randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

南仏・カランク 第二弾(その2)

マルセイユの市内中心部に予約していた安ホテルに1泊してのカランク散策。
2日目は朝起きるとあいにくの小雨…天気予報ではお昼ごろから回復に向かうようなので午前中はマルセイユ市内を観光することに。カランクは急な岩場も多いので雨の時は歩きたくありません(-_-;)


ホテルは市内観光スポットとそう離れていなかったので徒歩で観光することに。
同じ通りに路駐していた自分の車の前を通ると・・・なぜか生卵が投げつけられていました(;´Д`) わたしの車だけです。雨で少し洗い流された様子だけど、一体どうして。。窓ガラス割られてたよりはましかもしれませんが。


腑に落ちない気分で散策開始。マルセイユの象徴ともいえるノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院を目指します。市内観光するつもりはなかったのであまり知識もないため、とりあえず一番よくマルセイユの写真に出てくる教会、そしてその後は旧港にでも行ってみようと思います。地図もないのでグーグルマップ頼りです。


あ、わたしの車みたいに卵ぶつけられてる車が1台ありました。周辺ではこの1台だけです。何なんだろう・・(◎_◎;)


これでもかと路駐してあります。一番後ろの車、出られないですね。


リヨンのノートルダム・ド・フルヴィエール寺院と同じように高台にあります。
様式にも少し共通点があり、同じような時代に建てられています。


はい、着きました。標高149m!


マルセイユの町が一望できます。
さて、港に向けて下りていきたいと思います。


旧港近く。面白いオブジェが。


観光スポット、旧港に到着。漁師の人たちが魚を持ち込んでマルシェをしていました。


規模の小さい家族経営の漁師のようです。


サイズ的にはカツオっぽいけど、模様が違う…身はどちらかというとマグロのようです。


日曜だったので一家の子供も漁に参加していたようです。


ごちゃ混ぜです(;´∀`)


これは…貝の蓋の部分を売ってるんですよね。手芸とかアートに使う人があるようです。
サザエみたいな貝も、もちろん食べられるんだとは思うんですけど。


うおっ、おいしそうなイカ(;´∀`)


先ほどまでいたノートルダム・ド・ラ・ガルド教会が。


旧港から少し離れます。


港から高くなっている古い住宅街に足を向けます。


味のある下町といった景色があちこちに見られます。


工事中の建物があり・・・なぜか大きな熊のぬいぐるみが。


え?工事用マスクに騒音防止の?耳あて(ハローキティ?)に手袋、サンタクロースの帽子・・・
よく分からんけどマルセイユ風のユーモアなのかもしれません。


おおっ、洗濯物出しまくりでイタリアのようです。それでも何となくいい雰囲気。


マルセイユ、そんなイメージなかったけどなかなか素敵な下町風景があります。この辺りはパニエと呼ばれる地区。


なんじゃこりゃ(*_*) 面白すぎます。マルセイユ、恐るべし・・・
普通ならマリア様が厳かにおられる場所なのですが・・・多分壊れたとかで不在だったのでだれかが前衛的マリア様を祀ってみたんでしょうね。だって一緒に赤ちゃん(=キリスト)もいるし、きっとマリア様のつもりでしょう。


この辺りからアーチスト地区に入るようです。先ほどのマリア様?も誰かアーチストの作品なのでしょう。


みんなしたい放題です(;´∀`)


この通りは通りそのものがギャラリーのようになっていました。


壁のアートも半端じゃありません。


観光汽車とすれ違いました。


おしゃれな店が軒を連ねます。坂になってることとか情緒ある辺り、ちょっとパリのモンマルトルを彷彿させられる地区です。


こんな素敵な地区に素敵なお店が。なんだかとっても広いんですが、初め骨董品屋かな?とゆっくり素通りしかけたら店主が客引き(?笑)してきて、ついつい中に入ってしまいました。


まぁいわゆるセレクトショップっていうんですか、いろんなジャンルのもの(服、アクセサリー、家具、キッチン用品などなど)がおしゃれに並べられています。センスの良さにうっとり。値段もびっくりするほど高くはなく、地元のアーティストのものを中心に置いていますのことでした。マルセイユ在住の女性アーチストの可愛いブレスレットが20ユーロくらいであったので衝動買いしてしまいました。今回マルセイユでした唯一の買い物となりました。ご飯はすべて自炊だったしカフェにも入らず(^^;


