フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

15歳の男の子に世話を見てもらう^_^;

15歳の男の子の世話を見たんではなく、15歳の男の子に世話を見てもらっちゃいました・・・
リハビリスキーコーチのOさんが「明日は俺は午前中は仕事、午後はスラロームの訓練で1日中忙しいから冬休み中の俺の息子に君の面倒を見させる」
中学3年の息子さんΣ(´∀`;)Σ(´∀`;)


ということで、今日はメンバーチェンジ~
(とっても)若い男の子とお出掛けです(^▽^;)


リハビリ合宿らしく、出発は7時半です。


車の窓からのお山の景色にうっとりです。


あ、ちょっと待って。途中に寄るところがあります(^▽^;)
(聞き飽きたセリフでしょうが)

この道はOさんのお友達の酪農家へ行く時と同じ道。その時に見つけたとても美味しいパン屋さんに寄っていきたいと思います。


車を停めて息子君(A君としておきます)に「あんたも来る?」と聞くと「いや・・僕はいい」と💧
 うちの子たちもわたしがやれチーズだやれパンだ、とウキウキお店に入るのに「僕たちは車で待ってるぅ」ということがほとんどです(;^_^A


見た目からも分かると思いますが、すんごくおいしいのです(≧∇≦)(≧∇≦)
菓子パン類もまあまあ。ブリオッシュが中では特に気に入っています。
パン2種類、菓子パンふたつを買って出ました。


しばらく山道を走って谷の奥の村に到着しました。
ここから初夏から秋にかけての雪のない時期には車で通れる標高の高い道路が出ています。今の時期、雪で覆われているのでそこをスキーで登って滑り下りてくるつもりです、というかOさんからの提案です(;^ω^)


A君は最近はあまり山スキーはやってなくてアルペンスキー(スラロームなど)のみ、大会にも時々出場していて先日も地元の大会のジュニア部門で2位に入賞するほどの腕の持ち主。スキー超初心者のわたしなんかの相手をさせて申し訳ないです(~_~;)


A君は物腰が柔らかくておっとりした性格。丁寧に何でも説明してくれます。
ちなみにわたしのザックを持たせてあります😅


急に足並みが遅れるA君。どうした??
山スキー用の靴が大きすぎるらしい・・・山スキーを全然しなくなったので自分サイズの靴がなくて(うちの子たちのサイズはあったのに💦)家にあったちょっと大きめのを履いてきたから歩きにくいみたいです。。


それでも頑張って進んできました。


ハンディキャップがあってもわたしよりもずっと早い💦
少し先で待っててくれるのはOさんと一緒。でも顔に「何しとる。はよ来いや」とは書いてありません(*´▽`*)
ちょっと心配そうな顔をして時々「どう?足首は痛くない?」と聞いてくれます。優しい✨


木の間から朝日が昇ってきました。
この道路は2600m台のトンネルへと続いており、隣の県へと下りることが出来ます。舗装されていないためきちんとした道路とは見なされずに標高の高い道路リストから外されているのだとか。Oさん曰く、かなりの悪路だそう。一度行ってみたいけど(もちろん車で😅)デミたんでは難しそうです。


たわいのない話をしながらどんどん登っていきます。男の子ふたりの母親なので男の子との会話には慣れています🎵女の子だったら緊張しちゃったかも💦


しばらくすると東屋のようなものが。その奥には小さな小屋があります。
A君「ここらへんで休憩して往復する?それとももう少し進む?」
まだ1時間半くらいしか歩いていません。Oさんとのもっと大変な(;^ω^)コースに慣れてきているので物足りません( ̄▽ ̄;)
もう少し進むことにしました。


とは言っても、この道路、なにせ2800m近くまで続くので💧きりのいいところでピクニックしてから折り返すことにしました。
調度道路から少し下りたところが広くなっていたのでそこに陣取ることに。


Oさんと一緒の時はチマチマと並べてる余裕がないんですが、A君は何も言わないので(^▽^;)いつもどおりサラミやチーズの記念撮影✨


わたしの隣でズボズボなってるA君。
かわいいヽ(^。^)ノ


さて、おやつ休憩がすんだら後はお楽しみの下りです。
道路なので緩やかなのがいいです(^^♪
だいぶ下りてきたところでA君が聞いてきました。「ねえ、最後のあたりはスノーシューや靴の跡でガタガタだったり凍ってカチンコチンだっりしたけど、あれ滑り下りられる自信ある?」
( ゚Д゚)( ゚Д゚)ソウダッタ・・・登ったものは下りないといけないんだった・・・


A君が下を指さしつつ説明してくれます。
「このすぐ下はクロスカントリースキーの出発地点になってるんだよ。こっち側なら滑り下りやすいはず。ただ、車を停めたところまで道路をだいぶ歩かないといけないんだよね」
「だいぶって?」
「3、4キロかな?」
スキー靴で道路をその距離歩くなんて無理(;´Д`)
A君「じゃあ君はこっちに下りて。僕は車まで下りて君を車で迎えに行くから
は?Σ( ̄□ ̄|||)中学生ですが??
まぁうちの次男も15歳から付き添い運転制度で運転し始めてるけど、A君はそんなのやってないはず。
「街中とかは運転出来ないけど村から谷の奥のスキー場までの1本道くらい運転できるから。お父さんの友達の酪農家の放牧を時々手伝ってて、いつもディフェンダーで農道を移動してる」
いやー、さすが男の子。おっとりしてるようで頼りになります💖


楽ちんなクロスカントリーのコースを下りた先で(最後はなんと上りになっていて再び滑り止めシールをスキー板に貼って😅)既にA君が待っていました。

わたしのスキー板を持ってくれてるA君。
「停める場所なくてねー、ちょっと遠いんだけど」
「へーっ、縦列なんかもできちゃうんだ。すごいね」
出来ないから歩いてる人に頼んだ
か・可愛い(≧◇≦)


Oさんちに戻ってからもお手伝いが待っていたA君・・・

薪割りマシーン(゚Д゚;)
そんな便利なものが💦💦


使い慣れているようでどんどん割っていきます。
えらいなぁ、せっかくの冬休みなのに1日中親のお手伝い(;^ω^)


夕食時にOさんが当然会話を振ってきました。
「で、今日はふたりでどこまで登ったんや」
A君「山小屋まで行ったよ」
Oさん「山小屋ふたつあったろ。どっちや」
わたし「(大急ぎで)ふっ、二つ目です!!」
Oさん「おお、頑張ったな、一つ目だったらあっという間でリハビリにもならんだろう」
A君、何かを察知したようで無言( ̄▽ ̄;)



お読みいただいてありがとうございました。

×

非ログインユーザーとして返信する