フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

自転車テント泊旅、最後にまたアクシデント

3泊4日テント泊自転車旅。3泊目は現地で出会った人に教えてもらった湖畔にテントを張りました。


翌朝。
テント設営した場所から徒歩数分のところにあるテーブルで朝ご飯にしました。途中で食料は足しているものの、最終日ともなると何となく寂しい感じの内容になってきます(;^_^A


テントを撤収、朝ご飯も片付けて出発準備が整ったところで一枚。


湖から15㎞か20㎞くらい走ったところにある村のパン屋さんに入りました。
これは、ナヴェットと呼ばれる南仏ではポピュラーな素朴な焼き菓子です。
プレーンなものと黒オリーブ入りを売っていました。


朝ご飯がなんか寂しかったので(^▽^;)パン屋さんで菓子パンを買って、隣のカフェに入りました。


作戦会議中。


村には食料品店もあったので、ビスケットを買ってサコーシュに詰めておきました。


コーヒーブレイクをした村から平坦な道を数キロ進んだ後、山道になりました。
丘の上の村にて。


12世紀の建築という、とんでもなく古い教会がありました。
この村で水を汲んだあと峠道に入ったところでCさん「あっ、ボトルを水場に忘れた~」
と引き返す一面がありました(^-^;


いかにも峠道、なグネグネが美しい道路でした。


笑ってますけど、疲れています💦


初めて来たけれど、とても気に入った道路です。


お昼頃に、聞いたこともない峠に到着しました。
今回の旅では毎日3つの峠を越えましたが、二つほどを除いて、どれも全然聞いたこともないし、写真に撮っていなかったら名前さえももう覚えていないであろうマイナーな峠ばかりでした。観光客の車が多い有名観光地を避けてプランを組んでくれたCさんがふざけて「有名な」「伝説の」と呼ぶ峠を越えていく、地元の人以外誰も知らない玄人好みのコースだったと言えます。


峠周辺にはテーブルやベンチといったものが全くなかったので、ピクニック出来そうな場所を探しつつ下りていきます。橋のところが日陰になっているので、ここに座ってお昼ご飯にしました。


この後、しばらく下りた後、次の峠に向かって登っていく途中・・・


またまたCさんの自転車にアクシデントが💦


スポークが一本、折れてしまっています。
わたしはよく分からないんですが、応急処置をしてこのまま進むことに。やはり一本足りないと自転車に負担がかかるので(そもそも、この15㎏くらいある荷物ですし)、下りは特にゆっくりと、自転車に衝撃ができるだけかからないように注意して帰りました。


ガルシネ峠に到着しました。
ここは少し前に来たことがあって、2度目でした。


峠の反対側に水を汲める場所がありました。お水がなくなりかけていたので、助かったε-(´∀`*)ホッ


峠道を下りて、さらにアップダウンをいくらか繰り返した先にある村で、この日最後の休憩をしていくことに。


Cさんはビール、わたしはイチゴとレモンのソルベにしました。


休憩した村から数キロ山道を登り、到着したこの日、そしてこの旅最後の峠。1日目に越えた最初の峠もここでした。このあと30㎞ほどで、下り数㎞とあとは緩やかな登りをいくらか含むほぼ平坦な道です。

あと15㎞ほど、という地点の水場で頭に水をかけてるところです。
この時はあっちい~~って思ってましたが、これが1か月先(つまり今頃)だと、もっと暑くて、こんなに登りの多いコースは難しかったと思います。


最終日の記録。「今日はここまででいいか~」ってわけにはいかないので😅距離でも高低差でも多めになりました。


長ーい3泊4日テント泊自転車旅行記にお付き合いくださった方、ありがとうございました。

テント泊自転車旅3日目・またアクシデント

友人Cさんと3泊4日テント泊の自転車旅行をした時のお話です。


3日目にして初めて食料品調達をしました。
お店のあった村を出たのち、また山道を登ってきました。毎日3つほど峠を越えています。


峠の1~2㎞手前に池がありました。
テーブルもあるので休憩&水浴び(≒体洗う😅)していくことにしました。


テーブルのあるところは暑すぎたので、木陰に座ってお昼ご飯にします。
昨日、夜ご飯作るときに余計に茹でてミックススパイスで味付けしておいたパスタに、さっき買った粉チーズをかけて食べます。パンとかお菓子だけでなく、パスタやお米などを食べないと長時間の運動は厳しい、というCさんの持論がわたしも分かるような気がしてきました。


さっき買ったばかりのパンと山羊チーズ。
パン屋さんも村にはあったんですが、定休日だったので仕方なく袋入りの工場生産のものになりました。


水浴びしてサッパリ、お腹もいっぱいになって出発です。幸い峠まではほんの少しでした。


峠から下りて、次の峠へと向かっていると自転車通行止めの看板が。
仕方なく、遠回りの道へと進みます。


数キロ先に通った村。
これは食料品店兼カフェなんですが、お休みでした_| ̄|○
手前でお店の看板を見てここで冷たい飲み物を注文しよ~って楽しみにしてたのに、残念です・・・