ワインバーもあり、簡単なご飯も食べられるみたいでした。次回マルセイユに行ったらぜひ行きたいと思っています。
ミニペタンク場がカウンターに作られていて遊べるようになっていました。


さて、時間もお昼前。お天気も予報通りに回復してきました。車を停めているホテルのある通りまで戻って今日もカランクを歩きたいと思います。
その3(最終回)に続きます。









南仏・カランク 第二弾(その1)

前回の子供たちとのカランクのちょうど1か月後に再びひとりでカランクを訪れました。
カランクはマルセイユとカシの間の石灰質の真っ白な複雑に入り込んだ絶壁の断崖の海岸でフランスで最も新しく2012年に10個目の国立公園に指定されました。
子供たちとはカシ側のカランクを歩いたので、今回はマルセイユ側を中心に歩く予定です。


カシ行きの時は高速を出てすぐに、ブドウ畑の高台から地中海の港町カシへの下り坂がとっても美しかったのですが、今日はマルセイユ行きで若干違うルートです。
マルセイユに車で来るのは初めてでドキドキです。
上の写真は市内の環状線に入って中心地に向かう湾岸部を走ってるあたり。なんか神戸、大阪らへんを運転してるような錯覚に(*_*)


市内を通り抜けて市の南部、教育関係の機関の集まったリュミニーというキャンパス地区へ。町はずれに適当に路駐して(町はずれなので駐車料金無料)ハイキングに出発です。この日歩くのはマルセイユとカシのちょうど中間に当る地域です。
これは歩き始め、来た方角を振り返って。


海側(南側)に向かいます。一番手前の部分にモルジウの入り江(カランク)、真ん中に見えるのはスジトン岬、その奥に灯台のように出っ張っているのは前回すぐ麓を歩いたグランド・キャンデル。その時は反対側から歩いてきてそのすぐ手前で迂回しました。


あれれ、歩き出してすぐの辺り・・・岩の隙間にクレッシュ(キリスト誕生の場面の再現)が作ってありました。このクレッシュに使う人形、サントンと言ってこの地方特産の工芸品でもあります。


松の木などの茂ったハイキング道を歩き海に近付きます。


モルジウ岬(奥)とスジトン岬(手前)の間にあるモルジウの入り江(カランク)に近付いてきました。


ひとりですがお天気良くってテンション高すぎ(;´∀`) 自撮りしまくりです。


楽しすぎます(;・∀・)


ハイキング客が来たので1枚撮ってもらいました。


カランクはクライミングに来ている人も多いです。


かなり下りてきました。


仕事中の同僚に写真を送り付けることも忘れません。


海岸線まで下りてきました。モルジウの小さな港。


木の根っこが岩に入り込んだまま化石のようになっています。


正午少し前です。このあとまた上ることになるので、ここ波打ち際でお昼ご飯にしたいと思います。前回のカランク散策では海岸線ぎりぎりには下りてこなかったのですが、今回は幾度となく海抜ゼロまで下りることになります。


昼食後、海岸周辺のハイキングコースとは言えない小さな道が何となくできている部分を思い付くまましばらく歩いてみます。


絶景ですが足元が結構怖いところが多いのでこれくらいにしてメインハイキングコースに戻ろうと思います。


次に向かうのは・・・


有名なカランクのひとつです。ヨットが浮かんでいます。


風光明美で知られるスジトンのカランク。バックは前述のグランド・キャンデル。


この周辺は人気スポットだけあって他のところより多く人を見かけました。すかさず1枚撮ってもらいます。


割と近くまで来られる駐車場があるため、ピクニックにやって来るマルセイユっ子も多いようです。


スジトン岬をぐるっと回るコースです。


この石灰質の岸壁…一瞬、歩き慣れたヴェルコール山塊にでもいるのかのような錯覚を覚えました。


さて、急な上りが始まります。


少し登って・・・


もう少し登って。景色がどんどん良くなってきます。


グランド・キャンデル方面。


カランクはこのようにペンキマークがしっかりあるので迷うことはまずありません。


あ、これは・・


クライミングしてる人が。絶景なんだろうな~~(≧∇≦)


