フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

1泊山スキー2日目、稜線へ(5月)

先月に行った、状態がイマイチな避難小屋に泊まっての1泊スキーハイキングの2日目。
2日目は谷の奥の稜線を目指します。


少し登って平たい感じのところに着きました。


穴から出てきて日向ぼっこ中のマーモット。
そこまで警戒心はない動物なので、そこそこは近づくことが出来ますが数メートルの距離くらいまで行くとさすがに走って逃げるか、穴に近い場合は中に隠れてしまいます。


まずは稜線の一番低い位置まで登りました。というのも、この谷の向かい側にはスキー場があり、この周辺では唯一電波の届く場所なのです。
昨日山小屋まで付き添ってくれたリハビリスポーツコーチのOさんや、今日の午後に山から下りた後、林道まで迎えに来てもらうことになっている知り合いに朝のうちに一度連絡することになっていたのでした。


電話をかけた後、稜線からほんの少し下りた辺りにお花が咲いているのを発見✨
今年初めて見るプルサチーユ(ツクモクサ)のつぼみでした。


春の終わりから初夏によく見られるジョンシアン・プランタニエール。


サボテンっぽいこちらはジュバルブ。もうしばらくすると真ん中からニョキニョキっと茎が延びてピンク色の可愛い花が咲きます。


こちらはあんまり見たことがなくて名前が分からない(^^;)


稜線上は歩きにくい場所があったので少し下りた辺りをトラバースしながら登ってきます。
この写真の右側の稜線部に3000m弱の頂上があり、簡単だよと言われていたのでそちらを本日の目的地にしようかな、と出発前には考えていました。


しかし近くまで来てみると、一番登りやすそうだった辺りを通り過ぎて進んでしまったことに気付きました。トレースが全然ないので自分で登り方を見つけないといけません💦
戻るのも面倒くさくなったので( ̄▽ ̄;)このままゆるやかな斜面をトラバースしつつ上の画像の中央の辺りを目指すことにしました。


4月に知り合いにもらったスキー板。とても軽いので登るのが楽です。
ただ、あまりにも軽いので滑るのは難しいみたいで、スキー超初心者のわたしに向いているとは到底言えないように思えますが、Oさん曰く「そのスキー板を使っていたらそのスキー板に向いた滑りが出来るようになる」らしいです(◎_◎)


トレースもなんもないので適当に良さげなところを歩いています。


スキーの跡を振り返って。
この冬の前半まではスノーシューの跡を振り返っていたのに不思議な気分です。


区切りのよい稜線上の高いところに到着しつつあります。


稜線上の約2881mの地点に到着です。
山スキー、どころかスキー超初心者のわたしにとって、自分で歩く場所を決めて登った初めての経験でした。そして1年ちょっと前に両足首骨折の大怪我をして以来、自分の足でこんなところまで登ることは出来なかったので、このパノラマには感無量でした。


お読みいただいてありがとうございました。
最終回に続きます。

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