フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

再びボネット峠(2715m)クライム

少し前に、まだ正式には冬季閉鎖期間を終えていなかった(しかし除雪は終わっていた)フランス国内で3番目に標高の高いボネット峠道をクライムしたことを書きました。
山スキー、特に避難小屋が大好きという共通点から仲良くなり、ふたりともロードバイクも好きということで最近すっかり一番の山友になっているCさんと2度目のボネット峠道にチャレンジしました。まだ残雪が多くあった5月下旬のお話です。


まずは峠道の始まる地点、ジョジエまで漕ぎ漕ぎしてきました。
右に曲がると、峠道という交差点にあるサイクリストを象ったオブジェ。
ここまでの道は平坦っぽいものの、実はゆったりとした登り坂になっています。


登り始め。
この町から峠までは、高低差1590mを23㎞で登ることになり、平均勾配は6,8%だそうです。最初から7%前後の山道が延々と続きます。後半は場所によっては8%以上にもなる代わりに、たまに平坦になる部分もあります。ボネット峠へのクライムは、昨年も併せて4度目ですが、前半の方がきつく感じられます。


標高約2000mの地点にあるカフェの駐車場で足つきしました。ここで大体半分登ったことになります。数分間のおやつ休憩にしました。
この時期、峠道は開通はしていたものの、路面が凍結する恐れがある夜間は閉鎖されていました。道路情報には大抵「閉鎖中」と出ていたため、ほぼ車には出会わずとっても走りやすかったです。


標高2400mくらいの地点。
オレンジのシャツの人はベルギーから遠征してきたグループの方でした。走るスピードが近かったため、数キロメートルの間、おしゃべりしながら一緒に走りました。
面白いことに、その少し前のお天気の悪い日に近場の適当な山道をベテランサイクリストのPさん達とサイクリングした時に、彼らはハイキングでそこの山に来ていて、わたし達を見かけたとのことでした(;^_^A


ここら辺、少しきつくなりますが、この奥に写っている峠の手前の2㎞くらいの道路はこの峠道の一番楽な部分なのです✨


このカーブを曲がったら、後は楽勝(^^♪


着きました、ボネット峠💖
峠(2715m)から2802mの地点までループ状に出ている道路があるのですが、途中から除雪されていませんでした。ギリギリのところまで進んで記念撮影。
Cさんに撮ってもらっていると、先ほど一緒に走ったベルギー人サイクリストさんが来て「君たちの写真撮ってあげるよ。何かポーズしなよ」と・・・


「えーっと、じゃあ・・・」といきなり肩車をしてくるCさん。


降ろしてもらってる場面。全部載せませんけど、ベルギー人サイクリストさん、カシャカシャと10枚近く撮ってくれていました(^▽^;)


なんとっ!頼みもしないのに、雪の上に立ててあったわたしの自転車の写真まで撮ってくれていました、しかもかなり上手に(・_・;)


仲間の待つ峠まで下りていくベルギー人サイクリストさん。
面白い方でした😅


峠にて、ベルギー人サイクリストさんのグループ。1週間ほどフランスの峠道を走りに遠征してきたそうです。この車がグループの後ろからゆっくりついて来て写真を撮ったり、峠ではおやつを配ったりしていました。


マイ・バイクとCさんの個性的過ぎる自転車。
荷台が取り付けてあり、スーパーのごつい袋が括り付けてあります。


峠でランチにしたかったんですが、風が結構あって寒い・・・
峠の反対側はどうかと思って少しだけ下りてみましたが、同じような感じだったのですぐにUターンしてきました(^^;)


来た方面に下りていきます。


前回に来た時と同じように、標高2300m台くらいにある湖の畔のテーブル席で簡単なピクニックをしました。


カリっと焼かれたスポンジケーキみたいなビスケットにイチゴジャムが乗った庶民的なお菓子「バルケット(小舟の意味)」がデザート。1600mもクライムしたご褒美にしては地味過ぎるランチでした。


この日のサイクリング記録。
一部ストラバが切れてしまっていて、短い目に記録されました_| ̄|○
お読みいただいてありがとうございました。

77歳ベテランサイクリストさんと峠道ライド

ひとつ前のブログで、超ベテランサイクリストさんのPさんと知り合ったことを書きました。


サイクリング後にお邪魔したPさんちのお庭にて。
その後まもなく、また一緒にサイクリングする機会が訪れました。


既に今シーズン2度登っているカイヨール峠(2326m)へのクライムです。
Pさんはまだ今年初めてだということでした。
こういう峠道👇

標高の高い峠道としては比較的なだらかなのですが、高低差は1200mあるし、最後の数㎞はそれなりな勾配だし、なによりも27㎞も続く山道なので、結構キツく感じられます。


