フランスで山歩き

仏中東部リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

あけましておめでとうハイキング(その1)

新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。


ぼんやり夢見てた元日ハイキング、実行してしまいました。
大晦日の晩と元旦を一緒に過ごそうと思ってた友人が風邪でダウン。いきなり暇になってしまい、31日朝。ドキドキしながら翌日の天気予報を見るとどこも大体晴れではありませんか
ヾ(*´∀`*)ノ これは行きなさいと神様に命令されたようなものです。


半ばパニックになりつつ選んだのは、先日行ったハイキング先の北エクランから正面に見えたタイユフェール山塊。それも山塊最高峰で山塊名と同名のル・タイユフェール(2857m)に登ってきました。
何度か書きましたが、今のところフランスの山は雪が少なく、3000mに近いような山にこの時期普通にハイキングで登れるとは信じがたいでしょうが、それが出来てしまうのです。もちろん雪があれば危ないコースはダメですが、雪のない状態でそう危険な箇所がないコースなら大丈夫。古く硬い雪があるのでアイゼンは必要ですが。


朝7時半到着。うちから2時間弱と比較的近場です。
この道の最終駐車場に5月に来たことがありますが、そこまでの部分は閉鎖されていました。ギリギリセーフ、です(;´∀`)


例年より雪が少なく普通のハイキング可能、とはいえそれなりにはあるはずなので地図にも載ってて案内表示もあるコースを行くことにします。元旦から迷子になりたくありません(◎_◎;)


準備して歩き始めたのは8時前だというのに暗っっ。久々にヘッドランプの登場です。
いきなり急な登りです。


少しずつ明るくなってきました。な、なんじゃこりゃ~この凍ったところを歩けというのか。。
でもどうせこのあと日の当たる野原に出たら雪はないだろうしアイゼン出すの面倒くさいので端っこのところを無理やり歩きました。木が生えてて歩きにくかったですけど滑って転ぶよりましです。てか、ザック開けてアイゼン出せよって話なんですが・・・


すぐ日当たりのよい野原に出るような気がしていたのですが、まだ森ゾーンが続きます。しかも最近行った中で一番雪は多いくらい。それならさっきすぐにアイゼン履けばよかった・・もう今更面倒くさいので、しかもさっきみたいに氷になってるわけではないのでボチボチ注意して歩けば滑ることはありません。地図を見る限り今度こそもうすぐ野原に出るはずなので少しの我慢です。


少しずつ高度を上げてきて後ろを振り返ると・・・ヴェルコール山塊との間に雲海が。


こちらはさらに上がったところから。同じくヴェルコール山塊。


中央の扇型の山は先月極寒の日曜に友達夫婦と登ったヴェルコール山塊最高峰のグラン・ヴェイモン。わたしたちはこちら側からでなく裏側から登りました。


おお、わたしに関係のある山が・・・


以前ブログに書いたリベンジ済みの二姉妹峠とリベンジできてないグランド・ムシュロールです。例えばこのグランド・ムシュロールとかは雪がたくさんあると危ない系です。ですのでリベンジは来年初夏以降ということになります。。


そして左奥に見えてきたのは・・・


デヴォリュ山塊最高峰のオビウ。惚れ惚れする美しさです。9月に登りましたがとっても登り甲斐があり変わった景観も魅力的でもう一度行きたいと思ってる山です。
👇その時の様子



野原ゾーンを歩いてしばらくすると・・・


分岐点に到着しました。・・・って案内表示板壊れてるし(~_~;)
でもまあ地図を見る限り、右はブルフィエ湖という湖に行く道、わたしは山に登るので左ってことです。


登っていくと眼下に湖が見えてきました。もし帰りに時間があれば寄ることにしよう・・


道は雪に隠れて見えませんが、右手が高くなっているのでそっちに登るのでしょう。
おっ、ケルンがあります(写真中央ひだり)💖 いちいち地図とコンパス出してこなくていいので助かります~


もともと岩々石々した場所なのでケルンが見え辛く、探すのも宝さがしみたいです。でもないよりはずっとまし・・・最近行った場所ケルンほとんどないところの方が多かったので。


この手前の岩のように、ときどきペンキマークも見えます。多くは雪に隠れてしまっているのですが。


アイゼンは少し前から装着していたのですが、雪が深くなってきたのでゲイターも着けよう・・・風が強くて結構寒く、薄い手袋ではもうだめで指の感覚がなくなってきたので分厚いほうの手袋も出してきました。


今日初めてドキドキする場所を通ります。ここはパ・ド・ラ・ミーヌ。パ(pas)とは山の反対側に行くことができる通り道というか切れ目のような場所です。
ミーヌとは鉱山のことで、この辺り一帯でかつて鉛が発掘されていたことに由来しています。


