フランスで山歩き

仏中東部リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

南仏遠征・帰りは15歳の次男の運転(@_@)

もう2週間以上経ってしまいました。10月21、22日に南仏ケラ山塊のイタリア国境周辺にに子供たちとテント泊で遠征した時のお話です。
標高2900mに近い湖の点在する美しいエリアで1泊し、2日目の午前中は一度駐車場に戻ったのち、この一帯を代表する山のひとつパン・ド・シュークル(3208m)に登りました。
そして、ゆっくりとドライブがてらうちに向かいます。行きはわたしが5時間弱の行程を運転しましたが、帰りは15歳から取ることが出来る仮免許のようなものを取得したばかりの次男が運転することになっています。


アグネル峠。2744mで峠道路としてはフランスで2番目の標高です。
パン・ド・シュークルに登る駐車場は峠よりも少し下(=帰る方角)だったのですが、せっかくなので峠まで再び戻ってから運転を始めることにしました。
仮免練習中のマグネットを付けました。


それでは出発です。フロントガラスから見えているのが先ほど登ったパン・ド・シュークル。こちら側は南壁になるのでほとんど雪はありませんでしたが、テント泊したところからだと北壁が見えていて、雪を被って真っ白でした。そしてこれを書いている11月上旬だと天気予報サイトの積雪情報によるとケラ山塊のこの標高では1m近くの積雪量だということですΣ(゚Д゚) この峠道路もわたし達が通過した数日後には閉鎖されてしました。再開通はおそらく雪融けと除雪作業が進んだ来年の6月初め頃になるでしょう。


この日はこのようにまだ夏の終わりのような景色だったのに、数日後に真冬の景色に豹変してしまったとは想像に難いです。
でも考えてみたら、去年も同じようなことがありました。というか、その現場に立ち会いました(^^;
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子供たちと去年の11月初めに2泊3日で山小屋泊でお出かけした時、行きと帰りの同じあたりです。


管理人さんのいる山小屋の離れ(自炊する人用、または冬の間鍵が開いてる)に泊りましたが、上の画像2枚が1日目、2日目夕方から雪が降って来て3日目のお昼にはこんなこと(下の2枚)に💦いやはや、自然ってすごいです。。


脱線しましたが先月のお話に戻ります。


峠道路の左右の斜面に川というか水の流れてくるところが何か所かあったのを昨日通った時にチェックしていました。お水、車には少し積んであったので足りないことはなさそうですが念のため、というかわたし達的には「お山のおいしい水」を汲んで帰ります。


行きにも気になってたんですが…ヘンテコなというかむしろ怖い像が唐突に立っていました。スイスで山歩きブログをされているblueberryvinegarさん(「山便りfromスイス」)の「スイスの山にはアーティストの作品が無造作にあちこち置かれている」というお話に対して「そんなのフランスでは見ない」ってコメントしたばかりだというのに。。どうしてくれるんだΣ( ̄□ ̄|||)


高度をどんどん下げるにつれ、カラマツがたくさん生えているエリアに。ただ、面白いことに左側の斜面のみです。


村が近づいてきて放牧の牛さん達がいました。夏にはもっと標高の高いところで放牧されているのでしょう。サヴォア地方でよく見られるアボンダンス種の牛さん達でした。


標高2000m弱のところにある村ふたつを通り抜けます。この地方(オート=ザルプ県)では日時計がよく壁に描かれています。南仏っぽくピンクや黄色の建物もいくらかありましたが、標高の高い山間部ですので木造のシャレー的な建物が多かったです。


あっ、これはケラ地方の観光名所のひとつとしてよく画像が出てくる奇岩です。「ドモアゼル・コワフェ(髪を結ったお嬢さん)」と呼ばれているようです。なにがお嬢さんなんだかよく分からないのですが・・・


