フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

アルプスのお山で牛追い体験

まず初めに・・牛追い体験をしたのは次男です(^▽^;)
手術前に次男と南方面のお山に泊まりで出掛けた時のお話、2日目夕方です。


今年の冬に知り合った酪農の仕事を引退されたFさんという方のところに寄る約束をしていました。農家を引き継いだ若夫婦が留守の間、牛の世話をしに放牧地のシャレーに滞在しているというので、ご自宅でなくダイレクトに放牧地に来たわけです。


お花が咲き乱れる放牧地。


しばらくすると上の斜面から牛さん達とFさんが戻ってきました。
いつもはFさんに続いて従順に次々と下りてくるらしいのですが、一部の牛さん達はわたし達の存在が気になるのか道草を食って中々前に進もうとしません。本格的に草を食べ始め、進むのを止めてしまった子たちもいるくらいです(~_~;)


罪悪感・・・😓
Fさんはシャレーに入った牛さん達を繋ぎ、搾乳の準備を始めています。
わたしは足首が痛くて斜面を急いで上がるのは辛いので次男に牛さんを集めるのを手伝うように言いました。
「えっ💦僕、牛さんちょっと怖い・・・」となまっちょろいことを言うので「大丈夫だから!」と棒を持たせました。次男はすぐに牛さん達の集まってる方へ走って行きます。


適当に声を掛けつつ、棒やジェスチャーで「あっちあっち」と示して牛さん達を誘導しています。なかなか上手(*^▽^*)


順調です(^^♪
次男、やたら嬉しそうです。
うちに帰ってから「ねえ、僕と牛さん達の写真、僕の携帯に送って♪」と😅


全員シャレーに向かいました。
一件落着・・と思いきや。。


一部の牛さん達はシャレーを通り越して、さらに上の斜面で草を食べ始めてしまいましたΣ(゚Д゚) 「おい、こらこら💦」と慌てて駆け上がる次男😅
この後、わたしも手伝って無事全員をシャレーに入れました。


シャレーの中。


先ほどシャレーでひとりお留守番していた仔牛ちゃん😻
お母さん牛と一緒に繋がれています。


おっぱい飲んでます😻😻
可愛い(;´∀`)
仔牛ちゃんが十分に飲んだ後の残りのミルクは、他の牛さん同様搾乳します。


搾乳器と、ミルクを移すバケツ。


搾乳前に乳首を洗ってやるのはわたしがお手伝いしていた農家と同じです。


Fさんのところの牛さん達はスイス原産のエラン(herens)というフランスではあまり見られない品種です。とても質の良いミルクを出すんだそう。ただし搾乳量は少な目です。
ミルクの質だけでなく、Fさんは「この品種の牛さん達の性格や見た目も好き」なんだそう(;'∀')


驚いたのは、Fさんの仕事の丁寧なこと!
搾乳の終わり間近、ミルクが少ししか出なくなると吸引器(4つ)のうち二つを外し、のこり二つから丁寧にマッサージしつつ搾り終えます。
わたしがお手伝いしていた、そしてFさんが指導に来ていた農家では牛さんの数がここの4倍ほどでとてもそんな余裕はなかったように思います・・・


バケツにミルクを移します。
わたし達にお願いされた仕事は、このバケツを奥の部屋のタンクに持って行くことだけでした(^^;)


搾乳を終え、シャレーから出ていく牛さん達。
この後、翌朝の搾乳時間まで放牧地で自由時間です(^^♪



長くなり過ぎるので、続きは次回に書きたいと思います。
読んでいただいてありがとうございました。

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