かなり細くて急な場所なので丁寧に歩きます。


怖いところは短かったです。安全なところに出てきました。
山の尾根がありますが、これは下っていくやつで、わたしは反対側、つまり左側に登っていきます。


・・・ケルンもないですねーこのあたり。仕方ない、高そうな場所目指して適当に登ってきます。


こんな岩があり、地図を見る限りその続きがわたしの行きたいル・タイユフェールです。ただし、はじめにプチ・タイユフェールがあり(写真奥)、それを超えた先のようです。


適当な登り方してたら何かの頂上を抜かして通り過ぎてしまってました(;´Д`) しかし残念ながらまだこれはプチ・タイユフェールではありません。


さらに登っていくと右手の眼下に湖が見えます。もちろん凍っていますが。帰りは今歩いてる尾根ではなくこっちら辺を通って帰ろうと思います。


しばらくしてプチ・タイユフェール(2696m)に到着。


モンブランが大きく見えています。


プチ・タイユフェールからさらに200mほど登るとケルンがやたらあちこちにある平たい場所に出てきました。


平べったくて山頂っぽくありませんがこれがル・タイユフェール山頂(2857m)。
中には5人も集まればギューギューで危ないような山頂もあれば、ここは小学校の運動会でもできそうな広さです(;´∀`)


さあ今日も午前1時を過ぎてしまいました。後編はまた明日以降に書きます!














 

エクラン国立公園で今年最後のハイキング(後編)

エクラン国立公園でも比較的うちから近い北西部へ日帰りで今年最後のハイキングに行ってきました。
前編では予定していた山に行く登山口が荒れ果てていたため、予定変更でその近くの湖へ出発、森を抜けた辺りまで書きました。


森を抜けて山らしい風景になってきました。


浸食の跡が激しい山肌


無人山小屋であるキャバン・デュ・プレ・ド・ラ・ヴァッシュ(1997m)に到着。


いつか泊りに来るかもしれないので中をチェック


素晴らしい!マットレスがあります。


ストーブもあります。しかし木のストックはほとんどありませんでした。


そして雪かき用スコップ・・・


今は凍ってますが水もあります。


小屋から見える景色。なかなかいい場所なのでまた夏にでも泊りに来たいです。


小屋を超えた辺りから少しずつ雪が増えてきました。


先週少しだけ降りましたが、大半は11月初めに降った雪です。かなり固いので今回もスノーシューではなくアイゼンだけ持ってきました。ゲイターを忘れたのですが雪用ボトムを履けば靴にほとんど雪は入らないので、登りは暑いので履いてませんでしたがこちらも出してきました。今までザックに留めていたトレッキングポールもここから使うことに。雪のある時は装着関係の休憩に時間を取られます。


小屋から少しの間は道の形が何となく分かったのですが、間もなく雪が増えて全く見えなくなりました。


山の後ろに隠れていたお日様が顔を出しつつあります。


道も見えなければケルンもないので、適当に登っていくしかありません。


おおっ、シャモアがいます。例によってこちらをガン見してきています。


そしてみんなで走っています。


一番低く峠っぽくなってるところを目指して歩いてたのですが近付いてきました。


湖はもうすぐっぽいです。ここをまず超えて・・・


ドキドキ。


ヴァロン湖(2493m)に到着~~
完全に凍って雪も積もってますが・・・


湖の表面をアップで。


登ってきた方面。常に雲が溜まっています。


湖の周辺。ケルンがありました。こんなところに作ってくれなくても・・・
途中の道に作ってほしかったわ~~ヽ(`Д´)ノ


風が出てきてちょっと寒いのと、日が短いのにコース的にかなり長い(累計標高差約1450m、約15キロ)のでお昼休憩にもあまり時間を取りませんでした。


帰る前にセルフで1枚・・・この日は平日だったこともあって1日誰ともすれ違いませんでした。


つい先ほどそこら辺の山の後ろから出てきたお日様ですが、低い位置を通って既に傾きつつある感じです。


どこを通って来たのか自分でもよく分からないので適当に下りていきます。行きは峠っぽいところを目指したのですが、帰りが案外目安がなくて難しい…まあ、ある程度下りて来たら雪が少なくなってきて道の形が現れてくるのでそれを遠くから目を皿のようにして探し、そちらを目指しました。


