フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

スペイン遠征の食料を調達

プロヴァンス地方に住む友人Yさんに誘われてピレネー山脈へスキー合宿😅したときのお話です。現地でYさんの20年来のお友達、Eさんと合流しました。
ちなみに「ピレネーに行こう」としか言われてなかったのですが、行くのはピレネーのスペン側だと向かっている車の中で聞かされました(;゚Д゚)


Eさんと待ち合わせをしていたのは大きなスーパーマーケットの駐車場だったので、合宿中の食料を買い出しに店に入りました。フランスと似ているようで品揃えが結構違うので、何を買えばよいのかすぐに思い付かず、ウロウロと彷徨う💦


スペインといったらチョリソーでしょう??
あと生ハムも・・・ということで豚肉加工品コーナーに向かい、チョリソー2種類と生ハムを切ってもらいました。スペイン語は全くできないわたしですが、国境から30㎞くらいの町だったので、お店の人はフランス語が出来る人が多いようで助かりました。


乳製品では、マンチェゴに代表される羊のチーズが有名です。
ただ、うちから結構な量のチーズを持って来ていたので迷った末、結局チーズは買いませんでした。うち用に買って帰ればよかった、と後から思いました。


あと、スペインというとオレンジなどの柑橘類も有名ですね。
ただ、フランスでも十分に買えるし(というか、売ってるオレンジのほとんどはスペイン産)、お山にフルーツは持って行くの重たいしで、わたしは買いませんでした。
EさんとYさんは少しみかんを買っていたので分けてくれました。


オリーブオイルも有名ですね♩
でもお山に持って行く必要はありません・・・うち用にひと瓶買いました(^^♪


オイルだけでなく、食べるオリーブもすごい種類があります。
お徳用みたいなめちゃくちゃ大きな瓶やバケツに圧倒されます。わたしは買いませんでしたが、Eさんがみんなで食べる用に買ってくれていました。


お菓子も見慣れないものから有名なものまでいろいろ。
これはトゥロンというカタローニャ地方の名産のヌガーみたいなものです。
アーモンドがいっぱい入っていて、ナッツ好きのわたしは目がありません(^^;)
プレーンのものから、チョコレート味などフレーバータイプもありました。


このお煎餅みたいなやつは、スペイン人の友人Nさんからもらったことがあります♩


特にイメージにはなかったのですが、ツナの缶詰や瓶詰がものすごくたくさん売っていました。フランスでもツナはポピュラーな素材ではあるけど、スーパーでも3つくらいのメーカーのものがあるくらいです。


ツナ売り場の片隅にタコの缶詰もありました、これはフランスでは売ってないです。
というか、フランスではタコ自体ほとんど食べない食材なのです。


遠征中の食料という目線より、うちに持って帰りたいものをついつい考えてしまい、買い物に時間がかかってしまいました。
でもまた、山から下りてきてから買えるよね…と、この時うち用には最低限しか買わなかったことを後に後悔することになります。というのも、時間がなくて、お買い物を再びする余裕がなかったのでした(´Д⊂グスン


駐車場にてEさんとYさん。
ちなみにこの日の晩はお山の麓の村の民宿に泊まり、翌朝お山に登って避難小屋に2泊という予定です。

そのあとスーパーに併設されたガソリンスタンドでデミたんを満タンに。フランスよりもガソリンがだいぶ安いので、買って帰りたかった⁉︎くらいです😅


買ったものの写真は全部撮らなかったけど一部だけ・・・

おうち用に買った1リットルのオリーブオイル。
プラスチックの容器なので軽い目なのが嬉しいです。


ちっちゃなドライイチジク。
これはフランスには売ってないんですよね・・・山歩きや自転車のお供に最適です。


避難小屋で撮った写真(^-^;
不思議可愛いパッケージのポテチ。ロリータって( ̄▽ ̄;)


カタローニャ風ヌガーは普通のものと、クレーム・カタラン(クレーム・ブリュレの原型になったらしい地方菓子)風味というのを買いました。これは後者です。ヌガーというよりもマジパンみたいなものでした。かなり甘いけど、卵の黄身っぽい味がして癖になる感じで、あっという間にほとんどわたしひとりで食べてしまいました。
普通のタイプのやつはかなりドンピシャにおいしく、これもわたし一人で完食(;´・ω・)


スペイン煎餅。
これはかなり好きだったはずなので、二袋買ってひとつはお山に持って行きました。


民宿編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

プロヴァンスの友人Yさんちで迎える朝

プロヴァンス地方に住む友人Yさんのところに夜に到着した翌朝のお話です。
以前、速報という形でさらっと書きましたが、Yさんからピレネーでスキーをしようと誘われたのでした。現地でYさんの友人と合流することになっています。
うちからピレネーに向かうには、ちょうどYさんちの周辺を通ることになるので遠回りになることもありません。


翌朝。
Yさんがまだ起きて来ないので、居間でぼーっとしているとYさんではなく猫ちゃんがやってきました。ニャーと漫画みたいに鳴いてわたしの足にするりと触れつつお庭に面したドアへと向かい、スリスリしています。


人んちの猫、勝手に外に出していいものかちょっと迷ったけど、外に出る習慣があるっぽいので(このうちに来たらよく庭にいる)出してやりました。間もなくYさんが起きてきました(^-^;


