フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

怖い贈り物があった

今日の夜の出来事です。
帰ってきた次男が「ねぇ、玄関になんか置いてあるんだけど・・・」
というので、見に行ってみました。わたしが夕方自転車から戻って来た時は、何もありませんでした。


え?なにこれ・・・
漢字が書いてます。「中国文房なんとか


わたし「爆弾だったらどうする?」
次男「えーっ、それはないと思うけど。でも中身はなんだろう?お母さんはこの漢字分かる?」
中国の・・・文房具・・・?
思い切って開けてみました。


はっ?
お習字セットっぽいです。
どうして・・・?
誰が何のためにうちの前に置いた??
メッセージもなんもないんだけど・・・
タイトルには贈り物って書いたけど、そもそも贈り物なのかどうかもよく分かりません。
怖すぎるので、ふたを閉めてドアの前に戻しておきました。
明日になってなくなってるといいんだけど。


怖い習字セットの話だけどいうのもなんなので、最近の写真を何枚か・・・


ちょっと久しぶりに郊外の丘陵地に自転車で登ってきました。
高低差600m強、距離で40㎞ほど。
必死で漕いだらトータルで2時間弱なので、気軽に来ることが出来ます。
先日ブログに書いたオーガニックだけどまずいシリアルバーをこの日も一本始末しました。
まずいやつに限って8本入りなんですよね。おいしいやつだと4本入りとかですぐになくなっちゃうのに。


暖かくなってきたので、農家が牛さんを外に出していました。
サレール(またはサレース)種という、高級肉牛です。原産地のオーベルニュ地方では、同名のチーズを作るのにも使われています。農家製しか存在せず生産量がとても少ない、貴重なチーズという位置づけです。


もっと時間がない時は、町中の坂を登るだけ。
ソーヌ河を見下ろすお気に入りの景色です。


道端の落書きと。


これも、お気に入りの場所です。
この後、下まで下りてから、正面の高台にも登ることもあります。


下りていきつつ。
工事中の立ち入り禁止のフェンスがあまりにもぐちゃぐちゃでカオスだったので一応写真を撮っておきました。


町中まで下りてきて。
お洒落な建物は商工会議所です。


もう1週間以上経ってしまっているけれど、3月3日にはちらし寿司を作りました。


サーモンとアボカド丼のようになってしまっていますが・・・


死ぬほどピンボケしているけど、玉子焼きと干し椎茸の煮たのも酢飯に混ぜ込んでいます。青じそがたまたまあったので、刻んで乗せました。
イクラなんて飾ったら、きれいなんと違うの?と思って次男に「イクラは好き?好きなら買いに行くけど」と聞いたら「あんまり好きじゃない」というので、こんな見た目のちらし寿司に。手軽に買えるボイルエビでもあれば良かったなぁ・・・と、今更思いつきました。
この日はうちにあったものだけで作りましたが、今度はもう少し見た目も映えるちらし寿司にチャレンジしたいと思います。


最近、みよん家で大ブームの抹茶ケーキがデザートでした。
ハマると週1のペースで作り続け、飽きると1~2年間は忘却の彼方というのがパターンです(;^_^A


お読みいただいてありがとうございました。

ブロッケンと雲海に祝福された頂上

前回にもちらりと書きましたが、先月、友人Dさんと山スキーハイキング中、ブロッケン現象に出会うことが出来ました。


あんまりクッキリとしたブロッケンではなかったけれど、写真の中央、山の影の稜線の部分が虹色にぼやーっとなっているのがそうです。


まだ朝の早い時間帯だったので、ずっと日陰の中をのぼってきています。
Dさんは最短距離のところを歩いていきますが・・・


木がいくらか茂っている稜線ギリギリのところをわざと通りました。
ここからだと、雲海も見ることができます。


木でゲートみたいになっている面白いところがありました。


日向になろうとしています✨


稜線が一部、切れていて!?崖のようになったところがあるのですが、夏山で一度ここから登ってきています。
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アドベンチャー感いっぱいの、面白いところでした。
スキーでは無理だと思います(;^_^A
さて、先月の話に戻ります。


前述の稜線の裂け目?のところで立ち止まっているわたしをDさんが撮っていてくれました。


キックターン中のDさん。
頂上に近づくにつれ、風で雪が吹き飛ばされ薄くなっています。


登るのは登れても、スキー板を傷めずに滑るのは難しいでしょう(・・;)


ここらでスキーを脱いで、続きは徒歩で登ることにしました。
どうせ、ここよりも上の部分はスキーで下りることは出来ないので、スキーは担がずにここに置いていくことにしました。


徒歩で2,3分登ったところでDさんが待っていてくれました。


最後の部分は、よじ登り系です。怪我をする前は大好きだったのですが、今も感覚的には好きとはいえ、片方の足首に不安があるため以前のようにホイホイ登ることが出来ません。
しかし、幸いここは鎖場になっています。


鎖場は、ほんの短い距離です。
あっという間に頂上に着きました。


\(^_^)/
ル・シャムショウド(2082m)。そんなに高い山ではありませんが、ここシャルトル―ズ山塊の最高峰になります。
雲海に浮かぶ山頂からの景色を360度ご覧ください
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Summit of Chamchaude fév ‘23
最後の辺りで、ブロッケン現象が写っています。
誰もいなくて貸し切りで絶景を楽しむことが出来ました。