スピード的にはやはりCさんが圧倒的に早くて次にわたし、そしてPさんという順番です。
それでも77歳で峠道を登るという体力や根性は尊敬に値すると思います。
前回のブログにも書きましたが、カイヨール峠を含む3つの峠を周回する120㎞、高低差3300mのコースがあるのですが、Pさんは昨年これを完走されているそうです。わたしは今まで3000mを越える高低差なんて自転車で登ったことがないし、登れる気もしません💦


必死!なわたしを激写してくれたCさん。


峠の直前。
バイカーさんが峠の石碑前で記念撮影しておられました。
この日はお天気がいまいちだったため、サイクリストさんはもちろん車やバイクもあまり見かけませんでした。


また今日もなんかポーズがおっさんくさい人。


しばらく待っていると、Pさんが登ってきました。


Pさん、お疲れ様です~
「昔はこんな峠道、楽々と登ってこれたんだけどね。最後きつかったよ」とPさん。


Pさんと✨
登っている間は暑かったけれど、気温は結構低くて風もあり、肌寒いので上着を着ます。


親子以上に年が離れているけ仲の良いPさんとCさん。


この日は前回Cさんに好評だったおにぎりを持って来ていました。
Pさんにも味見してもらったら、とても気に入ってくれました。


おにぎりだけでなく、サラミやチーズといったレギュラーメンバーも。


マーモットがあちこちに。


峠道の途中に、「マーモットに注意」の看板があるんです。


帰りは下界に近づくにつれ、お天気が回復してきました。


この日の峠道ライド記録。
これだけでも満足なお出掛けだったかと思ったんですけど、Cさんが友人Sさんと夕方から別の峠道へサイクリングに行くのに誘われ、あまり乗り気がしなかったのですが付いていきました。


しかし途中で気力的にしんどくなって、峠道から分岐しているスキー場にわたしだけ目的地を変更しました💦峠道に比べると半分ほどの高低差で済みます。


気力不足の夕方ライドの記録。


お読みいただいてありがとうございました。

最年長のお友達ができた

この春からスキーや自転車を一緒にしている山友のCさんのお友達とも徐々に仲良くなってきました。いろんな年代の人がいて、若い辺りではクライミングや山スキーを一緒にしたことがあるM君たちです。


昨日の1枚。左がM君、真ん中がT君で共に25歳です。
M君のお母様はわたしと同い年らしい😂そんな年の差にも関わらず、フレンドリーに接してもらっています。
ちなみに窓際に掛けてあるのは、クライミング用のロープで日干ししているところです。
先日、逆に最年長と思われる方と自転車をご一緒する機会がありました。


この日はCさん、Cさんと同年代(わたしよりは一回り下😅)のSさん、Sさんの親友でCさんとも親しいPさんという方と自転車をすることになっていました。
真ん中のキャノンデールの自転車の方がPさんです。なんと77歳なんだそうです。


羊さん達を愛でる!?Pさん。


目的地にて。
この日はお天気がいまいちで、元々行こうと思っていた峠道方面の空が真っ暗だったので、途中で引き返してもっと近場の標高の低い山道を登るサイクリングに変更したのでした。


小雨交じりの冷たい風の吹く中、ダウンヒル。


ロードバイク歴50年以上という超ベテランで、かなり急な山道でもスピードは少し遅い目ながらもしっかりと登ってこられます。平坦な道ではわたしより速い時もあります。
昨年は3つの峠を周回する120㎞、高低差3300mのコースを完走されたんだそう😱


お天気が崩れて早い目にサイクリングを終えてしまったので、みんなでPさんちにお邪魔することになりました。


センスのある素敵なおうちでした。


アルピニスムやクライミング、山スキーもたしなまれるPさん。
年代物のグッズが飾り付けてありました。


道具部屋にはスキーが何組も(・_・;)
全部Pさんのものなんだそうです。特に山スキーが好きだけどノルディックスキーやゲレンデスキーも少しするそうで、それらの板もありました。
77歳とは思えないです💦


昨日マルシェのお肉屋さんで買ったんだよ、とソーセージをグリルしてくれているPさん。
こうやって見ていると普通のおじいちゃまなんですけどね・・・


ソーセージが焼けるのを待つ間にこれをいただきました。
南仏で買ってきたという特産物のカイエット。
豚の大網膜にお肉や野菜を詰めて焼いたものです。


プレーンなもの、ハーブ入り、ピリ辛スパイス入りと3種類、どれもとってもおいしかったです。


デザートはわたしが買ったカスタードクリーム入りブリオッシュ生地のタルト、Sさんが買ったシャルトル―ズ(薬草リキュール)入りのアイスクリームでした。


Pさんのお庭に遊びに来ていた可愛いお客さん。


お読みいただいてありがとうございました。