フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

人の別荘(ガチの)に招待された

避難小屋のことを「マイ別荘」とかほざいているわたしですが、本気の別荘を持っている人のところに招待された時のお話です。


今回お世話になったのは、最近一番よく一緒に山に行っている友人Dさんの親友Lさんの別荘です。写真は荷物を別荘へと運ぶDさん。


敷地内から。
こんなとんでもない山奥に別荘を買うことを思いついたLさんには驚きますが、標高1600mもあって、ハイキングをしなくても車で来ただけで既にハイキング気分という素晴らしい環境です。


暖炉のあるリビング。
今回、Lさんご夫婦も2、3日前からここに滞在しておられたんですが、急な用事が出来てしまい、この日の朝に帰っていったようです。わたし達も「それならまた別の機会にお邪魔します」と言ったのですが、「いいから、勝手に使って」と貸別荘状態にしてもらったわけです。なんて寛大な人達なんでしょうか✨というより、LさんとDさんの信頼関係でしょうね。


ここにお邪魔するのは、実は2度目です。
前回は昨年8月に3日間ほど寄せてもらったのでした。その時は、この見晴らしの良い角の部屋を寝室として使わせてもらいました。


ここが台所です。
着いたのが夕方の遅い時間だったので、早速夕食作りに取り掛かりました。


わたしが料理をしている間にDさんにはストーブに火を入れてもらうなどの雑用をお願いしました。


こんな簡単なものです。
マッシュルームとトランペットと呼ばれる黒いキノコ入りオムレツ。
ちなみに卵は、ひとつ前のブログに書いたFさんMさんというカップルが育てている鶏のもので、帰りにいっぱいもらったので、今回持って来たのでした。もう、とっても美味しくておふたりにメッセージを送りました「今度は、ぜひ買わせていただきます!!」
他にも色々と少しづつ食べたのですが、これという写真を撮らなかったので(映えていなさ過ぎて)、もはや何を食べたのかあまり思い出せません(;^_^A


夕食後はウイスキー(Dさん)やハーブティー(わたし)を飲みつつ、明日のスキーハイキングの行き先候補についてミーティングしました。


翌朝編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

谷の奥のおうちに招待された時の話

以前に2度ほどブログに書いたことのある、エクラン国立公園近くのかなり辺鄙な(失礼)谷の奥に住む超レべチスキーヤーかつサイクリストなMさんとFさんカップルのおうちに最近お邪魔しました。


午前中に寄せてもらう予定だったので、手土産にパン屋さんで菓子パンを購入。


2回来たから、と余裕をかましてGPSなしで向かったらちょっと迷ってしまって、心配したFさんから電話がかかってきました(^-^; 


お邪魔します(^^♪


わたしもお二人も朝ご飯はもう食べていましたが、午前中のおやつということで、また軽くみんなでパンやチョコレート、ビスケットをつまみながらおしゃべり。


ダラダラしていると、もうお昼に(≧∇≦)
そのままお昼ご飯も頂くことになりました。


ご近所さんの男性がワインを持ってやって来ました。
とってもおいしいジゴンダスでした。グルナッシュを感じることが多いワインですが、これはシラーが強く主張した、一味違う個性的な味で、気に入りました。


ご近所さんはワンちゃん連れでした。
サラミの皮、やってもいいですか?と聞くと「いいけど、『お手』をさせてからね」とのことです。


2度ほどお手をさせてサラミの皮をやったら、もうわたしの足元から離れず、頼みもしないのに、ずっとお手をし続けていました( ̄▽ ̄;)
かわいいなぁ・・・


向かいがご近所さんです。
このサラダ菜もこの方が家庭菜園のを持って来たのでした。田舎っていいですね😊
真ん中のアボカドディップは、おしゃべりしつつささっと手際よくFさんが作ったもの。
松の実やら胡麻やらは、サラダに振りかけるためにテーブルに出してありました。
他にもビール酵母のフレークなどもサラダ用に常備してあり、二人の健康に対する習慣に感心してしまいました。


メインには野菜たっぷりミートソースのラザニア。
脂っぽくなくて、わたし好みだったのでお代わりしてしまいました。
この後、写真には撮らなかったけれど市販の、しかし地元メーカーのアイスクリームがデザートでした。


おうちをおいとました後は、ほど近い峠道に登って帰ることにしました。
おふたりはこの後、Fさんのお子さんを迎えに行かないといけないとのことでボッチライドでした。まあ、かなりのレべチサイクリストさんたちなので「一緒に」といってもスピードが恐ろしく違うんですけどね(;^_^A


死にそうになりつつ到着したノワイエ峠(1664m)。
最後の7㎞程は平均勾配8,5㎞のしんどい道です。
わたしが車を停めたところからだと15㎞ほどでした。


峠の反対側。
こちら側は平均6%以下と、比較的なだらかになっています。今日は時間がないので往復しますが(大抵は往復で登ってるんですけど)、何度か反対側に下りたこともあります。夏は一部放牧地にもなっていて、平和な感じの景色が広がっています。