可愛い村だったので、メインストリートを自転車を押して歩きました。


村の外れにあった可愛い教会。


さらに10㎞くらい進んだところに、結構大きな町(いや、極小ですが今回の旅行で通った中では😅)があり、中心の広場のカフェで一服することが出来ました。


近くのパン屋さんでおやつを購入。


Cさんはビール、わたしはレモンシロップ水です。


さらに進んでいきます。


辺り一面、果樹園という場所をしばらく通りました。


県ごとに違うサイクリング用看板が、見覚えのあるものになっています。午前中はドローム県にいましたが、いつの間にかオート・ザルプ県に戻ってきていたことに気付きました。
この後数キロ先で、Cさんの自転車に新たにアクシデントが・・・(1日目にタイヤがすり減り過ぎていてパンク2回)。


部品の名前が分からないんですけど、車輪の真ん中のネジが外れてしまっていました。
あまりにも重たい荷物がぶつかるためでしょう。ぶつかりにくくするための部品も手作りして付けているのですが、限界があるようです。


ちょうど、お庭のサクランボを収穫中のおばさま達がいたので、ネジはおうちにないかと聞いてみました。


ネジはないけど、と代わりにワイヤーを少しいただきました。ネジほどはしっかりと固定できないものの、とりあえずの応急処置としてはいける感じでしたので、お礼を言いました。


おばさま達、わたし達の行程を聞いて「うわー、大変ね。ぜひサクランボでも食べていきなさい」と言ってくださったので・・・


遠慮なくいっぱい食べていきました\(^_^)/
パスタや甘いものは原動力として必要ですが、暑い時にフレッシュなものはやはり嬉しいものです。


おばさま達のおうちから10㎞ちょっとくらい進んだ村にて、ふたりの村人とお話しました。
村の水場の水が出ていないので、他に水を汲めるところはあるかと聞くと、帽子をかぶっている方の男性が「ボトル全部よこしなよ。おれんちすぐそこだから、汲んできてやる」と。
そして、自転車の車輪の応急処置のことを話すと「そんなネジくらい、おれんちのガレージにいくつでも転がってるわ。ついて来いよ」と。


ぴったりのネジをはめて完璧に修理された自転車に乗るCさん。
これは明るいけれどもう8時を過ぎていました。ふたりによると、ここからほんの2㎞ほどのところに湖があって、テント泊に最適だということです。
おふたりにお礼を言って、湖へと向かいました。


南仏の大きな河川であるデュランス河を広げて作った湖のようです。
全然知らないところで、湖への小径も消えかかった木の板に書いてあったくらいだったので、教えてもらわなければ絶対に来ていなかったと思います。

テント設営によさそうなところをまず目星を付けてから…


その少し手前にあるテーブルまで戻って晩ご飯にしました。


一部、タッパーに入れて明日のお昼ごはん用にとっておきます。


こんな感じの今晩のお宿です。
カエルが大合唱で、寝られないかと思うくらいの(疲れていたのであっという間に寝ましたけど😅)音量でした。


3日目の記録。
最終日編に続きます。
お読みいただきありがとうございました。

自転車でテント泊旅・3日目朝

山友のCさんと3泊4日自転車テント泊旅行をした時のお話です。


南仏ドローム県の小さなスキー場の真向いの丘の上にテントを張りました。
今回のテント設営地3か所のうち、一番気に入った場所です。ただし、蚊やそのほかの虫にいっぱい刺されて、大変なことになりました😓


朝ご飯は手作りパン・デピス。パンと蜂蜜、山羊チーズにコーヒーです。


おお、かわいいお客さんが💖


朝食後、テント撤収して荷物をまとめて道路まで下りてきます。


しばらく登って到着したロサス峠。


その後、アップダウンを繰り返して到着した峠。


山道を大体下りた地点で振り返って。
峠道などにあるサイクリング用の看板。県ごとに違って、ここドローム県のものは結構大きいのか特徴です。一応平均6%ある山道だそう。


峠道から下りて、この日初めに通りかかった村。
南仏らしく可愛らしい街角で、マイ・バイクを記念撮影。


村の水場にて水チャージ中。
ちなみに、今回の行程では川の近くをいっぱい走るので、「水着持って来や」
と言われていました。とりあえず、シャツの中に着ています。
さて、この朝には大事な予定があります。


それは食料調達です。
先ほどの可愛い村から20分ほどだったでしょうか。このお店も出発前に目を付けて、定休日や開店時間について電話で問い合わせたほどでした。それほど、町やお店の少ない地方なのです。


小さいお店で値段も少し高い目ですが、結構お客さんで賑わっていました。他にお店がないので、遠いところからも来るんだと思います。


買ったもの。
バナナ、イチゴジャムが挟まった「眼鏡」という名前のクッキー。元々はここドローム県の眼鏡生産で有名なロマンという町のスペシャリティ―です。
別のお菓子や、バナナ、パスタ、チーズ、粉チーズ、ビスケット、パン、ナッツ、清涼飲料水など。


早速「眼鏡」に食らいついているわたし。


3日目午後編に続きます。
お読みいただきありがとうございました。