フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

思い出のあの避難小屋へ

先月、初夏に足首の手術を受けて以来初めて一人で一泊ハイキング(車中泊は除く)に出かけた時のお話です。


2時間半ほど登って峠に着いた後、少しだけ歩いてランチにしました。
チーズ2種類とサラミ、パンという質素なご飯です。


集合体恐怖症の方には申し訳ないサボテンの花っぽいジュバルブが満開の様子(^-^;


お昼休憩したのは平たい座りやすい岩があったからなんですが・・・同じことを考える人がいるみたいでサングラスが落ちていました。周りを見渡しても誰もいないので、仕方なく岩の上に置いて歩き始めました。


峠を振り返って。
この辺りは冬にも一度来たことがあります。大体同じアングルで撮っていた1枚があったのでご覧ください👇


全然雰囲気が違いますね。冬山の方が高い山のように見える気がします。
ちなみに峠の標高は2354m、写真の辺りで2400mくらいだと思います。


トレランの兄さんと5分間ほど立ち話をしました。アルザスから1週間バカンスで来ているそうです。今日は奥様とお子さんは麓の村の子供向けイベントに出かけ、久しぶりに自分一人の時間が持てたのでリフレッシュしに山に来た、とおっしゃってました。


石ころだらけの好きなタイプの景色です。

植物は少ないです。


しかし、そんな土壌を好むお花もあります。

ルノンキュール・デ・グラシエ。ピンボケ申し訳ありません(^-^;


これも何度か紹介しているクルクルちゃんことブノワット・ランポント。


アザミの仲間でアザミ全般に言えますが、夏の後半によく見られます。


岩の隙間にちょこちょこと顔を出してる可愛らしいのはリネール・デ・ザルプ。この子は夏の初めから終わりまで見かけます。


先ほどの峠から1時間ちょっと歩いて二つ目の峠に着きました。


峠周辺の景色。
岩々ザレザレでたまりません(≧∇≦)
大体同じ場所で冬に撮った一枚👇


一つ目の峠の写真は冬山の方がいい感じ(個人的に)ですが、この峠の辺りの雰囲気は夏山と甲乙つけ難いです。


さらに進むと、遺跡っぽい建築物に出会います。
19世紀にナポレオン3世の命令で作られた運河の一部が残っているのです。このちょっと先には二つの3000m以上の山があり(そのひとつに明日登る予定)、雪解け水を下界に引くためのものでした。


運河のある辺りの岩。ミルフィーユ状になっています。


マルグリット・デ・ザルプが満開でした。
この子たちは夏の終わりまで見ることができます。


さらに進んで、ようやく目的地に到着しました。
山に一体化した穴倉のような建物、ここが今晩お宿にするつもりの避難小屋です。
先ほど書いた運河の管理に来ていた政府の役人が泊まる場所だったので「パリジャンたちの小屋」という名前がついています。ちなみに荒れ果てていたものを地元の有志達が改築したと小屋内の説明書きにありました。


ここには約5年前に一度泊まっていて、昔のブログにも書いています。
とっても良いところだったのでぜひまた来たい、と思い続けていた場所のひとつでした。


夕方~夜編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

速報、頂上から

先月の1泊ソロハイキング記が途中ですが…

2857mの頂上からです。



山の名前と山塊名が同じル・タイユフェール頂上。

山塊最高峰になります。



ピクニック真っ最中です。

風が寒いのであんまり長居はできなさそう😅

また後日、記事にします。

お読み頂いてありがとうございました。

手術後初めてソロ一泊ハイキングに出発

初夏に足首にプロテーゼ(人工関節)を入れる手術を受けて以来、少しずつハイキングの距離・高低差・レベルを上げてきました。


泊りでのハイキングは子供たちと毎回一緒でしたが、8月半ばのハイキング客の多い時期だったので、満を持してひとりで一泊ハイキングに行ってみることにしました。
目的地には行ったことがあって多少土地勘のある場所を選びました。


