フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

食べ頃チーズにようやく辿り着いた

「食べ頃になったチーズを味見しに行く」というタイトルで書き始めたのに、肝心のチーズが一番最後になってしまいました。
一緒に行った友人Oさんが放牧のお手伝い(主に牛さんを集めて搾乳)を1日目夕方と2日目朝にした後、松葉杖のわたしをほったらかしてひとりで湖までハイキングに行ってしまったところまで書きました(◎_◎;)


でも退屈し過ぎたおかげで松葉づえなし散策にチャレンジすることが出来ました。
わたしが四駆に辿り着いたとほぼ同時にOさんがハイキングから戻ってきました。Oさんに「おお、じゃあ湖まで行けたかもな!」と言われましたがそれは冗談で(高低差500mくらいあるので)さすがに無理ですが、この朝調子よく結構たくさん歩けたことは自信につながりました。


この後、農家まで車で下りて行きました。


放牧時以外には牛さん達のいる牛舎を覗いてみました。
わ~っ(≧∇≦)仔牛ちゃんがいっぱいいる!カワイイ(*´▽`*)


いっぱい過ぎて、柵が足りなくて2匹一緒に入ってました。


Sさんに誘われてチーズ作りのアトリエへ。


昨日仕込んだばかりのできたてほやほやのチーズです。
約300リットルの牛乳から30kgのチーズを作ります。


ちょっと不便なんですが、農家と熟成庫は少しだけ離れた場所にあります。
運んでいるのはOさんです。


熟成庫、めっちゃ久しぶりに来ました。
わ~っ、いっぱいある(*'▽')


中から、1月に作った最も古いもののひとつを切ってくれました。
4~5kgあると思います。これをOさんと山分けしろと🎵
すぐに味見してみました。思ったよりも優しいお味でミルクのコクが感じられ、もう少し経つともっとおいしくなりそうな予感です。熟成6~7か月というのは最低限の話で、大きなチーズの場合一般的に12か月、18か月は熟成可能でその方がおいしくなると言われています。


帰りに寄った隣村の山羊チーズ農家のご主人に試食を勧めるOさん。
ご主人も「うん、うまいね!でももっと置いた方がいいと思うよ」とのご意見でした。


ここの山羊チーズは超絶品なので毎回通るたびに買って帰ります。
コロナ対策の窓口から試食を勧めてくれるご主人(さっきまですぐ近くで接してたのに💦)。売るときはいきなり白衣に着替えてくるのもこのご主人の心意気!?です😅


お盆(的にフランスの道路が混む時期)だったこともあり、お昼までにOさんちに戻れそうになかったので湖畔でピクニックして帰りました。
肝心の?もらったばかりのチーズは一切れ、メロンの後ろに(薄くて倒れちゃうので)隠れるようにして写っています💦手前にドーンとあるのはわたしが持参したボーフォールチーズです。


春の外出制限期間に長期滞在した農家でお世話をさせてもらった牛さん達に再会しつつ、彼女たちのミルクでできたチーズを味わうことが出来たのは感無量でした。
長くなってしまった「チーズを味わう旅」はこれでお終いです。
お付き合いいただいてありがとうございました。

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