フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

長男運転でヨーロッパで一番標高の高い道路へ

ヨーロッパで最も標高の高い道路とされている南仏のボネット道路(2802m)。
わたしや次男は何度も行っていて今回もキャンプの帰りに寄りました。
大学生の長男は色々忙しくて家族でのお出掛け参加率が低いため今回が初めてでした。


キャンプをした場所から2100m台のヴァルス峠を越えた後、ボネット道路の麓の村ジョジエに間もなく到着します。ここで必ず寄るお店があるのです・・・左がそれです。


それはお肉屋さんです✨
仔羊肉の品質がとてもよく、サラミや生ハム、パテなどの自家製加工品もとてもおいしいのです。お昼に食べる用の仔羊肉、ソーセージだけでなく、うちに持って帰る用に同じものをその倍購入。他に以前買って美味しかった豚の頭の肉ゼリー寄せも買いました。
この後、すぐ近くの食料品店で冷凍野菜(大抵エンドウ豆)を買って保冷剤代わりにするつもりです(^^♪


コロナ対策のプラスチックのせいで写真がイマイチ💦
おいしそうな生ハムはいっぱいぶら下がっているのですが、楽しみにして来たサラミはなんと売り切れでした。ここのは本当においしいので、ないと言われてあまりのショックでつい奇声を発してしまい店に入ってきたおばあさんにギョッとされてしまいました( ̄▽ ̄;)


その後、道の駅に行って地元農協で作られているチーズを買いました。右上にあるのが一番お気に入りのチーズです。
地ビールを小瓶で買うつもりでしたが、大瓶しか残っていなかったので(みよん家のメンバーはあまりたくさんビール飲めない)むしろ1リットルの洋梨ジュースをチョイス。


次男はこの道路を2、3回運転したことがあるので長男に運転させることにしました。
山道のプロである仮免歴2年1万6千キロオーバーの次男に比べて傾斜、カーブの多い山道に不慣れな長男。後部座席から次男の細かい指導が入ります(;^_^A わたしよりも的確なアドバイスをしてくれます。
道幅は決して狭くないもののサイクリストさんが多いので追い越しには気を付けないといけません。


森林限界を越えいい感じの風景になってきたので恒例のデミたんの記念撮影。
カメラマンは当然次男です。


昔使われていた軍隊の建物が残っています(右)。
左の小さい目のはカフェテリアとし夏場だけ営業している建物。


ボネット峠(2715m)近くにある看板。
峠道としての標高は国内3位ですが、近くの山に出ているループ状の道路が2802mまであり、これがヨーロッパで最も標高の高い舗装路ということになっているそうです。


はい、最も高い辺りに来ました。バイカーさんたちで賑わっています。(てほどでもないけど)
石碑があるのですが、記念撮影している人が多かったので(いかにもな観光名所ではあまり写真撮らない一家)誰も車から降りようとせず・・・


来るのが初めてなのに車窓から携帯で写真撮るだけの長男(^^;


わたしも窓からだけ~(^^ゞ
どんなけずぼらな一家なんでしょうか・・・


峠に戻ってきました。反対側に下りてずっと進むとニースまで行ける道路のようです。
実はこの峠道、前日に会った地元に住むスペイン人の友達Nさんと来たことが2度もあって・・・


5月の後半、除雪が終わり道路が開通して間もない頃に来た時👇

Nさんのはバックカントリー用のスノボです。BCのスキー板と同じように滑り止めを張り付けて斜面を登れるようになっています。


そしてこちらは6月初めに次男と来た時。直前まで吹雪いてました。新雪でスノボをちょこっと楽しんだNさん。


さて、今日はスノボの予定はありません😅強いて言えばピクニック・・・できたら少し歩きたいなと思っています。


思い当たる良さげな場所があるので峠からニース側に下りて行きます。
この集落のようになっているのは19世紀末に建てられた軍隊の施設で第二次世界大戦中に破壊されましたが、近年修復作業が進んでいます。
このすぐ先に車を停めます。


看板によれば約35分で登れる簡単な山頂があるのです。
この日は足の具合は悪くはなかったですが、なにせ往復1時間以上あるので松葉杖で歩きます。


途中、昔の要塞がありました。
この辺りはイタリアとの国境にも近いせいか、やたらと要塞がたくさん残っています。


山頂ではちゃっかり松葉杖はポイしてポーズ撮ってます(^▽^;)


ニースへと続く峠道の続きが谷底を走っているのが見えます。


頂上からの景色に満足げな次男。



最終回に続きます。
読んでくださってありがとうございました。

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