標高1600mの駐車場に車を停めます。


ここはスキー場の駐車場。
ブログを定期的に読んでくださっている方は記憶にあるかもしれません。友人Oさんの愛犬ラフィちゃんがスキー中に行方不明になり、翌朝に来て発見した、あのスキー場です😅


ハイキングの出発地点の看板。
この日の行き先に4年ほど前の夏に来たときは別の方向にある村から出発しました。そのコースの方が良さげなのですが、このスキー場よりもさらに300m近く低い出発地点になるので、一泊用の重いザックをしょって余計に歩く自信はまだありません。


このスキー場自体は国立公園の中心エリアには入っていませんが、すぐそばになるので国立公園の案内看板がありました。


先日ブログに書いた廃墟の要塞がある南仏のお山はメルカントゥール国立公園でした。
この週末歩くのはエクラン国立公園です。国立公園内での禁止事項は大体同じ。焚火禁止、自転車禁止、ワンちゃん禁止など。ただし、国立公園のエリアに入るまではOKです。


ここから行くことができる目的地と所要時間が書かれています。
わたしが行くのは一番上にあるピック・デュ・ヴュー・シャイヨール、略して通常はヴュー・シャイヨールとまたは単にシャイヨールと呼ばれています。
わたしの足首の状態では一度に1600mの高低差は長すぎる(なだらかなとことも多いため距離も結構ある)ので、途中にある避難小屋に一泊して明日朝に頂上に登ろうと思います。


しばらく歩いてると、後ろから車の音が。
え??まだ車で来られたん!?しかも四駆でもない普通の車です。デミたんでも大丈夫だったでしょう。普通に痛みもなく歩けたときには20分余計に歩くくらい何とも思わなかったけれど、足首に問題がある今は心底悔しい~(T_T)


ぬぬぅ・・・こんなところに駐車場があったか(-_-;)

もうどんな四駆も来られないハイキング道に入ってε-(´∀`*)ホッ(て何が)
駐車場のことは忘れて(;^_^A 先を急ぎます。


途中からとっても細い道になります。
すぐ後ろをわたしと同じくらいのスピードで歩くワンちゃん連れの中年のカップルがあり、着かず離れずでちょっとイライラしたのですが、精いっぱいのスピードなのでこれ以上差を広げることはできません。一度追い越してもらったのですが、すぐにその方たちスピードダウンして😓また追い越させてもらうと、再びスピードアップしてすぐ後ろに付いてくる(>_<) 典型的な!?ハイキングあるあるですが、こんなことも嬉しいですね(^▽^;)


1時間ほど登って視界が広がってきました。


全体的になだらかな登りで、時々急なところがあります。


何度か川というか滝のようなところを通ります。寒い時期だと凍って危ないかもしれません。


稜線、そして峠が見えてきました。
これを反対側に越えます。


ポピュラーなコースなのでハイキング用看板が時おりあります。
ようやく2000mを超えました。峠まではあと55分だそうです。


ふう、思った以上にきつかったけどようやく峠に到着です。
8月の半ばということでハイキング客を何人も見かけました。
峠でも数名のグループが峠で休憩していました。


駐車場からアップダウンは計算せずに750mほど登ったことになります。


ここから厳密な意味での国立公園のエリアに入ります。
グルグルマークはフランスの国立公園に共通のロゴです。


何度もブログに紹介しているとてもポピュラーな高山植物、サボテンの花みたいなジュバルブ。


奥にあるのが最終目的地のヴュー・シャイヨール。明日の朝登ることになるでしょう。
今日登ることも体力的にはいけそうだけど(以前は日帰り1600mの高低差なんてごく普通でした)、無理して足首痛くなってひとりで下りられなくなったりしたらシャレになりません💦


ちょうどお昼前だったので、峠から少し歩いた平たい場所でランチにすることにしました。
日帰りハイキングだと1食ですむところが1泊ハイキングだと4食くらい必要になるので、シンプルご飯を心がけていてもそれなりに重たくなるのが実情です(^-^;


1日目午後編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。