先ほどからピクニックに良さそうな場所を探しつつ進んでいました。県道沿いにテーブルとベンチがある駐車場があったので、ここでお昼にすることに。


お昼ご飯にしようって話なんだけど・・・車を降りるなり木の枝を集め始める焚火マイスターの長男。「次回のためのストック」なんだそうです😅


昨日の朝ごはんから数えてピクニックも5食目にもなると手抜きになってきました( ̄▽ ̄;)
とはいうものの、わたしにとっては贅沢品である「日本で購入のカップラーメン」です。激辛ラーメンはこちらのアジア食品店で買ったものでみんなで交互に味見しつつ食べました。昨日の朝ごはんの残りのブリオッシュが残っていたのでデザートに。


ピクニックをした駐車場からすぐのロータリーにいいお店があります。2回来たことがある、ケラ地方の名産品が買える道の駅的なお店で、一応農協だそうです。入り口にある郵便受けはケラ地方の伝統的な工芸品でした。小さな村に行くと、すべてのおうちの郵便受けが全部違った彫刻の立派なものばかりで散歩しつつ見て回ったことがあります。


中に入ります。とても広い売り場です。峠道路ふたつ(アグネル峠道路とイゾアール峠道路)の間に位置するだけあってサイクリストさんがお買い物中でした。


ケラ地方では焼き物も盛んなようで、数人の工芸家の方の商品が置いてあります。初めて来た時に一目ぼれして購入したのが、こちらに写真と共に紹介されている方のものです。自宅用に小さな湯呑み(エスプレッソカップだそうです)、2度目に来た時に日本の実家用に普通サイズの湯呑み、そして今回は小さなボウルを3つ買いました。


うちに帰ってから、前に買った湯呑みと合わせて並べてみました。裏にはサインが。漢字のようにも見えますが、アラブ文字か、それとも漢字風に崩したアルファベットなのかもしれません…


これは毎回気に入って買っている石鹸。カリテバター(シアバター)が2,5%含まれていて100グラムと小ぶりなのですが、ハーブやフルーツなど15種類くらいあって6つで10ユーロとお手頃価格(一つでも買えます)なのです。12個買いました。こんなにいっぱい種類があるのにバーベナと野イチゴが気に入ってほとんどそればっかり買ってしまいます(^^; 
買い物かごは木の板で出来ているので可愛いけどものすごく重い💦 


林業はケラ地方の主要産業のひとつですが、家具や木の工芸品が色々置いてあります。


うちも子供がもっと小さかったら色々買っちゃうんだろうな・・っていうような可愛い木のおもちゃがたくさん。バイクや自転車の木の飾りにはさっきまでいたアグネル峠やこの後通るイゾアール峠の名前が入っています。


ナイフや、ウールの素朴な洋服(羊の放牧も盛ん)、あちこちの村で見られる日時計の置物も。


一番のお楽しみはもちろん食品です。よそであまり売ってない珍しい野性のフルーツのジャムやシロップ、蜂蜜、そして前に買っておいしかったチーズも買いました。


道の駅を出たら黄色く色付いたカラマツを思わせるきれいな色のポルシェが。車好きの次男と談笑するお洒落な持ち主のおじさま。「ポルシェが買いたくて一生懸命働いたけど、やっと買えた時には70歳になっちゃってたよ」と笑っておられました。プロヴァンス地方アヴィニョンにお住まいだそうですが、ケラ地方に別荘をお持ちで時々こちらにも遊びに来られるそうです。しばらくこの地方の話、気候の話などをして別れました。


アグネル峠道路に次いでのお楽しみはイゾアール峠道路です。行きに通った時に黄色やオレンジのカラマツに感動していた次男、ここを運転できるのがとても嬉しいそうです。


峠に近付くにつれ、急なザレ場に奇岩が立ち並ぶ不思議ゾーンになります。


駐車スペースがあったので写真撮影。


間もなくイゾアール峠に到着。2361mで国内5番目の標高になります。3回の運転練習で上位5位までの標高の峠道路のうち3つ制覇の次男。「免許取ったらきれいなところいっぱい運転したい!」とよく言っています。


