randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

スノーシューでイゾアール峠へ

2泊3日でのハイキング旅行3日目は晴れの予報でしたので、民宿には7時半に朝ご飯をお願いしておきました。調度冬至に当たる時期で日が昇るのは8時過ぎ。外はまだ薄暗いです。


今日はスノーシューで歩く予定なのでしっかり食べます。ダラダラと過ごした前日もしっかり食べましたけど( ̄▽ ̄;)


宿のご主人にお礼とお別れを言って出発したのは8時15分くらいでした。
今日はおとといに歩いたのと同じところに行こうと思っています。イゾアール峠への周回コースです。ご主人にこの近くの他のお勧めを聞いてみたのですが、他にもないことはないけれど眺めが一番いいのも、雪崩の危険がなくて安心なのもこの方面だということだったので、そう決めました。ご覧のように雪がたくさんありますが、これはたった1週間ちょっとで積もったものなので安定しておらず雪崩の可能性がまだ少なからずもある時期でした。旅行の3,4日前までは毎日発表される雪崩情報でここの地方は危険度5段階の5という最高数値が示されていましたがこの時点では3まで下がっていました。これを書いてる今は2に落ち着いています。


民宿からすぐの辺りには車が停められなかったので少し手前の路肩に停めておきました。道幅が広くなかったので場所を作るのに雪かきしなおすという雪国体験までしてしまったのでした。


集落は県道から外れて少し低い位置にあったので雪がさらに降って除雪されてなかったりしたら坂道登れないかも、と心配だったのですが、幸い夜のうちには降らなかったようでした。これは県道に合流する地点です。


まずは10分ちょっと行ったところにあるセルヴィエールの村を通過します。ノルディックスキーのコースがいくつも出ているため、ホテルや民宿、レストランもありました。


そこからさらに数分上がったところにある集落の手前に車を停めます。
イゾアール峠への峠道路は晩秋から初夏にかけて閉鎖されますが、ここが車で来られる最終地点となっています。
車の外に出ると、寒いことは寒いけれど一昨日よりかはだいぶましです。一昨日はここの駐車場、10時前の時点でマイナス12度でした。 
                 

集落に向かって歩きます。


ル・ラウス村、標高1745mです。今の時期にこの標高まで車で来られるのはありがたい話です。冬は林道が閉鎖されまくるので標高の低いところから出発することを余儀なくされ、つまり夏だと車で行ける部分を余計に歩く(しかもスノーシューで)破目になるのでやたらしんどく時間がかかり(しかも面白くもない林道…)おまけに日が短いから時間との闘い・・てのがお決まりパターンです。それを避けるにはスキー場から出発という手がありますが、ゲレンデを横切ったりするので危ない、リフトなどが目障り・・・という別の問題が起こってきます。
しかし、ここはスキー場といってもノルディックスキーなのでリフトはありません。スキー客もシーズンに入ったばかりの平日ということであまり見かけませんでした。


いいですねー、山でも雪国でも怖いものなしみたいな車です。でもナンバープレートを見ると地元の人ではなく、山はあまりなくて雪もほとんど降らない南仏の他の県から来た人のようでした(^▽^;)


峠に直接峠道路から登る場合は集落の真ん中を通り抜けるのですが、わたしは周回でぐるっと登るので別の方向へと向かいます。


前方にスキーを履いた人が二人います。これ以降、峠まで誰にも出会いませんでした。


時間が止まったみたいな凍り方していますが、氷の真ん中でちゃんと水が流れていました。汲みようがないですけど(;^_^A



シャレーがいくつかと小さなチャペルのあるミニ集落の横を通ります。


ここから夏のコースと同じところを歩きます。ここまではノルデックスキーのコースと平行して歩いていましたが、この後はデコボコが多い細いところもいっぱいあるのでスキーでは無理でしょう。


ペンキマークは黄色です。


不思議に背の高い木がたくさんあります。


トレースがあります。一昨日歩いたときはトレースがなくてやたらと時間がかかったのでした。( ゚д゚)ハッ! …わたしのトレースか・・・一昨日はわたしの後ろから5人組が来たので、その人たちのも合わさって、このトレースになったのでしょう。昨日はお天気イマイチだったのであまり誰も来てなかったと思います。


一昨日はこの辺りで2枚携帯で写真撮ったら寒さのせいでしょう、バッテリーが19%まで下がったので怖くなってオフにしたんでした。デジカメも調子が悪くて使えず、たったその2枚だけが一昨日のハイキング記録です。今日はモバイルバッテリーも持って来ました。カメラはちゃんと動かなかったので車に置いてきましたが、少なくとも携帯では写真を撮りまくるつもりです。


