randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

マリアンド峠(2940m)で半分絶景、半分ガスの中ランチ

6月23、24日のエクラン国立公園オワザン地方でのハイキング記です。
標高1800mほどの山小屋に一泊した翌朝、マリアンド峡谷に向けて歩き始めました。
峡谷の奥は3000m台の山が連なっており、その麓にはマリアンド氷河が本当に少しですが残っています。


2600mほどのところにあるマリアンド湖のすぐそばを通り、目の前に見えるふたつの峠のどちらかまで行こうとちょうどその真ん中目指して登っているところです。
向かって左は、宿のご主人が山スキーでたまに行くという2940mのマリアンド峠。ただし先ほどから雲に飲み込まれてきています。対して、右側に見える(奥まで見えてないのかもしれませんが)峠はまだ青空が残っています。どっちにする??


どちらかというと、晴れてる右側の峠に行きたい感じでそちらに向かってトラバースし始めましたが.・・・なんか気のせいかこっちまで雲が出て来てる感じですΣ(゚Д゚)


気のせいというか、確実に雲がこっちまでやってきた感じです。このままだと峠に登り切る30分だか1時間後には左側のマリアンド峠同様雲の中かもしれません。
ところで、右側の峠って実際どうなんよ?ようやく地図を開いて確認。
えーと、こちらはオート・ピッス峠。あれれ、こっちの方が100mほど高くて3039mになります。そしてここからは見えてないけど最後がかなり急みたい。こちらも山スキーでのコースにはなってるみたいなので登れるには登れると思うんですが。


平坦っぽいけどやたら距離が長くアップダウンの多い谷を歩いてきて既にちょっと疲れ気(どちらかというと気分的に)、、あんまり遅くに駐車場に下りたくないというのもあるしこれ以上遠くには行きたくありません。雲が多いけどまだ早く登れそうな元々の目的地、マリアンド峠を目指すことにします。


この辺りまで来るとかなり急です。


雪の表面が砂のようにザラザラなのでアイゼンを付けていても少し滑るので一歩一歩踏みしめながら登ります。


この前のでかい岩の左を目指さなきゃ・・・右にでも行けるようにとちょうど真ん中らへんを目指して歩いてたので左にぐいっと曲がることになります。


峠・・ここまで登ると地形的に正確にどの辺りになるのかよく分からなくなってきたけど、とりあえずそこの雪がないところを目指してみます。


やれやれ。雪から解放されるか・・・
もうすぐそこっぽいのでここにアイゼンとストックを置いていくことにしました。


そしたらまだちょっと雪の上を歩かないとけないところがあって💧まぁそんなに傾斜ないけどズルズル一歩一歩滑りつつ進んで行きます。アイゼン外すのはいいとして、なんであそこに置いてくる??(@_@)


ゼーゼー。。
ようやくそれっぽいところに着きました。
\(^_^)/マリアンド峠(2940m)に到着\(^_^)/
・・って、コース外なので看板も何もないけど、地形的にはここが峠でしょう。


峠は2940mだそうなので標高的にも正しいです。誤差があるように見えるけどここは一番窪んだところ(雪が溜まってる)よりも少し上のところなのでむしろ正しいでしょう。


すぐ右側。さっき少し離れたところから見て「あの峠の隣の岩々、ちょっくら登っとくか~、そしたら3000m越えだぜ♬」と思ってたけど、真下で見るとちょっと登れなさそうなやつでした(;´Д`)


この一連の山々がガスをシャットアウトしていて、こちら側は晴れ、山の反対側は曇りになっているパターンです。


峠から反対側の山々を眺めて。
ここにオラン(3564m)やピック・デ・スーフル(3098m)、それに2年前の夏に登ったピック・チュルバ(3028m)がドドーンと並んでいるはずなのですがその山肌の一部しか見えません。でも全くの視界ゼロではなくてよかった・・・


時間は11時半です。視界はイマイチだけどやっぱりここでご飯でしょう。幸い風は全くありません。


いかにも壁のように幅の狭い峠です(^^;


インスタントのビーツのスープです。うちと職場の間にあるお気に入りの東ヨーロッパ食材店で買います。フランスの普通のメーカーとは違ったちょっと変わった食品が色々と置いてあるので時々寄っています。


登って来た方向はまだ何とか晴れ間を保っています。


こちら、稜線の右側を眺めて。どっちにしようか迷ったもうひとつの峠はこのもう少し右奥なわけですが・・こっちの方がやっぱり晴れてる(;´Д`)
でもオランなど正面の山々がガスってることには変わりないので、やはり峠から見る景色は同じような感じだったに違いない!!ってことにしときます。。