朝より雲が高い位置まで溜まっています。


雲の中に突入~


そして山ゾーンから森ゾーンへ


朝はこの場所から向かいの山がとても美しかったのですが・・・今は完全に濃霧に包まれて何も見えません。


大急ぎで下りてきた結果、夕暮れまで結構余裕があったので最後の部分だけ行きと違うルートで隣村へ下りてきました。
車を停めている村までは急ぎ足で20分ちょいです。


あちこちに水が出ているので汲んで帰ります。


わたしが車を停めている村の教会が見えてきました。


ただいま~~
午後4時40分、駐車場に到着。


この村にあったもの・・・


①教会


②村役場(車の前の白い建物)


③カフェ・・・閉まってて鶏だらけでした。ハイキング客の多い夏には開いてるのでしょうか・・・


ハイキングしまくりの1年、いいお天気の中大好きなエクラン国立公園で今年最後のハイキングをすることができ大満足でした。
いつもながら長いハイキング記になりましたが、読んでくださった方ありがとうございます。
みなさん良い年末年始をお過ごしください!














エクラン国立公園で今年最後のハイキング(前編)

今年もいよいよお終いですね。皆さんにとってどんな1年だったでしょうか。
わたしは山に目覚めて2シーズン目の1年となりました。1年目は初夏から始めたので今で1年半ほどといったところです。
今年最後の休みの日でしたので、天気も良さそうだし迷わずハイキングへ~
エクラン国立公園の北西部にある2600mちょいの山に登ってみようと決めました。今のところ雪はかなり少なめだし、南壁を登るので大丈夫そうです。


冬に気になるのが道路です。タイヤはもちろんスタッドレスに替えているけれど、「○○峠道」というのは閉まる確率が高いので、行く前に峠道路情報をチェック。

緑は開通、赤は閉鎖。オレンジは開いているけれどチェーンをお勧め、という表。
フランスは今のところ雪が少ないので結構開いてるところが多いです。
わたしが通る予定の道路も大丈夫です。


先日亡くなったジョージ・マイケルはわたしの中学・高校時代のスター。毎日聞いてました。行きの車の中では追憶のカラオケ大会です。


朝7時45分。峠道から少し入った小さな村に車を停めます。
地図を見る限り、この周辺の左側にハイキング道があるはずなんだけど・・・
それらしき道も見当たらなければ、地図に載っているハイキングコースの場合、オフィシャルな黄色の案内板が立ってるはずなのにそれもない。「おかしい…」と思いつつ隣村まで10分ほど歩いてみたんですが、何もありません。


地図では小さなチャペルの隣らへんからハイキングコースが始まるようになってるので、その隣の道っぽいところを進んでみたのですが、ほんの30秒ほどで単なる荒れ果てた林となり、おまけに絶対越えられない川が眼下に。地図ではこれも越えられるみたいになっているのですが…
これ以上探しても時間の無駄、と思い急遽行先変更~~
一度行ってみたかった湖が同じ地区にあり、出発地点は車で5分程度の村なのでそちらに行くことに。


元々考えていたコースよりかなり長くなるのですが・・・
Pの地点に車を移動させます。ただ、帰りは思ったより時間に余裕があったので最後だけ行きと違う道を通ってみました。すると、朝に道が見つからずウロウロしていた村のすぐ近くに出てきました。ほんの2、3分のところです。一つ目の登山口が荒れ果てて通行不可能であってもこっちまで来ればよかったのです・・・でも湖もよかったので今回はこれでよしです。


こちらが移動した後の村の駐車場。標高1100m。


歩き始めは8時40分。
え~と、ヴァロン湖は。。4時間25分。遠っっ!


登り始め。お天気いまいちやけど予報通り晴れるんかね~?


おおっ。すぅっと一瞬にして靄が開けた瞬間。
富士山のようなものが薄っすら見えます。


どんどん谷の向かいの山が見えてきました。谷の反対側はエクランではなく、タイユフェール山塊です。


もう少し歩くと見晴らしのよい場所に出てきました。雲海がすごいです。


滝がありました。凍らず落ちてきています。


滝のあと、どんどん下るので嫌だな~と思っていると、次の分岐地点の看板で50mも下ったことが分かりました(;´Д`) 


さあ、森エリアを出ました。
三色旗のペイントはここから国立公園内に入ることを意味しています。

ローズヒップだらけですが、萎み気味です。


元々登る予定だった山です。頂上がどの辺りなのかこの角度からはよく分からないのですが写ってないみたいです。


川はもちろん凍ってます。


結構大きな滝も凍っています。見てるだけで寒っっ


どんどん登っていきます。ほとんど全くと言っていいほどケルンがないコースでした…道自体は歩き踏まれていて分かりやすかったので問題ありませんでしたが。
こちらは稀に見たケルン。



今日はもう時間がないのでまた続きは明日以降に書きます!