道路には「ツール・ド・フランス 2017年 ゴール地点」とあります。
イゾアール峠はツール・ド・フランスのコースによく組み入れられますが、昨年の大会の第18ステージでは峠としては珍しくゴール地点に設定されました。峠はコースの通過地点であることがほとんどで、普通は町がスタート地点、ゴール地点になります。


イゾアール峠を越えると色付いたカラマツばかりの暖かい景色になります。わたしの運転も含めて初夏から秋にかけて標高1位から5位までの峠道路を経験した次男に「どこが一番きれかった?」と聞くと6月初めに通った(開通した翌日でした😅)周りに雪の多く残るボネット峠道路と今回の紅葉のイゾアール峠道路だという返事でした。


👇今年6月初め、開通直後のボネット峠道路

ほんとにきれかったです。これは午後7時半くらいですが、6月は日が長いので夕方位の空に写っています。


また途中で焚き火用の木を集める兄弟。。


峠道路の終着地点、セルヴィエール村。このあとオート=ザルプ県の第2の町、ブリアンソンを通過してグルノーブル、リヨン方面へと向かいます。


ブリアンソンの町を抜けた辺りで・・ストーップ!次男に声をかけます。リヨン周辺ではあまり見かけないディスカウントスーパーがあるので寄っときます。


いいお天気が続いていたため仕事が休みの日にもれなく山に行ってしまい、日用品の買い物もままならず、主婦として失格のわたし・・・お買い物をするいい機会です(^▽^;)  テント泊用のいつもより多い荷物、フォンデュ鍋などに加え、買い物した大量の食品・日用品と焚き火用の木の入った袋で車のトランクと後部座席は空きスペースゼロです。あとひとつ、ロータレ峠(2057m)を経由するんだけど、重たそう💦


ロータレ峠が近付いてきました。ちょうど日が低くなってきてツルツルの山肌がきれいな色に染まっています。


6時過ぎにロータレ峠を通過します。ここの少し下の駐車場で昨日は日の出の時間帯に朝ご飯を食べたのでした。実は今日の夕ご飯もピクニック出来るように食料は準備してあったのですが、もう日が落ちて寒そうだったのと早くうちに帰りたい気分が大きくて、晩ご飯はうちに帰って食べることに満場一致(^▽^;)


ロータレ峠のあとはヴィラ―・ダレーヌ村とフランスで最も美しい村のひとつにも数えられているラ・グラーヴ村を通ります。ラ・グラーヴからはエクラン国立公園で最も美しい(とわたしは思っている)メイジュを拝むことが出来ます。あれ、道路の先の方がぼんやりと霧のようになっています。珍しい・・・ここは割とよく通るのですがこんなになってるのは見たことがありません。


う、雲海ですか!?高いところから見たい!!Uターンしたら少し高い所(100mほど)上がれる道路があるんですが、「どうする?雲海、上から見たい?」と子供たちに聞いてみます。「う~~ん。まあ、ここからでいい・・」という返事だったのでそのまま進むことに。まぁ雲海はものすごいのを今朝テント泊から帰るハイキング道や、イタリア国境のアグネル峠で見たからね・・・


「わー、雲海に突入~♬」楽しそうな次男。てか、濃霧の中運転するの初めてだけど大丈夫なんかな・・?


これは・・高いとこから見たかった~~(T_T)


あまり視界がなかったら運転代ろうかと思っていましたが、案外濃霧も大したことなかったのでそのまま運転すると言います。単なる曇り空みたいな感じでした。立派な滝を通り過ぎ・・・


1年近く前まで2年半にわたって工事のため閉鎖されていたトンネルがまた不通になっていたため、工事の期間中使われていた仮道路を約1年ぶりに通りました。細長く大きな湖の対岸に通常の道路とトンネルがあります。なんで閉まってるんだ??と不思議に思ったのですが、帰ってから見たニュースで、この1時間半ほど前にトンネル内の電光掲示板から火が出たため原因究明のために閉鎖されたと知りました。なんとそのまま3日間くらい閉まったままでした。1999年に起こったフランスとイタリアの国境にあるモン・ブラントンネルの火災では多くの死者を出したので慎重になっているのでしょう。


