フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

去年出会ったサイクリストさんに再会した

ここ数年はわたしにとって、新しい出会いの場といえば、お山の頂上や山小屋(山スキー)、峠(ロードバイク)くらいなもんです😅
昨夏、何度も登っていた激坂の峠道があるんですが、その峠で出会った方(Vさんとします)とは、ストラバのコメントやショートメッセージなどで時々やり取りはするものの、約1年間会っていませんでした。先日久々にサイクリングを一緒にすることになりました。


Vさんと前回サイクリングをした時は、うちの長男も一緒だったので、近況を聞いて下さいました。


今回、Vさんのお友達のJCさんという方も来られました。わたしとは初対面です。
JCさんは電動アシスト自転車でした。
地図でコースを確かめてくれています。


有名な峠道などに行くでもなく、車の少ない丘陵地の小さな道路中心でした。
細かいアップダウンのある小麦畑の真ん中を走る気持ちの良いライドです。
猛暑の時期でしたので、午前中の2時間ほどで帰ってこれる手ごろな周回コースを考えてくれていました。


目的地のひとつの高台にある教会。こうやって見ると、どうってことのない教会に見えますが、巡礼の人が結構来るそこそこ有名な教会らしく、この日もイベントのテントが張られ、多くの信者さん達や、神父さん達も何人もおられました。


教会からさらに少し登って、峠に着きました。
聞いたこともない峠で、しかも視界ゼロ😂


Vさんは去年とは別の自転車でした。日本でファンが多いビアンキのきれいな緑色のやつです。前のやつが重たかったので、これは快適!とご機嫌でした。
途中で、どこかのカフェに入ろうかと言っていたのですが、これといったお店が見つからず、結局Vさんのところにお邪魔することになりました。


「大したものないんだけど・・・」
と季節の果物をきれいに盛ってくれました。
アプリコット、イチジク、レッドカラント、ミラベル(甘いすもも)。


昨日焼いたというアプリコットとアーモンドのタルト✨
女子力高過ぎやしませんか!?


素朴てとってもおいしかったです。


飲み物はオーツミルクにチコリコーヒー。
電池入りの小さなミキサーで泡立ててくれています。


ありがとうございます(*´▽`*)
優しいおいしさで、ほんわかした気持ちになりました。


この日のライド記録。


影響されやすいので(≧∇≦)
Vさんが愛用しているというメーカーのチコリコーヒーをBIOのお店で早速購入。
オーツミルクは時々買っていますが、うちになかったのでこれも買いました。


お読みいただきありがとうございました。

スキーとロード、一石二鳥のガリビエ峠

「これが今シーズン最後のスキー」と言いつつ、残雪のあるところにしつこく繰り出して諦め悪く滑り続けているので「ラストスキー詐欺」と周りから指摘されていたことを先日書きました。6月下旬に正真正銘の「ラストスキー」をしたときのお話です。


行き先はやはり前回と同じくガリビエ峠道です。
上の写真は、ロータレ峠(2057m)。ガリビエ峠(2642m)への道路が出ている地点です。
この日もわざわざ来たのではなくて、通り道だったので寄ったという形です。
しかし、スキーはどうせちょっとしかできないことは分かっていたので、その前にひとつやっておきたいことがあります。


自転車も車に入っていたので、登っておきました。
高低差たったの600m弱登るだけですので、往復で1時間5分でした。


まだ8時台だったこともあり、ほぼ無人でした。
バイクの方が来られたので、写真をお願いしました。
6月初めにロングライドでクライムした時はまだ峠への道路は閉鎖されていて、トンネルしか開通していなかったため(こちら側の道路は完全に除雪されていたけれど、反対側はかなり雪が残っていた)、峠にはサイクリストさん達のみでした。


そうそう、今日ここに登った目的のひとつはですね・・・
前回来た時はGoProを持って来ていなくて、ダウンヒルの動画を撮れなかったんでした。
少し載せるので、お時間あるかたは是非ご覧ください。
わたしにとっては、「好き過ぎる峠道」ナンバーワンかもしれないです(*^^*)

Galibier juin23 (1)


ロータレ峠までほぼ下りてきた辺り。
駐車場で自転車を片付けていると、車から自転車を下ろして出発準備をしているイタリア人サイクリストさんに話しかけられました。「おれは○○行って、その後○○峠行って、それからどうのこうの」と自分の行程を説明してきて「ほんで、君は?」と聞かれたので「いや~・・・わたしはちょろっとガリビエ峠だけ(小声)・・・で、今からちょろっとスキーして」と答えると「はぁ?」って怪訝な顔されました😅


