フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

合宿4日目!鬼のコーチ(・・;)

先日の診察で外科医さんにも改めて認証された!?リハビリスキー合宿の様子です。


普通のスキー板よりもシンプルな山スキー用の板。複雑骨折の経過が全然良くない左足首では力が入らなくて上手くスキー靴を板にはめることが出来ません。
スキーコーチ😅のOさんが別のスキー板に付いていた使い勝手が良いチタン製の留め具に付け替えてくれました。


その後、エッジを研いでもらいました。
年季の入った山スキーヤーのOさんは山スキーに限らず冬はスキー一色の生活なので修理道具など何でも揃っています。


この日は隣の県にあるスキー場へと向かいました。もっと近くにもスキー場はありますが、ここでOさんやスキー仲間がスラロームの訓練をする日なんだそうです。
早い目に出て、わたしのリハビリスキーに付き合ってくれるというわけです。


教えてもらっている立場上、ほとんど写真がありません(^-^;
手袋してる上、ストック持ってるわ安定悪いわで、写真どころではないです💦
たまにこっそりと撮りますが、遅れをとって「何しとん」という怖い目で見られます。


何度も書いていますが、Oさんいわく、というかわたしも実感していることですがリハビリに良いのはスキー板を履いての登りです。スキーは通常滑るもので登ることはほとんどないですけど、どんどん登っていくのが山スキーなのです。


普通は山スキーをする人はスキー場ではなく自然の雪山に行きますが、わたしの場合、滑るテクニックが超初心者なことと、暖かい日が続いて普通の山には雪が少なく、雪のある所までは道路から相当歩かないといけないことからスキー場へ行くことが多かったです。ただしリフトには乗らないのでリフト代はかかりません(^▽^;)


スキー場に着き、駐車場からどんどん歩き始めましたが、ここのスキー場はあまり標高が高くなく、人工雪で補っているゲレンデ以外のところを歩こうと思うと雪が全くない部分もあります。


一番ひどかったのがここ・・・
雪、全然ないけど!?ただの里山ハイキングですやん(;´Д`) しかもスキー靴で歩きにくいったらありません。ハイキング道では決してないので途中枝をかき分けたり…左足首痛い(T_T)
あまりに辛くてスキー板はOさんに持ってもらいました。上の写真は口には出してないけど「はよ来いよ」という顔をして少し先で待つOさん。


ようやく森を抜けてゲレンデに出てきました。
圧雪車がやって来ました。Oさん「危ないよね・・・オープンしてる時間帯にゲレンデ均すってどうよ?」だそう、わたしはスキー場のことはあまり知りませんが、普通はフランスでもオープン時間外にやるそうです(^_^;)


真ん中は滑り降りてくる人があるので避けて端っこを歩きますが、端はカチコチに凍ってるところが多く怖かったです。一度、前日暖かくて融けた表面が夜の寒さで凍ったままの急斜面をトラバースしないといけないところがあり、慣れてないからそれはもう恐ろしい:(;゙゚''ω゚''): 左足首が不安定なのでスキー板を斜めに置くこと自体すごい力がいるんですよね・・・
Oさん「大丈夫、出来る!自分を信じろ!!」
わたし「はい!!」

もう半泣きでしたが、ゆっくりなんとか渡り終えることができ(´▽`) ホッ


Oさん「もうほとんど着いたも同じだよ」
・・・し、しんどい(;´Д`)(;´Д`)
骨折以来、運動量が激減していて体力が落ちまくりなのです💦


振り返って。
見晴らしのよい平たいところに着きました。
これで急な上りはお終いです。嬉しい・・・
高低差700mほどを2時間弱掛けて登ってきました。Oさんは山スキーで1600mを2時間15分で登ったりする人なので(@_@)めちゃくちゃゆっくり登ってもらったことになります。


もうほんの少し進んだところに小屋があります。


避難小屋的に誰でも使えるように鍵が開いています。


こんな気持ちの良いテーブル席もあるけれど、風が結構あって寒いので小屋の中でお昼ご飯にします。


もう、いつもみたいに悠長に色々並べて写真撮ってる余裕はありません💦
Oさんのトレーニング仲間がそろそろ到着する時間だそうで、大急ぎで食べたOさんは一目散に滑り降りていってしまいました。


ここら辺は初心者コースと中級者コースのみで傾斜がなだらかなところが多く、ゲレンデ以外も均されていないだけで緩やかでデコボコのない地形なので山スキー初心者のわたしには最適です。


スノーシューのコースにもなっていました。ただし、わたし達みたいに駐車場から登ってこず、リフトでここまで来てなだらかな斜面を散策するみたいです( ̄▽ ̄;)


森との境界線まで登っては滑り降りる、というのを2回やりました。


登るときに付ける滑り止め。


登っている最中にちびっこスキー教室(ただしみんなわたしよりも上手)のグループとすれ違いました。インストラクターさんに「おっ、リフト使わないで努力家だね!」と声を掛けられました。そもそもリフト代払ってないですしね(;^ω^)
ちびっ子たちは山スキーというものを知らず、「なんでこの人スキーで登ってるの?」と注目されてしまいました😅


鬼のコーチがいないのをいいことに、2度の登りの合間に小屋前で一休み( ̄▽ ̄;)
たった100mほどの高低差なのに休憩してることがバレたら怒られます!?


コーチがいるときにはそれどころではなくて全然できないセルフィーも今のうちにやっときます。


少し下りるとこの景色です✨あー気持ちいい・・・
オート・ザルプ県のシンボルのひとつであるセール・ポンソン湖を望むことが出来ます。


出会ったスノーシューのカップルとしばらくおしゃべりしました。お子さんをスキー教室にやってる間、お散歩だそうです。
いつもは自分がスノーシューなのに不思議な気分です(^^;)


あと1周くらい余裕でできたはずなんだけど風も止んで気持ちが良いので、スノーシューカップルが行ってしまった後もここでゆっくり休憩していました😅
Oさんには内緒です💦


トレーニングが終わったOさんやその仲間たちと合流してスキー場を後にしました。
その後Oさん達はトレーニングの指導者Jさんちに集まって今日のスラロームの訓練の様子を撮ったビデオを見るという本気ぶりですΣ(´∀`;)


JさんちはOさんち以上にスキーレンタル店っぽかったです( ̄▽ ̄;)



4日目はこんな感じでした。
お付き合いいただいてありがとうございました。

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