このあとさらに30分ほど運転したところで暗くなってきてさすがに疲れた次男が「もう今日は練習おしまい」と言うので高速の直前から運転チェンジ。それでも4時間近くを運転した次男。憧れの峠道路を運転し、とっても満足だったようですが翌日「お尻が痛い」と言ってました😅


とても長くなったテント泊南仏遠征旅行記、読んで下さった方ありがとうございました。

テント泊の後、パン・ド・シュークル(3208m)に登る

2週間ちょっとが過ぎてしまいましたが、子供たちと3人で出掛けた10月21、22日のテント泊で南仏ケラ山塊への遠征の様子です。
夜と朝は寒かったけれど、3人で夕暮れや日の出の美しい景色の中にいられたことが何より幸せです。重たい目をして運んだ木のおかげで焚火も十分に楽しむことができました。
テントを撤収、荷物をまとめたらレシャシエ峠を越えて反対側にある駐車場まで下りていきます。


アグネル峠と、その反対側はイタリア。



こんなにモクモクの大雲海を見るのは初めての次男。とても嬉しそうです。


駐車場まで戻って来ました。小さいながらインフォメーション小屋のようなものがあります。昨日歩き始める前には面倒くさくて見に来なかったんですが、目を通しとこか・・・(順番違ってるやろ)


傷んで底が剥がれた靴が飾って?あります。南仏を意識してでしょうか、プロヴァンス柄の生地のカーテンです。南仏は南仏でもちょっと方向違うんですけどね😅


わたし達がテント泊した場所は無視されルートにも出てきていません(;´Д`)
対して、眼下に見えていた大き目の湖はハイキングコースになっています。


今朝のメニューはテント泊した場所からもよく見えていたパン・ド・シュークル(3208m)です。
これ👇昨日の夕暮れどきの写真ですが・・・

右がパン・ド・シュークルです。こうやって見ると雪があって登れなさそうに見えるんですが、これは北壁なので当然です。一般ハイキング客は南壁を登ることになりますが、昨日見た感じではほとんど雪はなさそうでした。


パン・ド・シュークルへのハイキングコースは2種類あって、さっき下りてきたところからでも登れるみたいなのですが、傾斜が緩やかな代わりに遠回りになって高低差でも少し多くなるようです。アグネル峠の少し下にある駐車場からのほうが少し急なところもあるものの手っ取り早く登れるようなのでそちらをチョイスすることに満場一致。
なので、アグネル峠まで行く必要はなかったんですが、雲海を見るために今一度・・・


ステッカー貼られまくりのイタリアの道路標識看板の前で、自分のカメラで雲海を撮る次男。


さて、車を少し下の駐車場・・というほどでもない数台だけ停められるスペースに移動して、ハイキングに出発です。


ここからだと500m弱の高低差で3200m台の山に登れるという、なんちゃって登山です。そういえば山にハマりだした頃に知り合いになった人が、その頃ケラ山塊の名前さえ知らなかったわたしに「簡単に登れる高い山がある」という風に話してたのは、この山のことでした。「パン・ド・シュークル」は、リオデジャネイロの海岸線にある出っ張った有名な岩と同名。英語でシュガーローフ(お砂糖のお菓子、ケーキの意味)で、フランスの山の名前の中ではかなり変わっています。余談ですが、パリ3区にあるセンスの良い美味しいわたしの好きなお菓子屋さんの名前でもあります(≧∇≦)


たった500m弱の高低差なのに早速休憩し出す子供たち💧
「甘えるな~さっさと歩け~!!」と言いたいところですが、軍隊みたいになってくるのでぐっと我慢で、もう見飽き始めた😅そこら辺の山や雲海を今一度眺めます。