さて、わたしは内陸部の山側に向かいます。


どんどん近付いてきたのは・・・


カランク最高峰のモン・ピュジェ(563m)です。


山頂(^O^)


山頂から少し続きを下りたところ。車を停めているキャンパス地区が眼下に。さらに奥にはマルセイユの町が。


さて、しかしハイキングコースは駐車場とは反対側に山を下り、麓をぐるっと半周しながら駐車場まで戻ることになっています。そのコース以外で近道もできそうだったんですが、初めて来る場所で様子があまり分からないので(迷う天才だし)大人しくメインハイキングコースに従うことにしました。カランクを満喫ってことにしておきます(;´∀`)


平和そのもの・・・遠くにフェリーが浮かんでいます。この時点で午後6時半。日が長くなって助かります。7時過ぎに駐車場に戻ることができました。朝歩き始めたのが9時半くらいだったので今日もまる1日歩いたことになります。


車を停めていた郊外のキャンパス地区からホテルを予約している市内中心地までは約30分。ガラが悪いと有名なマルセイユの町を運転するのはかなり怖かったのですが、安いホテルが市の中心地に多かったので仕方ありません。途中住宅地の細い一通の道を30キロの規制なので30キロで走ってたら後ろから来た車からずっと煽られれ続けました(;´Д`)
街中に結構ロータリーが多いのですが、みんなかなり無理やり入ってきます。リヨンでは普通入って来ないタイミングです。逆に言うと、入らないでいると後ろの車にクラクション鳴らされる…神経すり減ります。


まあそんなんでドキドキしながらも無事にホテルへ。心配していたのが車を停める場所ですが、ラッキーなことにホテルの50mほど手前に場所が開いていたので停めることができました。(´▽`) ホッ


カランク第2弾、1日目はこれで終わりです。2日目に続きます。

南仏・カランク国立公園 第一弾

フランスに全部で10あるうちの国立公園(うち7つが本土に、3つはレユニオン島などの海外県に)のうち2012年に指定された最も新しいのがカランク国立公園です。
カランクとは地中海沿岸に見られる石灰質の真っ白な岸壁が複雑な形に入り組んだ地形のことで、マルセイユとカシの間にあるものが国立公園になっています。入り江には観光船で来ることができ、海岸の岩場ではハイキングやクライミングを楽しむことができます。
古い話で申し訳ないのですが、昨年の春に2度カランクに行きました。1度は子供たちと、もう1度はひとりでです。
大きく分けて「マルセイユ側のカランク」と「カシ側のカランク」とになりますが、子供たちと来たのはカシ側のカランクの方です。


普段ハイキングに行く山とは全く違う空気、景色に3人とも魅了されっぱなしでした。
カシは風光明媚な港町でホテルが少し高め。民宿は少し離れたところにしかありません。カシとマルセイユを結ぶ県道559番線上にひとつだけあるホテル、これがカランクからとても近くてしかも安かったので迷わずここを予約しました。


うちから約350キロ、高速のサービスエリアでの1度の休憩を含め3時間半の道のりでした。ホテルの駐車場に車を置いて準備を整え歩き出したのは9時30分です。
ホテルの裏側に小径があり、ここから30分歩くとメインハイキングコースのひとつにぶつかります。車でもっとメインコースに近いところまで行って駐車することもできたのですが、せっかくなのでホテルから直接歩くことにしました。


ミストラル(南仏特有の北風)が少し冷たいものの、青々と茂った常緑樹が初夏を思わせます。この10日前には雪景色の山の中を歩いたばかりだったので、まるで別世界に来たかのようです。そしてこの10日後にはまだ雪のたっぷり残るボーフォータンでスノーシューをしました(^^;)