木の合間から覗いているのはブリアンソネ地方の最高峰、ロッシュブリューヌ(3321m)。


太陽が低い位置から照らしています。


双子の山はグラン・ペイギュとプチ・ペイギュ。


この辺りから木にも雪が張り付いていてペンキマークが見えなくなってきました。
一昨日はこの周辺で道が分からなくなりちょっとウロウロしたのでした。焦らず方向だけ合わせて歩いているとまもなく山スキーヤーやスノ―シューのしっかりとしたトレースに交わることができたのでした。


今日は出発自体一昨日より1時間以上早いのでお昼くらいには峠に着きそうです。


振り返って。この辺り、まあまあの傾斜で息が切れました💧


ようやく日向に出られそうです。ここまでほぼずっと日陰を歩いてきています。


木もかなりまばらになってきました。


また振り返って。きつかった登りも一段落したようです。


ブリアンソネやエクランの山々が真っ白です。


うさちゃんの足跡を撮ろうとしゃがみ込んだときすぐ目の前でワサワサワサっと何かが
(;゚Д゚)ライチョウさんでした。心臓止まるかと思いました。びっくりしたなーもう。。
いるって分かってたら写真撮ったのに・・・と再び歩き始めると、すぐにもう1羽がバタバタっと飛び去りました。ライチョウさんは用心深くてすぐ逃げてしまうのであまりちゃんと写真に撮れたことはありません。


ここで一度、少し低い位置まで下ります。ちょっと心配になってしまうくらい下りるのですが(駐車場にでも向かってんの?って)、一昨日既に歩いているので心配せずにどんどん下りていきます。そしてまた徐々に上がって行きます。そういう地形なので仕方ありません。


大体元の標高まで戻って来たあたり。振り返るとロッシュブリューヌが。雪のない季節なら装備がなくとも登ることができるそうなので(ちょっとハードらしいですが)、ぜひ来年の夏にでもチャレンジしたいと思っている山のひとつです。


10分ほどさらに歩いて行くと・・・


また軽く木の茂ったゾーンに来ます。すると眼下に山小屋が見えてきました。峠も奥に見えています。


山小屋までやたらデコボコしたところを越えていきます。


左を見るとこんな感じです。雪のない季節ならここを登り、稜線沿いに峠に向かうことができそう・・と思ってまじまじと眺めてしまいました。


デコボコ地帯、通過中。


おっ、またウサちゃんがウロウロしてたみたいです。


エイリアンの顔みたいです(◎_◎;)


山小屋までもうすぐです。


ナポレオン山小屋(2257m)に到着。一昨日は自炊の準備をしてきたのに寒すぎて(沸かすつもりのペットボトルの水も凍ってたし)、ここでお昼ご飯を食べました。
山小屋の女性がテラスで作業中です。「今日は開いてますか?お昼食べられますか?」と聞くと「ええ、もちろんよ。あ、あなた日曜日にも来てましたね」とすぐに思い出してくれました(^^;
まだ12時前なので峠まで行ってから下りてきてご飯にすることにしました。



次回に続きます。

お天気回復、午後はブリアンソン観光

民宿に泊まっての2泊3日での南仏の山への旅行。2日目の午前中はどんよりした曇り空で2時間くらいは雪も降っていました。とてもハイキングなどする気がせずに読書したり宿のご主人と話をしたりして快適な民宿でダラダラと過ごしました。


遅い目のお昼ご飯を食べ終わった頃から窓から見える空が明るくなってきました。午後には回復、の予報通りです。こうなったらさすがに動きたくなってきました。しかし日が暮れるのが早いこと、明日はまたしっかりスノーシューでハイキングをすることを思うと今から雪の中を歩きに行く気は起りません。昨日のうちから少し考えていたこの地方の中心の町、ブリアンソンの町に行ってみることにしました。昨日もですが、今まで3回くらい街中を通過したことはあるものの、止まってみたことはありません。きれいな町のようなので楽しみです。


民宿のある集落は標高約1500m、ブリアンソンは1326mなので県道をくだっていくことになります。ブリアンソンの人口は約1万2千人。同程度の規模の市町村としてはスイスのダヴォス市に次いでヨーロッパで2番の標高となるそうです。つまりフランスではもっとも高い位置にある市ということになります。これが意外で、「えー、じゃあモンブランの麓にあるシャモニーとかって?(だって町の名前に「シャモニー・モンブラン」ってわざわざ入ってるんですよー)」と思って調べたら、たかだか1000mちょいの標高しかないみたいです。今まで騙されてたΣ( ̄□ ̄|||)  
  

 

