南仏お山地方での放牧のお仕事
予約投稿していた記事ふたつの公開する順が逆になってしまいました。こちらが前半で、出産編が後半でした💦💦
外出制限が出ていた時期に住み込みで働いていた酪農農家に、放牧のお手伝いで短期滞在しています。
農家前にて。
デミたんとその仲間たち(^^;)
到着した日に撮りました。翌朝はあいにくの曇り空です。
放牧犬のオリちゃんが駆け寄ってきました😻
朝6時半。従業員のDさんと一緒に本気の車😅に乗って放牧地まで上がります。
青いのは、牛さんの出産のときに使う(かもしれない)器具。お腹が大きくて今にも生まれそうな牛さんが1頭あるので、念のため持っていきます。
ランドローバーがやって来るのを見て自ら下りてくる子も結構いますが、知らんぷりして草を食べ続ける子も💦
Dさんとオリちゃんに促されてほぼ全員下りてきましたが、勢いで遠くまで下りすぎる子もいるため(;^_^A 搾乳ハウス前の囲いの中に入ってもらうように促します。
前回の滞在では牛舎で繋がれておとなしくしている牛さんの世話ばっかりだったので新鮮です(*´▽`*)
右下に写っているのが搾乳ハウス(と勝手に命名したけど😅もっと正しい名称があるかと思います)です。
こちらが今にも出産しそうな子。
この農場には2頭だけいるタリーヌ種です。
あっ、こらっっ💦
ちょっと目を離すと群れから離れて行く子も。
こっちおいで~と叫んだところでもちろん聞いてくれないので💧こちらから近づいて囲いのある方まで追い込みます。
搾乳ハウスの前に並ぶ牛ちゃんたち。
おとなしく自分の番を待っています。
賢い💖
4頭同時に搾乳できるようになっています。
搾乳中、牛さんたちは青いプラスチックケースの中のトウモロコシ中心のミックスシリアルを食べられるようになっています。
青い紐を引っ張ると一定量が落ちてくる仕組みなのですが、たまに入れ忘れて空の時もあります😅ゴメン・・・
そういう時、こちらを恨めしそうな顔で振り返って無言で催促する子あり、自ら舌で紐を引っ張ろうと試みる子あり、と面白いです。
このチューブで搾乳します。
おっぱいが出る乳首は全部で4つです。搾乳前に乳首をひとつひとつ消毒してやります。搾乳が終わり前方のドアを開けてやると牛さんはさっさと出ていきます。
搾乳ハウスから出た子はまた自由に放牧地をウロウロすることができます。
搾乳は朝夕2度です。
牛舎で搾乳していた時のことを思うとかなりの手間と時間ですが、牛さんたちは自由にのびのびとしていて幸せそう。そしてフレッシュな牧草を食べている時期のミルクはやはりおいしいし、それで作ったチーズもおいしくなります。
牛さんは牧草に混じった色んなお花も一緒に食べますが、時期や放牧地によってお花の種類も違うので、その時々違った味のミルクになるんだそうです。
お読みいただいてありがとうございました。