帰り道も長いのでそろそろ下り始めるか・・・今朝は山小屋から歩いてきたわけだけど、駐車場まで下りないといけません。


あ、そうだ、さっき岩々エリアに到達した時、アイゼンとストック少し手前に置いてきちゃったんだった、ザックに引っかけるのが面倒くさくて・・しかもその後また雪ゾーンあって💦そこを絶対に通らないといけないわけだ。。
どの辺りか何となくは覚えてるけど、ここからは全然見えません。あ~~ちゃんと持ってたら下り易そうなところから好き勝手に下りて行けたのに。。アホ過ぎます。


あ。あったあった。
軽く岩壁みたいになったところの裏に置いてきてたのでどこにあるのか見えなくてちょっとウロウロしました。見つかって心底(´▽`) ホッ
教訓・アイゼンやストックは面倒でもちゃんと持って歩こう。もし置いて行くなら分かりやすいところに置いていこう(^^;


さて、まずは上りで畔まで下りなかったマリアンド湖に寄って行きたいと思います。


湖目がけて下りていきます。
結構急です、いい感じに・・これはやっぱり。


わ~~い(*´▽`*)
久々にお尻で一気に滑り降りました。


ほとんど湖畔まで下りてきました。


山小屋の管理人さんたちは「たぶんまだ雪を完全にかぶって融けていないじゃないかな」と言ってたので期待してなかったのですが、思いのほか融けていてラッキー(*´ω`)


次回に続きます。

久し振りに3人で山に行ってきます(≧∇≦)

2週間前のエクランでのハイキング記が途中ですが・・・


昨日はフランスで一斉にバカロレア試験の合格発表日でした。高校3年生の長男は晴れて合格。5月には希望する学校の入学試験にも受かっていたので(そっちのほうがずっと難しい)、既に安泰ムードは漂っていたのですが、これで晴れて受験生生活(といっても日本に比べると気楽なもんです)を終えて夏休みに入ることができます。


昨日は銀行に学生ローンを組みに行きました。
午後にはW杯のフランスVSウルグアイ戦が控えていたわけですが・・・


銀行の担当のおばちゃんは60代半ばくらいと思われますが・・・
トリコロール仕様にΣ(´∀`;)
フランス、見事な勝ちっぷりでしたね~
その後のベルギーも強かった・・・このチーム相手に善戦した日本はほんとすごかったな、と今更ながら実感。何の戦術も感じられないブラジルの戦い方を見ていて、これなら日本の方がイケてたんじゃないの?と何回思ったことか。。


長男が教科書や本を整理する棚が足りない、と言い出したので郊外のイケアに。
商品の陳列棚まで既に本人がネットで調べてくれてるので話が早いです。


重たいのでわたしはノータッチです(;´∀`)
組み立てるのは長男大好きなので、もちろんわたしはノータッチです。「嬉しい~組み立てるの楽しみ(*´▽`*)」と行きの車の中で既にワクワクだった長男。山で焚火やストーブの木を拾ったり薪を割ったりするのもすんごい楽しいらしくてここらへん、男子女子のDNAの違いを見せつけてくれます。


実は・・・
わたし今晩からバカンスなんです\(^_^)/ 休み3週間取りました。
ブログを読んで下さってる方は「つい最近バカンスやったんと違うんか?」と思われるでしょうが、あれは昨年度の有給の残り(プラス残業分や通常の休み)、今回は今年の有給ですよ~(^^♪


で、火曜日に日本に出発、2週間滞在の予定です。
明日明後日(日月)で久しぶりに長男も併せて3人で山に行きます。
サヴォア県のタランテーズ地方と呼ばれる方面、スキー場ではヴァル・ディゼールやレ・ザルクなどが有名なエリアです。


ヴァノワーズ国立公園北部の向かいになります。


日本行きのスーツケース(中はまだ何も入っていません💧)、明日の荷物。
オレンジの紐の黒いザックはこのバーゲンで長男用に買ったザックです。わたし一人で買いに行ってセールになっているものから選んだのですが「わー、カッコいい~」ととても喜んでくれたのでほっとしました。



もう1時を過ぎてしまったのでお風呂に入って明日に備えて寝ようと思います(*'▽')
行って来まーす💖

マリアンド氷河からマリアンド峠(2940m)へ

6月23、24日の週末に出掛けたエクラン国立公園、オワザン地方でのハイキング記です。土曜の夕方に出発、標高1805mにあるアルプ・デュ・パン山小屋に1泊して翌朝マリアンド峡谷を目指して歩き始めました。


山小屋から1時間近く歩いていますが、アップダウンしつつ標高的にはほとんど変わらないまま峡谷に近付いてきました。峡谷の奥に残雪のある立派な感じの山が見えてきていますが、残念ながらまたここからしばらく下っていくようです。
一番奥のマリアンド峠まで行ったとしても高低差1100mちょいか、距離は長いけど大したことないな、と思っていたのは間違いでした。アップダウンでかなり高低差がプラスされてしまってる感じです。


