイキング中の2日間うちに置いておきたくなかったので、今回持ってきてしまいました。つぶしてドレッシングと混ぜました。
パンと一緒に食べるとおいしかったです。


昼間にハイキング中に出会って、少しお話していた男性スキーヤーのおふたり。


おふたりはワインを持って来ておられて、少し分けてくださいました。


あとは早ゆでパスタ。
ゆで汁に粉末インスタントスープを混ぜて汁だくさんの一品にしました。


日が長くなってきて夜の8時過ぎでも、まだ夕方くらいの感じです。
ずっとふたりでキャピキャピしてる大学生の息子たち(;^_^A


歯磨きタイム。
小屋は水道が止めてあったので、宿泊客は皆、外で歯を磨いていました。


ちなみにトイレはこれです。
小屋から15mくらい離れたところにあります。
次は中の写真です。
見たくない方は長い目にスクロールして飛ばしてください😅
👇
👇
👇
👇
👇
👇
👇
👇
👇
👇
👇

究極のエコトイレ。
穴があるだけです(^▽^;)


9時前。
ようやく日が暮れようとしています。


宿泊客のお兄さんやおじさま達はみんな感じがよく、夕方から夜にかけて色々お話しました。


外も寒くなってきたので、みんなで中に入りました。


ぶれてるけど💦
山小屋の玄関先にて。
おじさまスキーヤーさんが、ずらっと並んでいる宿泊客のスキー靴の批評(特徴、メリット・デメリット)をしていくのを興味深く聞かせていただきました🎵


翌朝編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。