フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

久しぶりに登場のあの人とその仲間たち

4月末のお話です。
このブログで「あの人」扱いされているのは誰のことか、定期的に読んで下さっている方にはもう想像がついていることかと思います。


「あの人」との待ち合わせに向かう途中。
もうすっかりお山には雪がないように見えるでしょうが、この場所から進行方向を見ると、違った景色が広がっています。


じゃじゃーん✨
まだまだスキーできますよっ💖
こちら方面のお山は、今シーズンとても雪が少なかったので「ほんとに雪あるの…?」と不安だったんですが、「あの人」情報では「冬と変わりないくらいある」とのことで、信用してやって来たのでした。


待ち合わせの道路沿いに車を停めてスキーの準備をしていると、「あの人」から少し遅れるとの連絡がありました。


それならばっ!と出てきたのはロードバイクです( ̄▽ ̄;)


今の季節、両方できるから行く場所によっては、このように両方積んであるんですよね🎵


いつやって来るか分からないので、遠くまでは行けません。
待ち合わせの駐車場から峠まで、約2㎞、高低差75mというのを2往復しときました。


2回目に登ったときに車から降りてきて写真を撮っていたオランダ人一家の全員の写真を撮ってあげたら、お返しに撮ってくださいました。
この峠道は昨年の晩秋に、友人Oさんと登っています👇

11月の上旬でした。
この峠道は2100mほどあるのに、通年で開通しているのです。
とはいえ、高いお山の11月はとても寒いので、サイクリングをしようなんていう酔狂な人はほとんどいないみたいで、誰ともすれ違いませんでした( ̄▽ ̄;)


75mを2回しか登っていないのに、図々しく写真を撮りまくるわたし。
峠は、オート・ザルプ県とアルプ・ド・オート・プロヴァンス県との県境になっています。


図々しくGoPro撮影するわたし👇

Col du Vars
一年中開通しているとはいえ、雪解けの季節は特に綺麗です。


また車まで下りてきて、3回目登っとこかな?と迷ってると、車が一台やって来ました。
あれ?「あの人」の車じゃないな・・・


あの人、ことスペイン人スノーボーダーのNさん(手前)の親友Jさんの車でした。
以前に一度、一緒にスキー(ふたりはスノボ)でお山散策をしたことがあります。
おっ?今回はそれに加えて、ニューフェイスが・・・


おおっ?なんと女子が!
ふたりのお友達のポーランド人のAちゃんという可愛いスノーボーダーでした。
そうか、スノボの人はスノボの人としか遊ばないんですね(・・;)
今日は4人揃って全員違う国の人(Jさんはフランス人)という面白いパターンです。


もう頂上まで行って下りてきた人たちもいます💦
天気の良い春の雪山は、雪が柔らかくなり過ぎると滑りにくいので、早朝から登るスキーヤーさんも多いです。


登り始め。


さすがに、道路からしばらくは雪がありませんでしたが、Nさん達曰く、つい1週間前に来た時は、この辺りもしっかりと雪が残っていたんだとか。


クロッカスがポツポツと咲いていました。
クロッカスは雪解け後すぐに生えてくるので、最近まで雪に覆われていたというのは大げさではないようです。


バックカントリー用のスノボ(スプリットボード)を履く準備をする3人。
Aちゃんは、スノボはだいぶ前からやってるけれど、スプリットボードは今シーズンデビューしたばかりなんだそうです。


雪が既に柔らかくて進みにくいです。


振り返って。
Nさんとわたしが前を、歩くスピードが遅いAちゃんに、Jさんが付き添う形で進んでいます。


Nさんに撮ってもらいました。


右手の斜面は、日当たりが良過ぎて雪が融けてしまっています。
先週に来た時は、ここにも雪が十にあったので、こちら方面の稜線に登ったんだそうです。




暑すぎてTシャツさえも脱いでしまってるNさん(;^_^A
間もなく羊飼い小屋に到着します。
ここで二人を待つことにしました。


後半に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

隣人のおじさまと自転車した

友人Oさんと峠道ライドした翌日のお話です。
この日は午前中はスキー、午後は自転車の予定です。


半日なので、手っ取り早く登って下りてこられる営業終了している近場のスキー場に来ました。前半はゲレンデ、後半はオフピステの部分から計800mほど登ります。


頂上(リフトの最終地点)まであと少しの辺り。


頂上で休憩です。
前回はたまたま一緒になった人と登って、1時間40分くらいかかりましたが、この日は1時間20分でした。スキー場なのでアップダウンがない(最悪でも平たい程度)のが楽です。


この日はお昼はOさんちに戻って食べようということになっていたので、軽くおやつだけです。パネットーネとブリオッシュという、喉が渇きそうな⁉組み合わせです( ̄▽ ̄;)


午後はOさんは予定があったので、Oさんのお隣さんのGさんと自転車に乗ることになっています。Oさんの飼い犬のラフィちゃんが一日中一緒に遊んでいるボーダーコリーちゃんの飼い主です。
よくOさんちに遊びに行くので、お隣さんとも結構仲良くなっていたのでした(*´▽`*)


今シーズンまだ自転車に乗るのが3回目だというGさんは少しペースが遅かったので、時々待ちます。これはひとつ目の峠を越えた直後、しばらく平らな道が続く部分です。
このあと、何度か自転車で登ったことがあるスキー場のある小さな町を通過して・・・