しばらく登っていくと、お父さん&息子さんらしき二人組が下りてきました。わたしとは挨拶をしただけですれ違いましたが、少し下を歩いている息子たちと何やら話しています。なになに??
彼らが登ってくるのを待ちます。すると「頂上は風がきつ過ぎて立っていられないくらいだったから、危ないので気を付けなさい、って言われた」と。
登り始めから少し風はあったのですが、親子にすれ違ったあたりから、かなりの強風になってきています。この日の少し前に次男と出かけたハイキング先でも強風のせいで撤退しているのですが(目的地辺りはガスってて眺望もなさそうだったこともあり)、今日は晴天。頂上周辺が突風で危なくても、今登ってるこの斜面はどうコケたとしても、滑落するとかそういう危険のある場所ではないので、とりあえずもう少し登り続けることにしました。


ザレザレ&ガレガレで足元が少し不安定な他は何の問題もない斜面です。・・・が、ここで強風に、というか多分、親子の頂上周辺情報に心折れた!?長男が「僕たち、ほんとにここ最後まで登らんといかんの?」
もうちょっとなのに・・・でも無理強いすると、もう一緒に来てくれなくなりそうなので(~_~;)「じゃあここで待ってて。急いで頂上往復してくるから」「はぁ~い。気を付けてね~」


岩の間にわたしの大好きなカンパニュール・ド・モン・スニを発見。モン・スニは山塊名で、ここからは結構離れているんですが、初めて見たのがほんとにモン・スニ山塊でだったので、モン・スニ山塊以外にはなかなかないものなのかと思いましたが、ボチボチ他のところでも見かけます。いっぱい種類があるカンパニュールの中では滅多に見ることがない、ちょっと珍しい品種と思います。


登り続けます。子供たちを待たせていると思うと、早足になります。


急になってきましたが、雪は少なくて歩きやすいです。


あと少しっぽい・・・


偽ピークだったらあんな立派なケルン立てないでしょ(;'∀')!?


Yes!続きはありません(≧∇≦)


パン・ド・シュークル頂上\(^_^)/
真正面には堂々のモン・ヴィゾ(3841m)が。


かなり大きな風よけが作られています。あ、そういえば風ですけど、大したことないです。親子とすれ違ったあたり、あの辺が一番ひどく吹き荒れていました😅


そう遠くないところに見える岩の塊は8月に同僚S君と登ったロッシュブリュンヌ(3321m)。この山に登る前泊でイゾアール峠近くでS君のテントで寝たことが、わたしのハイキング人生を変えました(^▽^;) その1週間後にはテントとエアーマット購入。そのさらに1週間後にmyテント泊デビューでした。
ロッシュブリュンヌのすぐ後ろには普段から見慣れている3つの尖がり、エギーユ・ダルヴがはっきりと見えています。
モン・ヴィゾやロッシュブリュンヌは周りよりも飛び出た形で高くなっているので遠くからでも結構目立つ南仏の山です。あ、でもモン・ヴィゾは頂上はイタリアになりますが。



夏に同僚S君と登ったグラン・ガリビエ(3228m)からもよく見えていました。

モン・ヴィゾも難易度高いながらもアルピニストでなくても登れる山だという話なのですが、雪があると無理らしく、登頂可能なのは雪が融けて新雪がまだ積もっていない9月の2、3週間くらいだけということが多いらしく、S君と登りたいねと言っていたのですが、タイミングを逃してしまいました。憧れの山として来年以降のお楽しみにとっておきます。


雪がたっぷりで今年は手遅れな😅モン・ヴィゾとイタリア側の雲海。


フランス側の麓を見下ろすとわたし達がテント泊をした辺りが見えます。右端に写っているのが、前述のポピュラーなハイキングコース上にある大きい湖。地形を見ていただくと分かるように、こちらに行くほうが距離はあるのですが峠が低くて高低差は少ないです。


もう少し遠くにはエクラン国立公園の山々。


これは・・・こんなに真っ白ってことはかなり標高高い山だと思うんですが、モン・ブランの形とは程遠いし。むむむ、なにだか全然分かりません(◎_◎)