日差しが強く、歩いていると早速汗ばんできました。
簡単に言うと、海に向かって歩きます。アップダウンがかなりあります。


あっ…。ガサガサっと音がしたので振り向くとイノシシが!
フランスでイノシシを見かけたのは初めてです。


暑さに弱い次男がバテ気味だったこともあり結構時間がかかってしまいました。2時間弱でこの見晴らしの良いところまでやってきました。


いつもは一緒に山に行っても写真は頂上で少し撮るくらいの子供たちですが、普段見慣れない沿岸部の絶景の連続でこの日は撮りまくりでした。


あっ、これは・・・


今日の第一目的地である有名なカランクのひとつ、カランク・ダン・ヴォー(Calanque d'en Vau)です。


周辺で写真を撮っていたオランダ人カップルのハイキング客に1枚撮ってもらいました。カランクは有名なので外国人にも人気があります。


休憩にちょうどいい広い場所がありました。
遠くに浮かんでいるのはリウ島(île de Riou)。


まだ12時になっていないけどみんなお腹が空いていたのでお昼ご飯にします。


至るところにローズマリーが群生しており、いかにも南仏に来た気分になります。


さて、お昼休憩のあとは少し山側に戻り、西(マルセイユ側)へ向かいます。このエリアに東西を結ぶハイキング道は平行して3つあるのですが、もちろん一番海に近い道を歩きます。周回するので帰りには一番山側の道を通って帰るつもりです。


好奇心からハイキングコースから逸れて海側に向かってみたら、こんな怖いことになっていました。一応ここから海へ下りられるみたいですが、ほとんどクライミングですね。


ハイキング道に戻ってきました。いちいち海を覗きに行きます(^^;


そんなに標高が高い場所はない代わりにアップダウンはたくさんあります。


わたしの好きなよじ登り系だらけです。


上っては下り・・・を繰り返します。これは来た方向を振り返った景色。


子供たちも黙々と登ってきます。


この辺りはドゥヴァンソン岸壁と呼ばれる場所で、その先に飛び出して見えているのがモルジウ岬。今回は岬まで行く時間はないのでその手前で周回のため右側(山側)に方向を変えます。



これがあちこちで咲いてました。ハマナスかと思ったんですけど、葉っぱが違う・・・
気になって今調べたら、「シスト・コトヌー」、英語でロック・ローズ(岩場のバラ)と呼ばれるハンニチバナ科の花でした。


尖がってるのは、グランド・キャンデル。クライミングする人に人気があります。
この地点から次第に海から離れていきます。北側にしばらく上りの道を歩いたのち今日これまで歩いた海沿いの道と並行する形のハイキング道を通って出発地点に戻る予定です。


海沿いとはまた全然違ったタイプの山道です。いかにも南仏っぽい乾いた土地です。


だいぶ上ってきました。今日は行かれなかったモルジウ岬が小さくなっていきます。


だいぶ高いところまで上って来たのでまた見晴らしが良くなりました。そんな感じはしないのですが地図上ではここは稜線ということになるらしくて「レストレ稜線(Crête de l'Estret)」と載っており、このハイキング道は主にその稜線上ということになります。


午後4時過ぎ。朝からもうかなり歩いています。


すごいケルンがありましたΣ(´∀`;)


風がものすごく強かったです。稜線だけある・・(^^;


稜線コースを通って出発地点にしたホテルの駐車場に戻ったのは18時30分。まさに1日中歩いたことになりみんなそれなりに疲れましたが、青空に映える真っ白な断崖絶壁、適度な岩登りととっても充実したハイキングになりました。しょっちゅう出る「長すぎる。しんどい」という苦情(特に次男)も今回は全く出る気配さえありませんでした。


最後に1枚・・・
子供たちが休憩している間にわたしだけ小高い岩場にちょっと登ってみました。
「ね~、お母さんさ、ちょっとあそこ登りたいんだけど、僕たちも来る?」「・・・いらん~。待ってる。」・・・ハイキング中に幾度となく繰り返される会話です(^^;
子供が自分の携帯で写真を撮ってくれていました。


元々2日間カランクを歩くつもりで1泊で来たのですが、1日でかなり満喫できたし、翌日ちょっと天気が良くなさそうだったのでこの辺りよりも良い予報がでていた少し北方面、アルデーシュ川の峡谷へ行くことにしました。
その時の様子はまた別の機会に書くかもしれませんが、その1か月後にひとりでカランクに舞い戻って来たので、次回の記事はカランク第2弾を優先したいと思います。今度はマルセイユ側のカランクです!