フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

5月の1泊スキー・帰り編

1か月近くも前のお話で恐縮です。
去年の春に両足首骨折、数か月の車椅子、松葉杖生活を経て何とか歩けるようになったものの複雑骨折で腓骨、脛骨の両方折れた左足首がうまく治らずに今月後半には再手術を予定しています。


今年になってから覚えたスキーで登った2880mの稜線上からの景色。
標高の高い峠道なんかから絶景を眺めることは幾度となくありましたが、自分で決めたコースを自分で登って得たこのパノラマ・・・しばらく忘れていた「登頂」の喜びです。


足首が痛いわ、あまり動かない生活のせいですっかり体力が落ちてしまったためすぐ疲れるわ、元々の運動神経も悪いわの3重苦!?なわたしに「リハビリに良いよ」と根気よくスキーを教えてくれたベテラン山スキーヤーのOさんには感謝の気持ちでいっぱいです(鬼コーチでもあるけど😅)。


さて、景色も十分に楽しんだしそろそろ下りることにしましょう。
稜線やそれに近い部分を歩いて登って来たけど、そんなところは滑りにくいので良さげなところから下ります。


下りはじめ。
いつもだとOさんなど一緒にいる人に続いて下りるか、わたしが先に下りる場合どちらを目指して滑ればよいのかを教えてもらいつつ下りていくのですが、今日は初めて自分で下りる方向を考えつつ滑ることになります。


滑ってる写真を撮ってくれる人もいないので、仕方なく自分のスキーの跡を写しときました( ̄▽ ̄;)


下りていく途中、雪が融けていた地点に咲いていたプルサチーユ(ツクモクサ)。先ほどはいくつかつぼみのものを見つけたのですが、咲いているのにも出会えて大満足です💖


大事なことがひとつ・・・荷物の一部を置いている小屋にも寄らないといけません。
小屋自体は稜線からは見えなかったものの、地形から大体の位置は分かったので、そちらを目指して下り始めました。
でも途中まで下りるとデコボコな地形のため小屋がどこにあるのか分からなくなってしまいました(;´・ω・)


振り返った写真。
ちなみに中央の黒い点はマーモットの穴です。


仕方なくテキトーに下りていくと、小屋が見えてきました(´▽`) ホッ
危うく小屋よりも低い位置まで滑り下りつつありました。ゆっくりゆっくりと高低差をケチりながら(;^_^A 小屋へと滑り下りました。


間もなく到着です。
下り過ぎた場合、徒歩だと登り直すのは特に問題ないんですがスキーだと登るの面倒なんですよね・・・
そこそこ登らないといけない場合は滑り止めを付けないといけないし😓


ちょうどお昼だったので、残ってた食料でランチにしました。


帰りにもマーモットがいっぱい✨


雪のないとことではモグラのごとく土に深い穴を掘っています。


かわいい(≧◇≦)


春スキーの難点は低い辺りまで下りると雪がなかったり、雪崩跡を歩かないといけなかったりすることですね・・・


雪崩跡はガチガチでデコボコで歩きにくいです💦
あまりにも長い距離だったのでスキー板を外して歩きました。
ガタガタで足首が痛い(;´Д`)(;´Д`)


林道に到着、電波が戻った地点から農家の従業員のDさんに電話をかけました。
昨日はOさんと一緒に四駆で林道の途中まで来たのですが、Oさんが四駆で帰ってしまったのでDさんに迎えに来てもらうことになっているのです。


しばらくしてやってきました、Dさん・・・
トラクターでΣ( ̄□ ̄|||)


マジすか💦💦
林道は雪が残ってる部分も多いため四駆の運転に自信がなかったDさん、農場主のSさんに頼んでトラクターを借りてやって来てくれたわけです😅
あ、ありがとう・・・。


これで記念すべきソロ避難小屋泊での1泊山スキー記はおしまいです。
お付き合いいただいてありがとうございました。

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