頂上の岩々の一角にお墓チックなケルンがΣ( ̄□ ̄|||)
わたしのお墓になってしまわないように、注意して下りよう・・・


雪が少ないエリアまで戻って来ました。座っている子供たちが見えたので声を掛けて手を振りました。


「お母さん、頂上はきれかった?」「うん、めーっちゃきれかったよ」
ここからは一緒に下りていきます。


長男はスピードアップして駆け下りていきます。


対して次男はスピードダウン。ザレ場ガレ場は苦手なのです。でも高い山は大体どこもザレてるからなー。。


だいぶ下りてきました。ハイキング道通りに歩かなくてもどこを通っても帰れるので、景色のいい稜線に近い部分を歩きました。この稜線はイタリアとの国境で左側がイタリアです。先ほどは峠のほぼ真下まで迫っていた雲海はだいぶ消えてしまいました。


保護エリアには、フランス語とイタリア語で注意書きが。国境のハイキングコースだけあります。


駐車場まで帰ってきました。わたし達の車の他に1台。さっき子供たちと合流したあたりで、同じ場所を歩いてなかったので言葉は交わさなかったけど若いカップルのハイキング客を見かけたので彼らの車でしょう。上りですれ違った親子はもうとっくに帰ってしまっているはずです。
こんなにお天気がよくて、難易度も高くない素晴らしいパノラマの山なのに、たったこれだけのハイキング客💧7、8月はきっともっと多いんでしょうが・・・


さて、昨日の朝うちを出た時点からわたしが運転していましたが、帰りは次男が運転することになっています。15歳から取得可能な免許のある人となら運転できる仮免のようなものを10月初めに取ったばかりなのです。このまま峠道路を下りて行くのが普通ですが、せっかくなのでアグネル峠まで一度戻ってから、そこから運転してもらうことに。フランスで2番目に標高の高い峠道路なのです。


「仮免練習中」のマグネットを貼る次男。



次回に続きます。さすがに、多分最終回です(^▽^;)

家族でテント泊・氷点下の朝を迎える

丁度2週間が経ってしまいましたが10月21、22日に子供たちと南仏のイタリアと隣り合ったケラ山塊にテント泊ハイキングに行った時のお話です。


2時ごろテントが風に吹かれてバタバタいう音で目が覚めました。昨日はあまり風はなかったのですが、かなりきつい風です。「テント、飛んでいったりして・・?」不安になり外に出ました。が、思ったほどきつい風ではなく、まあ大丈夫そうだったのでまた寝ました。朝聞くと、長男も同じころ目が覚めてしばらく心配で起きていた、と言っていました。次男は爆睡していて風の音には気付かなかったみたいです(^^;


7時過ぎに目が覚めました。
管理人さんのいる山小屋や避難小屋ではあまり寝られないのに、不思議なことにテントではとてもよく寝られるのです。これはテント泊を始める前には想像もできなかったことです。寒かったり背中とか痛くてよく寝られないんだと思い込んでいました。


そっとテントを開けてみます。7時15分、まだ結構暗いです。日が昇るのが遅くなってきました。


パン・ド・シュークル(右・3208m)とピック・ダスティ。パン・ド・シュークルには今日登るつもりでいます。


15分くらいテントでゴロゴロしていた後、外に出ました。寒いことは寒いけれど、幸い風は収まっています。昨日はこの奥の峠から下りてきました。




この水たまりのような池の隣にテントを張りました。半分以上凍っています(;´Д`)
高度計は温度も分かるのですが、車の中に置いてきてしまったので、朝の気温は分からずじまいでしたが、マイナスであることには間違いありません。


この小さな流れの小川から昨日水を汲んだのですが。。。凍っていて汲めません💧
昨日多めに汲んでおいてよかった(´▽`) ホッ 


2週間前のこの辺りで雪はほとんどありませんでしたが、これを書いている今ではこの有り様です。
👇 

ケラ山塊の標高2500mでの平均積雪量は北壁で平均70センチ、南壁で平均60センチ。わたし達が滞在した2900m近いこの辺りは…80センチや90センチかもしれません。