次に向かうふたつ目の峠は、わたしは知らない道路です。
向かうのは「モワシエール峠」と聞いています。「モワシエール」という看板があったので「眺望のないイケてない峠だな・・・」と心の中で悪態をつきつつGさんを待ちます。
そしたら、登ってきたGさん「違う違う、峠はもう少し先だよ」
あ、良かったε-(´∀`*)ホッ


おお、なんとも爽やかな場所でした✨
この峠道は冬は除雪されず、麓の村のスキー場のゲレンデの一部になるようです。


奥は、登ってきたのとは反対側。
ただし、この日は往復の予定なので、こちら側には下りません。


隣人Gさん。
とっても優しいおじさまで、ラフィちゃんもOさん以上に!?懐いているんです。
ところでGさんは若々しく見えるけれど、なんと74歳✨
お仕事はとっくに引退されていて、わたしと同年代の息子さん・娘さんがいます。
ロードバイクやスキーに登山、と活動的。将来はぜひこうありたい!と思わされます。


Gさんのカッコいいロードバイク。
7㎏くらいととても軽いのです。わたしのは9㎏くらいかな・・・
羨ましい~


帰り道。
なにせお隣さんなので、途中で別れることなく最後まで一緒に帰れるのも良かったです(*^^*) またぜひ一緒に自転車乗りましょう!と約束しました。


この日の午後ライドの記録。


夕方、Gさんとの自転車から帰ってきたら、既におうちに戻っていたOさんが、わたしのスキーにワックスがけをしてくれている最中でした。
わたしが午前中のスキーで「雪が引っ掛かって滑りにくい」と口にしたからでしょう。
2月初めに買って以来、一度もワックスがけをしていませんでした。


古いアイロン(それ用にしてる)でワックスを溶かしてタラ―ッと板の裏全体にかけ、アイロンでのばします。
ありがとう、Oさん✨


お読みいただいてありがとうございました。

半年ぶりにキツい峠道に挑戦した

先月終わりに、友人Oさんのところに自転車&スキーをしに遊びに行った時のお話です。


この日は自転車でキツい目の峠道に登ることにしました。
昨シーズンには3度登ったことのある山道で、うち一度はOさんちから直接出発しました。
その場合、別の峠も経由することになるのでさらにしんどいコースになります。シーズン初めで、まだあまりしんどいコースには自信がないので、今日のところは車で麓まで行くことにします。


峠から10㎞くらいのところに車を停めました。
可愛らしい小さな教会の隣の駐車場です。


実質的な峠道の部分の傾斜を示すグラフです。
ヒルクライム専門のサイトから。
平均勾配は8,21%(8㎞)と、ロードバイクに頻繁に乗るようになったのが昨年秋という初心者のわたしには中々キツい峠道です。


口から腸が出そうになりつつも、なんとか足つきなしで到着しました(ゼーゼー)


2、3日前に積雪があったところなので少し雪が残っていました。


本日のおやつはドライフルーツミックス。
アーモンド、クランベリー、かぼちゃの種、プルーン、ドライマンゴーを自分で混ぜたものです。


峠の反対側の景色。
こちら側は峠から少し下は放牧地になっており、平均勾配4,25%となだらかなようです。
こちら側からは登ったことはないのですが、下りたことは一度だけあります。


峠には夏の間だけ開いているカフェがあります。
正確には、ナポレオン旅籠といって、ナポレオン3世がこの地方の主要峠道に作るように決めた旅籠で、現存している4つのうちひとつになります(もちろん再建されています)。


まだ閉まっていたナポレオン旅籠の前でわたしの自転車のサドルの位置を直してるOさん。
なんか最近、自転車に長く乗ると腰が痛くなるなーと思ってたら、知らないうちにサドルが後ろにズレてしまっていたのでした。気付かないわたしって💦💦


雪渓の上で。
こないだスキーの帰りに出会った78歳のロードバイクのおじさまが、雪の上で「写真撮ってくれる?」と言ってきたのを参考にしました( ̄▽ ̄;)


下り始め。
ヒルクライム中は一枚も写真を撮らなかったので、帰りは撮りまくりです。
というか、撮ってもらいまくりです。


好き過ぎるこの景色✨


ヘアピンカーブの部分は、見た目ほどしんどくなくて、写真中央右に写っているグネグネの部分が2㎞ほど10%以上が続く一番しんどいところです。
14~15パーセントの部分では、下りたくなってしまいましたが、今回足つきなしで登れたら、他の色んな山道も登れるという自信に繋がるので、なんとか登っておきたかったのでした。


こういうサイクリング用の看板が1㎞ごとにあります。
県や地方ごとに結構色々ありますが、ここオート‣ザルプ県の看板は見やすくてきれいで一番好きです。


GoProを持って行ってたので、ダウンヒルを撮ってみました(11秒)👇

Col du Noyer
最初のヘアピンカーブの部分。
前を行くのはもちろんOさんです。
よくOさんに「君はダウンヒルでスピード出し過ぎる」と注意されるので、今回は大人し目です(;^_^A


最後にあんまり関係ない1枚です。

久しぶりに会ったOさんの飼い犬、可愛いラフィちゃん。
日中は広いお庭で、隣家のボーダーコリーと駆け回っていますが、夜はおうちで変な狭い場所が定位置です(^▽^;)


お読みいただいてありがとうございました。