フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

スキーの合間に自転車&今季初のモンドール焼き

夏秋はロードバイク、冬春は山スキーというのがここしばらくのパターンですが、今年の冬は暖冬気味なので、結構自転車にも乗れています。


最近すっかりスキー友になっている友人Dさんとスキーハイキングする前日の夕方、ささっとサイクリングをしようと、お山地方にあるDさんのご実家にスキーと自転車両方を持ってお邪魔しました。


マウンテンバイク歴は長いDさん、最近ロードバイクを購入しました。
もう10年以上も前から買おうか迷っていたそうなんですが、わたしが激ハマりしてるのを見て、きっかけというか、買う決心がついたようです(;^_^A
2回ほど近所を軽く乗ってみたものの、一応今回がデビューサイクリングということになりました。ただ、もう午後3時を過ぎているので、遠くへは行けません。


お天気がいまひとつだったし、一人ではないのであまり写真がないのですが、辛うじて撮った映えない写真たちを載せます。


町を抜けてお山の麓というか、それなりに山の中の道を中心に走りました。
後方はヴェルコール山塊。好きな山なんですけど、山スキーに適した場所は少ないのです。
全体的に標高も高くないので、雪の少ない今年は、本当に少ししか積もっていないようです。
今にも降りだしそうな空ですが、雨予報は出ていませんでした。山道ってカーブしているところが多いから、雨の日や凍結している日は、普通の道路以上に怖いんですよね・・・


こちらはベルドンヌ山塊。
ヴェルコール山塊よりもずっと標高が高いので、それなりには白くなっていますけど、Dさん曰くこの時期は普通ならもっと真っ白なんだそうです。
上の2枚の写真は、2時間半弱のサイクリングで唯一休憩した辺りでした。


登ってるところをやらせ的に撮ってもらいました(^▽^;)


めちゃ嬉しそうです(^-^;
この日の記録👇

距離40㎞、獲得標高1079m、移動時間は2時間23分でした(休憩を合わせて2時間半くらい)。


Dさんのご実家に戻ると、Dさんの古くからの親友とその奥さんが遊びに来ていました。
お友達「マウンテンバイクしようよ!」
わたし「えっ(なんの冗談かな・・・)」
Dさん「いいよ、でももう暗いからちょっとだけな。みよんはロードバイクで付いて来るだろ?」
わたし😂😱😬


わちゃわちゃっと出発。
ちなみにお友達の奥様はスポーツは苦手で不参加でした。


近場の山道をちょっと走っただけでしたε-(´∀`*)ホッ


その後は、お楽しみのアペリティフタイムです。
わたしも最近我が家で大ブームのホムス(ひよこ豆と練りごまのディップ)を持参していました。


お友達は何と牡蠣持参でした😂
開けるのも得意で、台所でさっさと開けていってました。
わたしは残念ながら貝アレルギーなので、食べることが出来ませんでした。


とても珍しいワインをいただきました。
ワインの産地としては知られていないイゼール県の白ワインで、ヴェルデスという聞いたことのないセパージュ(品種)です。確かに、今までに味わったことのないちょっと個性的な風味で、個人的には気に入りました。2011年、とかなり古くなっていたので(長持ちしそうな感じではない気がする)、あと数年早く飲んでいたら、もっとおいしかった可能性もありますね。


夜ご飯はモンドール焼きでした🎵
うちではフォンデュはしょっちゅうやってるのに、モンドール焼きはまだ今シーズン一度もしていません。近々やろう!と思いました。


し、幸せ💖


ジャガイモを刺す専用のフォーク?串的なもの。
初めて見ましたが、日本の知り合いに写真を見せたら、なんと「昔、うちの会社で作ったのを輸出していた」と言っていました。今は多分中国とかが作ってるんじゃないかな?とも。


洋梨のコンポートにチョコレートをかけたものがデザートでした。


翌日(スキー)編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

下山後のお楽しみ

このブログを以前から読んで下さっている方には、大体何が起こるのかは簡単に想像できるかもしれません。みよんハイキングの下山後のお楽しみといえばあれです。


アルプスの名産品が買えるお店🎵
今回のハイキング先を決めたのにも、ちょっとした理由があります。
みよん家のチーズのストックが底をつきかけているという緊急事態だったため、チーズ作りの盛んな地方をチョイスしたのでした。


お店に入ると、まずは精肉コーナーがあります。


ディオと呼ばれる名産ソーセージと、隣の緑のは野菜入りのポルモンティエ。
2本ずつ買いました。
他に、豚バラ肉とサラミも購入。


瓶詰や袋詰めの食料品コーナー。
塩味系のものと甘いものと色々あります。


クロゼと呼ばれるサヴォワ地方の小さなパスタ。
もともとはそば粉を使ったものでしたが、現在ではどちらかというとセモリナ粉のものの方が多いようです。セップ風味のものなどもあります、
オーガニックのものを一袋買うことに。


ここでいつも買うのものに、胡桃ジャムがあります。
右から2列目(縦に)のnoixという文字が見えるのがそれです。
材料が「胡桃、砂糖、水」のみというナチュラルなもので、小さな粒粒が残るざらっとした食感もおいしいのです。


一番買いたかったのがこちらです。
この地方でもっとも有名なチーズ、ボーフォール。
他に、ムール・ド・サヴォワというもう少し安いハードタイプのチーズも買いました。
ボーフォールほどネームバリューのある商品ではありませんが、なかなか美味しいことが多いのです。