子供たちがまだ寝ているようなので周辺の散歩に出掛けました。


昨日の夕暮れ時に雲海が出ていた方面は今朝も雲海になっています。


雲海にズーム。海と入り江のようにも見えます。


遠くには小島・・・


手前の地面も枠に入れてみました。赤いのは標高の高いところの岩に苔のように生えているものです。標高2880mくらいの地点なので木は全く生えていませんが短い草は黄色く枯れて深まった秋の色合いです。


少し奥まで歩いて行きます。


左の高い山の麓らへんには湖がひとつあります。元々はその湖の畔にテント張ろうと思っていたのですが、昨日夕方峠から見ると既に日陰に入ってしまっていて寒そうだったので、もっと手前のまだ日向だった水溜りのような浅い池の隣にテントを張りました。
150mほど下にも2、3の湖があります。高い山に囲まれた谷に湖が散らばっているエリアというのはわたしが山で最も好きな場所のひとつとも言えます。


この辺りの岩というか石は薄っぺらい板みたいなのが斜めに重なったようになっています。


周りも完全に明るくなって山肌の赤色も落ち着いてしまったし、子供たちも起きてるかもしれないのでテントに帰るか・・・
ピンク色がだいぶ薄まった奥の山々を最後に一瞥。


遠くの景色を見ていた長男にここで会いました。次男はまだ寝ているそうです。一緒にテントまで帰りました。朝のきれいな光が完全になくなってしまう前に次男にも見せてあげたくてたたき起こしました(^▽^;)


早速焚火の準備をする長男。


朝は昨晩よりも小さい焚火のつもりなので風よけの石は小さめに組みなおしたそうです。まめで驚いてしまいますΣ(゚Д゚)
角材みたいなのは、野菜を入れる木の箱で近所の青空市場の終わった後に拾いに行ったもの。大きく燃えるけど長続きしないので焚火の初めに入れます。


わ~いヽ(^o^)丿
大好きな朝ごはんの時間です。


色んなパンとブリオッシュを持って来ています。チーズ農協で買うバターはコクがあってとってもおいしくて買いだめ&冷凍保存しています(^^; それにハチミツやカシスジャムを塗りたくる✨ハチミツもジャムもハイキングの帰りに農協や道の駅みたいなとこで買ったものです。


木が足りないのは辛いのでたっぷり持って来たのですが、いささか多過ぎました💦
また持って下りるのも嫌なのでヤケクソで全部くべます( ̄▽ ̄;) あったかくて幸せ。


だってこれですよ・・・日が高くなってきて日向になってだいぶ経つのに、わたし達の水源地は凍ったままです💧 テント泊し始めて2か月ですが、こんな寒い季節に外で寝るなんてほんの少し前までは到底考え付かなかったことです。


持って来た木、全部燃やしました。焚火の最後、みんな手を暖めます(#^^#)


最後は水をかけて石で蓋をしました。焚火の終わりです。


テント撤収の時間です。


いつもながら一番難しい、エアーマットを丸めた後、袋に入れる作業。プロレスの寝技のごとく格闘しています。


袋に何とか入ったところ。これはわたしが丸めた方(一人用)です。


完全に片付けた後はふたりでくっついてキャッキャと何か話しています。やたらと楽しそう(;'∀')


水溜りの氷の上をバタバタ走って割って回る・・・😅


それでは出発です。


峠へと向かいます。


緩やかな上りです。


すぐに峠に到着します。


稜線から日が差してきました。


先に峠に到着した次男が少し高いところに上がってわたしを手招きしています。なになに?


・・・。


うわぉ。イタリア側がすごい雲海になっています😻


子供たちも感動の大雲海です。うっとり眺めつつ駐車場まで下りていきます。



次に続きます。パン・ド・シュクル(3208m)にチャレンジです♬