フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

有名峠道でなんちゃってサイクリング

5月下旬のお話です。
リハビリスポーツコーチOさんの指導のもと、何とかロードバイクデビューを果たしたほんの数日後、2度目のロードバイクに乗りました。
今度はなんとツール・ド・フランスも昨年通ったヴァルス峠道路に挑戦(≧∇≦)
というのも、当時滞在していた酪農の農家から距離的に近かったのです。


湖畔で休憩した時に撮ったデミたん。
スポーツおたくのOさんと年末に出会う前は自転車なぞママチャリ以外は乗ったことがなかったわたし。ママチャリも10年くらい前に乗ったきりでした。
自転車とかスケートとかスキーとか滑るもの全般に苦手なんですよね💦運動神経も悪いし・・・
そんなわたしが今年に入ってリハビリの目的からスキーやマウンテンバイクを始めたのですから人生とは分からないものです。


そして念のためスキー板も入っています( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)
だってヴァルス峠は標高2100mちょっとあり、周辺にはまだ雪が残ってる可能性もあります。


あっ、その前に峠道路の手前で寄っておく場所が・・・

お気に入りのチーズ工房のブティックです。
まぁわたしの「寄るところ」はパン屋さん、チーズ屋さん、お肉屋さんのいずれかなことはブログを読んでくださっている方には分かり切っていることだと思います(^^;)


農家製には負けますけど、なかなか良い質のチーズを作っていて値段も手ごろなので近くを通るときは必ず寄るようにしています。


まずはヴァルス峠を車で越え、峠道の反対側に下りました。
なぜかというと峠の手前はスキー場のあるエリアなので、景観的に今一つなんですね…
ただし一番下の村まで下りるとロードバイク2度目の超初心者のわたしにはキツいので最後の集落がある近くの駐車スペースに停めました。ここからだと高低差350mくらいだと思います。


ロードバイクが初心者というだけでなく、複雑骨折がちゃんと治っておらず今月後半に再手術を控えている足首のせいであまり歩かない生活を送っていて体力がガタ落ちなのです(T_T) 
5%以上の上り坂だとすぐにバテてしまいます_| ̄|○
歩くのに比べるとペダルを踏むことは足首にはほとんど負担がないものの、きつい上りではやはりそれなりに足首も痛くなります。


ただ・・・
楽しようとコースを超短縮しただけでなく景色の良いスキー場のない方の坂道を選んだ結果。。。
👇


この峠道の勾配グラフを見ていただいたら分かりますが、後半の一番傾斜の酷いところ(黄色や赤の多いところ)をチョイスしてしまったんですね_| ̄|○
黄色いところは7~9%台、赤いところは10パーセント以上です:(;゙゚''ω゚''):


スキー場とか見たくないわ~、と思った反対側の斜面の方がだいぶ傾斜がましだった・・・というような詳細は帰った日の晩に知りました(;^_^A 
車では何度か通ったことがありますが、アクセルを踏むだけだとそこまで傾斜の違いが分からないんですよね。


ツール・ド・フランスの選手になったつもりで頑張るも・・・
ひ~~~(;´Д`)
しんどい~💦
死ぬ~~💦💦


ゼーゼー(;´Д`)ハーハー(;´Д`)
ちょっと頭おかしいので熱いハーブティー入りの保温マグが引っ掛けてあります。
うーん、ハーブティー好きだけどやっぱここは水だったな。。


通常、サイクリストさんは自転車こぎながら水を飲むはずだ・・・と思いつつも足首痛いわ息は上がるわで休憩が必要なので(こんなちょっとの行程で💧)自転車から下りてハイキング客のごとくゆったりと休憩します。
そんなサイクリストさん見たことないですよね(^^;)


さて、出発するかー・・・


あれ、この景色は見覚えが・・・
これは2月に山スキーしに来たことがある谷です。
👇

谷の稜線近くまで登ったところの写真です。
道路自体2000m以上あるので森の中を延々と歩かなくても既に森林限界を抜けていて景色がいいのでお得です(^-^;


さて、初夏の自転車に戻ります。


もう少し進んだところから谷の奥の雪の残り具合を見ようと自転車から下りました。
というのも、この日「もしかしてまだスキーも出来るかもしれない」とスキー板も車に積んでいたのです。
駐車スペースにスノボを持った男性がいたので挨拶をしました。


ふたつに分かれてスキーのようになるスノボです。これに滑り止めを付けて登ることが出来ます。つまりバックカントリー用のスノボなのです。
「今戻ってきたんですか?雪はありましたか?」と聞いてみると、今から出発するところなので雪の残り具合はあまり分からないとのこと。
彼はNさんといいスペイン人。ここからすぐの村に住んでおりシーズンにはスキー場で働いているそうです。もう20年近くフランスに住んでいるんだとか。お互い簡単に自己紹介をしました。


「君、スキーするんだったら僕ここで待ってるから車に取りに行ってきなよ」
「いや、、今一応自転車してるんで💦」
「あっ、そうだよね。峠まで上りたいよね。いいよ、行っておいでよ、僕は時間あるから待てるよ。足首痛いんだったら誰か一緒の方が安心なんじゃない?」
確かに…と、ちらりと考えてみましたが、既にバテバテでこの後すぐにスキーで登れる気がしません。
インスタアカウントを交換し合って「近々機会があれば、そして雪がまだあれば😅一緒にスキー(スノボ)しましょう」と別れました。


Nさんとは初対面だというのに気さくなキャラですぐ打ち解けました。
この時に撮ったセルフィーを翌日インスタのメッセージで送ってきてくれました。


スノボを抱えて谷に向かうNさん。
この数日後に再会することになります。その様子はまた別の記事に書きたいと思っています。


峠の少し手前にツール・ド・フランスのマイヨー(Tシャツ)が描かれていました。
ロードバイク乗るの2回目のくせにしっかりと写真に撮るΣ(´∀`;)
図々しいにもほどがあります(;^_^A


ヴァルス峠はオート・ザルプ県とアルプ・ド・オート・プロヴァンス県との境になっているのでその看板の前でも。
すんません、本格サイクリストの方々・・・図々しくて💦💦


「ヴァルス峠」の看板はシールが貼られまくって読めなくなってしまっていたので代わりに石碑の前で。駐車場で自分のBMWを激写しまくってた男性がいたので(≧∇≦)一枚写真をお願いしました。
後方の看板に道路の傾斜が。10パーセント:(;゙゚''ω゚''):瀕死気味だったのも納得です💧


この後はお楽しみのダウンヒル(^^♪
しかし・・・滑りもの全般に苦手なわたしにはスピード感が怖くてブレーキかけっぱなし、指というか手の筋肉がとても疲れるという問題も(;´Д`)
何かと問題だらけなロードバイク超初心者です_| ̄|○


車まで戻り、車に自転車を積んでまた峠まで戻りました。
意味不明な行動に思われるでしょうが、ピクニックの荷物を持ってヒルクライムするのは体力のないわたしにはキツそうだったので車に積んだままにしてたのでした。


車を停めて少し歩いてみました。湖、とは呼べないけど小さな水溜りのあるところに陣取ります。


さっき買ったばかりのチーズの登場です(*´▽`*)


わ~~い💖
幸せ✨✨
ちなみにブルーチーズはちょっと珍しい山羊乳のブルーです。
ビールもチーズ屋さんに売っていた地元のもので爽やかな白ビールです。


ちなみに栓抜き忘れてオピネルの金具のところで開けました(^▽^;)
おっさんっぽさが日々増してきています・・・



読んでいただいてありがとうございました。

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