おおっ、正面の小高い丘の上に要塞が見えてきました。


その後すぐに市に入ります。ブリアンソンの下に書かれている「セール・シュヴァリエ」とはここから少し先にあるスキー場のある町です。

そのすぐ下には「ヴォーバンの防衛施設群 ユネスコ世界遺産」とあります。今日見てみたいと思ってるのはこれです。そのうち一つは旧市街地に隣接しているので古い町並みも見て歩けそうです。


町にはいくつも駐車場があるようですが、宿のご主人に一番近いところを聞いていたのでそこに停めました。


もうお日様が傾きつつあります。


町の中心を外れるといくつもの小高い丘があり、それを天然の土台として17世紀にルイ14世のもと活躍した築城の天才・ヴォ―バンが手掛けた要塞がよい保存状態で残っています。他の町の防衛施設と併せてユネスコ世界遺産に登録されています。
どこから入るとか看板が全くないのですが、まあ普通に考えて門に向かって歩いて行きます。


要塞や城壁といった堅苦しい建築物にちょっとミスマッチなクリスマスツリー。


城壁のなかにもうひとつの壁が。2重の城壁のある仏南西部カルカッソンヌの町を一瞬思い出しました。門があるので入ってみます。




厳かな立派な門です。


クリスマスツリーはもちろん本物のモミの木です。どうせそこら中にいっぱい生えてます(^^;)


門の先が商店街になっているようです。


年季の入った分厚い木の扉。





リヨンの旧市街地にも見られるようなルネサンス期のアーチが。第2次世界大戦中にドイツ軍にこの場所で殺されたレジスタンス運動の活動家の記念プレートがありました。


商店街はしっかりと雪かきされています。


真ん中が溝になっていてちょろちょろと水が流れています。これは宿のご主人が前もって説明してくれていました。もともとこの土地を流れている川を生かして昔は下水として利用されていたそうです。


奥には雲を被っているものの山が見えます。いかにもアルプス山系の麓にある町といった風景です。


お店がないため完全に雪かきされていない細い道を歩いて行くと…


先ほど駐車場から見えていた教会に近付いてきました。


あんまりフランスにはない感じの教会です。イタリアっぽいです。国境まで15キロしかないので当然かもしれません。


中に入ってみます。17世紀から18世紀にかけてと思ったよりも古くはない教会です。
クリスマスが近かったので人形を使ってキリスト生誕の場面を再現したクレーシュと呼ばれる飾りがありました。


「出口」上がフランス語、下がイタリア語。
イタリア人観光客が多いのでしょう。街中にはイタリア語表記も多く見られました。


教会を出てすぐにある小さな通り・・・


古い建物の中に観光インフォメーションセンターがありました。
ワシ?タカ?はブリアンソンとセール・シュヴァリエのスキー場が一緒になったエリアのロゴです。


さて・・・街中は除雪されていて歩きやすかったのでウロウロしてみましたが、大事なことが残っています・・・


要塞ですよ、要塞!!
イヤイヤ登り坂を上っていきます・・・


スノーシューいるんと違うの(;´Д`)みたいなところを通ります。


「鉱山博物館」しかも入場無料、があるようです。特別鉱山マニアというわけではありませんが、ただなら入っときたいです。



博物館目指して上っていきます。


博物館・・前まで来ましたがこれでは残念ながら入れません(;´Д`)


ここらへん平たくて楽なのでもう少し先まで進んでみます。


・・・。。
ここまでは散歩の人だかなんかで道が踏みならされていましたが、この先は急なうえノートレース。町の観光をしているとは思えなくなってきました…スノーシューいります。
さすがは築城の天才、ヴォ―バン。登り切れませんでした( ̄▽ ̄;)


仕方ない、ここからの景色でも見て満足しとくことにします。
・・・ここで急にオーストリアはチロル地方のインスブルックの町を思い出しました。18歳の冬から春にかけてユーレイルパスを使って2か月半バックパッカーで一人旅をしたときに訪れました。インスブルックの方がずっと大きな町ですが、共通点があります。双子の鐘楼がある教会、可愛い市街地。山間の町であること、2月で雪景色だったこと・・・もう4半世紀も昔のことですが人生で一番長いその旅行の一部をいきなり思い出すことになり幸せな気分になりました。


来た道を戻って駐車場に向かいます。


ツール・ド・フランスがよく通ることから自転車の飾りがありました。他にツール・ド・フランスで山岳地区間の覇者が着ることができる白地にピンクの水玉模様のマイヨ(ユニフォーム)を模した自転車もありました。


30分までは無料、以降有料と書いてましたが・・・46分延長で30サンチーム。40円??
安っっ!!で、現金は入らないのでカード払いです(^^;


再び県道から民宿のある集落まで。途中、イゾアール峠の表示があります。ここが峠なのではなく、もうすぐありますよ、との意味です。自転車のイラストがあります。この前の日に目的地にしたのがこの峠でした。森を通って遠回りで登り、下りは峠道路に並行したあたりを歩きました。