ここでトリコロールのペンキマークが登場です。


トリコロール(三色旗)のペンキマークは、ここから厳密な国立公園の中心エリアに入ることを意味します。中心エリアはcoeurクール(=ハート)と呼ばれます。


エクラン国立公園の看板が。渦巻マークはフランスの国立公園に共通したロゴです。


リードで繋いでいても犬は禁止、採集禁止、テント禁止、など国立公園内での禁止事項が記されています。


ヤマツツジが咲いていたのはここまでで、この先は緑ほとんどない岩々&ザレザレエリアに入ります。


どんどん下り続けます(;´Д`)
どんどん標高を失っていきます。ううう・・高度計見たくない。。


谷底まで下がりますが、かなり雪が残っているようです。


このあたりは雪融け真っ最中なのでイワカガミダマシの出番です。


山小屋から唯一ハイキングの目的地としてあり得るコースのように思われたので(湖に行くにしても峠に行くにしても。後はアルピニスム)、全くトレースがないのが意外に思われました。


放牧中の黒い子羊さんが警戒してこちらをガン見してきています。


奥の岩壁のすぐ下の辺りがマリアンド氷河です。この石ころだらけの地帯も元氷河だったところ。いわゆるモレーン(フランス語でもmoraine)です。


もはや道はよく分かりません(多分特にないんでしょう)。
てか、わたしまだ行き先ちゃんと決めてないんですが(^▽^;)一応ふたつ目の湖(マリアンド湖)を探しつつ、あわよくばそのあと峠も、って感じで峠に最短っぽいところは歩いてません。
ひとつ目の湖はここに来る途中に右に曲がってどっかの斜面(多分ものすごく急。急なところしかなかった)を登っていくみたいですが、ケルンもそれらしい道もなくって全然分かりませんでした。


ザレ場によく見られるリネール。わたしの大好きなお花です。今年初めての出会いでした。


一連の稜線の後ろからお日様が上ってきました。右のいかにも「山」みたいなのはこの辺りを代表する山のひとつ、エギーユ・デ・ザリア(またはデ・ザリアス Aiguille des Arias, 3403m)。例によってアルピニストにしか登ることが出来ません。


こちらもザレ場が好きなブノワット・ランポント。花びらが落ちると雄蕊部分がピンクになり肥大してきて綿あめのようにクルクルになり、2度お楽しみがあります。


なんかもう、わたしの大好きな感じの場所でワクワクドキドキします。
適当に登れそうなところから登っていきます。


マルグリット・デ・ザルプもあちこちに咲いていました。真っ白な花なのに開きかけはピンクががってるんですね。


こちらはもう、最近しょっちゅうみているピンクのクッション、サクシフラージュ・ア・フォイユ・オポゼ。


振り返って。
唯一歩きやすそうだった背骨のように盛り上がったところを進んできました。


しかし・・標高的にはもう湖越えてるんだけど。どこ?湖??
あわよくば、の目的地の峠はもっと左側なので、もう少し登り切ったら左に向けて歩いて行かないといけません。


雪を避けようにも避けられなくなってきて、傾斜もそこそこあるのでようやくアイゼンの登場です。


峠方面をズーム。
先ほどから次第に雲に覆われてきています。峠からオラン(もう少し南のエリアにある3564mの山)とかがバーンと正面に見えるよ、と昨晩山小屋の管理人さんの旦那さんにそそのかされて?こちらを目指してるわけですが・・これじゃあ視界ゼロなんじゃ。。


ここでもう一度位置関係👇

湖2がマリアンド湖、「峠」は今、一応目指しているマリアンド峠です。
ご覧の通り、オランなどのある方面は、山小屋や今歩いている谷からだと峠やエギーユ・デ・ザリアなどの一連の高い山が壁のようになって全く見えていません。
ちなみにオランなどの方面でハイキングをするには全く別方面に車で出掛けることになります。この二つのエリアがつながるというのは、いかにもワクワクすることです、


一方、真上から右側にかけては晴れています。この右手にも別の峠があるように地形的には思われます。
あれってどうなんだろう・・・昨日山小屋ではマリアンド峠の話にしかなりませんでした。ここからの感じでは大して難しいところはないように思われます。
どうしよう、左の曇ったマリアンド峠か右の晴れた峠かどっちに進もう・・とりあえず真上に登りつつ考えます。そこから見た地形でまた印象が変わるかもしれないし・・・


登りつつ、フト下を見て「あ~~!!」思わず声が出そうになりました。


湖がすぐ下にありました💦 目的地または経由地に想定していたマリアンド湖です。湖の周りだけ氷が融けつつあります。かなり近くを先ほど歩いて上ってきたのに、盛り上がったところがすぐ横にあったため全く見えてなかったのでした。湖は窪んだところにあることが多いので、ハイキング道が特にない場所を湖を探しつつ歩いていると、こういう風にすぐそばにあるのに気が付かない、ということはたまに起こります。


湖まで今もう一回下りるのはイヤなので、また帰りに畔まで寄ろう・・・



まだ峠に到着してませんが、似たよーな写真ばっかりで長くなり過ぎて退屈かと思うのでここで一度切ります。