フランスで山歩き

仏中東部リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

去年も同じ日にブルゴーニュに行っていた!!

特別ブルゴーニュ大好きというわけではないので平均して年に1、2回しか行かないんですが、携帯電話にストックされている写真のデータから去年も全く同じ日にブルゴーニュに行っていたことが判明。
そんなわけでその日のことも記事にしてみようと思いました。とってもきれいな地方なので、もしフランスに旅行に来られることがあればお勧めしたいところのひとつです。

この日は、ワイン好きのご近所さんとブルゴーニュへドライブ兼ワイナリー訪問をしました。一昨日行ったのよりもっと北、県で言うとディジョンやボーヌがあるコート・ドール県です。


中世の城壁や物見の塔がのこる町、ソミュール・アン・オーソワ。
町の中心にはハーフティンバーの古い家が並びます。
古い町並み…はいいのですが、服屋さんのショーウインドウに並ぶ服もいつの時代のストック出してきたん??とびっくりするレトロ感で、この品揃えでなければ保守的な田舎の町の住民には受け入れられないのか…?と同行のご近所さんと考え込みました(-_-;)
思わぬことで「遠いところに来たな~~」と実感させられた瞬間でした。


田舎道にはリンゴの木がたわわに実をつけていました。


次に訪れたのは「フランスで最も美しい村」のひとつにも選ばれているフラヴィニー村。
この「フランスで最も美しい村」、フランスじゅうで現在153の村が加盟されていて、色々訪問してみた結果、かなり当り外れがあることが判明しています。ここは当りです(*‘∀‘)


アニス風味の有名なキャンディーのアトリエがあります。

今現在のトラック

昔のトラック。ナンバーは新しいのでちゃんと走るみたいです。


アトリエになっている建物。昔は修道院だったようです。


アトリエに隣接した売店。中もかわいい💕
こんな缶に入ったキャンディー。👇 見たことある方もあるのでは・・・??


村には2軒レストランがあり、一軒は普通のクラシックな感じのお店。もう一軒は近所の農家が集まって経営しているという、食堂っぽいシンプルなお店。もちろん後者にしました。が、お腹が空きすぎていて写真を撮るのを完全に忘れていました(-_-;)
これは外から見た一枚。。👇


村には中世のクリプト(地下礼拝堂)が。ほんと見どころの多い村でした。
👇観光中のご近所さん



村中が可愛くって撮影大会に。。
ご近所さん、めっちゃ「撮ったる撮ったる」って撮ってくれるのはいいんですが、斜めに撮るのが好きみたいで後で見たら何枚もこんなのが👇・・・


名残惜しくも村を後にし、ドライブを続けます。これは川のように見えますがブルゴーニュ運河。めちゃくちゃ古くて、17世紀初め、アンリ4世(フランスでは人気のある王様。ナントの勅令で有名)の時代に考案され、工事が終了したのは18世紀後半。フランス北部のセーヌ河と中南部のローヌ河を結ぶという壮大なアイデア。南仏のミディ運河と言い、すごい規模の工事だったんだろうな~と感嘆させられます。


19世紀の有名な詩人、ラマルチーヌは南ブルゴーニュはマコン(一昨日行った辺り)の生まれでわたしがよくハイキングで行くサヴォアに定期的に滞在していたため、なんとなく身近に感じられる歴史上の人物のひとりなのですが彼が先祖から譲られたというお城(というよりは邸宅といった趣)がありました。彼自身が住むことはなかったようです。


ようやく葡萄畑ゾーンにやって来ました


あ~。。また斜めに撮ってる・・・(;´Д`)


ピノ・ノワール。おいしいワインはやはりおいしい葡萄からできるんですね(≧∇≦)


ボーヌ近くのマイナーなワイン、ペルナン・ヴェルジュレスを1ケースだけ購入。
…今思うと、1本しか開けてない・・・確か段ボールに入ったままでその上にはいくつも段ボールが重ねられている・・・そして今写真で見るとこれって2008年の?じゃあそんな色んなワインの下敷きにしている場合ではないやん(◎_◎;)


 

南ブルゴーニュでの休日

昨日は仕事が休みだったので友達とブルゴーニュ南部にドライブに行ってきました。
同じブルゴーニュでも、一番有名なディジョンやボーヌの辺りはちょっと遠いんですが、南の方だと高速1時間くらい、プラス地道で行けるので気軽に行ける地方のひとつです。
ちょうど今の時期、葡萄狩りをしている畑がたくさんあって、葡萄畑から近い道はトラクターが走り回ってました。

この辺りはもっと北のブルゴーニュと同様、白はシャルドネ、赤はピノ・ノワール。若干アリゴテも植えられています。アリゴテはキールに使う白ワインとして知られており、キールにはあとクレーム・ド・カシスが入りますが、カシスもブルゴーニュの名産物です。
ただしアリゴテはそのまま飲むとそんなにおいしくないという弱点(爆)があり、普通にブルゴーニュにワイン買いに来た人がどっさり買っていくということはまずありません。

ところで、この近くにはシャルドネという村があり、葡萄の品種のシャルドネはそこからきています。


シャトー・コルマタン


標高差はありませんが田舎道を散歩しました。


ミュール(ブラックベリー)が食べごろでした。


小さな村にあるレストラン。ツーリストと地元の人が半分半分くらいなカジュアルな店でした。中も素敵だったのですが、お天気が良かったのでわたしたちはテラス席で食べました。

