フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

シーズン納めの(多分)テント泊の夜

1か月ちょっと前のお話になります。



9月の中旬がテント泊のシーズン納めとは随分と早いように思われるでしょうが、標高の低いところはともかく、この秋は寒くなるのが早く景色の良い高いお山では積雪もかなりありもうテント泊は無理っぽいです・・・(寒がりだし)


この時はこれがシーズン最後のテント泊になるとは思いもせず、焚火ディナーを楽しんでしました。


焚き火と同時進行で暗くなりきらないうちにテントを設営しておきます。
わたしの持っているテントは張るのに10分近くかかるのですが、Oさんの持って来たポップアップテントは一瞬で形になる便利なものです。
3人用らしく、かなり広々としています。


なんか撮るモードを間違えておかしなことになった写真💦💦


日が暮れた頃に出ていた雲もしばらくして晴れてきました。


この夜は特別寒くはなかったけれど夜中になってものすごい風が吹いてきました。稜線部分になるので、景色は良い代わりに風が強いことも多いようです。
風がゴウゴウという音で目が覚めてしまったものの、また寝るのに成功したというのに、Oさんにゆすり起こされました。
「この風のせいで全く寝られない!山の中腹にある避難小屋(山小屋)に移動しよう」
あの・・・わたし、よーく寝てたんですけど!!??


でもたたき起こされた今、風の音もひどくもう一度眠りにつくことは無理そうです(-_-;)
満場一致で夜中に引っ越しをすることに決まりました。
四駆の荷台に開いたままのテントを積み(飛んでいかないように中に荷物を入れて)出発しました。


小屋泊よりもテント泊にこだわるわたしは途中、風がない場所はないか窓を開けて何度か確かめましたが、稜線から下りても以前として風はかなりあります。そうこうしているうちに避難小屋に到着してしまいました。車から降りると、ここは全然風がありません。


いそいそと寝袋を小屋に持って入るOさんに「小屋の前にテント置いて寝るってのは?」と提案すると「はぁ?俺は隙間風のない小屋の中でマットレスのある快適なベッドで寝る」と言われ、また一緒に来てるのにソロテント泊が実現してしまいました( ̄▽ ̄;)
(少し前にもOさん親子が小屋泊、わたしはひとりでテント泊ということがあった)



翌朝。良く寝られました~💖


森林限界をほぼ越えた1900m台の地点になります。視界もほぼ開けていて気持ちの良い場所です。


Oさんはまだ寝ているのでひとり外で朝ご飯を食べ始めました。
半分以上食べ終わったところでOさんが起きてきました。


外は寒いと言われ(;^_^A 小屋内に移動しました。


ああ、そういえば長ズボンを忘れたと言ってました。
そりゃお山の朝は夏でも気温が低いのでちょっときついですね・・・


小屋内の写真を少し。

薪ストーブがもちろんあります。木のストックも。
今回は点けることはありませんでした。


食器類も揃っています。
ガス台はないけれど薪ストーブである程度調理することができます。


マットレス付きのベッド✨
左には予備のマットレスも置かれています。


さて、朝ご飯の片づけを済ませて放牧地に出発です。
この日は搾乳の後、放牧地の移動という大事な仕事が待っています。



お読みいただいてありがとうございました。

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