先ほど自転車で通った時にチェックしていた雪が十分にある地点まで車で戻ってきました。
ツールドフランスの創始者の石碑のある駐車場です。


どうせちょっとのことなので、ビンディングシューズで運転してました。
スキー靴に履き替えます。もう10時前で気温も高くて全然寒くないので、もうサイクルパンツのままでいいんと違うかな、とも思ったんですが、スキーパンツも車に入っていたので履き替えました😅


前回登ったところまで行くことにしました。
少し雪が減っているけれど、6月の後半ともなれば仕方ありません。


稜線の真下では結構急斜面です。
雪がどちゃどちゃなので、このくらい傾斜がないと滑りにくいというのもあります、


一番高いところまで登っておきます。


エクラン山塊の綺麗なお山たちが見えてきました。
って、先ほど自転車で登ったガリビエ峠からでも見えてたんですけどね。


稜線の一番高いところにあるケルン前にて。
行動食のお菓子をスキーに挟んで記念撮影。


下りていきつつ。
峠道のクネクネが見えています。
前回に来た時は、2回登ったんですけど、今日は自転車も出来たし一回だけにしておきました。


ただいま、デミたん・・・


お読みいただきありがとうございました。

リヨン料理と街中朝ご飯

今回はお山でのアクティビティを離れて、シャバ😅での話題です。
お山にハマり始めてからというもの、あまり町をウロウロすることもレストランに行くことも激減してしまいました。が、先日案内させていただいた日本の会社の方たちとリヨン料理のお店に行った時の写真を載せたいと思います。


ホテルからの景色。
ルネサンス期のイタリア風建築をモデルに建てられたセレスタン劇場が目の前に。


リヨン料理をご希望だったので、伝統的なリヨン料理を出すブッションと呼ばれるレストランのひとつを予約しました。いくつものお料理を前菜・メインに注文して取り分けさせてもらいました。左はル・ピュイ産レンズ豆のサラダ。中央はマスのマリネ。


左はポーチドエッグを赤ワインソースで煮込んだもの。右は手作りパテなどの盛り合わせ。
全て前菜です。他に写真にないんですが、ベーコンやポーチドエッグ、クルトンなどが入ったリヨン風サラダももちろん注文しました。


代表的なリヨン料理のひとつ、クネルと呼ばれるカワカマスの身を使ったはんぺん的なものですが、ここのはとーてもよく膨らんだスフレ風のものでした。ソースはオマール海老かロブスターの殻を使ったものでした(どっちだったか忘れた)。付け合わせはご飯でした。


シャロレ牛のタルタル。リヨンからほど近いブルゴーニュ地方南部のシャロールという町の名前からきており、今でも産地として有名です。
他にも、写真に撮りませんでしたがステーキやタブリエ・ド・サプールと呼ばれる牛のトリップをとんかつ風にパン粉をまぶして揚げ焼きしてタルタルソースっぽいのと食べる名物料理も注文しました。クネルとかはどこのブッションでも出していますが、これは案外やっている店は少ないです。
ちなみにワインは白はマコン・ヴィラージュ、赤はシャトーヌフ・デュ・パップをワイン好きの社員の方がチョイスされました。


色々注文したデザートのうちのひとつ。
リヨン名物、赤いプラリーヌ(色付きの砂糖をかけたアーモンド)を使ったタルト。となりはイル・フロッタント(メレンゲに火を通したもの)に砕いたプラリーヌをかけたもの。
ほとんどの方は初めてのリヨン料理でしたが、みなさん好奇心・食欲旺盛で楽しんで召し上がって下さいました。


翌日は朝っぱらから市街地・旧市街地の案内をしながら、町中のパン屋さんで朝ご飯にしました。


中心地にある可愛いパン屋さんです。
外にテーブル席があり、朝ご飯はもちろん、カフェとしても利用できます。


クラシックなデニッシュ類に加え、クイニーアマンやシナモン・ロールなど種類が豊富です。


ピンク一色。やたらファンタジーで女子が喜びそうなお店に日本のおじさま達が数名(≧∇≦) ミスマッチも可愛かったですね(*´▽`*)
実は、食品を取り扱っている会社の方たちだったので、菓子パンを食しつつもあれこれと考察しておられました。


お読みいただきありがとうございました。