フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

小さな農家の放牧祭りに招かれる

放牧祭り、なんてわたしが勝手に名付けただけですが、先月ちょっとしたイベントに招かれたときの様子を書いてみたいと思います。


ひとつ前のブログでスペイン人のスノーボーダー、Nさんと標高の高い峠道でピクニック&スキー(ほんのちょっと)したお話を書きましたが、その日の続きになります。


2715mのボネット峠からまずは麓の町まで下ります。


Nさんとお別れしたのち、しばらく県道を進みました。
別の有名な峠道に入ることが出来ます。上の写真は峠道に入る手前の町、アルヴュー。


砂漠的な景色が印象的なイゾアール峠道です。


ここも大好きな峠道のひとつ。除雪が終わり再開通したところでした。
開通している年間5か月ほどの間に幾度となく来ますが、残雪がある美しい期間はごく短いのでデミたんの写真を撮っておきました(≧∇≦)


オート・ザルプ県第2の町、ブリアンソンを経由したのち、これも美しいロータレ峠に到着します。しつこくデミたんの写真ですみません(^^;)家族扱いなもので・・・


以前に紹介したことのあるこの峠からすぐのところの小さな酪農の農家が明日は牛さん達を放牧地に連れ出す日だというので招かれているのです。
今晩はお家に泊めてもらうことになっています。


農家のある集落の周辺には水仙が満開でした。


こちらが今回お世話になるFさんのおうちです。
Fさんは酪農、放牧の仕事を引退されて2年ほどになりますが農家を引き継いだ若い夫婦の手伝いをしているので半分現役みたいなものです(^^;)
わたしが滞在していた農家がチーズ作りを始めるにあたって指導に来られていた関係で知り合いました。山スキーを一緒にしたこともあり、冬にも2度ほどお家に招かれました。


わたしが滞在していた農家の農場主Sさん(左)とFさん。


この週末は南仏に住む娘さんとそのお子さんふたりが遊びに来ていて賑やかでした。


Fさんの奥さんと娘さん。


18世紀の建築だという年季の入ったおうちです。


晩ご飯のときに、昼間に寄った町のお気に入りの肉屋さんのサラミを出しました。


イラクサと野菜のスープ。いかにも健康になりそうな優しいお味です(*´▽`*)
続きは食事に夢中になり過ぎて写真はなしです(≧∇≦)
ジャガイモのグラタンとチーズ、わたしがお土産に持って来たタルト(道の駅で買ったもの)がデザートでした。


さて、ご飯のあとお孫さん達を寝かると一仕事待っています・・・


昼間に摘んできたという野に咲く水仙の花とタンポポ。
タンポポは摘む時間が遅すぎたため閉じてしまってたのが残念、と言っておられました。


タコ糸を針で水仙に通して花の冠をいくつもつくりました。
明日の朝、放牧地に向かう牛さん達につけてあげるそうです😻


牛さん達が初夏に放牧地に向かう時と秋に農家に下りるときはちょっとしたイベントのようになると以前からFさんに話を聞いていたので楽しみにしていたのでした。



少し長くなってきたので続きは後半に書きます。
読んでいただいてありがとうございました。

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