放牧小屋の修理(なかなかハード)
友人Oさんと、Oさんと親しい友人Sさんの放牧地を8月末に訪問した時のお話です。
前日も1日中雨でしたが、この日もお昼前から晴天という予報に反して空はどんよりと曇っており、時折雨もぱらつきます。
午前中は放牧地には行かずに村の外れにある農家で牛舎内の修理などをお手伝いして過ごしました。
せっかくお山に来てるのでピクニックがしたかったけどお天気が悪いので、持って来たご飯をSさんちで早い目に頂きました。Sさんから農家で作っているチーズの差し入れがありました^^
小屋の修理には結構時間がかかりそうなので、お昼には放牧地に向けて出発しました。
Sさんのチーズ作りの師匠・Fさんも現在こちらに向かっているそうです。
秋までチーズ作りを行うシャレーです。
今まで放牧中も搾乳したミルクは朝夕、農家まで運んで農家内でチーズを造っていましたが、放牧の仕事を40年間夏の間行ってきたFさんの「放牧地でチーズを作るべき」という意見に従ってシャレーをチーズ作り小屋に改造しているのです。
わたしが来ていないときにOさん、Sさん、Fさんで力を合わせてだいぶ進んだとのこと。
大した手伝いが出来るとは思えないけど( ̄▽ ̄;)
なんかやる気ありそうな?カントリーライフコーデ。
小屋にかなり近い位置に駐車します。後ほど書きますが、これには意味があるのです。
まずは簡単な?仕事から。
薪ストーブがちょっと壊れていたので先週末に来た時に別のもの(全然新品ではないけど壊れていないもの😅)に取り換えたそうです。
ただ、煙突を繋げるのに隙間があったので今日はこれをふさぐ板を巻き付けるんだそう。
ひとつ前のブログでランドローバーの荷台をテーブルにして採寸してたのはこの板でした。
ベルトで固定したうえでネジでしっかりと留めます。
さて、これは終了。ここは住居スペースですが、隣の部屋に移動します。
ここでチーズを作ります。手前には牛乳を温める銅鍋、奥には凝固したチーズの水を切るプレスを置きますが、水分を多く含んだチーズをくるんだ麻布をつるして鍋からプレス台へと移動させるのがこのL字型の柱なのです。ぐるりと回らなければなりません。
柱は先週末に作ってありましたが、この日は柱を固定するU字型のプレートを強化しました。なにせ水分を多く含んだチーズは数十キロありますから十分にしっかりとしてある必要があります。
さて、柱がしっかりと固定されました。ふたつめの工事終了です。
3つ目、最後の工事が一番難関だそうです。
さきほど小屋ギリギリに停車したランドローバー・・・
梯子の足をこんな風に固定しました。
初めて見る光景です(・・;)
え~~っ💧
なるほどΣ(・ω・ノ)ノ!
ランドローバー、便利!!
トタン屋根の1枚を剥がします。
そして屋根の木組みの一部をのこぎりで切っています。
チーズ作りをする部屋は元々物置スペースだったので窓がひとつもありません。
ここを天窓にして光を入れるというアイデアです。
おお・・・
後方のお山方面に青空がのぞいてきました✨
ほんの数秒のことです。
青空がぱぁ~っと広がってきました(≧∇≦)
屋根の上のOさんから「小屋の中、十分に明るいか見てきて。暗かったらもう少し板を切る」と言われ、見に来ました。
うわ~明るい💖チーズ作りは午前中に行うのでこのくらいの光は入ってくることでしょう。
わたしからのOKサインが出て(^▽^;)トタン屋根の代わりに透明のプラスチック素材の屋根を打ち付けるOさん。これだと太陽光を遮断しません。
小屋の後ろは青空が広がってきましたが、谷の奥、放牧地のある方面は曇ったままでした。
が、どうやら少しずつ明るくなってきたようです。
わわわ、キレイ(@_@)
しっかり新雪を被っています。8月30日なんですけど(^^;)
すると、チーズ作りの神!?Fさんご夫妻が到着されました。10日間ほどここに滞在してチーズ作りをされるそうです。
荷物を解いたり掃除をしたりするというので、Oさんは間もなく農家から上がってくるSさんと一緒に牛さんを集めて搾乳のお手伝いをすると言います(ノンストップ💦💦)。
放牧地まで四駆で上がることにしました。
最終回に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。