シリアルとパンにコーヒー、フルーツ。
手前のは手作りのリンゴのコンポート(まだ暖かい)に一晩ぬるま湯少々で柔らかくしたドライフルーツミックス。とっても健康的なご飯ですね(*´▽`*)


自家製ヨーグルト(山羊ミルクを使うこともあるらしいけど、この日は牛乳製)、半熟卵も出てきました。フランス人でこんなに色々朝から食べるおうちは珍しいです。
わたしはコーヒー派だけどYさんは朝は紅茶なので、南部鉄瓶みたいなのでお茶を入れてました。


朝食後はスペイン山スキー遠征に出発する準備です。
といっても、わたしはうちを出るときに準備しているので、するのはYさんです(;^_^A


うちのデミたんで行くことにしました。ガソリン代は折半、高速代はYさんが払ってくれます。遠いから行動範囲には入っていなかったピレネーですが、今回誘ってもらったことで実現しようとしていてワクワクします。
夏山では一度だけ行っているのですが、冬山は初めてなのです。


準備にめちゃくちゃ時間がかかったYさん。荷物も異常に多い・・・なんでザックが二つあるの??
11時までには出発しよう、と前夜言っていたYさんですが自分が準備に手間取って結局11時半くらいの出発になりました。
ニーム、モンペリエ、トゥールーズといった大都市を通過してピレネーに向かうようです。
自分の運転でトゥールーズくらいまでは行ったことあるけど、前にピレネーに行ったときは飛行機&現地の友達の車でした。デミたんでの遠征、最長記録になりそうです。


どこの辺だったか忘れたけど、確かモンペリエを越えた辺りだったか・・・高速のSAで遅い目のランチピクニックにしました。


Yさんが持って来た鴨肉と豚肉の混じったパテ。瓶入りで常温保存できるのでピクニックにはとても便利です。瓶が重たいから、お山にはあまり持って行きませんが、車やあまり歩かない時は重宝します。こってりしてるから、ピクルスがあると良かったな~。


左に写っている三角のお菓子は、Yさんのお友達が作ったというオリーブオイル入りのプロヴァンスのお菓子、ポンプ(ポンプ・ア・ルイユ)。リヨンでは売ってないし、作ろうという人もあまりないかと思います。
ゆっくりしたいところですが、GPSアプリでは既に現地に入っているYさんの友達との約束の時間ギリギリなので30分弱の短い目の休憩になりました。


延々と走り続けます。トゥールーズは3時までに通過しないと環状道路が激混みになる、とこの日現地で待ち合わせていたお友達から念を押されていたのでデミたんに頑張ってもらって(^^;)3時過ぎにトゥールーズを通過。
4時半。
お山はお山だけど、馴染みのあるアルプスとは様子が違った感じの景色・・・



スペインに入ってしばらく経ちます。
待ち合わせは5時。現在4時56分、予想到着時刻は5時2分。
急げ~!!


つ、着いた~(≧∇≦)
Yさんちから約560㎞でした。5時間半(うち休憩30分)の長い道のりでした。
待ち合わせ場所は大きなスーパーの駐車場でした。無事、友人Eさん(左)と再会したYさん。会うのは2年ぶりくらいだそうです。


お買い物&民宿編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

プロヴァンス地方の友人ちへ

プロヴァンス地方に住むYさんとは3~4年前に雪山で出会い、昨冬にたまたま山スキー中に再会。昨年の初夏には2度遊びに行かせてもらいました。


夕方の出発でした。
南方面に向かう「Autoroute du Soleil(太陽の高速道路)」と呼ばれるA7でマジックアワーを迎えました。


おうちに着いたのは夜の8時過ぎでした。
可愛い一軒家に住んでおられます。


南仏は暖かく、この日も特に寒い日ではなかったもののウエルカムの意味で暖炉に火を入れてくれるYさん。


おうちに暖炉があるのはいいですね。
火を見ているだけで幸せな気分になります。


わたしが手土産に持って来たジュラのシャルドネ。
10年近く前から直接買いに行っているお気に入りの生産者さんのものです。
Yさんはワイン好きなのでワインの話が出来て嬉しい♩


わたしが持って来たサラミ(手前)とYさんちにあったサラミ(奥)を食べ比べ。


チーズもわたしからの手土産。
よく寄るオート・ザルプ県のチーズ工場のものです。


地元の赤ワインもあるよと言われたんですが、アペリティフの白ワインを食卓でも続けて飲むことに。


色々野菜のスープにバスク地方エスペレットの唐辛子。


ローズマリー風味のレンズ豆。
ローズマリーやタイムは近くのサント・ヴィクトワール山(セザンヌがよく描いたことで有名)の麓に自生しているもの。わたしも初夏に来た時は摘んで帰りました(*^^*)
このあと、チーズが何種類かあったけど写真なしです。


隣のおうちのお庭に生えている柿の実。
めちゃくちゃ熟しています。
ちなみに柿はフランス語でもKakiです( ̄▽ ̄;)


柔らかいのでスプーンですくって食べました。
こんなことになった柿を食べるのは初めてでしたが、ねっとりとしていて甘くおいしかったです。


翌日編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。