フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

アルプスの放牧地を訪れる旅・2泊目

日がだいぶ経ってしまいましたが、先月末に知り合いの酪農家の放牧地を友人Oさんと訊ねた時のお話です。
元々1泊で行くつもりだったのが、出発直前になってOさんが「壊れてる農機具の修理もしてあげたいから2泊で行こうや」と言い出し、連れて行ってもらっている立場のわたしは頷くしかありませんでした(^^;)


2日目の午後に標高の高い放牧地に移動してきた牛さん達。


高山植物がふんだんに混じった牧草を食べた牛さんのミルクからは美味しいチーズができることでしょう。


夕方の搾乳が終わり、農家の方も村に下りてしまったのでわたしとOさんは晩ご飯のピクニックをする場所を求めてさらに四駆で高い場所へと向かいます。


メイン道路を外れて放牧時に使うシャレーのひとつまで向かいます。
シャレーは現在使われておらず鍵もかかっているそうですが、シャレーの前にはテーブルがあるのでご飯を食べるのには便利です。


道なき道をランドローバーで進みます(^▽^;)


これは実は野生のホウレンソウで、ここ以外でも夏によくお山で見かけます。
Oさんいわく牛さんの大好物なんだそう。


夕日に照らされるホウレンソウ畑のランドローバー。


テーブルでご飯の準備をします。
代わり映えしないパンにチーズ、サラミに少し残ってた貴重な生野菜。


ビールはこの山の麓で作られているものです。


おっさんの得意技、オピネルでビール開栓を披露するOさん。
わたしもいまや普通になってしまったけど、栓抜きがあれば普通にその方がやりやすいです(;^_^A


調理のために焚火を準備するOさん。
この周辺は森林限界を越えていて木は落ちていないので前日、来る途中に森を通った時に拾っておきました。


Oさんちの近くの道の駅的セレクトショップで買っていたソーセージを焼きました。


美味い(≧∇≦)ちょっと焦げたけど・・・
ビールがよく合います。
パンは先日に購入した麓の村に売りに来ていたオーガニックパン屋のスペルト麦のパンで、しっとりとしていて日持ちがするので乾燥した気候のフランスの夏でもおいしく頂けました。


さて、この場所で車中泊でも悪くないんですがOさんが「景色のいい所まで上ろうや」と言います。片付けてまた少し車を走らせます。
前夜、稜線で車中泊したら風が強くて寒かったのでわたしはここでも良かったんだけどな(Oさんも「寒い寒い」って言ってたのに。。懲りてない)
大抵、放牧用のシャレーがある場所というのは吹き曝しにならず、かつ小川が流れているなど快適な条件の地形のことが多いのです。見晴らしは期待できないことが多いのですが・・・


昼間に行った、パルパイヨン峠トンネルの反対側がOさんのお気に入りだったみたいなのですが、残念ながら恐ろしい強風でしたのでこの1枚👆を撮った後、退散💦


結局、トンネルの手前側(放牧地のある方の山)に戻ってきました。
こちら側はほぼ全く風がありません。ここで車中泊することにします。


前夜よりも雲が多いけれどきれいな夕暮れの空です。


おやすみなさい.。o○



最終回に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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