フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

有機ワインを買いに行った

わたしが先月末、友人Oさんちに滞在していた時に同じ地方に夏休みでハイキング旅行をしていた同僚Sくんと彼女が泊まりに来たすぐあとのお話です。


Oさんの知り合いのワイン生産者の所に話を聞きに&ワインを買いに行きました。
以前Oさんからこの人の話を聞いて、一度見に行きたい(そしてワインも飲んでみたい)と思っていたのです。


ワイン生産地としては全く有名でない山に囲まれた、しかし日当たりのよい地域です。
県的にはグルノーブルが県庁所在地のイゼール県になります。


お父さんは農業をされていたけれど、ワイン生産には全く関係がなく自ら学んでブドウの木も植えたというサミュエルさん。


生産所兼貯蔵庫に案内してもらいました。
ひんやりしていて気持ちいい😊


あと1か月半もしたら去年のワインを瓶詰めするけど、それまではストックがあんまりないんだよ、と白ワインを注いでくれるサミュエルさん。


今、ストックにあるのはこの2種類のみ。
白とロゼです。
ラベルには、この地方を代表するカッコいいお山・オビウ(Obiou 2789m)のてっぺんがぽつんと出ている様子が描かれています。
実は偶然にもこの同じ日、同僚S君と彼女はこのオビウに登っていました。わたしが以前S君に「すんげーいい山だった」と猛烈に勧めた結果、去年ひとりで登りに行ったS君が「これは彼女にも見せてあげたい」と思った結果です(^▽^;)


本来なら、最大これだけの種類があるそうなんですが(;^_^A
(全部揃ってるときはむしろほとんどないそうです。なにせ生産量が少ない)


瓶には入ってないけど、味見させてあげるからちょっと待って、とサミュエルさん。
瓶に詰めるのは10月半ばなんだそうです。


オークの樽から巨大スポイト?で赤ワインを注いでくださいました。
これはなかなか気に入ったので、秋ごろに機会があれば買いに来たいなと思いました。
サミュエルさん的には理想の味よりもタンニンがきつく出過ぎてあまり満足していないそうですが、わたしにはこのくらいはっきりした味の方が好みでした。


とっても気さくなサミュエルさんと。
松葉杖は映えないので😅地べたにポイしてあります。
えらいトロピカルなエプロンみたいなワンピース着てることはお見逃し下さいm(__)m


ロゼはあんまり好きでないので(ここのが、というんではなくて)、白1ケースと味見させてもらったオー・ド・ヴィ(葡萄の蒸留酒)がおいしかったので1本ついでに購入しました。


帰りに近くの葡萄畑を通りました。
まだまだ熟していませんでしたがこの夏はお天気が良く適度に暑いので美味しいワインができそうだと言っておられました。


サミュエルさんだけでなく、他にもこの土地で細々とワインを作っている農家があるようです。オーガニックの認証をうけているのはサミュエルさんのところだけのようでした。


ワイン造りに最適かどうか分からない土地で(他にもワインで有名な地方は山とあるのに)、試行錯誤で珍しい品種も含めた数種類の葡萄の苗を植えて無農薬で頑張っているサミュエルさんのワインをピクニックできれいな景色を眺めながら味わいたいと思いました。(すぐに実現します😅😅)



お読みいただいてありがとうございました。

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