保温マグのコーヒーとビスケットでおやつにしました。
風がきつくて寒いのでダウンを着てフードも被っています。
後方右に見えているのは、モンブランです。


2015年、お山に登りだした頃に来た時の一枚。
ひとつ上の写真と全く同じアングルです。
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初々しいですね・・・って、既に40代でしたけどね(≧∇≦)
確か、頂上にいたイギリス人留学生だという若い男の子に撮ってもらったんでした。


さて、登ったものは下りないといけません(;^_^A
こういう急斜面って、登るのよりも下りるほうが怖いんですよね・・・


雲海が怖さを助長しているような💦


スキーをデポしていた地点まで下りてきました。
ご覧のように元々少ない雪が風に吹き飛ばさててガリガリ、そこそこ急だしで、かなり下りるのには難儀しました。


写真の右端に写っているお庭の柵みたいなものは、雪崩除けです。
急斜面なので、雪が多い時は雪崩になりやすいのでしょうが、今シーズンは極端に雪がなくて、こんな状態では雪崩は起こり様もありません(;^_^A


柔らかい雪がたっぷりとあるときなら、大して怖くないであろう斜面も、ガリガリの薄い雪でスピードが出過ぎるため、恐々です。


難しい雪だけれど、これも修行だと思って気合いで下りていきました。


後半は森の中です。
少し上の辺りでスノーシューで散策している若い女性二人組とすれ違いました。
ここらは風の影響は少ないため、雪の硬さはましでしたが、結構急で岩や木で狭い場所もあり、初心者のわたしには簡単ではありませんでした。
最後は、かつてゲレンデだった斜面で、この辺りで山スキーヤーさん達2,3組、そり滑りで遊んでいる一家を見かけました。


無事、駐車場まで下りてきましたε-(´∀`*)ホッ
出発したときはデミたんはひとりきりでしたが、仲間に囲まれていました。
今回のハイキングは、ブロッケン現象にも出会えたし、景色的には大満足でしたが、スキー的な意味での雪の質では、今シーズン最悪…というか一番難しかったです💦お読みいただいてありがとうございました。

行けないと思っていた場所に行ける山スキー

足首に後遺症の残る大けがをしてもうすぐ4年になろうとしています。
手術やリハビリを繰り返し、それなりには良くなっているものの、以前のようにはたくさん歩けないため「もう二度と行けないんだろうな」と諦めた山もたくさんあります…あるんですが、そのうち一部は山スキーのおかげで再び頂上に立つことが出来ました。
例えば・・・


ル・ヴュー・シャイヨール(3163m)。昨年11月と12月に登りました。
高低差は1600mほど。
かつて2度夏山で登っています。


今年1月のル・グラン・ガリビエ(3228m)
ここも、2度夏山で登っています。
違う駐車場から登り、高低差は1200mと1600mでした。
この日は周回したので1800m以上になりました。このような高低差は、夏山だと登るのは登れても、下りるのも同じ日だと、大変つらいのです・・・


それが、雪のあるシーズンではスキーだと滑って下りられるので、足首への衝撃が圧倒的に少なくて済むのです。もちろん、時間的にもずっと早く帰ってくることが出来ます。
ついでに言うと、滑らかな雪の上をスキーを滑らせて登る方が、夏山でガタガタの斜面や岩場を登るよりも、足首的には楽なのです。


そこまで大した高低差ではないものの、岩々の部分も多いので足首に衝撃が多そうで行く気が起こらなかった山頂に、先月山スキーで登ってきました。


チャレンジするのは、シャルトル―ズ山塊の最高峰、ル・シャムショウド。
最近一番よく一緒にスキーに行っているDさんの地元の山です。
かつて2度登った時は、いくつかあるコースのうち、難しい登り方のところを選びましたが、今回は山スキーに適したコースで登ります。


今回、珍しくわたしの車で来ています。
デミたん、行ってきま~す\(^_^)/


かつてはスキー場のゲレンデだったけれど、今は木があちこちに生えている斜面を登っていきます。進行方向は晴れ渡っているのですが・・・


下界は曇っています。


元ゲレンデの斜面を離れて、夏のハイキングコースを歩きます。


Dさんは夏冬問わず、もう何十回も登ったことがあるそうです。


雲と青空の境界線はこんな感じです。
これって・・・うーん、ほぼ確実に、あれですよ・・・


時々夏のハイキングコースは無視して(というか、どこにあるのかよく分からなくなる)、適当な登りやすいところから登っていきます。


やっぱり~~✨
雲海、出たぁ(≧∇≦)


雲海とケルン。
雪の量が多い時だと、こんなものは全て雪の下ですが、この冬は異常に雪が少ないので、夏の景色とあんまり変わらないとも言えます😓


雲海が出てウキウキしつつ登っているところをDさんが撮っていてくれました。
それにしても、この太陽の当たり具合って、あれも出てきそうよね?とDさんと話していた数分後に・・・


ブロッケン現象、出たぁ💖
写真中央やや右下の、お山の稜線の影のところに虹のようにぼやーっと半円に見えているのがそうです。


斜面は雪の量が少なく、朝まだ早い時間帯だったので硬いし、歩きにくかったです。
スキー板のエッジを利かせて歩きますが、あまり難しいようだとクトー(スキー板のビンディングにはめるアイゼン)を付けます。クトーは常にザックに入っていますが、この日は出さなくてもなんとか歩くことが出来ました。


Dさんが「カエル岩」と名付けている奇岩まで登ってきました。以前に写真で見せてもらったことがあったので「あぁ~、君かい~😊」という気分でした(^▽^;)


後半に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。