南ブルゴーニュにはシャロルという町があるのですが、おいしい品種の肉牛・シャロレ牛の名前のもとになっています。ここの店のスペシャリティはやはりシャロレ牛でしたので、迷わずシャロレ牛のタルタルにしました。・・・絶品でした💛

デザートは大好物のバニラ・クレーム・ブリュレにしました。奇をてらうこともなく、普通だけどおいしかったです。


村の古道具屋さんの壁に描かれていた絵。ちょっと怖い。。


こんなかわいいビンテージ風アクセサリー屋さんもあったんですが(古道具屋の隣…)、昼休みで閉まってて残念でした。


リュニー村の農協。とっても立派なブティックです。昔寄っておいしかったのでまた来てみました。


そのとき一番気に入って買ったのが左の白ワイン。オーク樽で熟成されています。右のはもっと軽いのですが、とても爽やか。他にも白(シャルドネ)だけで7、8種類あり、主に葡萄の植えられている畑の土壌の違いなのですがいっぱいありすぎだし違いが分かりそうにもないし(しかも午後だし、ご飯食べた後だし…コンディション悪し)、そのうち
比較的しっかりしている2種類だけ試飲しました。

せっかくなので赤も。こちらもオーク樽で熟成されたものを試飲しました。
結局、白も赤もオーク樽の香りが移ったのを1ケースずつ。友達も同じ選択でした。
ただ、今思い返すと右のやつも買っときゃよかった・・・あれもおいしかった。。。

車のトランク、まだ空きがあったのに。。。


てか、家の地下カーブ、めちゃくちゃでしょ!!??何のワインの何年のやつが何本あるか全く把握しきれてないでしょ⁉3つ目の買わなくてよかったよほんと。。(冷静な自分の声) 
👇左の箱も全部ワイン

早く整理しないと~~ 

ベルドンヌ山塊・南部 その2

中・南部に人気コースが集まるベルドンヌ山塊ですが、「7つの湖」を意味するSept Laux(セット・ロー)と呼ばれる地方も山塊の中南部に位置します。
ベルドンヌは雪が多い山塊なのにスキー場が少なく(それからも自然が守られているという印象を受けます)、そのうちのひとつにはこの「7つの湖」という名が付いていますが、正確にはハイキングコースからは少し離れているので風情のないスキーリフトや木が刈り取られた山の斜面のすぐ隣を歩くというわけではありません(初めのうち少しは見えますけど)。
1200mほどの標高差でそう難しいところがあるわけでもないのでポピュラーなハイキングコースなのですが、わたしが行ったのは去年の11月でしたので日曜だったにも関わらず1日で7,8人しかハイキング客に出会いませんでした。


フランス中でハイキングコースに一番よく使われているのがこの黄色い方向案内。行先、距離、たまに所要時間も書かれています。…その下に誰かが手作り看板を付け加えた様子です。遠くから見た時、お祭りかなんかのお知らせの看板かと思った。。誰ですか、このお姉さん(汗)


ひとつめの経由地の峠に到着。ここは風情のないスキーリフトが近くに見えたけど仕方がない。。この後は離れていくばかりで見えなくなり、気になることはありませんでした。


少しずつ急な斜面も登場し始めました。そうこなくっちゃ♬


雪も少しずつ出てきました。そうこなくっちゃ♬


ひょえ~~。。雪っていうより凍っててツルツルで危ないです。


ふたつ目の峠、Col de la Vieille(2090m)日本語に訳せば「姥が峠」に到着。北東にはサヴォアのモリエンヌの山々が見渡せます。


一つ目の湖、ノワール(黒)湖に到着。フランスの湖の名前にやたら多いのがブラン(白)湖とノワール(黒)湖。どちらもわたしが行っただけでもベルドンヌにふたつずつあります。もっと凝った名前付けろや。。


次の湖に進みます。しょっちゅう凍ってるのでしょうか、鎖場になってありましたが、わたしは単に写真左上に位置する草の生えてる凍ってない場所を歩いて登りました。


ふたつ目の湖、真四角湖(…もう訳さないほうがいいのでしょうか^^; Lac Carée、キャレは正方形という意味です)


景色もきれいなのでここら辺でお昼ご飯にします。


湖プラス雪・・・山の景色でわたしが一番好きな組み合わせです。


奥に見えるのは山小屋。シーズンオフで管理人はもういませんでした。


真四角湖の次に登場するのはコットポンス(訳しようがない…あ、訳さなくていいです?)湖。


最後に通りがかったのはコス湖。それにしても次々といっぱいあるな~!


まだこの先にも湖はあるようなのですが11月で日の暮れるのが早いのでここ「7つの湖峠(2184m)」、全然峠っぽくないんですが、ここを折り返し地点に周回しました。


行きはワクワクして歩いたいくつもの湖の畔。どの湖も結構大きくて、帰る道のりが長くちょっとゲンナリしてきました(贅沢…)。


既に日がだいぶ傾きつつあります。下りは一気に下りてしまいたいので最後にコーヒー休憩。ちょうどシャレーの廃墟のようなものがあり、いい風よけになりました。


下りは上りと違う道なので急ぎつつも景色を楽しみます。


駐車場に到着。ちょうど日が暮れて街灯に灯がともされたのと同時でした(;´Д`)
駐車場のあるこの村の名前は「Fond de France」。フランスの底、奥、って意味ですが19世紀後半にフランスに統合されるまでベルドンヌ山塊はシャルトルーズ山塊などと同じくサヴォア公国とフランスとの国境となっていました。この村も、国境の手前にある最後の集落でした。
は~真っ暗になる前に帰ってこられてよかった・・・