また雪深い集落まで帰ってきました。


民宿に帰るとご主人が大工仕事中でした。雪かきに使う大きなシャベルを使いやすくするように直しているとのこと。なかなか素敵な大工アトリエです。「ふるい家だから、なんでも自分で直しながら生活していかないといけないんだよ。好きだからいいんだけどね」とおっしゃってました。


大工仕事の手を休めて暖炉にまた火を入れてくれます。


空気を送り込むやつ。


はー暖かい(#^^#)
暖炉の前で紅茶を飲みながらこの周辺の山の地図を眺めます。ご主人によさそうなコースを聞いてみたのですが、前日に行ったイゾアール峠がこの周辺では一番眺めがよく、他にもハイキングコースはないことはないけどここ1週間ちょっとでいきなりどっさりと積もった雪なのでまだ安定しきっておらず雪崩が心配。結局安全かつ景色もよくそれなりに長くて歩き甲斐もあった前日のコースをもう一度歩くことにしました。しかも前日はデジカメ調子悪くスマホもバッテリー切れで写真がほぼゼロなのでもう一度行くと写真も撮れます。


7時半を過ぎているのでそろそろ晩ご飯を作り始めます・・・プチトマトとポテチをつまみながら(^▽^;)

持って来たものの中で残っているのは鶏の胸肉とマッシュルーム。瓶詰めのバジルソースも持って来ています。


また一人分とは思えない量が出来上がってしまいました(;´∀`) 
いただきまーす(^o^)
3階からまた宿のワンちゃんが下りてきてすぐ隣でお座りしてるので視線を合わせないように💦(ご主人から何もやらないように言われてる)なんとか食べ終わりました。


ハイキング旅行のつもりの3日間でしたが、2日目は全く山を歩きませんでした(;^_^A
翌日は晴れとの予報だったので今度はモバイルバッテリーもちゃんと持って行って(前日は車の中に忘れていった💧)いっぱい写真も撮れそうです。



3日目に続きます。ようやく本来の目的のハイキングです。

ジョワイユ―・ノエル🎄

クリスマスや年末年始の浮足立った雰囲気が苦手なわたしですが、少しの家族と少しの友人のために少しのプレゼントを買ったりもします・・・


普通のプレゼントはここ数日間で買い終えて肩の荷が下りたところです。プレゼント選びは楽しいとかいうよりもプレッシャー以外の何物でもなく、まずはアイデア。なかなか思いつかなくて、11月くらいからどんどんブルーになってきます(-_-;) 大体決めた後も混んだお店に行くのが苦痛でなりません。最近ではネットで購入という人も多いでしょうが、日本と違って配達事情がイケてません。それに頭が固いところがあってよっぽど商品がきっちり指定されている場合を除いては実物を見てみたい派なのです。。


さて、もうひとつクリスマスに欠かせないものがあります。
日本ではバレンタインデーが高級チョコレートが一番売れる時期だと思いますが、こちらでは圧倒的にクリスマス(や新年)、それにイースターといったところです。


昨日は仕事前に一番好きなチョコレート屋さん「パロマス」へ。チョコレート屋さんもクリスマス前は激混みなのでもう少し早くに来ようと思いつつ日が迫ってきてしまいました。今年もギリギリセーフ(^^; 
それなりには混んでましたけど、それ以上待ち時間が長そうなら仕事に遅れるので買えないところでした💦


お店のある界隈


リヨン出身の作家・アントワーヌ・ド・サンテグチュペリと代表作「星の王子さま」が一緒になった像があります。


同じ広場にあるルイ十四世像(後ろからですけど)。広場の一角にグリュイエール・スイス(フランスのグリュイエールより高いけど格段においしい)の巨大広告がありました💓


買い終わってホッとひといき、お店のすぐ近くのカフェへ。といってもこの後仕事なので数分間しか座れませんでしたが、一杯のエスプレッソでリフレッシュすることができました。


そして今日はもうひとつクリスマスに欠かせないビューシュ・ド・ノエルをゲット(*‘∀‘)
今晩友達のうちに招待されているので持って行く用と、明日うちに別の友達が来るのでそれ用と2台です。これでミッション完了(´▽`) ホッ
今年もプレッシャーの中、仕事感覚の買い物(だって・・・「わたしはそんな世間の風習は知らん。クリスマスの買い物なんてしない」って言えない辺り、完全に仕事みたいなもんじゃないですか)を終えることができ、感無量です。もうクリスマス終わったのも同然です。
クリスマス、イヤ過ぎて隔年とかでもいいのになーって思うくらいです😅



でもまあ・・
メリー・クリスマス💕
ジョワイユ―・ノエル✨
皆さんに幸がありますように。