登ってきた方から下りていきます。
こちら側は全然平和な感じではないです💦
このヘアピンのあたりは見た目派手なんですが、実際には7~8%しかなく、実際に一番しんどいのはこのもう少し下の直線部分で、11%台が2㎞くらい続きます。


ほぼ下りてきて。
中央のくぼんでいるところが峠になります。


ストラバの3D機能で見た行程。
この日が、今シーズン初めてのノワイエ峠になりました。
この後、実はもう一度登っています😅


お読みいただいてありがとうございました。

久しぶりにOさんとスキー・後半

最近、あまり登場していなかった山スキー師匠のOさんと久しぶりにハイキングに行った時のお話です。


行き先は、昨年から「行きたいね」と言ってたエクラン国立公園内の2900m台のお山です。
奥にその稜線が写っています。


避難小屋でおやつ休憩をした後は再び登り続けます。


この日は湿った新雪で、スキーの滑り止めに雪がこびり付いて滑りにくくなりがちでした。
ストックの輪っかの部分で雪をこそげ落としてくれているOさん。


ご覧の通り、なだらかな斜面です。
雪崩予報が5段階中の3だったと思うのですが、傾斜が25パーセント以下の場所がほとんどで、雪崩の危険の少ない山です。


唯一、目に付いたのがここ。
雪崩跡に新雪が積もったものでした。
ただし、わたし達の歩いているのはこんななだらかなところばかりでしたが、もっと近道で登れる急斜面にはいくつかの小さな雪崩跡や、この後雪崩てもおかしくないような箇所がありました。


またスキーの裏がこんなことに😓
歩いていても、重く感じられる湿った雪です。気温の高い春の新雪はこういうことになりがちなのです・・・


すんませんねー、Oさん💦
こそげてもらっても、またどうせ元の木阿弥なんだろうけど、とりあえずとっても歩きにくいのでヘルプを要請しました。


立ち止まったついでに、エネルギー補給です。
ボーフォールチーズを出してきて、パンも齧りました。


オレンジまで出してきて、半分わたしにくれました。


エネルギーチャージして元気になったOさん、さらに加速してわたしは置いてけぼりという懐かしいパターンです。


頂上の少し前でとても風がきつくなってきたので、頂上は諦めてここら辺で下りていくことにしました。


滑り止めを剥がして片付け中のOさん。


登ってきた谷を下りていきます。


この日は雪崩予報が5段階の3でしたが、ほとんどのところは、こんななだらかな斜面なので、危険を感じることはありませんでした。


飲み水が残り少なくなってしまったので、途中の小川で水を汲もうと試み中のOさん。
浅すぎて上手く汲めず。もう少し下に下りてから探すことにしました。


だだっ広い斜面から、少し狭くなってきます。


こういうところの方が楽しいんですよね・・・


Oさんとスキーするのは久しぶりだったので「ちょっと上手くなったね」と言ってもらいました💖 この冬春の後半は鬼コーチその②?のDさんとガリガリやバサバサの雪や、ややこしい斜面や。大きい高低差のハイキングにいっぱい行っているので、鍛えられたに違いありません。でも、ゲレンデスキーもしたことのない40代後半のわたしに山スキーを教えてくれたのはOさんなので、これについては常に感謝の気持ちを持っています。


結局、先ほどおやつを食べた山小屋前まで下りてきました。
小屋前には水場があるし、ここに腰を掛けてランチにすることにします。


ボーフォールと山羊チーズ、サラミとパンという常連たち。
わんこ連れのスキーヤーさんが下りてきて、サラミやチーズの匂いに釣られてやってきたわんこを遠ざけているスキーヤーさん(^-^;


わんこを釣れていたスキーヤーさん達。
男性は近くのスキー場のインストラクターをされているとのことでした。


ランチ後はどんどん下りていきます。
なんかややこしいところを通る羽目に・・・
こんなとこ登りでは通らなかったけど!?


クロッカスの一種が時おり咲いていました。


雪が少なすぎて、スキーを外さざるを得ず・・・
以前にOさんとこの辺りを散歩したときは2月だったので、この広い谷にもビッシリと雪があったのでした。


駐車場の少し手前で2,3人のスキーヤーさんが前を歩いているのに追いつきました。


Oさんはわたしが足首が悪いのをよく知っているので、荷物を軽減するためにスキーを持ってくれています。愛想はないけど、結構優しいところもあります(^^;)





林道に停めてあった車まで戻ってきました。
頂上までは行けなかったので、高低差では1100mほどのハイキングになりました。


帰りに寄った行きつけのお肉屋さん。


塩バラ肉などを購入。


お読みいただいてありがとうございました。