フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

雪の避難小屋でソロ泊(5月)

もう3週間も前のお話になります。


わたしにこの冬スキーを教えてくれたリハビリスポーツコーチのOさんに付き添ってもらって1泊でスキーハイキングに出掛けました。Oさんは翌朝仕事があるので避難小屋(自由に使うことのできる無人の山小屋)でUターンして帰ることになっています。


帰る前に小休憩をするOさん。


Oさんが帰ってしまう前に1枚小屋前で撮ってもらいました。


「明日は気を付けて下りてきなよ」
スルスルと滑り下りていくOさん。
・・・さて、いよいよ一人になりました。スキーハイキングでひとりで1泊するのは初めてです。少し不安もありますが、山歩きで避難小屋やテントでひとりで寝ることは好きなのでウキウキする気分の方が勝っています。


さて、避難小屋に入ってみましょう。
前回Oさんと一緒の時に泊まった避難小屋はとても状態が良かったのですが、避難小屋は営業山小屋以上にピンキリがあり、ここがイマイチなことは分かっていたので覚悟しています。


出入り口。ガラスがありません(^▽^;)


二部屋あるうち手前の部屋。ガラスがないため雪が入ってくるんですね・・・隅に積もっています。そしてなぜか車のホイールがぽつんと(・・;)
奥の部屋に入ってみましょう。


むむむ・・・(一一")


この窓もガラスがはまっていません。雨戸はあるのに、ちゃんと閉まっていなかったんでしょう、こちらの方が雪がたくさん積もっています。そして下の方は融けたり凍ったりを繰り返しているのでしょう、氷の塊となっています。雪の上には上れますが(雨戸の開け閉めのためくらいだけど😅)氷の部分はツルッツルに滑るので踏まないように気を付けないといけません。


手前の部屋のガラスなしドアには雨戸がなく風が入るので寒くて寝られないでしょう。寝るのは奥の部屋かなと思いましたが、こちらも大量の雪や氷のせいで冷凍庫か冷蔵庫的に寒い・・・2階というか屋根裏部屋があるのですが、階段や梯子がなくて上れません😓


2階の窓から入れるんじゃ?と外に出てみます。


この階段?を上ることは出来るんですが、雨戸には鍵がかかっていて開けられませんでした_| ̄|○
避難小屋の隣は物置小屋みたいになっていて大小の木の板やら色々置いてありましたが、残念ながら梯子の代わりになりそうなものは見つかりませんでした。仕方ない、あの冷蔵庫で寝るか(^▽^;)


水を最小限しか持ってきていなかったので近くの川まで水汲みに行きました。
小屋のもっと近い辺りも小川は流れているのですが、川べりの雪が崩れる危険のなさそうな場所を探しながら結構遠くまで歩いてきてしまいました。


うーん、ここだったら崩れんだろう・・・


大丈夫、、崩れん・・って誰が言った!?:(;゙゚''ω゚''):
雪が崩れて小川に両足ハマった😓😓


幸い、ほんの2.3秒で足をどけることができたのでほとんど濡れることはありませんでした(´▽`) ホッ


まだ6時台だけど、お日様が稜線の後ろに隠れてしまう前に晩ご飯にしよう・・・


地元の山羊チーズと羊チーズです。それにお気に入りのパン屋さんの目の詰まった天然酵母のパン(^^♪


お腹が落ち着いた後は小屋周辺をスキーを履いてウロウロしてみました。
晩ご飯の後半を先ほどとは場所を変えて続けましょう。


場所を変えたと言っても小屋のすぐ横であることには違いありません(;^_^A

この日持って来たのはですね・・・
以前にブログに書いたので覚えていて下さる方もあるかもしれません。知り合いからもらったインスタントお味噌汁です。しかも日本製です✨
レッドミソ・・・赤味噌(@_@)


暖を取る目的でお湯を入れ過ぎて非常に水っぽいお味噌汁になってしまいました😓


ひとりで泊まることにウキウキし過ぎてテンション高めのセルフィーが何枚もあります( ̄▽ ̄;)


ダラダラと晩ご飯の時間を延ばしたりセルフィーしたりしてると日が稜線に沈んでいきました。
再手術を控えた不完全な足首で理想的な形ではないにしろ何とか山にカムバックできたこと、この歳(40代後半)でスキーを覚えることが出来たことなど喜びを噛みしめつつお日様をしっかりと見送りました。


窓ガラスのない窓と雨戸を開け放って。
夕日に照らされた山肌が美しいです。
夢のような景色にうっとり・・・


そして現実にリターン(;^ω^)
荷物になるのでマットレスは持ってきていません。シュラフの下に上着を敷きましたがやっぱり背中が結構痛い&寒い(;´Д`)
空にしたザックを枕代わりにしました。
快適とは言えないけれど、5月ということもあってそんなに気温が低くなかったのは救いで、うつらうつらとですがそれなりに眠ることが出来ました。


翌朝編に続きます。
読んでくださってありがとうございました。

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