フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

次男とユバイ渓谷の民宿へ

中2日で次男と出掛けた年末の雪山ハイキング旅行第2段。
前回は山小屋に泊まりましたが、今回は村の民宿を予約しています。


ハイキング&ピクニックをした後、時間がまだ早かったのでドライブをしました。先ほどの峠道路の麓の村から出ている道路が標高2000mくらいの集落まで続いているのです。


岩壁が迫力のある道路です。
峠道路でもなければスキー場でもないのに、この標高まで除雪されているのはすごいと思います。


いくつかの集落を抜けて、最終集落のひとつ手前まで来ました。
1年前に来た時は最終集落に車を停めて半日スノーシューハイキングしたのですが、今回はちょっとこの道路を車で走りたかっただけなので(次男は助手席で寝てたけど😓)最後まで行かずにひとつ手前でいいか・・・


村の駐車場に車を停めました。
次男の登山靴を忘れてしまって、先ほどは普通の靴(+ゲイターとスノーシュー)で雪の中を歩かせてしまいました。靴が濡れたので、車を降りて少し歩くのにわたしの靴を履かせ、わたしは登山靴を履きました。サイズがかなり違うので、次男は足の指を折りたたんだ状態です。ごめんよ・・・(;´Д`)


そんなこんなで(わたしも足首痛いし)あんまり歩けないけど、村のメインストリートをとりあえず抜けよう・・・


雪の聖母教会」と名付けられた村の可愛らしい教会。「なんて安易な命名!?」と次男(^▽^;)


少し先でおやつピクニックにしました。


メイン道路に戻り、寄りたかったお店に向かいます。あまりに大事なので、出発前日に開いているか電話で確認したほどです(;'∀')
この日は日曜。ネット情報によれば開いてるみたいでしたが、フランスで日曜午後はほとんどのお店が閉まるし、年末年始は不定休になることもあり得るため、半信半疑だったのです。

ユバイ渓谷地方の道の駅」✨
昨夏に2泊でこちら方面を旅行した時に一度来ています。その時はまだ松葉杖だったなぁ・・・


靴が濡れている次男は車で待っているそうです(^-^;
わたしひとりでいそいそワクワクして入店します。観光バスが停まっていて、年配のツーリストグループで賑わっていました。

中はとても広いのです。木の家具や小物、羊毛テキスタイル、焼き物やアクセサリーといった工芸品がたくさんあります。
ユバイ渓谷のあるのはアルプ・ド・オート・プロヴァンス県。日本でも有名な自然派化粧品メーカーのロクシタンの本社もあり、ハーブ栽培にも定評がある地方です。化粧品やハーブティーなども色々売られています。でもそんなものより( ̄▽ ̄;)わたしの興味は食品です。


特に、チーズとかサラミですね✨✨


なんかリンゴも特産品っぽいので買っておきました。買い物籠がいっぱいです💦


道の駅を出ると夕暮れのきれいな空。民宿に向かうか・・・と走り始めたのですが、、


フト思いついて、回れ右~!
道の駅のある町、ジョジエ(Jausiers)は、ヨーロッパで一番標高の高い道路、ボネット道路の始まる地点です。ボネット峠自体は2715mで峠道路としては国内標高3位なのですが、峠から舗装道路が少し続いていて、その部分が2802mでヨーロッパで一番高いとされています。今の時期は当然冬季閉鎖期間ですが(電光表示板にも「閉鎖中」とあります)、除雪されているギリギリのところまで行ってみよう!ということに。


ジョジエの町から10分ほど山道を上がった、標高2000m弱の地点(看板によると)で閉鎖されていました。


ボネット峠道路は、数ある峠道路の中でも特別美しく、大好きな道のひとつです。「初夏に開通するときにまた来ようね」と次男と言いました。


さて、改めて民宿に向かいます。ジョジエの町から数分の村にあります。

民宿のワンちゃんがワンワンと吠えてわたし達の到着を告げてくれました(^-^;
ご主人が出迎えてくれました。


大きなシャレーの1階部分にご夫妻が住んでおられ、2階が貸し部屋です。民宿と言っても、ホテルのようなシステムです。1年前に来て、とても快適だったのでまた同じところを予約したのです。


二部屋あり、シャワー・トイレもあります。電子レンジ、電気ポット、トースター、エスプレッソマシーンがあり、コーヒーやカプチーノ、ハーブティー、紅茶、カカオがそろっています。冷蔵庫には牛乳、ジュース2種類、ミネラルウォーター、バターが。


テーブルにはフレッシュなパン、パネットーネ、シリアル、ビスケット2種類、アプリコットタルト、チョコレートが置いてあります。テーブルや冷蔵庫に色々置いてあるのは朝食、ということらしく、ここの値段は朝食込み2名で約7000円です。


晩ご飯は今日買ったもの(^^♪ インスタントスープとワインはうちから持って来ました。
チーズは先ほどの道の駅で買った地元のもの。ミュゾーサラダと呼ばれる、牛の顔のゼラチン質の多い部分をピクルスと一緒にドレッシングで和えたもの、豚肉や豚レバー、ハーブ類のパテっぽいもの(暖かくしても冷たいままでも食べられる)は、午前中に寄った別の地方のお肉屋さんで買いました。


デザートには道の駅で買った地元産ヨーグルト。思いっきりここら辺の最高峰のお山(エギーユ・デュ・シャンベロン・3412m)の写真が印刷された無骨な?パッケージです。
それに、朝ご飯の一部のはずの(^-^;アプリコットジャムのタルト(これも地元産)、そしてチョコレート。



2日目に続きます。
読んでいただいてありがとうございました。

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