ボーフォールといえば、農協製が多いのですが、このお店では農家(といっても結構な規模だとは思います)製のものを売っており、ファイル入れの写真で農家の様子を知ることができます。


この日のお買い物(≧∇≦)


大して歩いてなかったけど(高低差1100mほどでした)、お腹が空いていたので農家製ヨーグルトとパンなどで高速のサービスエリアでおやつにして帰りました(^▽^;)


おうちに連れて帰ってきた子たち。
そうそう、バターも結構おいしいし、スーパーのものと値段が変わらないのでいつも買います。


白いのは、ボーフォールを作る時に出る乳清(ホエイ)から作られたフレッシュチーズ。
リコッタチーズのようなもので、薄甘いのが特徴です。
普通のチーズとはだいぶ違うので、わたしはグリルした田舎パンに蜂蜜なんかと一緒に食べるのが好きです。チーズケーキ作りにも使えそうです。


後日、ボーフォールとムール・ド・サヴォワを半分ずつ入れたフォンデュにして最高においしかったです🎵
関係ないけど、その日のデザート
👇

チョコレートケーキとフルーツサラダでした。
オレンジ果汁とバニラビーンズでコンポートにしたプルーンも入っています。
冬によく作るデザートです。


お読みいただいてありがとうございました。

久々のお一人様ランチとちょっとした下山アクシデント

初めに申し上げますが、アクシデントといっても大したことないので、ご心配なく・・・
先月、久し振りにひとりで雪山をお散歩したときのお話です。


2400m台の山頂は完全貸し切りで、すぐ近くまで若いアイベックスがやってきました。
難易度の低いポピュラーな山のはずなのですが、この日は駐車場からここまで、ほぼ誰ともすれ違いませんでした。


モンブラン(左奥)を臨む、最高のレストランです。
メニューはパンとチーズ、サラミという地味なものですが(;^_^A


しかし!
今日は特別メニューなのです💖
昨年末に里帰りしたときに色々買って帰ってきました。


まじか・・・
めちゃくちゃうまΣ(゚Д゚)
おかげで、とっても満足度の高いランチになりました(*´ω`)
良いお天気でも、山の頂上では全くの無風で暖かいということは案外少ないので、この日はひとりだったこともあり、思う存分ゆっくりとしてしまいました。


さて、そろそろ下りていくことにします。
先ほどは後方から登ってきました。今まで来た時は多かれ少なかれ、登ってきたのと大体同じ方面に下りたのですが、今日は右手の斜面に下りてみたいと思います。


そんなに急ではないので、大丈夫だろう・・・


急ではないけど、1か月以上雪が積もっておらず、バサバサとした滑りにくい雪でした。
もうお昼過ぎなのに、思ったほど柔らかくもなってないし・・・
でも文句言ってても仕方ないので下りていきます(^-^;


下りてく途中、あたらに2匹のアイベックスを見かけました。
可愛いなぁ(^^♪


振り返って。
簡単そうに見えるんですが、ガサガサとした雪質のせいでターンが難しく、結構手こずりました。いい雪だったら、気持ちの良い斜面だったであろうに・・・


この後、しばらく登らないといけないところがあり、大した距離ではなかったので滑り止めを貼るのが面倒くさくて、板を外して歩きましたが、ズボズボしてめちゃくちゃ歩きにくかったです。少し時間がかかったとしても、滑り止めを貼った方がきっと早かった(^^;)


登る時に通ったのは夏のハイキングコースと同じ辺でした。
踏み均され過ぎていたり、融けては凍って、を繰り返して硬くなっていたり、雪が足りなくなっていたりと、登るのは何とか登れましたが、滑るのは大変そうだったので、少し上の辺りを通って下りていこうと試みています。


テキトーに他のスキーヤーさん達のトレースに倣って下りていくと、クロスカントリースキーの受付の建物に到着しました。


先ほどの山頂には4回くらい来ているのに、この辺りを通るのは初めてです。
センターの方に、駐車場までの下り方というか方向を教えていただきました。
(最悪、道路を歩いてでも帰れるんだけど)


最初らへんは、雪が十分にあってまあ大丈夫でした。
センターの人は「川の右側を通って・・・いや、今の時期なら左側の方が雪あるかな。まぁ、大丈夫。まっすぐ下りてったら大体駐車場に戻れるから!」とかなりアバウトでポジティブな説明をしてくれたので、あまりあてになりませんでした(^-^;


ちょっとずつ怪しいことになって来て・・・


さすがに、あかんやろ・・・


なんか、わたしに釣られて後ろから来たスキーヤーさんカップル。
「こりゃぁ、板脱ぐしかないなぁ」
すみませんね💦変なところから下りちゃって・・・


シャーベット状の雪の急斜面で一度尻もちをつきましたが、こんなことは慣れているので(以前はしょっちゅうハイキングしてたし)気にせずにホイホイ下りていきましたが、ご夫婦の奥様の方が難儀して中々下りられず、かなり時間がかかっていました(;^_^A


森の部分を何とかクリアすると、雪原に戻ってきました。
ここから車を停めている村まではスイスイとスキーで戻ることが出来ました。
こうやって見ると、本当に小さな村ですね・・・


番外編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。